2008年10月08日
ピンチはチャンス

新しいサーバーのクラス6の検討は着々と進んでいて、早ければ11月からリリースされるようです。でもマーケティング的に問題が残っていますね。セットアップ費用を幾らにするのか、リプレースのときはどうするのか?管理費は据え置きか?なんて色々内部で議論しているんでしょうね。ま、島持ちではない私には無関係のことです。
さて、最近めっきりSLやリンデンラボを売るとかIPOするとかの話題が出なくなりましたね。確かに経済環境はこの1,2ヶ月で激変しています。RLがてんやわんやなので、バーチャルな夢にお金を出そうという人は少ないでしょう。それよりも金とか原油?
今回の金融危機は根が深いですね。そもそもお金が世界中で余っていた状態があって、更に日本がほとんど金利ゼロでお金を貸し出すことを続けていたために、欲に目が眩んだ人たちがお金を借りて、値段の上がりそうなものを見つけて次々に投資していったわけです。投資というより博打に近いでしょう。今もお金は余っているけど、銀行間ではお互いに疑心暗鬼になっていて、決済の資金も融通しないので、中央銀行が市場にお金を流して流動性をなんとか保っている状態なのね。
ファンド、投資銀行、こういった機関投資家は本質的に損をするメカニズムを持っています。それは彼らは「待つことが出来ない」ということなんです。人のお金を集めているので、何もしないと利益を出すことができません。だから個人なら今は魅力のある投資先はないわねって思って、何も買わないでいられるんですが、彼等は何かに投資して運用して値上がりを狙わないといけないんです。
だから、道端に落ちている牛のウンコでも他人が拾いそうにしていると、走って行ってその人より早く拾い上げて自分のものにしないといけないっていう焦燥感の虜になってしまうんです。冷静に考えれば牛のウンコでも、犬のウンコより珍しいし、それをもっと高く買ってくれる馬鹿を見つければいいんだって思うわけですね。
だから、常識的には考えられないようなことをやってしまいます。昔英国では見たこともない南の国の実態のない会社の株を買ってバブルが弾けて大損をした人がいました。South Sea Bubble事件といって、これが「バブル」ということばの起源です。オランダでは珍しいチューリップの球根をもとめて人々が争って投機しました。最盛期には球根1個で家が買えたそうです。ちょっと前の日本では土地やIT企業でしたね。
そのように、自分だけは利巧でうまくやれると思っている人が多くのお金を操作できるようになると、今回のようなバブルになるんです。アメリカではそういう人が多いので、長年に亙り虚構の上で宴会をやってきたんですね。そうやって牛のウンコを細切れにしてそれを混ぜた色んな料理にして売りさばいていたわけです。だから毒入り餃子やダンボール肉饅やメラミン入り乳製品の事件と何ら変りはないわけですね。
それが明らかになると今度は金だ、石油だ、トウモロコシだとなっているわけです。資本主義は資本を集積しないと始まらないのですが、集積しずぎるとその重さで自壊するメカニズムが働いてしまうのですね。宇宙物理学で一部の恒星が崩壊するメカニズムにも似ています。この辺りをちゃんと理論化している経済学者はいませんね。
英国はエイズと狂牛病、アメリカは戦争と金融工学、中国は毒入り食品と偽ブランド品で世界を悪くすることに貢献し、貢献し続けています。私たちはこういう態度だけ大きくて無責任な国や人々の無軌道な振る舞いから自分を守らないといけないんです。
私たちが持っているのは常識だけです。そしてそれで十分です。だから本当にお金を儲けたい人は普段はコツコツお金を貯めて、FXとか商品相場とか怪しげなものには投資しないで、今回のような10年から15年くらいに一度来る大暴落の底を確認して優良企業の株式を底値で仕入れるということですね。上がっていくのは時間が掛かりますが、10年で数倍というのも夢ではありません。
問題は素人がその底を見切れないということで、これは普段から机上で自分でシミュレーションをしておくしかないですね。自分なりの底入れサインを見つけておくんですね。まあ、学者も経済評論家もプロの相場師も間違うので、そんなに簡単ではないですが。ともかくその努力もしないで他人に「何が上がりますか?どうすれば絶対に儲かりますか?」って聞いて儲けようとしているのは、夜の犯罪都市を女性が裸で歩いているようなものです。
ということで、リンデンラボにとって投資の果実を収穫するにはいいタイミングではありません。今は魅力を増やして、新しいモデルで付加価値を向上させる時なのでしょうね。もちろん投売りは「成り行き」注文を出せばいつでも出来ますけど。
世の中ではお金は集まると碌な事がないといって金持ちを嫌ったり、蔑んだりしますが、金持ちでない人がお金を持つ方がもっと危ないのです。自分のお金はいいのですが、他人のお金を集めると本当に情けない顛末が待っています。金融機関、証券会社、保険会社、社会保険庁、そしてなんといっても政府、行政省庁、地方公共団体、各種社会保険制度です。法律を楯にとった泥棒といっていいでしょう。
これらの機関では自分だけは頭がいいと思っている人たちが人のお金を集めているので、必ず失敗して他者に大損をさせます。失敗しても平気な顔です。始めから猫糞を考えている人だっていっぱいいます。だって他人のお金なんだもん。そしてこう言いますね。「私たちは世の中の安全と発展に貢献しています。」まあ、「貢献」とか「ご奉仕」なんて言っているのは大抵は嘘です。
2008年09月29日
サーバー更新計画
SLの土地やその上での様々なアプリケーションを動かしているServerの更新が検討されています。現在の機器であるClass5からClass6になる訳ね。分かっている最大の変更点は32Bitから64Bitのシステムになるということです。実施は11月1日からメインランド用にリプレースが始まるものと観測されています。
Class4から5になるときには随分物議をかもしました。最初は取り替え料金US$150、管理料もUS$195から295に値上げされました。取替え料金はあとで無料になりましたけど。この間の色々な議論はこのブログでも取り上げました。ご興味のある方はこのブログの1/26~29の記事をご覧下さい。
ポイントはServerを新しくすることで何がよくなるのか、そしてそのために土地所有者が支払う管理費用は変化するのかですね。Serverが新しくなって得するのはリンデンラボです。だって消費電力が少なくなり、土地のアプリケーション処理能力も上がるので、より魅力的なものに変るからです。住民だってもっと沢山の人が自分の土地に入ることができるようになれば、商売やイベントをより大規模にできるし、複雑なスクリプトも走らせることができます。OpenspaceだってHeavy Useにできるでしょうね。
でも、もし前回のように管理費の値上げが決められたりすると、リターンのあるビジネスをやっている人以外はサーバーの乗り換えはしないでしょう。結果としてとても賑やかな土地とそうでない土地に分化してしまったりするかも。
今のところまだ何も詳細は明らかにされてないし、一般のSIMオーナーに通知がくるのはもっと先のことです。SIMに200人くらい入れるようになるといいですね。リンデンラボはどんなパッケージのオファーを出してくるんでしょうね?
2008年09月26日
商売の悩み
RLでは企業は消費者の動向をつかむために、様々な市場調査を行ったり、アンテナショップを出したりします。それくらい消費者の顔は見え難く、動向は予測し難いものなのですね。SLではそのようなマーケティング的な支援は得られませんね。少なくとも私のような小規模の製作者兼販売者ではそのようなサービスがあったとしても利用できません。買ってくれた人と直接話すというのも一つの手段ですが、個別の事情は分かっても、それで全体像を把握するというのは難しいでしょう。
ただ商品ラインを明確に「レトロ」に絞っているので、どういう人がどういう時にそのような商品が欲しくなるのかについては、想像はできます。例えば「レトロ街灯」を3つ纏めて買った人がいれば、それは自分のつくっているSIMとか土地のアクセサリーとして使うんだなって明快です。ほとんどすべての品目を一挙に買う人がいれば、それは街並み全体をレトロにしようとしているということが想像できます。
でも商品の売れ行きには波があって、集中して沢山売れるときとそうでないとき、同じ商品ばかりやたら売れるときがあります。「鯉のぼり」とか「カキ氷マシン」といった季節性のあるものは当然ですが、そうでないものは口コミで流行ってるのか、たまたまなのか分かりませんね。
店自体がアンテナショップみたいなものなので、本当は何がどうして売れたのかわからないといけないんだけど、サンプル数が少ないし、自分で自分の顧客層がキッチリ捉えられているのかというと自信はありません。
だからいろいろ考えて、いいもの作ったという手ごたえがあっても、売れるときもあるし、売れないときもあるんです。まあ、作ったものの7割以上は売れているので、ヒット率は悪くないと思うけど。これはというものが売れなかったりしますね。それからもちろん土地のトラフィックが落ちてしまえば売れなくなります。自分の店だけで土地のトラフィックを引っ張り上げるというのは無理ですね。それには今の3倍くらい、100アイテム位の商品が必要でしょう。
ということで、今日も自分の気に入ったもの、これは他の人もいいと思ってくれるんじゃないかと自分で思ったものを作るわけですね。売れれば認めてもらったようで嬉しいし、売れなかったら原因が分からないのでストレス感じます。場所が悪いのか、値段が高すぎるのか?デザインがよくないのか?なんて悩んだりします。ずーっと試行錯誤なのかしらね?
2008年09月16日
広告規制の詳細
メインランドでの広告規制についてさらに方針が明らかになりました。
(1) 個人でも、グループであっても50個を超える広告は認められません。
(2) 一つのRegionにつき広告は一つに限られます。
(3) 広告は地上に接していなければいけません。
(4) 地上8Mを超えるものは認められません。
(5) 回転するもの、点滅したり、パーティクル出すものは駄目です。
(6) 求められないのにIMやNotecardを与えてはいけません。
(7) 「明るさ全開」は構いませんが、自己発光するものは駄目です。
(8) 広告はファントム設定(通り抜け可)です。
(9) 内容は明確にPGのものに限られます。
(10)音を出すもの、一時的にRezされるものは禁止です。
(11) 立ち入り禁止の線はスイッチオフされていること。
その他に、広告をする者は広告を周囲の景観にフィットさせ、住民の意向を尊重しなければなりません。リンデンラボは自らの最終的な判断として、広告が条件を満たさないと判断される場合にはその撤去または修正を求めます。他のアカウントを所有してリンデンラボの許可なく合計50個の制限を超えて設置した場合には、規定の違反とみなし、撤去を求められます。
リンデンラボは土地取引を調査し、広告の目的が土地の強制的な買取を意図したものであると判断される場合はしかるべき処置を行います。
具体的判断の例
(1) 店舗の広告はこの規定の対象にはなりません。
(2) クラブやモールの建物の中にあって景観を損なわないものは対象外です。
(3) Ad Farmがなくなっても土地の細分化の問題は残りますが、これについては別途考慮します。土地の分割自体は合法です。
(4) この他、ある土地をドーナツ状に囲んでしまい、(壁で取り囲むなどの嫌がらせを行って)土地を買わせようとするような行為も訴えによって調査がなされ、判断されます。
(5) この他広告に関係ない様々なハラスメントに対しては個別に対処するので、リンデンラボに訴えて下さい。
詳細はリンデンブログを参照下さい。そこにはなぜ土地の細分化そのものを規制しないのかという質問に対する答えも載せてあります。ま、納得する答えではないけど、私と同じように考えている人もいるということがわかりました。メインランドの景観の改善に向けて具体的なルールと対処方法が決められていくのはとても嬉しいことです。
タグ :広告
2008年09月08日
広告よさようなら
懸案となっていたメインランドにおける広告の問題の取り扱いが決まりました。リンデンラボは10月1日以降、メインランドにおけるAd Farm の活動を更に規制することになりました。今後はリンデンラボと個別の契約を結ぶことでしか広告を出すことはできません。つまり、無名の人間として細分化された土地の上に見苦しい広告媒体を設置することは出来なくなったのです。
広告を止めさせるには、私の主張していたような土地の細分化を禁止することによっても可能ですが、それでも大きな広告を出せばいいのですから、こちらの方がいいのかもしれません。10月1日からというのは、個別にはさまざまな事情があるかもしれないので、自分の広告の合法性を主張する人はこのGrace Periodの間に交渉して判断してもらうことになります。
いずれにしてもメインランドが今よりずっとよい景観に生まれ変わりそうで、狭いながらも土地を持っている私としては期待が持てます。後は商業地や住宅街を分けるZoningですね。これも展開が楽しみです。
今回のことは以前のようにリンデンラボが一方的に処置を決めてしまわないで、時間を掛けてResidentsの意見を聞いて、実質的な解決策を出してきたところに意義があります。このようにして住みよいメインランドにすることで土地の価格が上がっていくというのが、正しい経済運営ですね。
2008年09月04日
$LART
Richard Minsky という人がリンデンラボのRosedaleやMitch Kapor を相手取って訴訟を起こしています。SLARTというSL内のスナップショットを加工してアートとして取り扱うジャンルがありますが、このトレードマークの権利を侵害したというものです。SLという文字自体はトレードマークとしては登録されていなかったので、彼は自分の作ったSLARTという言葉をRLで登録してしまったのですね。
訴訟での要求は今年の4月24日以降本件の決着が付くまでの間、1日US$1,000を支払えというものです。今だと14万ドルくらいですね。ART in SLって表現する分には問題にはならないのでしょう。
自分の商標を守ることに一生懸命だったリンデンラボも他者のトレードマークを侵害するということには無頓着だったわけで、足をすくわれた恰好です。で、お金は取りやすいところから取るというのが原則なので、今回の訴訟になったのでしょう。多分中国ではもうSLARTが勝手に商標登録されていることでしょうね。
私がこのブログにSLARTって書いていること自体は問題ないですね。例のNominative Use of Trademark というもので、引用している限りは問題ありません。RLではMinsky
が何度かリンデンラボと交渉を試みたようですが、無視されたのが発端のようです。リンデンラボとしてはSLの素晴らしさを訴える際の例としてSLARTは色んなところで紹介や引用しもらったりして、利益も得ているはずなのに図々しいと思ったのでしょう。こういう場合は先に登録してしまって、あなたもタダで使えますというようにするのが利口ですね。
これからは綺麗な絵をSLの中でみても素直には受け取れない感じ。$LARTなのかって思ったりして…… 多分今頃リンデンラボもMinskyがSLやリンデンの登録商標違反をやっていないかどうか必死で探していることでしょう。Massively の記事から感じたことを書きました。
2008年09月03日
新プロジェクト

リンデンラボでは現在新しいViewer の開発のためのImprudence と呼ばれるプロジェクトが進行中です。言葉の意味は「軽率」ということですので、変なネーミングです。「どうせ俺達は陰でそう呼ばれているだろ?」っていうのが真意です。いままでのViewerの革新プロジェクトは総じて進み具合はよくありませんでした。開発者達は技術的な色々な壁に突き当たる一方で、社内の息の詰まるような雰囲気や、新しいソフトに対する何重ものチェック体制に嫌気がさしていたとか。
新プロジェクトの目的はユーザにとってもっとViewerが使いやすくなることです。例えば膨大な持ち物の中から欲しいものがすぐ引っ張り出せるとか(私、1万2千アイテムを超えてしまいました)、JIRA(課題抽出とプロジェクト管理のためのソフトウェア)が使い易くなるとか、新人がもっと簡単に基礎的なメニューを活用できるとかですね。詳しくは下記のサイトをご覧下さい。
http://imprudenceviewer.org/
まあ、私たちユーザーとしては中途半端でバグの多いものを作られて、ログインができなかったり、買ったはずのものが消えてしまったり、頻繁にリログしなければいけなかったりというのは困りますね。そんなものなら今までの慣れたViewerの方がいいです。昨年から今年に掛けてのViewerの頻繁なバージョンアップとそれに伴うトラブルでは、リンデンラボには多くの批判が寄せられました。「ガキどもが面白半分に弄くりまわしたソフトでみんなが迷惑している。」っていう論調ね。でもユーザーの使い勝手が本当に向上し、目に映るものが美しくなるならそれはもちろん歓迎です。
人間というのはときどき作らなくてもいいものを作ってしまって、他者に迷惑をかけてしまったり、資源を無駄にしてしまいますね。生きている以上何もしないでお給料もらうわけにもいかないので、取り敢えず何かやろうとするわけです。大抵の場合は何もしない方がいい結果になるし、人間がそこに存在していることそのものが機会損失の原因になっていることが多いんです。教員が余っているのでどんどん大学作っちゃうとかね。
私の職場でもこんなことがありましたよ。仕事がないので10枚くらいのコピーを取るのを女の子3人で手分けするわけです。一人は原稿をガラス面に一枚ずつ置く係り、もう一人はその子に原稿を一枚ずつ手渡して終わった原稿を受け取る係り、最後の一人は緑のスタートボタンを押す係りなんです。私はそんな愚かなことはしたくないので、横で見ていて「あんた達は本当に馬鹿チンね。」っていう役目なんです。
人がいるとお仕事を配分しないといけないですが、1人でやった方が早いのに3人掛けているとか、分割したためにミスが多くなるとか、結局その人たちをどうやって使うのか考えている時間がもったいなくて、管理者が自分でやってしまった方が速くてパフォーマンスも高いっていう場合が多いですね。でも、この無駄の塊の中から何か新しいものが出てくることもあるので、一概に余計そうに見えるモノや人を排除してしまうわけにはいきません。
この辺は現在の人間の社会の不効率というか未熟なところですね。新しいViewer開発も実質的に私たちの役に立つものであることを祈っています。
タグ :ViewerImprudence
2008年09月02日
公式ブログ消滅?

私たちの貴重な情報源であったリンデンラボの公式ブログがなくなりそうです。最近目立って投稿数が減り、内容もつまらなくなっていました。他のブロガー達からも懸念が表明されていました。
要するに新しいCEO、Mark Kingdon になってから、今までのようにリンデンラボのスタッフが自由にブログを書くことができなくなったのか、何か規制されているような雰囲気がありました。私も読んでいて何かおかしいなあと思っていました。
今までは各人がかなり好きなことを書いていたので相互に矛盾したり、あとで訂正におおわらわになっていたことも多かったですね。でもその分内部の実態が漏れてきてそれなりに楽しめる内容でした。しかし、最近は当たり障りのない内容の告知が多かったですね。
何でもブログは10月一杯で、その後はForumという名の名称のものに代わるそうです。いわゆる発展的解消ですね。今までのように外野の無責任でヒステリックな書き込みはなくなるのでしょうか?
いままでものにだって欠点がないわけではないので、使い方によってはForumがユーザーの疑問や不満を正面から受け止めて長年の懸案を明確にしてくれることも期待できそうです。でも目的がそのような「振りをする」ことだったら、ユーザーのフラストレーションは解消されませんね。だから中身と運用の仕方が大事。私はもっと筆力のある専任ブロガーがいて、アバターとしてSLで生活するなかでいろんなことを数字の裏づけを持って伝えてくれるようなものにして欲しいんだけど。オフィシャルなコメントなんていくら聞かされても、裏読みされてしまって、無駄なエネルギーが使われてしまいますね。
2008年09月01日
私の8月
8月も終わったので、お店の売上を集計し分析してみました。( )内は先月です。
売上点数:156 (136)
売上金額:10,415 (8,860)
平均単価:L$67 (66)
売上がついに1万L$の大台に乗りました。他の数字も少しだけよくなっています。これはカキ氷マシンの売上減を予想して他のアイテムをいろいろ投入したこと、Azitoの夏祭りの屋台での販売が追加されたことも少なからず寄与しています。ただ今月は夏のアイテムが大幅に落ち込むと予想され、それを埋める新商品の数や、大型商品が不足しているので大幅減は確実でしょう。何か新しいことを考えないと。
場所別で比較すると
となり、上位2店でほとんどを占めています。また、HS店は撤収済み、Remo夏祭り期間のみなので間もなく撤収です。商品別のベスト5(点数ベース)は
①すだれ 16
②秋刀魚と七輪 12
③ホーロー看板 12
④風鈴 12
⑤レトロ扇風機 11
です。
以上とは別にフリーアイテムが沢山出ました。これは主としてAzitoの夏祭り会場にフリーの5アイテムを設置したことに原因しています。
出荷数 333 (うちAzito312)
内訳 15-1プリムオブジェクト 3
熱い思いを貴方に 26
カキ氷 82
デカ蛇口 58
安っぽい透け透けパンティ 76
アウトドア・ランタン 63
タイヤ 24
その他 1
タイヤは1人で8本も持っていった人がいました。「熱い思い」は最初の1週間ほどは手違いでGetできる状態になっていなかったので、本当はもっと出ていたと思います。それからみんなが「安っぽい透け透けパンティー」がとっても好きだということが良く分かりました。安っぽくないのも作ってみようかしら? 実は別アカ用には色々つくっているんですが、これは色んな意味で奥の深い商品です。1プリムオブジェクトは一ヶ所に設置してあるだけなので少ないのですね。「その他」が1ありますが、これは「月見空間」を設置している間に一つタダで持って行かれたものです。別に悪気はなかったのでしょうけど、今後は気をつけましょう。
今月はAzito店の一部リニューアルを行い、オートベンダーや動画モニターを設置する予定です。秋・冬アイテムも新開発しないといけませんね。いつまでも「レトロ」路線で行けるのかどうかも悩ましいところです。じつは昨日「女店員チャット」という名のお店で働く店員さんのチャットをボールにしたのを売り出しました。「只今在庫を切らしております。」、「またのお越しをお待ちしています。」といった音声が出てきます。これはレトロ商品とはいえませんね。そのうちご紹介しましょう。今月はお家賃も増えるので、なかなか厳しい月になりそうです。なんとか黒字は維持したいと思います。
タグ :業績
2008年08月29日
ちょっと早いけど

8月はまだ終わっていませんが、昨日私のお店の売上状況をざっと見てみました。というのは、9月からAzitoのお店のお隣のスペースも借りることになったからです。今までプリムが少なくて店名の看板も掲げられなかったけど、これを機に考えましょう。でも一方でコストが2倍になるので、果たして利益がでるのか心配になったんです。
というのも、お隣の敷地はお隣の人のものなのに、その人からOKをもらって私のお店の商品を展示してあるからです。つまり、事実上既に広くなっていて、そのコストを今まで負担していなかったのを、本来の形にして負担するということになったからです。
その土地のオーナーはShuchan Junさんですが、事情があって長い間SLにInできないため、ご親切にも私をグループにいれて私の商品の展示を許可してくれたんですね。そのオーナーさんの賃貸期間も8月一杯で切れて、幸いなことに私が引き継ぐことができるようになりました。永いことありがとうございました。ご本人にもIM入れますが、この場を借りて御礼を申し上げます。
で、果たして経営的に大丈夫なのかということですが、7月の売上が浅草も合わせてL$9000たらずで、8月はこれとほぼ同等のレベルまで来ています。そうすると外見上は問題ないんですが、実際にはトータルは同じでもその中身には消長があるんです。
例えば7月は「カキ氷マシン」が14台くらい売れてこれが稼ぎ頭になっていましたが、さすがにお盆以降は売れ行きが落ちて、まだ10台を超えていません。それは予測できていたので、「流し素麺セット」と「月見空間」を新たに投入して、これが5台ほど売れてカキ氷マシンの落ち込みをカバーしました。さらに「レトロ檜風呂」と「エアコン室外機」が思ったより売れて、完全に先月のレベルにまで回復したんですね。
お家賃が月に合計L$3000となりました。だから利益は文句なく出るんですが、このL$3000を常に維持していくというのは大変でしょうね。商品単価は安いので、もっといろんな商品を投入していかないといけません。秋って世の中ではいろんなイベントがあって、自然も稔り豊かないい季節なんですが、景観商品ということになると意外に商品化するのは難しいと感じています。
何かまるでRLの商売と同じですね。RLの雑貨店の商店主さんなんかも、こんな風にそれなりに心を砕いて頑張っているのかなって思いました。お友達に言わせると、RLの時間使ってそういうチマチマしたことをわざわざやっているのはおかしいということですが。まあ、商売の原則はRLでもSLでも同じということが確認できたみたいです。つまり小さな商売は新商品の投入等の手数が大事、大きなビジネスはモデルやフォーマットとが大事ということです。季節変動もちゃんと考慮に入れて、消費者の気持ちになってみることがポイントなのね。当面は「あそこに行けば何か新しいものがある」お店というイメージを維持していこうと思ってます。
タグ :拡張
2008年08月28日
プレアカの減少
久しぶりにSLの経済の統計をのぞいて見ました。これは公式ブログのEconomy Statisticsのところを開けば見ることができます。結論からいうと経済は拡大していて、土地もどんどん増えています。でも夏休みももう終わるので、経済の数字は多少悪化するでしょうね。
土地は全体で17億1千4百万平米に拡大し、そのうちメインランドは13%の2億2千3百万平米にすぎません。土地の値段を下げるというリンデンラボのマーケティング戦略は成功したというべきでしょう。もちろんそれは既存の土地所有者の大きな犠牲の上に成り立っています。
全体として問題は特にないように見えますが、強いて言うならConcurrentなログイン人数が7万人を超えることがないまま停滞していること、これは土地面積の増大と比較してみると少し変です。恐らく定着してきた層が沢山の時間を使い、土地を買って非常にヘビーなユーザーへと変身してきたのでしょう。
もう一つは最初に掲げたように、プレミアムアカウント数の減少に歯止めが掛からないことです。リンデンラボはプレミアムアカウントから概算で年間7億円以上の収入を得ています。しかし、プレミアムアカウントの特権というものがほとんどなくなった現状では、止む終えないことかもしれません。メインランドに土地を512平米だけは管理費タダで持てるということだけですからね。
Botsがどうのこうのと裏読みをすることはできますが、決定的な証拠がないので憶測を積み重ねてもあまり意味はないでしょう。経済統計というのは言うまでもなく全体の数字の推移ですから、それに自分がどう関係しているのかなんて全くわかりません。お店が黒字化してリンデンドルのフローがプラスになった人たちの末端に私もいるんですが、そういう数字を見ても全く実感が湧きませんね。むしろ今月もアップロードチャージをL$700くらい払ってしまったとか、結構長いことリンデンドルって買っていないわ、というのが実感できることで、このレベルでの変化しかわからないのです。でもお家賃を纏めて払うと、あっという間にキャッシュは底をついてしまいます。
タグ :プレアカ
2008年08月27日
私たちはどこへ?

私たち日本人ってRLでもSLでもかなりお気楽で、大抵のことはその場になるまで考えてないし、けっこう諦らめがいいですね。オリンピックで金メダル採った人はそうではないと思うけど。
だからSLでもこの先どうなるかっていうことを心配する人なんて少ないですね。何を心配すればいいのか分からないし、心配したからといって対策ができるわけでもないし、そもそも遊びなんだから、駄目になったらなったで別のとこに行ったり、別のことやればいいのよ、何て具合にね。
私たちは長い間言葉を始めとする文化の壁と周辺の大きな海が私たちを守ってくれたお蔭で、災難は時たまあるけど、それはやがて去っていくと思っているんです。
さて、どんどん出てくる新しいSNSは、何でもありますという百貨店やスーパーのようなSLに対抗して、色んな工夫やフォーカスで独自性を高めようとしてますね。でも、これも含めてSL他の3D・SNSってどこに行くのか?将来何と融合して、社会のなかでどんな位置を占めるのか?ということが外国では気になっているんです。でもそんなことに言及する日本のSL専門家はいないですね。これってオリンピックで誰も傷つけないように、お仕事なくならないように、適当なことしかしゃべらなかったスポーツ評論家とか解説者と良く似てますね。SNSだって結局日本では村社会的に使われてしまうのかしら?
技術や情報には詳しいけど、将来はこの方向に進むとか、この点を革新していかないとSLは危ないとかいう人がいないわけ。これは欧米から見ると、「考えていないか、頭が悪いかだ。」ということになります。あ、両方でもいいですけどね。
で、リンデンラボはまるで全てのユーザーや評論家が日本人であるかのように、自分の考えを明らかにしないんです。今までにないチャレンジしてるんだから、あんまり深刻に考えないでよ、っていうことですね。
例えばいったいどの層の顧客をターゲットにしているのかすら明らかにされていません。追及されれば「全ての人間です、PCの操作が可能ならイルカやオウムやチンパンジーでもいいですよ~。」って言うでしょうね。ということで実績からいうとアメリカでのベビーブーマー(1940年~60年生まれの世代)の後の方の世代と、その後のジェネレーションX(1960~80年生まれ)と呼ばれる世代の前半くらいですね。つまり30歳から60歳くらいというところがメインのユーザー層なんです。
ライプチヒ大学で11歳から22歳までの被験者にSLを見せたところ、彼等はほとんど関心を示さなかったそうです。彼等が通常慣れ親しんでいるゲームやアニメの世界からすると刺激が少ないんですね。「リアル」の意味が違えば、「仮想」の意味も変わらざるを得ません。だからこの世代が成長してくるにつれSNSも今とは違う内容になっていくのかもしれない。
あるいは遊びからビジネスが始まるように、SNSもビジネス社会に組み込まれて、当たり前の面白くもない世界になっていくのかもしれませんね。昔の人は新幹線や飛行機に乗るのにもワクワクしたそうだから、それと同じにまるでEメールを見るように欠伸をしながらSLをするということになるのかしら?
それも含めて自分達で考えて、自分達でつくるのがSLの世界でしょって言われると反論もあまりできない。とりあえず何か新しいものを作って市場の反応を見るというのが今の私にできることですね。
2008年08月26日
売ることの難しさ
ものづくりの結果を自分で楽しんでいる分には何の問題もありません。多少扱い難くても、面倒でも、手抜きがあっても、見てくれが悪くても、自分でつくったものだから要領は分かっているし、ダメなとこも許せてしまえますね。
ところがこれが商品ということにそうはいきません。複雑な設定を必要とするものなんかいくらノートカードで説明してもトラブルのもとです。可動部分があると、それをリンクするわけにもいかず、かといって失くされてしまう恐れもあり販売者としては気を使います。部品によってコピーや修正が出来るようになっていた方がいいものもあるでしょう。
例えば「流しそうめん」では最初はプリム製の湯掻かれた素麺玉が樋の中を流れていくように、素麺玉にツアーライドの設定をして問題なく動かしていました。でもこれは自分の敷地で幾らでも再設定できるからいいので、購入者が新たに自分の土地の座標を拾って設定していくのって、出来るかもしれないけど面倒なんです。使っていたのはトレインのスクリプトで、移動させるプリムを少しずつ動かしながらプリム自体に場所を覚えこませていくという方法でした。
いずれにしてもものの移動は普通は土地の座標を検出してやっているので、それではないオブジェクトの位置を検出して動くようにしないといけません。ま、これは私が関数をしらないだけなのでしょうけど。
昨日売り出した「秋の音」のボールは修正可にしてあって購入者がボールの色や大きさを変えられるようになっています。「月見空間」の山は購入者の土地に合わせて修正できるようになっていますが、大きさを変えるとテクスチャーがずれてしまうので、その修正ができることが前提になっています。でも中にはやり方がわからない人がいるかもしれません。
そういう気遣いが必要な一方で、自分の作品を見ると細部はかなりいい加減だなって思えるところもありますね。でもこれも製作者の独りよがりの部分があって、必要以上に部分的に細かかったり、プリム使ったりしていることもあります。外国のものはこのあたりのバランスがよくて、細かいものは徹底して細かくつくってあり、単純なものは思いっきりザックリと作ってあって、それはそれでバランスがとれています。
そういうものと比較すると自分はまだ素人臭さが抜けないなって思います。本当に丁寧につくってあって、それを感じさせないシンプルなデザインのものって少ないですね。蚊遣りブタとか、消火栓、レトロ街灯、レトロ扇風機あたりでしょうか。
既存のありふれたもの、例えば服とか、タトゥーとか、ポーズとか、そんな標準化された使い方のものは問題はありませんが、今までにない全くあたらしい発想のものだと、購入者にそれを分かってもらうのが大変ですね。文章では限界があるので、実物を展示して動かすというのがいいでしょう。そうしないと自分で振動する「エアコン室外機」なんて全く想像できないし、カキ氷マシンだって説明では限界がありますね。
Azitoでは9月以降お店を拡張できそうな感じなので、このあたりを踏まえて映像による展示、紙芝居方式のベンダーなんかの設置も検討してみたいと思います。商品によってどういうプロモーションがいいのか、ちょとずつ異なってくると思いますが、それも店舗経営のノウハウのお勉強ですね。
お話変りますが、最近機械をつかってブログに猥褻な書き込みをする手合がまた出てきましたので、当面ご意見は掲載前に承認のプロセスが入るように設定してあります、悪しからず。
2008年08月22日
撤退は厳しく

お店出しませんかって言われることはけっこうありますね。お祭りの屋台なんかの一時的なものから、モール形式のお家賃払うところまであります。お祭りの屋台は基本的には出品は無料なので、フリーアイテムを幾つかつけて賑やかにするとともに、販売用のアイテムも置きます。今、夏祭り用に2箇所の屋台に出品しています。そのうちAzitoの夏祭り用には5つのフリーアイテムを出していて、一週間でフリーが180個出ました。有料のものもそこそこ売れてます。
問題はお家賃払って店を置く場合ですね。お家賃は安そうに見えても確実に出て行くので、商品が売れないとすぐに赤字が積み上がってしまいます。だから試験的に出店して、お家賃をカバーできないか、トントンだと閉店することにしています。以前懸賞で江東区にブースを出す権利を貰って6週間ほど無料で場所を使わせてもらいましたが、レトロ扇風機1台しか売れず、撤退しました。同時期にAzito店や浅草店ではちゃんと売れているので商品の魅力がないということではないでしょうね。
基本的には私の商品は景観商品なので、実際に見てもらわないと買う人にイメージが湧かないものが多いです。だからプリム使って展示をする形で販売しています。小さなブースだとそれが出来ないので売れないのね。それから商品自体がそもそもAzitoという特殊なSimに合わせて作ってきたので、昭和レトロの街並みの中で売るにはぴったりなんですが、太陽の降り注ぐビーチとか、ヨーロッパのシックな街並みとか、現代的なモールにはあまりフィットしません。その意味ではAzitoや浅草という場所が合っているんです。
きのうも残念ながら依頼があって出店していた場所から撤退しました。4週間のうちに買ってくれた人は1人だけで、アイテムは3つでした。これではとてもお家賃は賄えないので止むを得ません。土地のオーナーさんには申し訳ないけど、商品は作るのにもテクスチャーや、スカルプ、音のアップロード代とか有料のアニメや音声などでコストが掛かっているので、それで赤字を出しているというのは製作者兼経営者としては失格になってしまいます。
もちろんRLの時間を使って作っている段階で既に赤字ですが、ビジネスという設定で始めた以上、最小限の目標を置いておかないと自律性がなくなってしまいますね。そもそも出店の方はお得意様に要請されてというナマクラなパターンが多いので、退店の場合は厳しく判断することになるんです。
2008年08月21日
知らないところで

Tateru Nino って女性だったんですね。Prokofy Neva のブログでNino はShe と表現されていました。私はずっと男性だと思っていました。確かにアバターは女性ですね。ちょっと堅苦しい30代女性の見かけです。でもアバターやブロガーの性別を云々するってあまり意味ないです。
さて、彼女がSL以外のGrid の使い道についてブログで書いてました。まず現在私たちが使っているSLのGridからTPによって新たなGridに移動できることの狙いあるいは意味は何でしょうか? 私たちは単にSL以外の第三者が受益者となってアバターにとっての新たな活躍の場ができるって思いますね。でもそのときリンデンラボにはどんなメリットがあるのでしょうか?
結論から言うと少なくともリンデンラボが考えている第三者のGridというのは名もない個人が経営するものではなくて、飽くまでも大企業によって運営されるものなんです。では企業にとってSL 内のSimではなくて自分のGridを持つ意味はどこにあるのでしょうか?わざわざFirewallの外にそういうものを作る意味は何なのかですね。
以前IBMはSL に膨大な投資をしてビジネスの可能性を探っていた時期があり、それがあまり見出せないことから一転して社内Gridの構築に動き始めたのが07年の後半です。でも、これだと社内の人間がアバターになって会議しているだけで、付加価値は低いんです。外との情報交換が必要です。というわけで再度IBMはリンデンラボに接近して社内Gridでもない、SLGridでもない第三のOpenGridを選択したんですね。
このGridのメリットは既に私が指摘したプアなTPに関係しています。アバターがTPすると名前も見掛けも変り、お金もインベントリーも持ち込めないし、何もRezできないっていう状況ですね。もうこれはTPとは呼べない。でもこの欠点がメリットに転換されるんです。
安全で清潔で静かな世界、ビジネスの目的だけに捧げられた効率的なGrid、そんなものを企業は望んでいるんです。だからそこにはMatureなSimから卑猥なことばや動作で周りを呆れさせるようなアバターは入ってこれません。例のプアなTPシステムがフィルターの役割を果たすわけです。入って来た後で変身しようとしてもボタン一つで消滅させられちゃいます。
清浄な環境の中で教育やマーケティングや情報交換が行われる3Dの空間、淡々と作業の目的が達成され、成果が伝達されていく空間、それに必要な能力のあるアバターだけが存在を許される場所なんですね。そのような世界とアプリケーションこそが3DSNSの次世代の姿だとリンデンラボは考えているわけです。そしてそれはIBMにとっても紛れもない情報システムサービスの一つのオプションになるのです。
でもお仕事ということになると、ご飯食べないといけないので、必死で無理をしたり面白くもない作業を繰り返したり、無茶振りを我慢したりしないといけないですね。それって単にRL。ちっとも楽しくないような……。
私たちが蠢いているSLGridとは別のこんな世界が知らないうちに増殖していくんでしょうね。
2008年08月12日
公的地上げ
リンデンラボにより何週間か前に発表されたメインランドの土地のゾーニング(用途区分)と広告に関する新ルール策定への動きですが、一向に具体化しないのでTateru Ninoがブログで批判しています。
彼は去年のギャンブルの禁止措置が対象となる施設の数が多くないにも拘らず、なかなか徹底できなかったことを指摘しています。つまりそれよりももっと多くの対象地域があるゾーニングや広告の問題では、実際にルールの改正を執行して違反を取り締まるマンパワーがないのではないかということですね。それからどういう広告が対象となるのかもいまだはっきりしないことも批判しています。
でも、RLでも駐車違反やスリが全部捕まっているわけではないですね。だけど多くの人は捕まる可能性があれば、悪いことには手を染めないものです。問題の本質はマンパワーにあるのではなくて、土地の最低取引単位を低いままにしてあることです。これはRLでも同じなんですが、人間やアバターがやっと立てる位の「経済性」のない大きさにまで分割できるということが諸悪の根源なんです。
アバターを好きなときに理由なしにBanすることは平気なんですから、細切れになった土地はどんどん市場価格を払って没収して、公的地上げをやればいいんです。これによって土地を集約して、今後土地の最低売買単位を512平米くらいにしてしまう。それに加えて取引単価の上限を市場実勢の1.5倍位に抑えてしまい、違反者はBanするということにすればもっとすっきりするでしょう。土地売却用の割安なクラシファイド広告の仕組みをつくるのもいいかもしれません。
今の事態はリンデンラボが土地の取引を盛んにして、見掛けの単価を増加させるために土地の細分化を認めていることにより引き起こされたものです。ライブドアが100倍の株式分割を繰り返したのに似てますね。それによってSimやメインランドへの「土地投機」を煽った面があります。投資家は幾らでも増やせるものに投資するなんて常識ではおかしいのに、最後は自分よりもっとぼんやりした愚図を見つければいいのだという発想で結果としてリンデンの意図に乗せられたという面があります。欲と二人連れならなんでもやってしまうのが人間。今回の一方的なSimの値下げに伴う土地価格の低下で悲惨な目に遭った人もいますね。
広告看板の大きさの上限と、回転しないとか、パーティクル出さないとか条件を決めてしまえば済むことを、時間掛けて悩んでいるのは、真面目なのかもっと欲深いことを考えているのか分かりませんね。広告を出す権利だけ分離して売買できるマーケットなんか作ったりしてね。そんなことでなく、本当に暮らしよい美しい景観をつくりたいならすぐやれることです。
2008年08月06日
土地の再開発

リンデンラボが漸くメインランドの再開発に手をつけるようです。不動産担当のJack Lindenが公式ブログで、近い将来に行われる住民の集会に向けて意見をまとめておくように求めています。
メインランドは03年に327regionしかなかったものが、今では5000region,327平方キロメートルに拡大しています。端から端まで突き切るのには、800マイルも飛ばないといけません。地中海のマルタ島より大きくなったんだって。
でも、今年のバレンタインデーの前に私が指摘したように、当事のメインランドの現状は「掃き溜め」と呼ぶに相応しいものでした。詳しくはこのブログの2月15日の「広告規制発動」という記事をご覧下さい。そのような誰も住みたくないような荒んだ景観は、バレンタインの広告規制で一応は緩和されたんですが、根本問題が解決されていないので見かけも人気も回復しないままに放置されていました。
その問題とは所有者が幾らでも土地を細分化できてしまうということです。RLでもこのようなことを認めてしまうと、景観はどんどん悪化していきます。日本でも田園調布駅の近くに鉛筆みたいな建物が建ってしまっていますね。相続税が払えないので分筆して売ると高く売れるということが原因です。

SLではRLよりもさらに細かく区分けされて、アバターが漸く立てるくらいの広さくらいまで分けられてしまいます。で、こんなに小さな区画が何の役に立つのかというと「広告」です。普通の広告ではなくて、ケバケバしい回転看板が「この土地を買いませんか」と四六時中勧誘してくるわけです。つまり強請りたかりの一種なんですね。隣人に対し落ち着いた景観が欲しければこの土地を10倍の値段で買えということです。リンデンの広告規制はこの土地の区画の問題をそのままにして、市場価格を大幅に超えて土地買取を要求する不快な広告だけを規制するものだったので、効果が限定的だったわけです。
今回リンデンラボが考えているのはゾーニング(Zoning)と呼ばれる方式でRLでは一般的ですね。ネットコンテンツなどにも援用されています。普通は空間をPublic Zone, Private Zone, Service Zoneに分けて街づくりをするのですが、リンデンラボはResidential Area とCommercial Areaに分けるようです。実質的な違いはないでしょう。
これはいい考えだと思いますが、ただ分けるだけではなくて、住宅街には歩道や街路樹や公園が欲しいですね。それがなくてただ2分割するだけなら魅力ある街にはならないでしょう。9月末には何らかの方向が打ち出される模様です。
最近リンデンラボは以前より住民の意見を取り入れてSLを変えていこうという姿勢が見られるようになりました。これはいいことですね。ブログでも大方は歓迎しています。
思い出しましたが私は「メインランドの景観改善に着手するのはリンデンがSLを売りたくなったときだ」と以前のブログでは書いてましたね。女性と同じでお化粧するというわけです。
2008年08月04日
Opensimの認知
リンデンブログにIBMとリンデンブログのコラボの結果としてSLからIBMのつくったOpenGridにTPできることになったことが発表されていました。逆もできるんでしょうね。でも制約は多いです。例えばお金や持ち物は持っていけません。服やその他の装着物も駄目です。貴方がその新しいGridにある、とあるSimに到着したときに発見するのは、見慣れたあなたではなくてRuth(ルース)という名のハダカの女性アバターです。
でもこれってTPといえるでしょうか?明らかにアバターの同一性は失われています。別にTPしないでもそのGridに独自に登録したのと変わりないですね。
さてIBMとリンデンラボの輝かしくも麗しいコラボの成果であるこの現象は、すでに07年の6月にはDeepGridにより達成されています。このあたりの詳しいお話は私が6月14日に取り上げた「新しい世界へ」という記事をご覧下さい。ここではDanton Sidewaysさんが複数のOpenGridを探検する話が載っていて、そこでも無一物のRuthになった自分というものが登場しています。違いがあるとすれば、IBMのGridは不毛の大地ではなくて、整地されて草が植わっていることと、いろんな手続きなしにSLからIBMのGridにTP(?)できるということでしょうね。(本当かしら?)
意義としては、リンデンラボはもうSLが単独で存在し続けることはできないということを結果的に認めたということ、実際は厭々ながらなんだけど、いかにも時代を積極的にリードしているかのように言ってますけど。Grid間の移動が可能になるとリンデンラボのビジネスモデルが壊れてしまうのではないかという心配がありましたが、この分では当分大丈夫ですね。
2008年08月01日
私の7月

さて、SLで1千万円儲けた人とか、月に20万円儲けた人のお話の後としては、とってもみすぼらしいお話ですが、私のお店の過去1ヶ月の売上を纏めてみました。正確には6/30から7/30までです。
売れたアイテム数:136
その売上:L$8,860
平均単価:L$65 (安いです)
これとは別にフリーアイテムの出荷
カキ氷とアニメ:36
「安っぽい透け透けパンティ」:16
その他:1
まあ、お家賃は十分に出ていますね。
主な売れ筋は
①ホーロー看板 18枚
②カキ氷マシン 14台
③レトロ扇風機 11台 等です。これだけで数量ベースで32%に達します。
売れた品目数は24でコンスタントに出ているといえるでしょう。全く売れていないのはタイヤ単体と「何でもポール」です。これは奇しくも小物製造第1号と第2号です。商品寿命が尽きたということでしょう。
数量ベースで77%がAzito(JOB)Simでの売上です。浅草は18%、その他は5%です。
コストとしてはこの間にお家賃を$1,500+70(寄付)と、アップロードチャージにL$770掛かっています。ほとんどが製作用のテクスチャーと、スカルプテクスチャー、ビルトイン用の音声なんかです。コストには浅草Sim用の屋形船製作費といった非売品のためのものも紛れ込んでいます。
当たり前ですが、基本的に一人でやってます。小物を作り始めてから4ヶ月経ちました。SLをちょっとだけ面白くできているのではないかなって自画自賛してます。こんな実態ですね。
2008年07月31日
月20万円稼ぐ人

昨日はものづくりの後で久しぶりにお友達と深夜にお喋りをして色んな事を教えてもらいました。
私は以前からSLの中で商売してても儲からないって言ってましたが、なんとある人はRLの生活費の半額くらいはSLで稼いでいるんですって。ガ~ン!
何をしているかというと、売れそうなものをどんどん仕入れてきてお店に並べるというただそれだけだそうです。で、お店を沢山持っている。つまり、私みたいにものづくりで一喜一憂しながら時間遣ったりしないで、ひたすら人の作った売れそうなものを物色してるんですね。専門のクリエーターも何人か抱えているみたいとか。
う~ん、一瞬羨ましいと思ったけど、これってRLの商人と同じですね。そうかー。SLでの儲け方なんて型にはまったこと考えてるからだめなのね。つまり、不動産屋さんでもそうですが、ベーシックなアイテムを淡々と供給する。RLでうまくいっていることをそのまま真似る。ものづくりの喜びなんてどうでもいいんですね。ものづくりで楽しんで、その上ビジネスで儲けようなどというのが厚かましくて、どっち付かずだったんです。
これってRLと同じ構図ですね。作るひとは面白さとか、チャレンジとか満足とか、思い入れがあるんだけど、それで儲けるのは安く仕入れて高く売る人なんです。でも何か詰まらない。それならRLで雑貨屋さんでもやればいいんですよね。何のためにSLやっているのか分からないし。
ポイントは徹するということ。一つ一つのアイテムが自分の趣味に合うとか合わないとかはどうでもよくて、そこそこのものを沢山揃えるということ。次に、面で抑えるということ。日本だけにこだわっていてはだめなのね。それからRLのベーシックを真似るということ。RLにあり、面白みはないけどSLでも必要とされるものを見つけるということですね。それを臆面もなく追求して、商人になりきるということ。売ったものは忘れる。私みたいにアフターサービスまでやっているのは馬鹿ということになります。
でも、そんな風にしてうまくいくのは初期の物不足の時代でしょうね。今みたいに商品の質を問題にされるようになると、やはり専門店が有利になって雑貨的量販みたいな商売は利幅を下げざるをえなくなるでしょう。それでも数で勝負かしら?
で、月20万円というのが微妙ですね。お小遣いとしては十分だけど、RLの仕事を止めるわけにはいかないし。この20万~25万円というのが他のビジネスでも分水嶺なんですね。例えばパチプロは平均すればこの程度で、家族は養えないし厚生年金もないので、だんだんジリ貧になるんだって。時間と体使っているんだし。これも食い扶持稼ぎということになると味気ないでしょうね。TVで華々しく月収150万円とか言っていても、病気もするし、負けるときもあるので均すとこんなものだとか。仮に生活費の全部をそういう所得で賄えたとしても、人生誤ってしまいますね。だから、本書いたりTVに出たりするわけだけど。
まあ、反省としてはビジネスがどうのと偉そうなことをブログで書いてますが、私は素人だということでした。素人が面白がって色んなものつくって、気に入った人が買ってくれたら喜んでいるということです。で、プロの商売人になりたいかって?あははは。そんな味気ないことはやりたくないですね。でも、とっても参考になりました。そういう道もあるんだな~って。今更だけど私は趣味でやっているのねって自覚できたわけ。
やっぱりSLならではのビジネスっていうのを編み出すのが夢があっていいです。まだ誰も見つけていないけど。

