2008年03月31日
仮想世界の神話(その3)
三番目は「人々は仮想世界では現実とは異なった振る舞いをする。」というものです。メディアは仮想世界の「匿名性」を根拠に、仮想世界のプレーヤーは現実では思いもよらなかったような言動をとると決め付けています。ただ、この思い込みが他の様々な思い込みと違うのは、当のプレイヤーである私たち自身がそのように発言していることです。つまり、「私はRLとは全く違った人間になりたいし、違うことをやってみたいのでSLをやっているのよ。」って公言してることが多いんですね。実は私もその一人です。
そうして、半年もSLをうろついていると、先輩顔をして初心者にこう言ったりするんですね。「気をつけなさいよ、アバターの背後には全然違う性格の人間がいるんだから」って。何かいかにも本当らしい忠告なんですが、では何に気をつければよいのかはよくわからないんです。
でも仮想世界のなかでは私たちはRLとかなり似通った考えや行動をしていることが観察されています。私自身も違う人間を演じているように思っても、実際はRLよりもさらに尖鋭的に本音が出てきてしまっています。以前にも書いたけど、RLにはいろんなしがらみや制限があって、私たちは本音で生きているわけではないんです。でもSLでは嫌なことは避けることができるし、やりたいことをやりたい時にやりたいだけできるんですからね。初心者の段階を過ぎれば、かなり気ままに生きていくことができるんです。
広告代理店なんかも、SLでのインタビューはRLでのそれよりも、より率直に本音の答えが、沢山のアバターから得られると感じています。この点ではマーケティング・リサーチに関したビジネスがもっとSLの中で伸びてもよさそうだけど、まあ、インターネットでもいいのかもしれない。ただ、SLの中に入ってまでRLのTVの番組や広告の好き嫌いについて手紙を書いたりはしないだろうけど、SLの中のことについてならいろいろ言うでしょうね。「いったい何がしたいのこの広告は!RLのものをSLで売ってどうすんのよ。RLと同じCMじゃないの、手抜きしないでよー。」なんて。
2008年03月30日
仮想世界の神話(その2)
一般の人がSLを始めとする仮想世界に持っている偏見について述べています。二つ目の「神話}は「ユーザーは何がリアルか分ってない。」ということです。
新聞や雑誌では「SLをやっている人は現実の社会からは疎外されている。」という論調が見られることがあります。もっとはっきり表現してある場合は、「現実からの逃避場所がSLだ。」となります。
その人たちはSLをやることが、アルコールを飲んだりドラッグでハイになったする、あるいは映画を見たり小説を読んでいるときのように、ユーザーは取り敢えず「これはリアルじゃないんじゃないか」っていう違和感や不信感を棚上げにしておいて、ゆがんだ現実認識に身をゆだねているんだと考えているようです。彼等は仮想世界も同じように私たちに夢をみさせる効果があると思っているのね。
でも、私たちSLを始めとする仮想世界のユーザーは、ログインすれば今、意図して夢をみているんだと自覚しているし、何が現実で何がそうでないか、その違いをはっきりと認識しながらプレイしているんです。
このような世間の誤った認識も、やはり実際に評論する人が仮想世界を体験することなしに、自分たちの作り上げた「仮想」のイメージに基づいて思いついたことを垂れ流してるということが原因でしょう。
タグ :神話
2008年03月29日
仮想世界の神話
昨日の外国の新聞記事のように真偽を確かめないまま思い込みを記事にしてしまうマスコミは後を絶ちません。もちろん私のこのブログだって全ての情報を発信源まで遡って確かめているわけではないけど、それでも論理的におかしなもの、マグニチュード(絶対数の大きさ)がおかしいものは、別のソースから裏を取っています。
マグニチュードってどういうことかというと、例えば私がアメリカに住んでいた頃、ケーブルTVで毎日のように第二次世界大戦の記録映画が流されているんですが、(アメリカはJapan Empireに勝ってそこを占領したのが今でもとってもご自慢なんです。)、そんな番組である日、中国の反日暴動に関連してコメンテーターが「日本は南京で3千万人を虐殺した。」と発言していました。
その場にいた人は誰も反論しなかったけど、この数字ってありえないですよね。南京の人口ってそんなにいなかった筈だし、そんなことしていたら本来の戦闘ができなくなります。議論のポイントは虐殺はあったかなかったかなんですが、マグニチュードを押さえておくという観点からは、コメンテーターの主張は虚偽であるということがすぐ分ります。悲しいのは日本政府のPR不足でアメリカ人の誰もこの誤りに突っ込みを入れる人がいないことね。これは今でも変わってないと思うの。
SLを始めとする仮想世界に関しても沢山の誤解や思い込みがあるんです。去年の9月にProximity Londonっていう有名な英国のITマーケティングのコンサル会社の、John Urpethっていうリサーチャーが、あるコンファレンスで4,000人にインタビューをした結果を発表してます。それによって明らかになったのは、世間の人はSLを始めとする仮想世界に関して多くの偏見、これを彼は「神話」と呼んでいるみたいですが、を持っていることでした。それをご紹介しましょう。
第1の神話:「やっているのはみんなオタクか頭がおかしい奴だ」
SLでもそうだけど、最初に始めた人たちと現在のメインのユーザーとの間には大きな技術的能力の差があります。この最初の人たち、Early adoptersが変わっているところは、新しいテクノロジーについて非常な好奇心を持って、いろんなものを試してみるということでしょう。そしてあるSNSなりMMORPGなりがメジャーな存在になっても、最初の実験的な環境というのは長く残ることになるのです。
マスコミのいう「オタク」と普通のユーザーとの数の割合というのはよく分かっていません。でも、マスコミは一握りの「オタク」のちょっと変わった言動に焦点を当てて、その珍奇性によってメディアを売ろうとします。でも、3D仮想空間の中でビジネスや広告の対象にすべきなのは、圧倒的な多数であるはずの普通の人たちなんです。
マスコミは一般の人たちの関心を惹くために「変な奴等の世界の変な行為」を見つけては報道します。でも、そんなものはすぐにタネが尽きてしまうので、マスコミは短期間に飽きてしまいます。TVが命脈を保っているのは「真実」と思われる部分と「おかしな奴等」の部分とがうまく配合されているからです。
だからTVでは芸人はひたすら異常で馬鹿馬鹿しい言動を続けなければいけないし、クイズ番組では知っていることでも間違え、用意してもらった答えを記憶して正解するという演技を繰り返しています。例の「デジ根」というTV番組では「芸人を補完する」とうい役割をSLに負わせ、大多数のSLユーザーがどう考え行動しているかには何の関心も払っていません。本当のことを放送してしまったら、「変な奴等」でなくなってしまうからということを本能的に知っているからなんでしょうね。
タグ :オタク
2008年03月28日
インチキ報道
SLは欧米でもまだマイナーな存在です。一般の人はNINTENDOは理解できても、SLは分からないでしょう。25日付けでイギリスの大衆紙ミラーがこんな記事を載せてます。
「-仮想世界の犯罪続発で警察がセカンドライフを調査-
首都警察の電子犯罪班とポーツマス大学の専門家は詐欺や資金洗浄を含むどれ位の件数の犯罪がこのサイトで行われているかを明らかにしようとした。主任警部のCharie Mcmurdie は『何百万もの犯罪がセカンドライフの中で行われている。金のあるところには犯罪は付き物だ。』と語った。」
「約80万人の英国人が自我の変形であるアバターと呼ばれるものを作り、リアルマネーと交換できるリンデンドルと呼ばれる通貨を使って物やサービスを売買している。オランダの警察は2,800ポンド相当の家具をそのサイトで盗んだティーンエージャーを逮捕した。」
このいい加減な記事を書いた記者はJon Clementsという名前です。何百万もの犯罪ってどこから数字を取ってきたんでしょうね?想像で言っているとしか思えないです。結局ポーツマス大学の専門家とやらは犯罪件数をつきとめるのは諦めたみたいですね。また、この家具の窃盗と書かれている事件は実はフィンランドに本社のあるSulake という会社が主催する、Habboという子供向けの仮想世界を舞台に行われたフィッシング詐欺でした。Habboを覗きたい方は次のサイトに。日本にもあるのね。
http://www.habbo.jp/
英国の大衆紙のミラーやサンは王室のゴシップ記事で販売を伸ばしている新聞ですから、この程度は朝飯前なんです。一々目くじらを立てていても仕方ないけど、これが世間一般の認識のレベルなんです。リンデンラボもこんなインチキ報道を跳ね返すくらいに広報活動で頑張って欲しいですね。
2008年03月27日
広告規制その後
今年のバレンタインデーから始まったリンデンラボによる広告規制、どれくらいの成果が上がったんでしょうか?久しぶりにメインランドをお散歩してみました。そうすると、確かにケバケバしい看板、回転看板は減って、全体的に雰囲気は落ち着いてきていることがわかりました。
もちろんまだ看板はあります。画像は一番沢山看板が立っているとこですね。比較的リーゾナブルな価格で売られいるところもあります。512平米でLD$4000から6000くらいかしら。相場の1.5から2倍くらいですね。これだと法外な値段とはいえません。でも、まだ問題は残っています。例えばこの広告塔、背が高く景観を損なっています。土地を売っているわけではないけど、別のサイトに誘導しようとしています。
まあ、リンデンラボの対策は一応は奏効したようですね。誉めてあげましょう!パチパチパチパチ。でも、こうなると次は異様に高い建物が気になりますね。中はがらんどうで出入り口もなく、何かに使われているわけでもない。これも形を変えた押し付け的土地販売の形態かしら?景観の妨げになっていることは間違いないけど、建物建ててるだけだと言われたら反論のしようがありません。こうなったら、自分の建物を上空に移設して、スカイボックスにするしかないのかなぁ?
一番の問題はリンデンラボがどんな小さな土地でも売れるということにしていることです。1平米の土地に住むことはできません。広告か誰かに買ってもらうことしか目的はないでしょう。RLだって土地を細分化することを許しているところは、どんどんスラム化していきます。東京の田園調布では相続税払えない人が、土地を細分化して売るので、駅前近くに小さなひょろっとした家が建ってしまって、自慢の街並みが崩れつつあります。
やっぱり街並みって道路や歩道や街路樹があって、公園があって落ち着いたものになるんですね。初期のリンデンラボはそんなことはお構いなしにのっぺりした更地を売ったので、ちゃんとした町並みが出来なかったんです。そこに目をつけたAnshe Chunさんの住民の立場に立った不動産ビジネスが成功したんですね。ちょっとした違和感に敏感だというのもビジネスのコツなのかしら?
2008年03月26日
コピーボット(その2)
私はCopybot を見たことはありません。別にロボットの形をしている必要はないし、アバターに装着してもいいんでしょうね。でも、情報を総合すると全てのスクリプトやデクスチャーを盗んでいく自動プログラムのようです。
RLのコンピュータ犯罪と同様、この違法ソフトもインサイダーによってつくられたんです。Paul CarrとGraham Pondによれば、06年の秋にリンデンラボの下請けでSLをインターネットに統合しようとしていたLibsecondlifeという会社が最初のCopybotを開発したんです。
それには何かを複製するときに相手の許可を求めるコードが入っていたんだけれど、なぜかこの会社は作ったもののソースコードをオープンにしていたので、やがてCopybotはコピーされて、例のコードも取り払われてしまったの。つまり、怪物の誕生ね。でも何だか出来すぎたお話。どうしてインターネットの統合と住民のオブジェクトのコピーが結びつくんでしょうか?
別の説明をするブロガーもいます。その頃コンカレントにSLに接続するユーザーのピークが一万人に近づいていて、一万人を超えるとSLが一挙にダウンして、回復不能になるという噂があったとか。それでオブジェクトのコピーをするアプリケーションが必要になって、Copybotが産まれてしまったというお話です。これもかなり粗雑な理屈ですね。そんなことをみんながしたら、一万人を突破する前にSLがダウンしてしまうわ。リンデンラボが別のサーバーにバックアップを取るということかしら?
以前このブログで取り上げたリンデンラボのエンジニアのコメントとして「私はリンデンラボがコピーライトの侵害に手を貸していたのを知っている。」というのがありましたね。これは上に掲げた説明とは符合はしていますね。リンデンラボが何らかの形で関与していたという意味では。
2006年11月、Copybotは野に放たれました。この猛威を食い止めるためにはSLにおけるデータの受け渡しという基本的な部分のソースコードを根本的に改める必要があったんだけれど、リンデンラボはそれをしませんでした。それはリンデンスクリプトの体系の作り直しに近いものがあったんでしょう。実際にリンデンラボがやったことは利用規約の改正とFBIへの通報です。RLの物理力の権威を借りて、止めないとRLで犯罪として取り扱われるぞという脅しをチラつかせることで、Copybotの跳梁を食い止めようとしたのです。
その効果は十分にあったけれど、それは根本的な解決ではありません。RLのゲリラや犯罪者と同じように、彼らは地下に潜ったにすぎなかったからです。そうしてみんなが忘れた頃にまた地上に現れたというわけです。最近いろんな場所で「他者の創作物を無断でコピーするのは犯罪だ」とか「みんなでSLのクリエーションを守ろう」とかいう看板を見かけます。これを見てCopybotが復活したのではないかとみんな疑心暗鬼になっているんだけど、これは図らずもCopybotへの対処法がないことを物語っているのです。
外国のブログを読んでいると、Copybot2.0という名はオリジナルより進化しているから付けられたと説明されています。オリジナルはオブジェクトしかコピーできなかったけれど、2.0は何でもできてしまうんだって。これも見てきたような話ですね。
リンデンラボはWLに力をいれるよりも、本当はCopybotを防ぐコード作りに集中すべきだったのかもしれませんね。でも、RLの反映としてのSLなら、コードの手直しっていう地味な作業より、華々しいWLに行ってしまうのかもしれません。営業的にもアッピールし易いし。
タグ :コピーボット
2008年03月25日
コピーボット2.0
SLが始まってしばらく経つと、オブジェクトやテクスチャーやスクリプトを盗む行為が出始めました。RLであることはSLでも起きるということです。でも、SLの場合はCopybotと呼ばれる自動マシンが開発され、物凄い勢いでコピーライトの侵害が行われたんです。
その後リンデンによる取締りで下火になっていましたが、最近また復活したようです。その中にはスキンなどで不用意にフルパーミッションのデータを開示してしまった場合も含まれていますが、これは救うことはできません。
そんな状況で新しいCopybotが現れたという噂が現れました。2週間ほど前からCopybot2.0 という名前が取り沙汰されるようになりました。実態が明らかにならないままに、Copybot2.0に対応した装置を売り出して儲けた人たちもいるようです。もちろんそんなものは役に立たない詐欺なんですけどね。
RLでは新しい病原菌やウィルスが次々に現れ、それに対する抗生剤やワクチンが開発されます。でもしばらくするとそれが効かない新しいタイプが産まれてきます。PCやインターネットの世界でもウィルスが現れ、それに対する対策が大きなビジネスになっています。ときにはウィルスを作って撒き散らしていた人物が、ウィルス対策ソフトの会社に就職して対抗策を編み出しているということさえあるんです。これと同じことがSNSの世界にも起こらないはずはありません。
Copybot2.0を見た人はいるのでしょうか?ネッシーみたいに、ツチノコみたいに誰も存在の絶対的な証明ができないままに、噂だけが広がっているのかもしれない。つまり私達の心や社会のなかに、なにか私達には正体不明の存在を思い描きたいという欲求があるんですね。
ところで、もしあなたがCopybot2.0を手に入れたらどうしますか?タダでそこら中にバラまくか、SLの全てのコピーしてBanされるか、それとも檻に入れて見世物にするか、どれがいいでしょう?……でも一番いい方法はね、それをCopybot3.0と名付けて、対策ソフトのコピーとセットで売ることよ。それが本物だとしての話だけど。
タグ :コピーボット
2008年03月24日
リンデンの将来(その3)
昨日の続きです。
「私達はRosedaleが戻ってくるという可能性が気になって仕方ない反面、ちょっと心配なこともある。リンデンラボはこの何年か非常に小さな窓からSLを見ていて、実際に仮想世界で何が起こっているか、それを使って人々がどのように影響しあっているかに対応する形で資源を配分してこなかった。別々の従業員があっちこっちでチョコチョコ時間を使い、象を取り囲んでその正体を見極めようとする盲人達に似ていた。もしくは、観察することでリンデンラボの内部で何が起きているかを明らかにしようとしてきた私達にも似ていたといっていい。」
「新しい役割では、RosedaleはSLに腰を落ち着けて、観察し、SLとの間で相互に影響を与え合うことができる。そして意思決定のために今度は取締役会で自分のビジョンに沿って意見交換できるだろう。」
「リンデンラボのどの階層が意思決定を行っているかは大した問題ではない。また、リンデンラボがその階層を代表した会社かどうかも関係はない。私達はRosedaleがこの何年かに行っていたよりももっと直接的で、素早い意思決定を下す役割を果たすようになると考えている。そして、Rosedaleは彼の後継者の指名後にはもっと大きな影響をSLやそのユーザーに及ぼすようになるだろう。」
「今回のことがあなたを喜ばせるのか、驚かせるのかはあなたがRosedale行うであろうと思っている現状把握や意思決定がどのような種類のものかということに大きく依存している。そして時が経って、彼のビジョンが毎日SLを使っている人々のビジョンに本当にどれくらい方向が合っているかもポイントになるだろう。」
以上がMassively のTateru Ninoの記事です。私、ソフィーと比べればTateru Ninoはリンデンラボに近いところにいて、いろんな情報ソースを持っています。仕事そのものがMMORPGについての業界情報を加工することなんだから勘も働くでしょう。でも、今回の予測は当たっているとは思えません。彼は自分たちをリンデンラボという象を囲んで実態をつかもうとしている盲人に喩えていますが、そういう意味では私はその盲人にたかっている蟻みたいなものね。でも、情報は沢山あればいいというものでもないし、あまりに現実の中に入ってしまうと全体が見えなくなるものです。ソフィーは次のように考えているの。
はっきりしている事実はRosedaleが取締役会長になるということだけです。そして中長期の前提としてはリンデンラボはSLの価値を高め、高い投資利益率でリンデンラボ自身またはSLを上場するか、転売するかを目的としていることです。そのためにウィンドライト、Mono、といった新しいテクノロジーを導入し、競合する他のSNSとの差別化を図ろうとしています。また収益構造を危うくするサーバーのオープンソース化を推し進める創業の功労者を切り捨てました。これが基本的な構図です。
Rosedaleが会長になるということはこの基本構想に反するものではありません。リンデンラボをSNSを始めとする3Dコミュニケーション産業を手がけるホールディング・カンパニー(持ち株会社)と位置づけ、その下にSL本体、SLのメンテナンス、SLの技術開発等を受け持つ子会社群を作って、次々に公開、上場していくという構想があるならば、RosedaleはリンデンラボのCEO-Chief Executive Officer という現場の役員の立場から、象徴的な持ち株会社取締役会会長という地位にそろそろ就いておくというのが普通の考え方です。この普通の流れを加速したいというベンチャーキャピタルという名の資本家もお尻を押すでしょう。
つまり私の予測はリンデンラボの公開は近い、あるいはSLだけでも売られるのは近いというものです。Tereru Nino の見解とは180度異なるものですね。リンデンラボはそんなに大きな企業ではありません。Rosedaleが自分のアバターを持って、何日かおきにログインして周囲の人と交わっていればNinoのいうような疎外された状況に陥っているということはないでしょう。「RosedaleはIPOに向けて着々と手を打っている。」というのがソフィーの解釈です。どちらが当たるか、楽しみね。
2008年03月23日
リンデンの将来(その2)
Tateru NinoがリンデンラボのPhilip RosedaleのChairman就任についてブログで長いコメントを載せてます。出所はMassivelyね。
「Rosedaleはこの仮想世界で最新世代の試みを始めた張本人だったが、それは彼の想像力と意志力の賜物だった。」
「残念なことに、この何年かは彼は物事にほとんど関わっていなかった。ちょっと待った、彼はリンデンラボのCEO(経営最高責任者)じゃないかっていうんだろ、そうその通り。かれは多分競馬場の観客席でビーフジャーキーと鉛筆を注文してオッズをつけているオッサンと同じくらいにはこの仮想世界に注目していただろう。あるいはそれ以下かもしれない。」
「リンデンラボのような多くの会社では、本当に重要な戦略的な意思決定は取締役会でなされる。そしてそれに応じた本当に重要な戦術的な意思決定は部長クラスが行う。CEOというものは調節弁か緩衝材のように働く。CEOは報告書が通るパイプか、安全弁みたいなものだ。彼等はメディアに登場し、あちこち旅行し、またビジネスにおける人間のイメージ、アイコンとしても振舞う。(リンデンラボがこの典型的なモデルの通りかどうかはそのうち分かるので、今のところどうでもよい。)」
「Rosedaleの性格がどうかということには関係なく、彼の役割というものが彼自身がSLに関わり、考える時間をほとんど奪ってしまう。Rosedaleは取締役でもあるから、重要な意思決定には現実に関わっていそうなものだが、直接にプロダクトと関わる時間なしに、彼の考えがそのままの形でこの何年かのうちに仮想世界に反映されていたとは思えない。」
「一旦代わりのCEOが任命されれば、彼は毎日のお決まりの活動から開放される。彼の関心はほとんどフルタイムでSLに向けられうる。(リンデンラボに関してはほとんどありそうにないことだと我々は思っているが、仮想世界の背後で行われている仕事が仮想世界を観察し、相互作用を及ぼす時間というものを圧倒的に奪ってしまう。)」
「もしあなたがRosedaleをSLの神になぞらえるなら、その神様は長いこと不在で、世界はほとんど彼なしで運営されて来た。しかし全ての兆候が、彼がもうすぐ戻ってくることを示している。観察し、考え、創造に必要な決断をするために。」
次回はNinoの仮説の続きと私の反論です。
タグ :リンデンラボ
2008年03月22日
リンデンの将来
リンデンラボのCEO(最高経営責任者)であるPhilip Rosedaleは先日、現在のCEOの地位を去り、改めてChairman(取締役会会長)に就任することを検討していると語りました。
Web MagazineのMassivelyの執筆者であるTateru Ninoは近頃現場から離れてユーザーや開発情報に疎くなっているRosedaleが再び現場に戻ってくるという予測を立てています。私は全く反対の見方をしていますが、それはまた明日。
Multiverse Networkという仮想世界のプラットフォームを製作している会社があって、これがGoogleと提携をしてGoogle Earthや3D Warehouseといったその他のモジュールを組み合わせて、昨年秋あたりから新しい仮想空間を作りつつあります。その責任者であるCorey Bridgesという人物が、このRosedaleのChairman就任について次のように語っています。
「SLにはできないが、Multiverseにはできることがある。さよならフィリップ、獲物を一杯残してくれてありがとう。結局SLは伸びが横ばいになってきたが、ユーザーの行動に関して明かされていない重要なデータがまだいろいろあるよね。株式を上場して公開企業になろうとすると色んな困難が待ち構えている。なぜなら何種類もの本当の数字を開示しなければならない。彼等の『放棄レート(ユーザーが使用を辞めてしまう割合)』は巨大だからね。」
このCorey Bridgesがいう「SLにはできないが、Multiverseにはできる」ことって何かしら?調べてみたいですね。Corey Bridgesは次のような慇懃無礼なコメントで最後を締めくくっています。
「我々全員はフィリップに心からお礼を言いたい。この業界に世の中の注目を集めてくれたことにね。さあ、これからは本当のテクノロジーが一歩を踏み出す番だ。」
Multiverseについて知りたい人は次の記事をご覧下さい。日本語です。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20358287,00.htm
2008年03月21日
ベンツの撤退
18日にメルセデス・ベンツがSLから撤退することがきまり、9つのSIMには即日アクセスできなくなりました。メルセデスとういのは創業者の娘の名をつけた車種の名前で、会社としてはダイムラーAGです。一時期クライスラーと合弁してダイムラークライスラーと名乗っていましたが、昨年クライスラーが身売りしてダイムラーになっちゃいました。ただ、SLではブランド名で進出してたんですね。ベンツ自身は撤退に関しては「いい経験させてもらいました。」というような通り一遍のコメントしか発表してません。
車を買えたり、ゴルフしてクラブのセットを貰えたりしたんですが、結局BMWや日産といった他の会社に混じって何かやっていてもしょうがないという判断でしょう。すでに確立されたブランドですから、今更SLで広告する必要もないんですね。でもSLで島を9つ持ってるコストなんて彼等からみればカスみたいなものですから、やっぱりイメージが損なわれることを嫌ったんでしょう。
どうしても何かやりたかったら、自分で自前のSNSをつくるくらいは簡単ですね。でも多分そんな必要はないでしょう。それよりも次の世代のハイブリッドカーや電気自動車を出すことがこのブランドにとっては大きなテーマなんでしょうね。SLではどうせならF-1のサーキットでも作って、レースのシミュレーションでもやって欲しかったわ。「頭固い大企業は去るしかない。」ここでは敢えて厳しいコメントを差し上げておきます。
画像はメルセデスじゃなくて愛車のFEETです。
2008年03月19日
SLの予言(その14)
さて、最後の予言です。
「みんなが自分のMetaplaceを持つようになり、それに熱狂する。Raph Koster がバッチリのタイミングでバッチリの場所にぴったりのゲームを携えて現れるだろう。しかし、彼にとっても我々にとっても、それを金に換えるのは至難の業だ。考えていたよりも長い時間がかかるだろう。」
なんかノストラダムスの大予言みたいにわかりにくいですね。Raph Koster はGame Godと呼ばれるアメリカのゲーム・クリエーターです。Ultima OnlineのLead Designer であり、Star Wars Garaxies のCriateve Director です。Metaplaceとは彼が作ったゲーム製作者のためのテスト用仮想空間です。日本語でもどうやったら面白いゲームが作れるかという本を出していますね。Metaplaceが拡大していって、今の形のようなSLはなくなるという人もいます。
これでProkofy Neva の08年の予言はおしまいです。中には予言とは言えない様なもの、思い込みみたいなものもありましたが、シリコンバレーのクリエーター達の生態の一部を垣間見ることもできました。予言というものはもともと客観的な根拠は必要ありません。でも、いろんな人の意見や世の中の動きから想像を膨らませた結果ですから、何割かは実現するかもしれませんね。
タグ :予言
2008年03月18日
SLの予言(その13)
実は16番目の予言を抜かしていたのに気づきました。投稿したんだけど、勘違いで投稿時間が来るまでの間に削除してしまったんです。ちゃんと訳してたのに、またやり直しだわ。さて、Nevaの予言はこんなものでした。
「SLで企業が文芸や科学のスポンサーになってくれることは、コピーライトの剽窃に関して心配するストレスを取り除いてくれる。というのも結果として様々なイベントや経験というものが、オブジェクトやテクスチャーよりも重要になるからだ。」
Nevaの主張の前段と後段は論理的には繋がっていません。企業がスポンサーになることで、その活動に関するオブジェクトやテクスチャーを盗もうという試みは抑えられますね。個人からものを盗むのは反撃をこうむる恐れは低いけど、企業相手となると訴えられる可能性は高まります。そういう意味で企業にバックアップしてもらうと、クリエーターは安心だということは言えますね。
でも、イベントやその運営方法などを真似することを防ぐことは難しいでしょう。RLではビジネスモデルの登録やテクノロジーの特許化ということがなされていますが、これは行き過ぎると新しいクリエーションの芽を摘んでしまうこともあります。SLではそこまでいくことはないでしょう。世の中の発展の一部には「真似すること」が含まれていると思います。
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2008年03月17日
SLの予言(その12)
Prokofy Neva による08年SLの19番目の予言ですが、これは本当は14番目のものだったんだけど、訳しにくいので後回しにしてたんです。
「従来よりもさらにメインストリームのブログ領域が、それはArrington and Rileyみたいに技術の高さを鼻に掛けたり皮肉っぽいものでなく、仮想世界への関与を強めてくるだろう。とくに現実の世界での会合や販売活動に集約されたものになる。それはDaily Kosの集会の一部がヴァーチャルになっているというようなものではなく、もっと幅広いものだ。」
「ITオタクはインターネットを駆使して切り開いてきた自らの苦難の道について語るのが好きだ。でも彼等は“Web Blog”でもってWebpageを作るのに疲れてしまって、そのころやってた馬鹿ばかしいコーディングについて愚痴ってたりしたずっと後に、他の人々がGeoCity のWebpage に興奮して、それを素人の作り物で飾り立てるのに何時間も掛けて、相変わらずAOLを使ったまま今日まで来ているということを忘れている。」
ソフィーの解説:
Daily Kos: リベラルな政治思想に立脚する全米最大の政治ブログ。創始者のMarkos から名付けられました。アメリカ人は政治が大好きで、平日の平均アクセスは52万程度です。
私はIT技術については素人なので後段はほとんど意味が分かりません。分かる人なんかコメントしてください。
タグ :予言
2008年03月15日
SLの予言(その11)
Nevaの18番目の予言は次のようなものです。
「用心しよう!SLや他の仮想世界の住人が倫理を犯してしまう危険性が出て来ている。無報酬またはわずかな見返りで、作家協会のスト破りを持ちかけられることがあるんだ。内容についてはお粗末なものだが、そのコンテンツはTV番組そっくりの見かけで仮想世界によろめきながら入ってくる。あるいはCSI:NY(ニューヨーク科学捜査班というヒットした番組)のオマケ編というような恰好の場合もある。
CNNが無料のスポットニュースや特集ブログという形でこのやり方を主導している。映画との抱き合わせという手口にも気をつけなきゃいけない。そっちの方がTV番組との組み合わせよりも強力だからな。」
TVや映画の世界では作家や作品の権利が様々な契約や慣習で保護されていて勝手にどんどん放映することはできません。でも、仮想世界の中では規制が緩いので、掟て破りが横行しそうな雲行きで、それに私達が巻き込まれそうだと警鐘を鳴らしているんですね。
2008年03月14日
SLの予言(その10)
17番目のProkofy Nevaの予言はかなり難解です。
「お得意の世界のように見えるのに広告業界はSLで大失敗ばかりしている。『街を赤く染めよう』と言ってコカ・コーラがそこらじゅうにロゴや製品をおきまくるような、そんな古臭い手法をいまだにとっている。でももう彼等も自分たちの従来のコンテンツに頼るだけではいられないということを、苦しみを感じつつ認めなければいけないと分かっている。」
「つまり、自動車のポンティアックがSLでやっているような、お馴染みの巨乳のおねえさん(SLではさらにオッパイが大きくなって、まるで風船みたいになってしまっているが)みたいに、昔TVや雑誌でヒットしていまや遺伝子にまでなっている資産すら使えないと覚悟はしている。」
「しかしこれは新しい芸術の芽吹きといっていいだろう。なぜなら、先が見える会社は芸術家やその他のコンテント・クリエーター、アレンジャー、シナリヲ作家、あるいはニッチなブロガーまで動員して、最適の組み合わせを作り上げるからだ。そして彼等に仮想空間の中で土地や、イベント用のスペースやお小遣いを与えて養っておく。そうすると先の見えない連中まで右往左往してそれを真似しはじめるという寸法なんだ。」
RLの広告と同じものをSLで流しているどこかの国の企業や広告代理店には耳の痛い指摘ですね。RLの再現からSL発の創造へと向かう時期に来ているということなら、それは私達にも当てはまりますね。
予言という意味では「広告業界は従来のコンテンツに頼らない新しい試みを始めるだろう。」ということかしら?
タグ :広告
2008年03月13日
SLの予言(その9)

14番目の予言は、
「年齢認証システムの進展が一段と速度を速めるだろう。そういうのが嫌いなヨーロッパやカナダまでもが対象になる。ま、請求書が誤って送られてくるよりはましだ。で、これによってみんながSLから逃げたすという想像は当たらないだろう。」です。
「しかし、風俗にシフトした内容コッテリなコミュニティーが立ち上げられる模様だ。この新しい仮想世界は自ら『世界初の3‐Dソーシャルネットワーク』と呼んでいる。(なぜならSLは自身をこう呼ぶことはしなかったから)さて、その新手のSNSはより安全で、安定した、高品位のアダルトコンテンツを約束している。セックスだけじゃなくて、より社交的でユーザーがデザインするサービスさえ考えられている。」
「これには注目すべきだ。とういのはこの新参者はSLの『社会ネットワーク』のコアの部分に挑戦してきているからだ。しかし……そんなものができても、人々はそれをSLに仕事に出かけていく前の「寝室コミュニティー」として使うということになりそうだけど。
四六時中風俗産業に入り浸りになる人は多くないという予想ですね。確かに飽きますからね。
15番目の予言は
「仮想世界はちっとも使いやすくはならない。しかし若い世代はさらに短時間でそれをものにするだろう。」というものです。世の中の進歩ってそういうものなんでしょうね。
2008年03月12日
SLの予言(その8)
12番目の予言です。
「大企業はもうSLを使わない。」
「彼らはSLから離れつつある。特にIBMのような大企業は自前の仮想空間をつくって、そのなかで機密情報を取り扱う会議をするようになるだろう。しかしSLに進出する外国企業や中規模の企業、生まれたての企業、それから非営利団体や図書館は数を増やしまた成功するだろう。
こういう新規参入の一団は結構な勢力になるので、SLオタクがガタガタのユーザーインターフェースにしがみ付いてるのを引っぺがして、まともな仕事をあてがって、メインビューのバーにパケットロスや秒当たりフレーム数を表示するなんてナンセンスなことを止めさせるのには役立つだろう。」
13番目の予言は、
「SLに関連して殺人または自殺が起きるところまでいくだろう。どこの大都市でも統計的には結構起きてるんだから、SLがらみで起きたって不思議はない。」
ソフィーの解説:
Prokofy Nevaは殺人と自殺を13番目に持ってきたかったんだと分りましたね。
IBMが自前の仮想空間をつくりつつあるというのは記事になってました。
http://blogs.zdnet.com/BTL/?p=7382
NevaはリンデンラボのITエンジニア達を「子供」と称しています。合目的性よりも面白さを優先してつくってしまうからというニュアンスです。オタクとも呼んでいます。ただのユーザーはオタクではないという解釈ですね。そんなに簡単にオタクになってもらっては困る、オタクの道は険しいってこと。
2008年03月11日
SLの予言(その7)
10番目の予言は、どこが予言なのか分かりにくいおしゃべりみたいなものです。
「MitchWagner がバッチリ指摘してるが、SLの中での消費は減っているが、それはギャンブルが禁止になったせいだけではなくて、土地バブルがはじけてオークションでの土地の取引価格が下がってきたことに関係している。一方でリンデンラボは初期の開拓者層の所有する島々の管理費を月額$195に、クラス5の島の管理費を$295に、メインランドを$195というように08年の第1四半期は従来の水準を維持することを約束した。」
「これは土地の値段が上がっても少しだろうという予測につながる。最近の新人は年齢的には高くなっていて、とくに年末に掛けての休暇シーズンにはもっと土地を買うと予想され、それに伴って消費活動も活発化すると考えられる。リンデンラボが土地を過剰に供給するというのはありそうもない。なぜなら、企業にはそんなには売れないだろうから。」
うーん・・・・・・、支離滅裂とういか、ロジックないですね。Nevaは土地と経済の関係をどう考えているのでしょうか?前半では土地の実勢価格が下がったので消費水準が落ちていると言ってます。確かに自分の買った土地がどんどん値上がりすれば、所有者は気が大きくなってお金を使ってしまう、またもっと土地を買うという行動に繋がることは考えられますね。でも、SLの世界では土地は一方的にリンデンラボによって供給されているわけで、中国の株式市場みたいなものよ。
だから、土地の供給をしぼれば土地の価格は上がるし、SLで土地持っていてもビジネスの成功には繋げ難いと思う人が増えれば土地の値段は下がり、住人が増えれば結果的に土地の値段は上がります。色んな要素が絡み合っているので断片的なな憶測を連ねてみても正しい結論には到達できないでしょう。それぞれの要因を数字で抑えていないので、論理的な議論にはなりませんね。Nevaは言及してないけど、リンデンラボは一方では放棄された土地の持ち主から土地を買い戻すとういようなこともやってます。これもオークションの土地価格に影響を与える要因ですね。
さて、突っ込みばかり入れていてもしょうがないので、気を取り直して11番目の予言ですね。
「中国だ!・・・・・・でも、どこの中国のどの中国人なんだろ?」
「興味深い並列状態というべきか、それとも競合というべきか。リンデンラボお気に入りの、かのAnshe Chung スタジオ、レンタルやらイベントやら中国語で中国人にコンテンツを提供するというお話。一方で、HiPhiHiっていう中国の新しい仮想世界があって、中国政府がバックアップしてるとか。」
「これはちょっと微妙な問題だが、良く見てるとこの二つの違いは明確に分かるはずだ。政府がウォッチしてスポンサーなっている世界、そこでは同意を表明しないものは排除されてしまう。それに比べて不同意にこそ成功のヒントがあると注目している民間企業との対比だ。ある中国人が片方の世界を去ることを余儀なくされても、もう一つの世界に行くことができるというのは、RLでもよくあることだったよな。」
ソフィーの解説:
HiPhiHiは中国が去年の6月ころにスウェーデンの会社から導入した3DSNS、リンデンラボも応札していたんだけど選ばれなかったわ。でも使った人の感想では何でもマネするお国柄の割には、これは全くマネにもなっていない低レベルのものだったとか。ネットの中でまで管理されたい人は是非移住することをお勧めします。
タグ :リンデンラボ
2008年03月10日
SLの予言(その6)
さて、7つ目の予言は、
「SLにおける銀行または株式取引に関した詐欺で誰かがRLで訴えを起こそうとする。」です。でもNevaによればこれは上手くいきません。証拠を提示するのが難しいのと、被告に訴状が送達されるのが困難なためというのが理由です。英国議会の調査あるいはアメリカ議会の査察があるかもしれないけど、結果は何も起こらないでしょう。
8つ目の予言は、
「SLのビジネスに関するブログを巡って名誉毀損の訴えが為される。それは失敗する。」で、それは好き放題を言っているNeva自身を被告とするものではないだろうと多寡をくくっています。でも本当は心配なんですよね、彼は。
9つ目の予言は、
「以上の2種類の訴訟の失敗を受けて、SLを巡る法律行為の全てについて見直しが行われる。」というものです。
「法律を導入する上で何が仮想世界にとっていいことなのか、もっと真剣に考えられるようになるだろう。仮想世界に対する過剰な税金も撤廃される。」
確かにスペインを始めとして欧州諸国のなかにはこの種のコンピュータサービスに対して付加価値税を撤廃するか、軽減するという動きがあります。
ということで同じような問題なのに、これを予言3つ分にカウントしているなんて水増しじゃないの?でも簡単で訳しやすかった。明日、あさってはちょっと骨が折れそうね。
タグ :訴訟

