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プロフィール
Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
オーナーへメッセージ

  
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2011年11月30日

プレゼント貰った



Yuzuru Jewell さんに教えてもらったPremium Account 用の特別プレゼントをもらいに行きました。Yuzuru Jewell さんってロクロ(スカルプ製作ソフト)っていうソフトをSLの中で売っている人ですね。SLの商売としては理想的。他にも色々売っていますね。あまり広告しないので知らない人もいるかも。

さて、教えてもらったLMにTPしてみると、確かにプレゼントのボードがありました。早速プレゼントをもらいましたが、あれれ、何か私の服がおかしいよ。



そうなんです。TPと同時に服のテクスチャーがミューティレートしてしまったんです。なんてこと。ログインし直しても直りません。でもこのような場合には服装の一部を取り替えることで直ることが経験上分かっています。



さてカメラを引くと、こんな風に島の一部が盛り上がっていて、その上にプレゼント用のボードが乗っています。注意していただきたいのは、背景の島ですね。島がそこにあるということです。



ここはPremium Account 専用のSandBox でした。だからモノがつくれるはず。



作ったものは4時間後に自動消滅します。



誰もいないと思っていたら、島の真ん中にこんなお姐さんが寝そべっていました。



帰り際にもう一度遠くをみると、何と島がなくなっています。不思議だなーと思っていると、リスタートのお知らせが来ました。そうですね、向こうの島の方のSim が先にリスタートが掛って、消えてしまっていたのでした。

家に帰ってきましたが、服のテクスチャーはやっぱりこんな風になったまま。字が書いてありますね。



initializing world と書いてあります。どこから持ってきたのかいつも不思議に思うんです。  

Posted by Sophiee Winkler at 19:23Comments(0)生活

2011年11月29日

PC Game



UBI Soft がPC Game から撤退したとか。私はPC Game のソフトはあまり買っていないのでよく分かりませんが、UBI Soft というのはフランスのゲームメーカーでアサシンクリードが有名です。

UBI SoftはPC Game の世界では海賊版が95%を占めていて儲からないし、自分たちの知的財産が盗まれてしまうからという理由付けをおこなっているのですが、Tateru Nino はそれは正しい決断だが、理由づけは違うと述べています。

いくらなんでも95%は高すぎるし、利益が出ないのは売れていないからで、売れていないのは品質が悪くてユーザーに見放されているからだというのです。

この記事に対する読者の書き込みも概ねこれに賛成で、UBI SoftのPC版は半分くらいの完成度で市場に出てきて、バグはその後もあまり修正されないと語っています。

私はUBI Softに限らずPC版というのは専用機用のソフトに比べて品質は落ちるように思い、あまり買わなくなりました。たしかにバグが多くてよくフリーズします。それはバグというよりも、いろんなタイプのPCで動かすことを最優先にしていることからくる、ある種の制約というか限界なのではないでしょうか?

多くのPCで動くようにしているのに、動かなくなるのは矛盾しているじゃないかという突っ込みも可能ですが、どんな人にも愛想のよい人は、誰とも深い恋には落ちられないという譬えはあまりうまくないけど、まあそんな感じなのでしょう。

それに海賊版を理由に撤退しても、結局は専用機用(コンソール版というのでしょうか?)だってコピーされるので、あまり効果はないような気もします。

ブログのDwell on IT はSLの話題専用ではないので、このような話題も投稿されるのです。さて、みなさんはどういう見解でしょうか?
  

Posted by Sophiee Winkler at 23:46Comments(0)ビジネス

2011年11月26日

恨み事



Tateru Ninoはリンデンラボのユーザーに対するコミュニケーション、情報開示が一向に改善されないとクレームしています。彼女は、この問題は既に辞めてしまったKim Salzer が打ち出したコミュニケーション方針に基本的に起因していると述べています。

多くのリンデンラボのインサイダー達はKim Salzerが社内情報の流出を厳しく統制するとともに、部署間、社員間のコミュニケーションも規制するという会社の方針を遂行するに当たり、まるで道具になったかのように貢献したと認めています。

リンデンラボは2011年になってその活動を活発化させていますが、外部とのコミュニケーションの問題はそれには含まれていないようです。

Ninoの観測ではリンデンラボは今年になって、サードパーティに対してSLのブランドのコントロールに関してあまりメッセージを出したり、対話したりしていません。サードパーティは何時でも寛容で扱いやすいとは限らないのですから、これは市場における勝利の戦略とは言えないと多くの関係者が指摘しています。

トラフィックの計測方式をどうするのか、今月になって出てきたPremium Membershipの僅かなディスカウントをどう呼べばいいのか?その他多くの疑問がユーザーに対して答えられないままになっています。

リンデンラボのマーケティングやコミュニケーションはこれ以上悪くなりようがないところまで落ち込んでいて、もう後は良くなるか、そのままかしかないのですが、どうやらNinoは良くなるとは期待していないのです。

以前はリンデンラボの創業者世代がかなりフランクにNinoに内部情報を明かしてくれていましたし、スタッフも同様にお付き合いしてくれていて、Massivelyはリンデンのインサイダーの情報で花盛りでした。しかし、それは結局企業としては未熟なリンデンラボの内実を暴くことになり、リンデンラボのNinoに対する視線も徐々に厳しいものになってきたのです。

登り調子のときはそれでもよかったのですが、発展にブレーキが掛り始めジャーナリストがSLを叩き始めたり、政治家や教育者がサービスの内容の倫理性を問題視したり、SLのユーザーがリンデンに対し訴訟を仕掛ける等の動きが出るとリンデンラボは徐々に内向きとなり、情報統制の方針が前面に出てきたのです。

そして経費節減のためにスタッフを削減するときに、一緒に内部情報を外部に垂れ流していたスタッフも整理されて、そこから冬の時代に入ったのでした。創業者世代の辞任が相次ぎ、情報ソースが細ってしまったMassivelyは廃刊しました。リンデンラボとしては取り敢えず目障りなものの一つがなくなったのですが、NinoはDwell on ItでしぶとくSLについての論評を続けています。

残念なのはニュースの具体性が低下したことですが、これは止むを得ないことだと思います。だから今日のブログの一文はNinoの恨み事が綴られているとも言えるのです。  

Posted by Sophiee Winkler at 00:00Comments(0)ビジネス

2011年11月24日

Premium Discount?



いまリンデンラボはキャンペーンをやっていて、あらたにPremium Accountにすると最初の4半期は料金は50%Offになります。具体的にはUS$11.25引きになるということです。

これは月毎や一年まとめて前払いには適用されません。またすでにPremium Accountになっている場合にも適用されません。

でも、これは9月にも同じキャンペーンがあって、同じことを繰り返しているので、Tateru Ninoはもうこれ以上Premiumのサービスを向上させるつもりはないのではないかと推測しています。

Premiumのサービスというのは次のようなものです。

(1) 最初にL$1000がもらえる。
(2) 毎週お小遣いL$300がもらえる。
(3) 512M2の家付き土地がタダで借りられる
(4) 上記の代わりに土地を自分で購入した場合にも512M2分の管理費はタダ
(5) Premium Account 専用のSand Boxが使える
(6) 複数のアバター(Account)をログインさせることができる。
(7) Adult 専用エリアにアクセスできる
(8) 特別なプレゼントがもらえる (聞いたことない)

ということで11月28日の午後8時にキャンペーン終了となりますので、もしアップグレードしたいと思っている人は検討してみましょう。でも本当にアップグレード?
  

Posted by Sophiee Winkler at 00:54Comments(2)ビジネス

2011年11月21日

Freemiumのビジネス(2)



Freemiumというのは2006年ごろから登場した造語でFreeとPremiumからなることは誰でも簡単に分かります。その意味でいい造語ですね。基本的な商品やサービスを無料で提供し、それ以上の高度な機能やサービスを求める消費者・ユーザーには有料でそれらを提供するというビジネスモデルです。

どちらかというと品物よりもデジタルコンテンツにぴったりくるやり方です。何故なら最初のフリーバージョンの配布コストがほとんど掛らないからです。化粧品なんかはドモホルンリンクルのように有料のお試しセットになってしまいます。容器や配送料のコストが大きいので無料というわけにはいかないのです。

SLはそこそこの性能のPCがあれば電気代だけで楽しめるので、Freemiumモデルの例です。これをブラウザ経由で遊べるようにすると、さらに完全なFreemiumになるでしょう。でもSLでのPremium AccountというのはこのFreemiumの基本サービスに対応するPremium Serviceというわけではありません。Premium Accountのメリットというのはほとんどないのです。ですからこれは見せかけのPremium Accountというべきでしょう。

基本サービスからPremiumへの切り替わりのポイントはアカウント料金というところではなく、実は土地やリンデンドルの購入にあります。基本アカウントだけで遊んでいるだけでは詰まらなくなって、土地や家や、服や様々なアイテムが欲しくなると、ユーザーはその時点でRLのお金をつぎ込んでしまうのですね。

さらにお金を使う部分にもFreemiumのモデルの一部であるPremiumへの導入が組み込まれています。つまりFreeでサービスを提供して、その面白さを味あわせ次に自分のお金を使おうと思わせる仕組みを作ってあるわけです。それがタダでモノを作れるSandbox、タダでアイテムがもらえるFreebie、お金がもらえるCampingです。これらによってユーザーは徐々にSLの世界に引き入れられていくのです。

だからビジネスモデルとしては間違ってはいないと思うのですが、参加のコストや操作の容易さ、遊びのコンテンツなどで負担が大きすぎるなどの点が残っており、短期で止めてしまう人が多かったのです。

コンテンツはユーザー側でというのがSLのモデルのもう一つの大きな基本原則ですが、ユーザーには色んな人がいます。それぞれの人の技量やニーズに応じた幾つかの世界に分けたサービスを提供することで、定着率を高めていけるのではと思ったりします。ここのところは基本理念に関係するので、そんなに簡単には変えられないでしょうし、リンデンラボの内部でも議論し尽くしたところではあるでしょう。難しいところです。
  

Posted by Sophiee Winkler at 10:01Comments(0)ビジネス

2011年11月20日

Freemiumのビジネス



最近なんでもフリーで手に入ってしまいます。フリーというわけにはいかなくてもハンバーガーが100円とか。そういえばブログなんてほとんどフリーですね。ニュースだってフリーだし。

Dwell on It でTateru NinoがPremium Accountについて述べています。掻い摘んで言うとこうです。

SLを始めとして、現代の多くのサービスでFreemiumが標準になっています。標準的なサービスはフリーで受けられることにして初期に多くの参加者を募るわけですね。そしてもう少し上級のサービスを受けたい人にはPremium AccountとしてPremium Serviceを有料で用意する。これが成功の秘訣だというわけです。

失敗しているビジネスモデルは有料サービスを標準として、フリーはみすぼらしいものしか受けられないようになっています。成功しているところはこの逆になっているということですね。

デパ地下の食料品店街は大盛況ですが、試食はフリーなのでこの原則が守られています。ブランドショップでもお店に入って見るだけだとフリーですね。ちょっと手にとってみて店員さんとお話するくらいならタダです。いわゆる「冷やかし」なんだけど。ウィンドウショッピングや冷やかしだけでも十分に楽しめるので百貨店は女性で賑わっています。でもそれで通販で安く買われたりするので百貨店の売り上げはどんどん落ちてしまってます。

ただどうでしょう?本当のラグジュアリーブランドはやはり通販とか、並行輸入で買うよりも本場で買いたいですね。私の母は何時までも「この指輪は五番街のティファニーで買った」とか、「このバッグはミラノのグッチで買った」とか言って楽しそうにしています。つまり、商品やサービスによっては個々のモノだけではなくて、店のしつらえや店員との会話や旅の思い出なんかと一体になった満足感が大事な場合があるのです。

Tateru Ninoはリンデンラボがプレミアムアカウンとの特典として、まずフリーの方のグループスロットを5個くらいに抑えておいて、Premium Accountになると10とか20とか更にその上まで階層によって増やせるというようにすべきだった、そうすればPremium Account がもっと増え、収入の増加も期待できたのにと残念がっています。

ということで現代ビジネスにおいてFreemium Businessの成功モデルの秘密のマントラ(密教の真言)は「基本のユーザーは標準のユーザー」となります。基本のユーザーが満足しなければ、Premiumユーザーも増えないし、そのビジネスモデルは失敗になります。

リンデンラボはPremium Accountにもっと多くの特典を与えることができます。でもフリーのユーザーを騙して惹きつけて、実際には詰まらないものしか与えられないというのでは愚かな取り組みになってしまいます。

私もこの記事の英文が分かり辛かったので、初めてブラウザのフリーの翻訳ソフトを使ってみました。そうすると「リンデンラボ」は「シナの木研究所」に、「セカンドライフ」は「第二の生命」という訳になってしまいました。文章もうまくつながらないので、こちらが頭の中で修正しながら読み解く感じになってしまいました。でも時間の節約にはなったと思います。

で、この翻訳サービスはフリーだったので、もう少し上級のサービスを求めてお金を払って翻訳ソフトを買うとどうなるのか? まあ、あまり変わらないでしょう。今のところ翻訳ソフトの実力はある程度のところで停滞しているような感じがします。結局は自分の脳を使って正しい訳に辿り着くのがいいですね。その方が満足感がありますし脳の訓練にもなるのです  

Posted by Sophiee Winkler at 00:26Comments(0)ビジネス

2011年11月19日

SLの弱点



Tateru NinoがDwell on ItでSLの運営上の弱点について述べています。運営上の弱点ですから、面白くないとかマーケティングが下手というのではなくて、通常あるべき性能やサービスが劣っているという指摘です。

彼女はGovernance, Communicaitons, QA、Billing, Server Stability, Lag, Customer Service を上げています。Ninoはこのうち重大なものとしてBillingとQAを上げてします。Billingというのはユーザーに対する支払いの請求とその受け取りに関することです。

実際つい最近も私にもプレミアムアカウンとに関する変てこりんな請求が来て、その後でそれを打ち消す訂正の通知がメールで来ましたね。請求を早めにしてしまったのか、あるいは分割払いなのを買ってに1年前払いに変更しようとしたみたいです。他にも支払ったのに何度も請求がきたり、記録が直らなかったりするトラブルがあるようです。

QA(品質保証)というのは漠然としていてよく分かりません。買った土地がちゃんと機能するかとか、買ったものがちゃんとInventoryに入るかとか、Inventoryのものが勝手に無くなったりしないかというようなことでしょうか?とても沢山の項目があって書ききれないですね。

他に最近私が困っているのは、相変わらずログインしたらヘアが足に装着されていたり、ハイヒールがお尻に突き刺さっていたりということ、それからこの前ブログに書いたようにスキンの一部が黒変してしまったり、突然ログアウトされてしまったりすることですね。

SLはサービスを始めてから随分経っていますが、未だにオペレーション上の問題が無くなりません。常にメンテナンスをしているのでしょうが、スタッフも減っているので対策が追い付かないのでしょう。

もちろん一方では様々なイベントを催し、SLの面白さを高めようと努力していることも確かです。しかしそれらは新たにユーザーを獲得するマーケティング的な方策です。どちらかというと基礎的なサービスをしっかり供給してもらうということがユーザーの願いだと思います。
  

Posted by Sophiee Winkler at 16:49Comments(2)ビジネス

2011年11月14日

醜いつぶやき



少し前に取り上げていたリンデンラボに対しSexBedのアニメーションの権利保護を巡ってRLで訴訟を起こしていたStrokerに関して次のようなニュースがSecondlife Heraldに載っていました。

その内容は、JumpmanLaneという人物がTwitterでStrokerを口汚く罵り、とくに10月の初旬の2日間に173件の四文字言葉や問題発言満載の書き込みをStrokerに行ったという事件がありました。Strokerは新たに作ったLabRatuOut というアカウントでJumpman Laneに謝罪を求めていましたが、期限内にそれが行われなかったので、対抗措置としてある暴露を行ったのでした。

それはJumpmanLaneがStroker に対する嫌がらせを行い始めたのは例の訴訟が起こされたすぐ後で、JumpmanはなんとSLのスタッフからStroker を攻撃し、彼をSLから追い出すように依頼されていた、あるいは許可をとっていたというものでした。残念ながらその証拠というのは挙げられていません。

一方StrokerはSLをやめることにし、その結果この間ブログに載せたようにいままでやっていたSex Bedのアニメーションを公開したのでした。これは裏を返せばリンデンとの間で和解が成立してなにがしかのものを彼が手にしたという意味ですね。そうでなくてまだ係争中であるのにその根拠となっている知的財産権の価値を低下させるようなことをすると、訴訟そのもので大きく不利になるからです。

Stroker はTwitterの方も止めるそうですね。どうせStroker Serpentineなんて実名でないのだから、別の名前でいくらでも続けていけます。

JumpmanLaneのTwitterを見ると、Strokerに対して「死にやがれ!」とか「まだ、お前は謝って欲しくて待っているのか、この糞ったれ!」なんて言葉が山盛りになっています。

http://alphavilleherald.com/2011/10/second-life-twitter-war-goes-beyond-nasty.html

Strokerの方はとても冷静に対処する一方、ちゃんと調べていて、JumpmanLaneはRLではJimison Hutchinson という名前で、彼はEsbee Lindenと関係していることも暴露しています。Esbee LindenはRLではSarah Kuehnle Hutchinson という名で、要するにJimisonの配偶者なんですけどね。彼女はProduct Manger であり、Viewer 2.0 の製作責任者でもあるのでした。そしてJumpman Lane自身、以前はBlue Lindenというリンデンラボのスタッフであったのです。

まあ、相変わらず醜い争いをやっています。リンデンラボとその周辺ってこんなものなのでしょうか。Twitterもこんな風に使われるといやですね。  

Posted by Sophiee Winkler at 00:07Comments(1)ビジネス

2011年11月10日

褒めてあげたい



SL関連ブログの最有力のものはTataru NinoによるMassivelyでした。でしたというのは、もう何か月も前に終わってしまったからで、それは同じ筆者のDwell on Itに引き継がれています。先ごろ分かったのは家庭で二人の人を介護している女性ですね。間違いなくリンデンラボのあるシリコンバレー近辺に住んでいます。

もう一つはPixleen MistralによるSecondlife Herald、またの名をArpherville Heraldです。Pixleen Mistralというのはアバター名で、RLの名前はPeter Ludlow あるいはUrizenus Sklar という別名を使っています。米国のシカゴにあるNorthwestern 大学の教授です。

この二つのブログはとてもよく補完しあっていました。Massively の主たるニュースソースはリンデンラボの職員や幹部です。だからインサイダーでなければ分からない的確な情報を載せてくれていました。でもリンデンラボが情報をリークしているの職員を厳しく取り締まるようになって、また実際リークした何人かの者が解雇されたり、第一世代の幹部がリンデンラボを退職したりして、情報を入手できなくなりブログは閉鎖されてしまいました。

一方Heraldのソースはリンデンラボの外部に巣食うGriefer やハッカーです。いくらインターネットが発達しているといっても、シカゴに住んでいてリンデンラボの従業員や幹部にRLでコンタクトするのは限りがあります。だからどうしてもSLの住人にコンタクトすることになって、その対象が普通ではないアウトローに傾斜していました。それは彼等がSLの中を縦横無尽に駆け巡り、リンデンラボをつつき回って様々な波紋を引き起こすからです。

ところが先日Pixleen Mistral は次のようにTatru Ninoを悪しざまに罵った文章をブログに載せたのです。

「僅かな数のマイナーなブログを首尾よく漁ることができれば、噂には根拠があるということが分かるだろう。それはリンデンラボの長年にわたる非公式なニュースのリーク先であった操り人形たちを狼狽させたのだが。

例えばTateru NinoがTizzers Foxchase によって様々な事実が明るみに出されたときの慌て振りを見るがいい。Tizzersは何度もリンデンラボによってSLから追放され、また悪名高いWrong Hands 一派のメンバーでもあった。

Tateru Ninoが『いい子ちゃん』を演じていた一方で、Tizzersはものごとの真相を明らかにするのにもっとケバケバしいアプローチを採用したが、それは侮りがたいものだった。Wrong HandsはJustice League Unlimitedの悪党どもと結託したリンデンラボのスタッフの不正を暴き、Emerald Viewerの開発者達の評判を落としめた。

それに対してTateruができたの歯を食いしばって『ニュースの出所が怪しいものであったとしても、伝えられたことはあり得ることだ。』というのがやっとだった。そしてTizzersが私たち慌てふためいて(新たに知った事実を)投稿するブロガーに見せてくれたのは、最小限の調査で負けることのない状況をつくるという完璧なメタ・ゲーミングの嵐だった。

Tizzersというのはいったい究極の業界インサイダーだったのか、あるいは今だかつてないほどに成功したSL情報の探索者だったというべきか?」

まあ、なんとも分かりづらい文章ですが、これは初めて読む人にはさっぱり分からないでしょうね。過去の事実は当然読者は知っているはずだという前提で書いてあります。私は前後の情報をほとんど承知しているのでいいのですが、先週SLを始めた人には絶対理解できない書きっぷりです。

要するに、Tizzersはリンデンラボの幹部でもスタッフでもないのに、優れた嗅覚で不正の匂いを嗅ぎつけ、それを見事に暴いてみせた。リンデンラボからBanの措置をうけながら、最後に大どんでん返しでリンデンやその周辺の悪事を明るみに出すことに成功したことを誉めているわけです。そしてその一方でインサイダーに取り囲まれていたはずのTateru Ninoは本当のところは掴んでおらず、結局はリンデンの御用ブロガーとの誹りを免れないことになったという指摘ですね。まあ、その表現はちょっと意地が悪すぎると思うけど。

「メタ・ゲーミング」というのはゲームの一種であるSLをそのゲームを楽しむだけでなく、それを取り巻く環境、条件、運営主体、参加者全体まで含めてより上位のゲームととらえて、それを弄くり回すことを楽しむことを意味しています。具体的にはリンデンラボやユーザーの一部や評論家まで手玉にとって笑い飛ばすように遊んだということですね。

確かにTizzers の土俵際の返し技は見事なものでした。そしてどうやらそれを焚きつけていたようであるPeter Ludlow 教授はこの文章で自分を褒めているというようにも見ることができます。だって二人はRLでは中の良い友達でもあるからです。

さて、以上の難解な文章をスッキリ分かりたい人は以下の過去の記事をご覧ください。

http://sexyblondegirls0912.slmame.com/e895493.html

http://sexyblondegirls0912.slmame.com/e890511.html

http://sexyblondegirls0912.slmame.com/e889228.html

http://sexyblondegirls0912.slmame.com/e889862.html

http://sexyblondegirls0912.slmame.com/d2010-06.html

http://sexyblondegirls0912.slmame.com/d2010-08.html

http://sexyblondegirls0912.slmame.com/d2010-09.html
  

Posted by Sophiee Winkler at 21:38Comments(0)ビジネス

2011年11月07日

SLとキネクト



2010年に発売されたキネクトというX-Box360用のコントローラーがあります。コントローラーというより、プレイヤーの体の動きを検知してそれをゲームに反映させるものですね。ゲームデバイスということになっています。任天堂のWiiのコントローラに刺激されて、もっと高度なものを出してきたのでしょう。

それをSLに使おうという試みがずっと行われてきたのですが、あまりうまく行っていないようです。使えることは使えるのですが、SLはスポーツゲーム以外の側面もあるのでなかなか難しいようです。たとえばSLでは画面上でインベントリーを開けたり、モノを作ったり、TPしたりと様々な細かな命令を出さねばなりません。それは体を使うというよりも指先の動作に向いています。

キネクトはある程度のスペースが必要です。画面から1.8Mくらい離れないといけません。そうすると画面は20インチというわけにはいがず、やはり大型TVの50インチくらいないと、却って見えにくいということになります。Wiiだってコントローラーで思わず家族を叩いてしまったとか、スクリーンに飛んで行って画面を破損したとか、いろいろ事故がありました。キネクトの方はそんなことはないでしょうが、ともかくSLで使うのは結構大変そうですね。

Tateru Ninoによればキネクトの売り上げは最近になって落ち込みがひどくなっているそうです。短いゲームならいいのでしょうが、長い時間使う場合には体が疲れてしまうでしょう。実際Dwell On Itの書き込みでは疲れて使わなくなったというのがありました。リンデンラボはSLにキネクトを使うことをサポートはしていないようです。

キネクトはゲームのデバイスとしては正しい方向を向いていて、かなり使えるのではないでしょうか?その売れ行きが落ちたというのは本当か?いったいどういうところから出た数字なのか?という質問をした人がいます。それに対するNinoの答えはソースの人物は明らかにしていますが、その数字と出所そのものは教えられないということでした。

どうしても気になる人はこちらの記事を隅から隅までご覧下さい。

http://dwellonit.taterunino.net/  

Posted by Sophiee Winkler at 10:01Comments(0)ビジネス

2011年11月05日

撫でる人



何年か前にStroker Serpentine というSLの中での企業家がリンデンラボを訴えていました。それはこのブログでもお伝えしましたが、彼はこのたび思い切ったことをやったようです。

StrokerはいわゆるSex Bedの製造販売の大手です。しかし彼の商品が違法に大規模にコピーされて利益が大幅に減ってしまいました。そこで彼はリンデンラボがクリエーターや企業家の知的財産権を守る手立てを講じなかったとしてRLでリンデンラボを訴えたのでした。昔の記事はこちらから。

http://sexyblondegirls0912.slmame.com/e734152.html
http://sexyblondegirls0912.slmame.com/e737973.html

その訴訟がどのような決着を見たのかは不明なままです。恐らく和解をしていくらかのRLのお金がStrokerに渡ったと思われますが、和解の事実や内容を公表しないというのがこのような場合普通ですので、このまま分からないままでしょう。

今回問題になっているのはその訴訟ではなくて、Strokerが自分の製品のスクリプトを無償で公開するという事件が起こったことです。それは一部のユーザーには歓迎すべきことですが、いままでStrokerのスクリプトを不正にコピーしていた者達や自らSex Bedを開発して売っている人達、すなわちSex Bed Industry が壊滅的な打撃を受けるということなのです。

Secondlife Herald の主筆であるPixleen Mistralはこれらの業者にインタビューを試みています。でも多くの人はかなりショックを受けていて、Pixleenの方が励まさないといけないくらいでした。

Pixleenはもっと技術的に優れたものを作ればいいんじゃないかということを言っているのです。その通りですね。Strokerの商品に限らず、SLのSex Bedのアニメーションというのは、かなり低級です。関心が様々な「体位」に置かれていて動作そのものは機械的で面白味がありません。この程度では満足しない好事家も多いはずです。だから頑張って高級品を作る余地は大いにあります。

余談ですがStrokerというのは「撫でる人」、Serpentineは「蛇」という意味です。Stroker Serpentineは「蛇を撫でる人」あるいは「くねくね撫でる人」という意味になります。とても意味深長な名前ですね。この商売にはぴったりなんですけど。
  

Posted by Sophiee Winkler at 12:32Comments(0)ビジネス

2011年11月04日

Goreanの世界(3)



このSSはRLで売られているGorの世界のグッズの一つです。Kajiraというのは女奴隷という意味のGorの世界の言葉です。Gorは地球と対になっている反地球の世界なので、この他にもいろんなオリジナルの言葉が出てきます。ということで意味が分からないまま女性がこのタンクを着ていると、「虐待して欲し~~の」というメッセージになってしまうので、注意しましょう。

さて、SLのGorの世界でちょっと問題が起きていると昨日言っていましたが、それをお伝えしておかないとね。それは著作権についてなんです。SLのGorの世界はRLの30冊近くあるSF小説(というかSM小説?)に依拠しているので、何から何までそれに基づいているわけです。

だから、気をつけないとRLの小説の著作権を侵害してしまうことがあるのですね。SLのGorのコミュニティではそのようなことにならないように、全体を指導していこうというリーダー達と、面白さ優先の人たちとの間で対立があるのです。

まあ、これはGorに限ったことではなくて、コミックヒーローをテーマにしたコミュニティー(Justice League Unlimited) だって同じようなことはありますね。誰がバットマンやスーパーマンの格好で動き回ることを許可したのか?、って言われると困ってしまうのです。基本的にSLというのはRLのパクリというか模倣の側面が強いので、どうしてもこの問題は出てきます。今のところRLの著作権者から法的な権利を主張するということは起きていません。RLの仮装パーティの衣装なんかでも実際にはお目こぼしになっているのが多いので、SLまで問題にされるということはないのですが、厳密にそれを考えて対処しているという人は少ないでしょう。

でも、エルメスやルイヴィトンといった高級ブランドの模造品を作ってSLの中で売ったり、ロゴを使ったりするとこれは一発でアウト。SLからBanされてしまいますね。でも、その辺りの線引きってどの辺にあるのか?難しそう。

  

Posted by Sophiee Winkler at 10:02Comments(0)生活

2011年11月03日

Gorianの世界(2)





Gorean について書いていますが、私はそのオリジナルの小説を読んだことないし、読む気もないのです。で、SLから類推して書いているのですが、それだとかなり偏ってしまいそうです。昨日の記述ではなんだかSM趣味の遊びだけみたいに扱ってしまいましたが、実際はこのTarnsman of Gorという小説は地球と対をなすもう一つの世界を描いたSF小説なんですね。その世界が中世風で、ご主人様と多くの場合女性である奴隷のストーリ-が中心です。

シリーズものになっていて全部で30巻ほどあるみたいです。詳しい情報を知りたい人はこちらで。最初はちゃんとしたSFなんだけど、だんだんにSMチックになっていくそうです。

http://kajira-of-gor.blogspot.com/
http://homepage1.nifty.com/ta/sfn/norman.htm

ウィキペディアにも載ってますね。

で、私の興味はこの女性を虐待する遊びというのはいったいどういう意味があって、どのような機能を果たしているかということです。

例えばお父さんがパチンコ狂で家庭が崩壊してしまったというのはよくある話しですが、じゃあ世の中からパチンコを無くしてしまえばいいのかというと、そうでもないわけです。パチンコに夢中になっている人は、確かに仕事をあまりしないので、家計は火の車になるでしょう。

でも反対にパチンコがなくなれば、やること無くなって、夫婦喧嘩が増えるかもしれないし、性犯罪に走ってしまう人もいるはずですね。だからパチンコは世の中に害毒を流している半面、世の中の秩序維持にも役に立っているという面もあるのです。北朝鮮政府だって、日本のご機嫌を損ねると、パチンコ経営者からの円の仕送りが途絶えてしまったりするかもしれないので、ある程度歯止めにはなっている面もあるかも。

というように、このRLやSLのGor(ゴル)の世界の趣味がどのような役割を果たしているのか、それはどういうメカニズムになっているのかということを知りたいのです。

人は様々な欲望に突き動かされて生きています。功なり名遂げた人は他人から見ればもう十分だと思うけど、最後は勲章を欲しがります。そのために運動や工作をしますね。そういうのも分析すればとても面白いのではないでしょうか?

  

Posted by Sophiee Winkler at 21:18Comments(0)ビジネス

2011年11月03日

Gorianの世界



SLにはGoreanのコミュニティがあります。 GoreanというのはJohn Normanという哲学者であり作家である人物が著したTarnsman of Gor (1979)という小説が起源になっています。これは簡単にいうと「ご主人様」と「奴隷」の物語で、ご主人様は男性で、奴隷は女性です。当然性的なものも一杯出てきて、叩いたり、縛ったり、女性が色んなことをさせられるというものです。

RLでなかなか人気のカテゴリ-なのですが、小説やコミックよりもSLで女性アバターをいたぶっている方がリアルなので長く愛されているのですね。ここでは女性は奴隷で、ご主人様に跪いて飲食物を差し出し、鎖でつながれて逆さにされたり、裏返されたり、その他もろもろのここには書けないような如何わしいことをされるという「ごっこ遊び」の世界です。まあ、SM趣味者は別にしてRLの女性が興味を持つことは少ないでしょう。

これをフェミニストや教育関係者や政治家が目にすると、とんでもない変態行為に溢れていて、非行や犯罪の温床と断定してしまいます。ある意味彼等にとって思いっきり叩ける「活動ネタ」が満載で嬉しくなってしまうということもあるでしょう。でもGoreanの世界は本来的にはRLのものなので、SLだけ責められてもね、ということもあります。

さて、なんでGoreanは人気なのか?

実は欧米の白人男性には私たち日本人の知らない精神的プレッシャーが掛っていて、それが社会の進歩にも役だっている半面、さまざまな病理の原因にもなっています。

欧米は基本的にはキリスト教的な男性優位の世界観で動いています。そこでは男は強くなければならず、特に白人男性は有色人種よりも優秀であらねばならず、女は男に従属しなければなりません。キリスト教でも女性優位の考え方もあったのですが、そういう母系社会的な文化はキリスト教の長い歴史のなかで弾圧されて、押し込められていまでは変形した形でしか残っていません。小説・映画の「ダヴィンチ・コード」もこの事情を取り上げていますね。

ところが近世から現代に掛けて、そのような中世的社会から男女平等の民主主義的思想が台頭してきたわけです。だから現代の社会では女性は尊重しなければならず、大事なのは「愛」と「家族」で、男性は公の場所でその二つを判で押したように賛美しなければならない社会になっています。つまり伝統的規範では男性優位ですが、公式には人は人種や性別に関係なく平等ということになります。

このような二つの建前に押しつぶされて白人男性は性犯罪に走ることが少なくありません。アメリカの異常性犯罪者の中には幼児の時代に大人の女性に虐待された(いろんな意味で)トラウマを持っている人物が少なくないという見方もあります。実際連続女性殺人事件の犯人が黒人男性であることは極めてまれで、白人男性がほとんどを占めています。

このストレスをRLで女性を虐待することで解消する代わりに、SLその他でごっこ遊びにすり替えているというのが実態ではないでしょうか?ある意味精神の均衡をとっている健全な行為とも言えるし、また欲望を偽物で満たしている不健全な行為とも言えます。学問的にはどのように表現するのが正しいのでしょうか?

まあ、以上はかなり数字で裏付けるのは難しい仮説を書いているわけですが、この仮説はまともな人間はあまり認めたくないことなので、検証は行われていません。研究分野としてはかなり面白いと思います。

で、今そのSLのGorean Communityの中でちょっと問題が起きているということがSecondlife Heraldに書いてありました。

SSはGorean のカテゴリーのPoseの一つです。  

Posted by Sophiee Winkler at 09:54Comments(0)