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Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
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2009年10月20日

受難の不動産業

受難の不動産業

BnT(Brautigan & Tuck Holdings)という企業グループがあって、IntLibber Brautiganという名前の53Simを所有するCEOが運営していました。ただ、この人は前々から色々問題になることがあって、例えば9月にはこの人が管理しているAnCapExという両替サービスで、預金者がL$50,000を引き出せなくなるという事故がありました。

BnTは株式も上場していて、8月には0.0015%とかいう、ほとんど無意味な配当を行なっていました。また、ここは不動産賃貸が主業で、今回どうも破産したみたいなんです。

土地を借りている住民が突然自分の土地に入れなくなって、調べてみたらSimがOfflineになっていたのです。なんか同じようなお話が身近にもありましたね。そうそう、じゃぱらんどと同じです。つまり賃貸料として払ったお金はネコババされたってことです。

リンデンラボは管理料の支払いが滞ったBnTの土地を差し押さえ、金曜日1日に限り元住民が自分の借りていた土地から持ち物を回収することを許しました。その後はまたOfflineになって、そのあとは消滅する見込みです。具体的にどれ位の数のSimでどれ位の人数の住民が被害にあったのかは不明です。

同じBnTの土地でも、BnTがSurreal Estateという150Simを有する会社から借りて住民に又貸ししていた土地は、Surrealがその土地を取り戻し、管理料はそのままリンデンラボに払い続けているので、住民には迷惑は掛かっていません。Surrealの経営者のDeuce Marjetaが住民に配ったノートカードによれば、「要するにBnTは儲かっていなくて、長期間にわたり赤字が積みあがっていた」んだそうです。

Alphaville Heraldの主筆であるPixceleen MistralがMarjetaにインタビューしたところによると、

「SLで土地ビジネスをやる者は誰でも肝に銘じておかねばならないのは、身の丈を越えて土地を買い込まないこと、自分の手金で(管理料が)支払える範囲に留めて置くこと、そしてRLで簡単に裁判所に引っ張っていけるのでないようなパートナーを頼りにしないことなんだ。」

なるほど。皆さんももう一度胸に手を当てて考えてみましょう。

さて、ここでの問題はこの種の当然予想される出来事、大家さんの破産という問題についてSLの中ではちゃんとした処理の方法がないということですね。RLには破産法とか民事再生法があってもSLにはないのです。それについてはまた明日。

タグ :不動産業

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Posted by Sophiee Winkler at 13:06│Comments(0)ビジネス
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海外のセカンドライフ情報などに詳しくて、私の巡回先にもなっているソフィーさんのブログ「おカタイのが御好き?」に、昨日投稿したBNT所有SIM閉鎖に関する「The Alphaville Herald」記事が紹...
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