RLの裁き

Sophiee Winkler

2014年01月13日 22:49




 しばらくリンデンを巡る動きから目を逸らしていたので気が付かなかったのですが、昨年からリンデンラボに対して訴訟が起こされていて、その結果リンデンが実質的には敗訴して、最近賠償金を支払い始めたようなのです。

 原告はSLのユーザーで、リンデンラボが色んな理屈をつけて、あるいは理屈もなしに没収したSimや返還しなかった管理料、ユーザーの持っていたリンデンドル、あるいは失われてしまったSL内での創造物に相当するお金を払えというもので、原告は複数いるので集団訴訟の形をとりました。

 どうも最終的には和解したらしいのですが、まだ和解判決文も手に入れていないので、はっきりしたことは分かりません。

 ポイントはリンデンラボの主張するTOS(サービス規約)が不当にユーザーの権利侵害をしていると認められたのか否かですね。リンデンラボはTOSですべてのSL内の創造物は、誰が創ろうとリンデンラボが所有権を有すると定めています。昔はそんなことは言っていなかったのに、何年か前にこのような業突く張りの項目をTOS改訂の際に忍び込ませたのでした。

 そして、全部リンデンのものなのだから、どんなものでも何時でも好きなだけリンデンが利用し(パクリ)、また消滅させることができるとしていたのでした。また、「販売」した土地はいつでも対価なしに没収できるとしていました。実際に多くの人が全く理由なしに、あるいはこじつけの理由で土地やその上にあった創造物や、あるいはアバターの持物やアバターの運用権を取り上げられました。

 しかし、これらのものはユーザーがRLのお金を払って手に入れたり、作ったりしたものです。これを一方的に取り上げるのはSLの中だけではなく、RLでの財産権の侵害になるというのが原告の主張です。その通りですね。

 詳しいことはこれから調べたいと思いますが、いよいよリンデンの封建領主的な好き勝手放題にRLの司法のメスが入った訳です。リンデンラボはRLでサービスを供給しお金を稼いでいます。従って仮にTOSにどのように定めてあっても、ユーザーに一方的に不利な事柄を押しつけるものであれば、そんな契約は無効なのです。これはRLのごく普通の法的常識です。その当りまえの理屈をリンデンラボは長年にわたり無視し続けてきたのでした。

 こんな大きなイシューなのに私は見逃していました。まあ、私には何の関係もないだろうし(多分)。もうみんな知っているのでしょうね。リンデンのブログなんかにも書いてあるのでしょうか?