リンデンラボは何を考えてるの?

Sophiee Winkler

2007年09月13日 20:58


リンデンラボってアメリカの会社で、私達が生きているSLを考えた人たちね。そしてそれをOSの形で提供しているの。
私達はそのなかで最小限のルールの下で、好き勝手に遊んでいます。ゲームのようにうるさい決まりやストーリーを作らずに、私達を野放しにしているのは頭がいいと思うわ。どちらに発展していくかを参加者に任せているのだから。
この点が企業のビジネスポリシーと合わない部分なんだけど。少なくとも現在の企業は高く売れるものを自分達のやりたいように作って、それを好きな方法で売っているわけ。お前達はどんどん消費しろって。
でも、SLでは特に個人ごとに全部考えてることが違うので、私達はなかなかそういう出来合いのベースに乗らないの。そこが難しいところ。まあ、私達も試行錯誤してるんだから、企業もどんどん試行錯誤してください。
で、リンデンラボは何を考えているかってことだけど、彼らは成功した。でも厄介なことも出てきてしまった。それは例えば政治や宗教との関係。SLはRLの反映だから、RLの悪いことはみんな起きてしまうの。殺人こそないけど、RLでの殺人の謀議やシミュレーションはできてしまうかも。窃盗や詐欺は既に現れてますね。マネーロンダリングも可能だし、ギャンブルもありました。
そうするとそれを快く思わない人達から圧力が掛かってくるわけ。政治に潰されてせっかくのビジネスの資産価値がなくなってしまうのは嫌なので、リンデンラボはギャンブルを禁止にして、児童虐待のような倫理に反することも規制しました。つまりRLからの介入を招かないように、RLと妥協したのね。
それもこれもとにかくSLを上場するか、転売するかして創業者利得を手にしたいからです。当然よね。彼らも「永久にやり続けるつもりはない。」って言ってますからね。 いわゆる「出口戦略」を模索しているところなの。