Wスタンダード

Sophiee Winkler

2008年01月12日 10:31




EUの課税をリンデンが認めたことに関し昨日はぶつぶつ言ってましたが、後でちょっと考えてみたの。

課税するということは、SL内でのL$の取引が通貨を使った経済行為と認定したということなの。つまりSLユーザーがリンデンラボに対してL$を払うことに課税して、RLの通貨で納めさせていることは、L$とRLのハードカレンシーの交換を認めているということね。だからEUは後々、L$と$やユーロを交換してはいけないとは言えなくなったということです。これはSLにとっても、私達にとっても大きなことですね。

ただ、一方でリンデンラボは私達にL$は財産権ではなくて、何かの拍子に失われても補償しないなんて言っているわけ。万一の時のリスクは避けておいて、RLの行政当局に対しては通貨としての交換性を認めさせておく、つまりSLの魅力の源泉の一つとしてもっておくという使い分けをしているの。こういうのをダブル・スタンダードというんですね。

で、SL内ではお金のように流通させながら、お金じゃないので利子はつけてはいけないということにしたんです。ある意味イスラム教徒みたいですね。彼等も建前はお金貸して利子とってはいけないんだけど、利殖のために投資はしていますからね。

この部分でビジネス的にSLはRLみたいな発展は望めないような気がする。金融資本は認めない、ものづくり中心の世界なんですね。今のところはそれでいいのかな。

次は、先ごろ発表された金融に関する規制についてご紹介しましょう。
ビジネス