Sophiee Winkler
2008年02月12日
13:31
TV見てるとクイズとグルメと温泉の次にペット関係の番組が多いですね。あと医療かしら?旦那さんよりペットが大事な主婦とか、ペットに贅沢させている設定の映像が一杯流されてますね。報道機関ではネタがなくなると動物園に行けというくらいだから、安易に撮れる割には人気のある対象なんですね。これが大阪府知事だったりすると、ちょっとしたことですぐむくれるので報道機関もやり難いんです。というわけで、ペットとアバターの関係について考えて見ましょう。
共通点としてはペットもアバターも自分の自由になるものですね。ペットは言うこと聞かないことも多いけど、アバターは100%ご主人様のいいなりです。でもペットは飽くまで愛情を注ぐ対象であって連帯感や愛情も返ってくるけど、アバターは自分の分身だから、別の自分として振舞っているので、愛情は飽くまでも「自己愛」なんでしょうね。どっちもご主人様の独りよがりという点では似ています。
ペットもアバターもご主人様の時間を沢山取ります。ただ、アバターはSLをやらなければいいし、中断できるので自由度が高いです。ペットは子供と一緒で24時間のお付き合いです。ペットやアバターを通じてコミュニケーションが広がったり、癒やされたりするのですから、受益というか効用は似ていますね。
でも、ペットは触れられるけど、アバターは触れられない。アバターは自分で動かしているので、意外性はありません。楽しみ方の質が違うので、この二つが競合することはないですね。
よくペットを何匹も飼っていて、自分のことは構わない女性がいますが、明らかにペットのせいで結婚のチャンスを失っているように見えることが多いですね。本人も異性よりペットがいいと公言したりしてるので、放っておくしかないわ。ペットもアバターも私たちの心の隙間を埋めてくれているので、手放す訳にはいかないんですね。
ペットがしでかしたことも、アバターを通じてやったことも責任は全て本人が引き受けなければいけません。裏を返すとペットやアバターには「人権」がないんですね。単独で社会的、法律的に意味のある意思決定や価値判断をすることはないということでしょう。外国ではSLのアバターに「人権」を認めるべきだという主張もあるけど、この点で無理がありますね。
アバターは大したことないけど、ペットについては現代人は多くの時間や資源を注ぎ込んでいます。本当は貧しい人や恵まれない人に差し伸べられなければいけない援助が、ペットにより消費されています。その一方でペットやアバターを使ってビジネスをしている人も沢山います。獣医師、動物関連サービスや商品の提供者なんかですね。それに伴って沢山の資源やエネルギーが消費され、二酸化炭素や廃棄物が生み出されているわ。
ペットはこのように環境や社会に対して相当な負荷を与えています。だから財政再建のために財源が不足だというなら、ペットに課税すればいいんですね。ストレートに課税すると選挙に負けるというなら、ペット用の「戸籍」を作って、そこへの登録料としてお金を集めればいいんです。これなら自発的ですから文句はないでしょう。家族の一員として公認してあげるということね。自治体単位ですぐにできることですね。気がつく政治家はいないのかしら?