キャンプ消滅危機

Sophiee Winkler

2008年02月13日 13:31




現在SIMやParcelの人気を測る方法としてはトラフィックが採用されてるんですが、外国のブログを見ているとリンデンラボは現在この測定方法を変えることを検討しているみたいです。大げさにいうとキャンプサイト消滅の危機なのよ。

現在は物理的にどれだけのアバターがその場所で時間を潰したかを計測して、これをトラフィックとして評価しているんですね。でも、この方法を逆手にとって「キャンプ」という手法がSL中に蔓延しています。結果としてお金さえ使えば魅力のないRegionがあたかも観光客や買い物客で一杯であるかのように見せることができるんですね。この方式はあまりにも流行しているので、キャンプ専用の様々なアニメも開発されて売られています。ほら、よく見かけるお掃除してるところとかね。

アバターの後ろにいるのは人間ですから、やっぱり群れたいんですね。自分でゼロから発見するよりも、人が集まってるところに何か面白いものがあるんじゃないかなって思うのが普通です。人との触れ合いも欲しいんですね。

でも以前にも書いたように、キャンプをして僅かなお金を貰うことは、結局は損なんです。そのお金ではネットワークの利用料とか、マシンの電気代とかは賄えません。だから得しているのはキャンプの設置者なんです。トラフィックの数字に騙されて集まってくるアバター達も時間を取られるのでちょっと損してるかも。

ということでリンデンラボは本当に魅力があるかないかを中身まで踏み込んで評価する方法を考えているんです。一つはアバターによる投票、もう一つはアバターのプロファイルで出てくる「お気に入りの場所」みたいな記載ですね。でもこの方法はアバターの積極的な動作、つまり投票や書き込みを必要とするので、結果として偏ってしまう恐れもあるし、数が少なすぎてほとんどの場所がゼロになってしまう恐れもあります。

また、仮にそういう方法を採用しても、必ず誰かがその裏をかく方法を編み出してくるでしょう。まるでRLみたい。例えば複数アカウントを使って自分の場所を自画自賛すればいいんだし、人にお金をあげて「お気に入り」の場所として登録してもらえばいいんですね。キャンパーとしては時間で拘束されるより、一回きりの動作でお金もらえるんなら、その方がいいですね。

AのRegionでお金もらってAに投票して、BのRegionでまたお金もらってBに書き換えたりしてね。なんか携帯や電話のマイラインの乗り換えみたい。ひょっとするとミシュランのガイドブックが進出してくるかも。ここはオーナーが美人なので3つ星とか、フリーアイテムがくだらないのでマイナス30ポイントとか。うーんそういう格付けビジネスって可能性ないかしら?早い者勝ちなんですよね、こういうの。どうしますか~?……ということでキャンパーのみなさん、今のうちに死に物狂いでキャンプしまくりましょー!マシン壊れるくらいにね!
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