Sophiee Winkler
2008年03月03日
13:31
仮想世界のコミュニティー構築を支援しているOnline Community ReportというWeb Magazine があります。この主筆のBill Johnston がFeb13にリンデンラボのマーケティングのVP(部長さんみたいなものね)でコミュニティー・ディベロップメントの担当でもあるRobin Harperにインタビューしてます。その引用です。ちなみに、Robinは女性で、アバターも女性です。
Q1
セカンドライフの現況について
「1月の統計では921,554人がログインして全体で2,800万時間を楽しみました。ユーザーの45%は女性でした。SLの世界は今や16,816のRegion、426平方マイルに拡大しました。(RLのサンフランシスコは49平方マイルしかありません。)およそ1,800万リンデンドルの取引が住民間で行われ、毎日平均US$265,528のLindexの為替取引が行われています。登録人口の上位5カ国はUSA、ドイツ、日本、英国、フランスです。」
Q2
SLは06と07年にはメディアで非常に大きく取り上げられていましたが、アメリカン・アパレル社の実験的進出の失敗に見るように最近反動が出てきているのではないですか?世間の注目があなた方の活動に与える影響と、SLのコア・バリューについてどう考えていますか?
「メディアの関心というものは周期的に上下するものです。SLは爆発的な発展の段階にあって、プレスも社会的、実験的な活動に対して非常に好意的に反応してきました。でも結果的にメディアは成功とはいえなかった1,2の例にフォーカスしてしまいます。忘れてならないのはプロジェクトというものは往々にして計画の不備で頓挫してしまいます、SLのせいではなくてね。また、プロジェクトは失敗したのではなく、予定通り行われて終了したという場合もあるのです。」
「私たちはSLが3Dの発展に適した、誰でもが夢中になれるようなフレキシブルなプラットフォームを提供していると信じています。大きなプロジェクトを成功に導くために、私たちはSL内で成功し、企業や教育機関にコンサルティングやコンテンツを供給している300以上の会社と一緒に働いています。私たちは彼らが成功するためのベストプラクティスを定義し、必要なツールやサポートにアクセスできるように支援しているんです。」
Q3
RLの世界的なブランドにとってSLのなかでマーケティングする余地はありますか?
「セカンドライフでは多くの有名なブランドがプロジェクトを成功させています。Sion, Intel, Adidas, Reebok, Pontiac, Reuters、他にも沢山あります。成功したプロジェクトではそれに参画したクリエーター達がSLは既存の感覚のメディアではないということを認識していたこと、つまりReachやFrequencyやImpressionが大事なのではないということを知っていたんです。SLにおけるマーケティングの価値は自分達もデザインを助けることができるという顧客の経験を取り込む機会があるというところから出てくるものです。」
長くなるので続きはまた、明日。
ソフィーの解説:
Reachは広告で、ターゲットした顧客層に到達する度合、Frequencyはその回数を意味するマーケティングの用語でこの数字を上げることが既存のマーケティング手法なんです。
画像は今度発売したスキンのクラシファイド広告です。あなたにリーチしたかしら?