リンデンの将来(その2)

Sophiee Winkler

2008年03月23日 11:00




Tateru NinoがリンデンラボのPhilip RosedaleのChairman就任についてブログで長いコメントを載せてます。出所はMassivelyね。

「Rosedaleはこの仮想世界で最新世代の試みを始めた張本人だったが、それは彼の想像力と意志力の賜物だった。」

「残念なことに、この何年かは彼は物事にほとんど関わっていなかった。ちょっと待った、彼はリンデンラボのCEO(経営最高責任者)じゃないかっていうんだろ、そうその通り。かれは多分競馬場の観客席でビーフジャーキーと鉛筆を注文してオッズをつけているオッサンと同じくらいにはこの仮想世界に注目していただろう。あるいはそれ以下かもしれない。」

「リンデンラボのような多くの会社では、本当に重要な戦略的な意思決定は取締役会でなされる。そしてそれに応じた本当に重要な戦術的な意思決定は部長クラスが行う。CEOというものは調節弁か緩衝材のように働く。CEOは報告書が通るパイプか、安全弁みたいなものだ。彼等はメディアに登場し、あちこち旅行し、またビジネスにおける人間のイメージ、アイコンとしても振舞う。(リンデンラボがこの典型的なモデルの通りかどうかはそのうち分かるので、今のところどうでもよい。)」

「Rosedaleの性格がどうかということには関係なく、彼の役割というものが彼自身がSLに関わり、考える時間をほとんど奪ってしまう。Rosedaleは取締役でもあるから、重要な意思決定には現実に関わっていそうなものだが、直接にプロダクトと関わる時間なしに、彼の考えがそのままの形でこの何年かのうちに仮想世界に反映されていたとは思えない。」

「一旦代わりのCEOが任命されれば、彼は毎日のお決まりの活動から開放される。彼の関心はほとんどフルタイムでSLに向けられうる。(リンデンラボに関してはほとんどありそうにないことだと我々は思っているが、仮想世界の背後で行われている仕事が仮想世界を観察し、相互作用を及ぼす時間というものを圧倒的に奪ってしまう。)」

「もしあなたがRosedaleをSLの神になぞらえるなら、その神様は長いこと不在で、世界はほとんど彼なしで運営されて来た。しかし全ての兆候が、彼がもうすぐ戻ってくることを示している。観察し、考え、創造に必要な決断をするために。」

次回はNinoの仮説の続きと私の反論です。
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