Sophiee Winkler
2007年09月21日
23:43
スキンに関するフィニッシュ(仕上げ)あるいはエフェクトとしては、ハイライト、スエット、オイルなどがありますね。ハイライトは体の出っ張った部分を明るくするもので、特に胸やお腹、腿、お尻、肩、頬などに使用します。でも何といっても胸のVゾーンがスキン製作者の腕の見せ所ね。前にもお話したように、ペールやアイボリーの肌よりもライトタンやタンのスキンの方が効果は分り易いです。
人間のスキンは金属ではないので、輝きもメタリックな光沢ではなく鈍い明るさということになります。ハイライトのメッシュで肌の質感や肌理(キメ)を表現することが可能なの。これも製作者によってハイライトとはただ色が明るい部分と考えるか、肌の質感をアップする表現手段と考えているかに分かれるの。後者が上級であることはいうまでもないわね。
それからスエットは水着なんか着て汗をかいている感じ、オイルはやはりビーチで肌にサンオイルを塗っている感じを出したい時に使います。これらはハイライトと異なり、シャツやズボンのテクスチャーとして提供されています。TPOに合わせるものなので、脱ぎ着ができるようにしてあるのね。
ハイライトにしても、スエット、オイルにしても、実際に肌に光が当った反射光として見えているわけではなく、効果を上塗りしてあるだけなので、アバターが姿勢を変えたからといって光る部分が移動するわけではありません。
これとは別の話として、実際の人間の肌の表面は半透明ですから、それを横から見ると肌独自の色が強調されて薄い陰影がつきます。それが白人女性では赤みや黄色みがかって見えるんだけど、日本人女性が色白の場合は緑味を帯びて見えますね。これは日本人独特なんだとか。いまのところSLのスキンではそこまで表現してあるものはないみたい。厚みのあるレイヤーでもないかぎり難しいでしょう。
あとはシミやソバカス、ホクロがあります。欧米人はソバカスには抵抗感がなく、子供っぽい感じを出すために愛用してるみたい。ホクロはつける場所によって色っぽい効果が狙えるわ。
画像①は通常のスキン、②はオイル、③はスエット、④はハイライトです。②にはシミが、③にはシミと血管が描かれています。あるエフェクトを採用することで失われるものもあることが分かるのよ。