SLのビジネス(その7)

Sophiee Winkler

2007年10月03日 12:19




以前にSLでビジネスが成功するには爆発的な需要の伸びが必要っていったけど、そんなものあるのかしら。女子高生が携帯電話で新しいアプリケーションを流行らせるようなそんなアウト・ブレークがあるかってこと。

SLと携帯のサービスを比べると、SLは断然重いですね。マシンが大きすぎるし、高すぎる。これは3Dを高速で表示するのだから仕方ないです。仮に携帯でSLできるようになったと仮定しても、そんな小さな画面見ててもしょうがないもんね。だから今のSLのままでは携帯のアプリのようにみんなが四六時中やってるって具合にはいかないわね。

SLでできることって本当に一杯あって、限界が分らないくらい素晴らしい世界なんだけど、世の中の多くの人はそんな凄いものはいらないのね。平面のゲームとか、パチンコとか、単なる通信で十分楽しんでるの。だから、SLの最大の敵はこういう小型端末で楽しめる、低級アプリってわけ。そのうちそっちの方がSLのいいとこ取りして、SLからの乗換えがでたりするかも。当面家庭用や携帯ゲームマシンが潜在的な脅威ですね。SLの簡易版みたいな3D・SNSのソフトも出るとか、出たとか。

だから、SLが大ブレークするためには、マシンが2万円以下位に安くなること、携帯可能で操作が簡単になること、出来合いのSL内アプリを提供してあげること、SLに自分自身をREZできること(3Dプリクラみたいな)、というように相当ユーザーに歩み寄ってあげないといけないでしょうね。そんなSLが面白いかって思うけど、大衆って偉大なのよ、自分に世の中を合わせさせるっていう意味でね。本当はSLって私たちのイマジネーションやクリエイティビティーを刺激して、育ててくれるものなんだけど、現状ではあまりにも敷居が高いの。今流行しているメディアからSLに人を誘い込むような架け橋の役目をするものが欲しいなって思うの。

でも、これって他の成功例を無理やりSLに当てはめようとしてるだけで、本当にSLの素晴らしさを世の中にアッピールしているわけではありませんね。それはもっと真面目に考えなきゃね。今までは随分抽象的なことを言ってきたけど、次回はもっと具体的に何をどうするかを考えてみたいです。
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