Sophiee Winkler
2009年02月24日
13:18
Andrew Lindenという人はリンデンラボの創業当時からのメンバーで社員番号1番です。でも技術的な裏方に徹していてあまり目立ってはこなかったですね。黙々と仕事をこなしていくタイプなんでしょう。ところがこんな人に対しても例の拗ね者ブロガーのProkovy Nevaは噛み付いていくんです。
「前々から奴には面白いところがあると思っていた、ちょっと暗いけどね。それは多分ソースコードの洞窟にこもっていて、表に出て政治的な問題をディスカッションしたり、ブログなんかで一体リンデンラボはどれくらい儲けているのかなんて俺達と話をしたりすることがなかったからだろう。
一度意味も無く不愉快な振る舞いをされたことがあったので、俺は奴を俺の『敵のリスト』に入れたんだ。だがあとで謝ってきたのでそこから外してやった。だから全体として見ればいい奴なんだ。
奴は全ての死体がどこに埋まっているか知っているし、全てのスイッチの場所も知っている。もし奴が辞めてしまうことになったりすると、俺は組織の記憶が失われてしまうことが、そして何よりもSLへのコミットメントというものが無くならないかと心配だ。Andrewは夜通し起きていて、バグや不具合を直している何人かのうちの一人なんだ。」
思わず笑ってしまうNevaらしいコメントです。独りよがりでお節介、でも面白い。全ての死体云々は表面的な意味としては「何から何まで知っている」ということですが、リンデンラボを辞めていった個々の人が躓いた場所や理由を知っているということで、念頭には具体的な人物や過去の経緯の認識があるわけです。一方スイッチというのは「物事をうまく運んでいくコツ」を意味していますね。
「ということで奴等に定まった就業時間というものがあるのか?もちろんあるに決まっているが、いつだって奴等は疲れてフラフラしていて、オタクそのものといった様子だ。
そもそもコード屋という人種は物事はなんでも自分達で解決できると夢想しているんだ。たとえ問題が奴等の担当部署や専門領域を超えた社会的、経済的なものだとしてもね。というのはもし全てがコード化されていれば、全ては理解できるし自分達で決定できると思い込んでいるからだ。だが失礼ながら俺は見解を異にさせて戴くね。それで時々現れては、本当のことを教えてやっているというわけだ。
今日の話というのはとっても重要で、Bots とトラフィックをどう考えるかというテーマなんだ。Andrewは最終的には知的で思慮深いアプローチを示したし、一方Simon Lindenはリンデンの技術屋が反射的に取る姿勢、つまりトラフィックは悪で、Botsは善で、トラフィックの記録なんか止めちまえという反応を示したね。リンデンラボの中ではもう議論を辞めてしまったこの問題を俺も含めた3人がどう論じるかというのがポイントなんだ。」
裏事情や本音が出てきそうで楽しみな感じはありますね。そして何よりも、昨日の記事で私が「ミステリー」だと表現したBotsに対するリンデンの態度の真相が明らかになるのかどうかがとても気になります。中身はまた明日。出所は言わずと知れたSecond Thougts の2月17日の記事です。英語で直接に読みたい人はすぐ出てくるので自分で探してね、長いけど。