登録されました

Sophiee Winkler

2009年03月26日 13:20




Echelon(エシュロン)という名のアメリカの国家安全保障局が運営している通信傍受システムがあります。これはもう50年以上も前から稼動しており、常に最新のテクノロジーを取り入れて高度化し、監視の対象を拡大させています。簡単にいうと対象範囲のとっても広い検索システムみたいなものが最初にあって、キーワードで捉まえたメールアカウントやIPアドレスなんかを登録して、そこから更にネットワークや携帯電話の通話電波等を通じて関係する通信先を突き止め、通信内容を分析します。

日本は9・11の後にこれに参加を打診したという噂があり、現状でどうなっているのかは不明です。でも傍受のための施設がいくらか存在していることは間違いないでしょう。沖縄米軍の「象のオリ」みたいに目立つものでなくてね。最近の映画でもEchelonはよく出てきますね。これをさらに高度化したシステムを使って本部から現場の工作員に指示出しているところとか。最初から最後までこればっかりという脚本は疲れます。なんかお仕事やらされているようで。

さて、SLを始めとする3D-SNSの世界では07年の後半からマスコミや世間の関心が高まってくるとともに、RLの犯罪等に仮想世界が利用されるという懸念も高まってきました。資金洗浄、幼児虐待、麻薬の密売、テロやその他の犯罪の計画・シミュレーションなんかです。

で、素人の感覚としては素性を隠した(誰でも隠れているけど)CIAやFBIのエージェントがSLの住民として貴方に接近してきて、それらの犯罪の証拠集めをするというイメージです。そこでブログなんかでもそういう事態になったらどう対処するかなんて色々議論していた時期がありました。いやいや大丈夫、疑いを掛けられても「俺、洒落でテロリストやヤクの売人の振りをしているだけなんです~。」って言い逃れちゃうからなんて、そういうことを半分真面目にブログで書いたりしてましたね。

実際には最初に掲げたEchelonによってまずRLの情報を収集して、それからRLの行動が監視されるという順番でしょう。SLで情報収集なんて、世界の公安当局もそこまで暇ではないでしょうけど、逆にそうだから利用者も出てくる可能性は無くはないなんて、疑心暗鬼になってしまいます。もっとも昨今のようにネットで犯罪グループの募集していても止めさせられないんだから、あまり効果ないのかな~って思うけど。「老子」に「天網恢恢(てんもうかいかい)疎にして漏らさず」ってあるけど、天網ってインターネットのことだったんだって感心したりして。老子は偉い!って、アハハハハハハ・・・・・・。でも多分漏れっぱなし。

内容の傍受がしづらい光ケーブルの発達でEchelonにとっては状況は厳しくなってきていますが、でも通信を記録に残すのも普通に行われているので、携帯電話でも、SL内でも悪巧みをしたらみんな残ってしまいます。だから、FBIのエージェントがSLに派遣される代わりに、SNSの事業者に当局が情報提供を依頼するというか、強要するという形で情報収集を効率的に行うということはできるんですね。そのとき事業者はどうするのか?答えは簡単、中国政府に喜んでネットワークの情報提供をしてビジネスの拡大を図ったGoogleの例もありますからね。

こっちの防衛策としては、SLで毎日そこらじゅうに自動増殖、自動消滅プリムをバラ撒いて、みんなで「テロだ~!」って大騒ぎするというのがあります。「テロだ~!」って大騒ぎするだけのBotsを開発したりして。あ、これで私も「登録」されちゃったのかも。
^^;)
ビジネス