遂に出たアイツ

Sophiee Winkler

2009年07月27日 13:12




昨日ご紹介したNimrod Yaffle、そうリンデンラボによってトウモロコシ畑に流刑に遭った人ですが、どうやら今はSLとは別のGridでCopy Botの改良版を販売しているようです。ところがアウトローの世界でも技術の進歩は著しく、Builder Botという新型が開発されて販売されようとしているそうなんです。

Arphervill Heraldの記者のPixleen Mistralはリンデンラボの幹部にインタビューしても面白い情報は何も得られないことをよく知っているので、こんなふうなアウトローとかレスビアンのグループに接近しては裏情報を集めてくるのが得意です。先日もこのNimrodにコンタクトして、新型が出たら貴方はどうするか、なんて大きなお世話の質問を投げかけていました。

それに対するNimrodの反応はまた別の機会に譲るとして、Builder Botとは何なのか?気になりますね。調べてみると、これはRightAsRain Rimbaudというやたらに長い名前の人が開発したものです。

彼の説明によればBuilder BotはSLのSim内にあるオブジェクトを自動検知してそのままOARファイルに変換してしまうものだとか。OARファイルというのは専門用語なのでよく分かりません。調べてわかるものなのか?ま、私たちがしょっちゅう何かをダウンロードしたり解凍したりするときに使っているファイルだと思います。

実際彼はこの方法でRezzable Gridと呼ばれるOpensimをコピーして作り、さらに10個ほどのSimをSLからコピーしてきたのだそうです。この段階では全部自分のものだと思うけど。

で、問題なのは以前に紹介したSecond Inventoryというソフトは自分のInventoryの中にある自分が作ったものか、フルパーミッションのものをHDにコピーできたんだけど、このBuilder BotはSim内のオブジェクトは持ち主の見境なく何でもコピーしてしまえることですね。要するに非常に強力になったCopy Botということで、これが去年あたりに噂になっていたCopy Bot2.0なのではないでしょうか?

で、これをそのまま販売するについてRightAsRain Rimbaudは彼の名前と同じくらい長ったらしい言い訳をしているんですが、どうも理屈がよくわかりません。いまやOpensimは仮想世界のフロンティアであると同時に、お尋ね者や詐欺師や山師のアジトになりつつあるというのも頷けるお話です。ちょっと時間を掛けて真相に迫ってみることにしましょう。また、リンデンラボはどういう対抗措置をとろうとしているのか?

このように緊張感が高まっているときに無邪気に怪しげな行動を取る住民がいたとしたら、やっぱり「トウモロコシ畑の監獄」が復活するということになるのではないでしょうか?お気をつけ遊ばせ。
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