楽なお仕事

Sophiee Winkler

2009年11月11日 13:05




Massively のTateru Ninoの記事からです。リンデンラボの新しいガイドラインによれば仮想世界の通販市場であるXStreetでは著作権侵害と認められる商品はリストから取り除かれることになっています。

Constanza AmsterdamというアバターがNinoに明かしたところによると、先日Constanzaが出品していた女性奴隷用のシルク(身にまとう薄物)が撤去されたという通知がリンデンラボから届いて、その理由が「スニーカーのConverse社の商標を侵害したから」というものだったそうです。

このアイテムはいわゆるGorian Roleplayというご主人様と奴隷のSM的ごっこ遊びに使われるもので、アイテム自体に話しかけると返事かあり、あたかも女奴隷と会話しているかのような効果があるわけですね。

「取ってもいい?」
「いや~ん。」みたいな調子で楽しむのだとか。

常識的に考えてセクシーさを売り物にするアイテムにスニーカーのマークをつける人はいないし、彼女からNinoに送られてきた商品の看板ではスニーカーもロゴも見つけることはできません。確かに鎖に繋がれた運動靴を履く女奴隷なんて見たことないですね。

ただ、商品の解説の中に「自由人とconverse 出来る」というフレーズがあり、これが引っ掛かったのではないかと推測されます。これは動詞で使うと「談話できる」と言う意味になります。

スクリーニングに使われたのはKeyword Spamによる検知という手法で、予め登録された単語を含むものをSpam あるいは違反物と認定するというとても低能なやり方なんです。

彼女(Constanza)はリンデンラボに証拠を提出して抗議し、謝罪を求めているそうです。基本的にお馬鹿なアイテムなので、「ハレンチでお馬鹿だから駄目」といった方がすっきりするのですが。リンデンの担当者も同じくらい適当でお馬鹿なのでこういうことが起きるのでしょう。でも、楽なお仕事でいいですね。
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