リンデン韓国撤退

Sophiee Winkler

2009年11月16日 13:35




Alphaville Heraldの11月14日の記事からです。

「韓国ではSLの導入が失敗し、リンデンはサービスを英語のクラスに切り替えた。韓国HeraldによればリンデンラボはBrunson Games Corp.にウェブとViewerの運営を任せていたが、そのプロジェクトを放棄した模様で、Brunsonとの契約は失効するままに放置された。Brunsonとの契約は2007年に韓国においてSLを運営すべく結ばれたが、SLを売ることはうまくいかなかった。

韓国Herald のChoi He-Sukは、名前も分からない人々で混みあっているオープンな環境は韓国人には限られた魅力しか与えられなかったと述べて、何とも憂鬱な図柄を突きつけている。

『SLはこの地域の市場の特性に自身を適合させることに失敗したようだ。当地の業界筋によれば、韓国のユーザーは閉じられた環境の中で、知っている人達との小さなグループのなかでの交流を楽しむ傾向にあり、また速いペースで展開するオンラインゲームに慣れているのだ。』

確かにSLのGridが不安定な時のラグやRezが完了するのを待っている間の寒々とした時間を最小限にして欲しいという気持ちは理解できる。しかし、これらはすぐに解消するという問題でもない。

明るい側面としては、リンデンラボは韓国のSLのウェブサイトを方向を変えて、英語の語学サイトにしてしまったことだ。韓国のファンがみんな英語のスキルを向上させるために練習をするだろうと思ってのことだが。外国語の語学授業の人気が廃れることがないように祈ろう。

リンデンの人々は何としてでも利益率を上げることが必要だと思っているので、読者はリンデンが投資家がキャッシュを搾り出す準備をするタイミングで、こういった限界的市場での損失を止める措置に出るのを見てびっくりするかもしれない。

さらに憂慮されるべきことには、コンピュータの楽しみで溢れたSLという壁に囲われた花園の魅力を、韓国の人々が評価できなかったことは、この惑星のなかで最もネットのケーブルが張り巡らされ、オンラインロールプレイングのゲームが大流行している国ではそれは競争力を持ち得ないという警告かもしれないのだ。

これがPhilip Lindenが早々に帰国の船に飛び乗った理由と言えるのであろうか?」


ストレートに「創造性やイマジネーションのない人にはSLは無理。」って言ってしまうとスッキリするけど、そんなこと公には言えないしね。でも、英語の授業って、ちょっと情けない気もするけど、「教育」という芽は残しておきたいということなのね。
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