Sophiee Winkler
2010年01月14日
12:06
Alphaville Heraldの9日の記事です。
Facebookは2004年にハーバード大学の学生が作ったSNSで、今では米国だけで一億を超えるアクセス(年間?アカウント?)があるそうです。
米国の学生は基本的には自力で授業料や学生生活の費用を賄います。日本のように親に仕送りを受けていると軽蔑されてしまいます。高校を出たら一人前、なるべく早く経済的に独立するというのが社会の常識で、これがこの国の活力に繋がっていると思います。働く若者が夢と自信を持っている社会なんです。
そこで学生は入学や卒業に当たって、学生間で色んなものを売買します。教科書、自転車、自動車、夏休みの間の賃貸している部屋の使用権(自分は旅行するか実家に帰り、その間部屋を又貸しする)、その他何でもいらなくなったものをすぐ売ってしまいます。ルームメートの募集なんかもそうですね。
そんなときには食堂や、寮に「売ります買います」といった張り紙が貼られて、電話番号の書いた切り込みのついた短冊状のピラピラがついているのを見た人も多いでしょう。
Facebookはこういう学生の切実なニーズに応えるものとして伸びてきたので、単におしゃべりの道具としてだけではないのです。もちろん期末テスト前の情報交換なんか、他の学校までできると有難いですね。(教授が別の学校でも同じ授業を掛け持ちしている時なんかです。)
そのFacebookで異変が起きています。金曜日の朝にコンタクトしてみると自分のアカウントの「お友達」のリストから数十のアカウントリストが抜け落ちてしまっているのです。
Facebookは基本的には一個人1アカウントで、複数の名前を使うことは禁止されていますが、Facebook本部がインチキアカウントを突き止めて消しているというのでもなさそうです。そんな面倒なことやるメリットは少ないですからね。多分システム処理の問題なのでしょう。でも本部の意図的な措置だという説も有力で、その真相を求めて議論が広がっています。詐欺まがいの広告とか重すぎる動画の貼り付けとか、そういうサービス規約違反かもしれませんが、理由も処分内容も公開されていません。
私はやったことないので分かりませんが、アバターを使うので、それが消されてしまうということですね。今のところユーザーとしては「夜中に部屋にやってきて殺す前に、ノックして起こすくらいのことはやって欲しい。そうしたらみんなにお別れの連絡が打てるから。」という弱々しい反論しかできていないのです。
アメリカ人の運営するこの種のサービスで、「当局」の振る舞いというのはかなり共通性がありますね。リンデンラボのやり方とよく似ていると思いませんか?