Sophiee Winkler
2010年01月29日
13:09
ブログのHyperGrid Businessは休眠状態になってしまったと私がこのブログで書いた直後から、Maria Korolovは突然投稿を再開して、最近では力作を続いて載せています。まさか私のブログを読んでいるはずもないので、たんなる偶然で充電期間が終わったということでしょうか?
さて、25日の記事では彼女はSLを始めとする様々なGridの比較を行なっています。彼女の指摘は、これがまるで数日前の私の指摘と同じなんですが、Immersive(没入型)の3D仮想世界の主催者は数字や技術的な優位性に関心を持ちすぎているというものです。つまり、コンカレントなログイン人数、インタフェースの種類、サポートされているデータ標準といったものに着目しすぎる反面、実際にビジネスにおける使い易さといったものがないがしろにされているというものです。
例えば仮想モールで買い物をするような場合、多くのGridでは80人以上のアバターが同時に活動できるように主張されていますが、実際にはSLでもそうですが、そのなかで動きまわったり、取引活動をやったりするのに支障のない人数は20人程度です。
というのもアバターは重たいコスチュームやスクリプトやパーティクルを動かしながら登場することもあり、その場合には地域の負荷がうんと増えてしまうからです。まさかお客さんに「当店にはなるべく裸でお越し下さい。パンティーなしだと10%割引!」なんてキャンペーンする訳にもいきませんね。
その解決策の一つとしては、3D-immersive と言いながら、実は擬似3Dの設定にするという方法があります。具体的にはお店はちゃんと3Dなんですが、そこで動けるアバターが2次元のペラペラで上下左右にカタカタと動けるだけというような感じですね。なんかそこまでしてアバター使う必要もないような気もするけど。
複数のプラットフォームではVoiceのオプションにかなり差があるそうで、彼女の判定ではSLのVivoxが最も高性能なんだそうです。3DXplorerと呼ばれるプラットフォームではスカイプまたは他のサードパーティのボイスシステムを付加するように要求しています。
彼女はこの他にザービスの価格のバリエーション、ブランド力、携行性(?)、エコシステム、使いやすさとうい項目を立てて分析しています。それは長くなるのでまた明日。