いろんなGrid(2)

Sophiee Winkler

2010年02月02日 13:37




ちょっと間があいてしまいましたが、HyperGrid BusinessのMaria Korolovによる様々なGridの評価についでです。

価格のバリエーション

サービスの価格のことです。彼女は最初大きなコストを掛けたくなかったので、安くて小さな規模からOpensimを始めて、それがちゃんと動くことを確認して、そこから広げていこうと考えていたのだそうです。

多くの企業が仮想世界に参入してくるにつれ、彼女達も自分達自身の環境をホストしたい、あるいは従業員のためにハイエンドのプラットフォーム、あるいは顧客と向き合うためのマーケティング的なプラットフォームをデザインしたいと考えるようになり、それにそこそこお金を使ってもいいかなと思うように変わっていっていきました。

(1) 一般的なOpensim
価格はゼロから始まり、サーバーソフトはフリーでダウンロードできます。個人専用の地域は月当たりUS$16です。ハイエンドなサービスを供給するものとして、IBMのLotus Sametime 3DプロダクトはUS$5万です。4つのRegionを同時に使うことができ、ファイアウォールに守られています。

スタートアップ料金はベンダーにより区々です。ユーザーがアクセスする場合のキャパシティの限度は無限だと宣伝されていますが、一つのRegionでパフォーマンスを落とすことなしに20から30以上のアカウントを動かせるとは思わない方がいいでしょう。

(2) Linden Lab のSecond Life
月当たりの価格は1Region US$300から始まってUS$5万5千まであります。スタートアップ料金は1Region 当たりUS$1,000程度です。

(3) Altadyn’s 3Dxplorer
基本的なオンライン会議室の値段は無料。アバターが15人入れるなんでも付いている会議室は月当たりUS$49から。大きな会議施設であれば月当たりUS$490です。

(4) Forterra’s Olive
ユーザー単位で課金、1ユーザーの年間通しサービスであれば価格はUS$200以下で済む。

(5) ProtonMedia’s ProtoShere
サーバーソフトのフリー評価版あり。価格帯はユーザー当たりUS$250~1,000。これはEntrepreneur Magazine の情報。

(6) Nortel’s web.alive
ユーザー当たりひと月US$10、商用利用の場合はUS$70まで。商用利用の場合は商品広告が可能なのと、40人以上人が入ってきても大丈夫なんだとか。

次回はBrand Name とPortability という変な切り口です。
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