Sophiee Winkler
2010年03月31日
13:01
Victorianaの13Simが閉鎖されるに当たってのオーナーの通知の続きです。Secondlife Heraldの24日の記事です。
「それ以来ログインの不調、ラグ、アセット・インベントリーのトラブルなんかが日常的に起きるようになりました。メンバーや住民とのコミュニケーションにはIMがあるから大丈夫なんていうのは間違いで、それで連絡を取るのはSimのオーナーにはとっても負担になるのです。だから、頼りになるのはNotecardなんだけど、これもうまく機能していないことが分かってきました。
私は過去2週間に多くのNotecardを住民に送りましたが、ほとんど着いていなかったのです。それから皆が私に送ってくれたものも多くは私に着いていないことが分かったのでした。こんなことで一体誰がビジネスやコミュニティやあるいはグリッドを運営することが出来るというのでしょうか?
リンデンラボはこのグリッドにおいて新しいユーザーが得る経験を向上させようとして、懸命に頑張っています。それは私も熱烈に支持しています。でもそれを実現させるプロセスで彼等の気分が5分おきくらいにコロコロ変わることが、関係している全ての人を傷つけ、経済を不安定にさせる上ではとても効果的に働いてしまうのです。
先頃リンデンはプレミアムメンバーに無料のホームを提供する仕組みを導入しました。でもこれはSLを始める新人達を当て込んで、既に土地やSimにお金を注ぎ込んできた人々のやる気を見事に失わせることを意図しているというべきでしょう。一体タダで土地が手に入るときに、誰が土地や家にお金を払うでしょうか?
あなたが土地の所有者だったら、おめでとう、あなたの土地は1月時点よりもその価値を減らしていますね。もしあなたが貸家のオーナーなら、おめでとう、タダで一軒手に入るのに誰があなたの家なんか借りるもんですか?Simやその一部を所有している人達、とりわけ家を売ることを商売にしている人達は、そのハードワークや努力が意味のないものになってしまいました。レンタルビジネスを経営している人達も今や酷い目にあうことでしょう。
リンデンはまたメンタープログラムとメンター達を投げ捨てましたね。この無償で人々を助けようとする人達を。それからリンデンは今まさにGateway Program(新人をコミュニティで受け入れる運動)を完全に止めようとしています。これに時間やお金を使った住民や土地のオーナーが新人を食い物にしている場合があるという言い掛かりをリンデンがつけているのです。幸いなことに私個人はその企画には乗らなかったけど、それに努力していた人を3人も知っていて、彼等の新人が最初のファンタスティックな5分間を経験できるようにしようという試みに注ぎ込んだ個人的な時間とお金がどれほどのものだったかはよく知っているんです。でもリンデンがまた気分を変えたために、それらはすべて無効で意味のないものになる運命にあります。」
なんか彼女の表現はどんどん感情的になってきて、怒りがおさまらない様子です。バランスを取るためにリンデンの立場に立ってコメントしておきましょう。まず、昨日のインベントリーが失われることやNotecardの問題は以前からあることなので、リンデンがこの解決にもっと頑張らないといけないことは確かですね。
でも、この土地のオーナーがビジネスの収益を上げるためにLight Specの土地にいろんなスクリプトや多くの住民や建物を詰め込んでいたとしたら、これはリンデンラボだけを責められるものではありません。サーバーを新しくしてもらうとか、原因について相談することが必要でしょう。ただ13Simだとリンデン側からの優先順位は低いのかもしれない。
次にプレアカに土地を無料で提供するというのは、確かに単純に考えると彼女の主張通りですが、リンデンによって供給される土地は最小単位なので、土地を持つことで何かを作る習慣が身についた人は、もっと広い土地や多くのプリムを利用したくなるのです。だから土地を持たせるという導入をねらった方策ともいえます。
それからリンデン自体が住民の無償の行為について昔のような無邪気な考え方を持たなくなってしまっているということでしょう。メンター制度ではメンターを装いながら、人々に対する支配欲を満足させたり、商品の購入に誘導するなどの行為があったので、このような紛らわしい行為を防ぐために止めてしまった、メンター制度自体もう役目は終わったと考えたのです。
無償のつもりで物事をやっているのに「損をした」というのはちょっとおかしいですね。無償といいながらその裏には集客や売り上げ増への期待がある人もいるでしょう。もちろん純粋に人助けを考えている人もいるでしょうが、ビジネスの経済性が成り立たないようなことをしても、長続きはしないというのが最近のリンデンの考えではないかと思うのです。
でも、心変わりをしたなら、それについて「乗せてしまった」人達にちゃんと説明することは必要ですね。
次回も彼女は何かに噛み付いているようです。