おおよその真相

Woodbury Univの一派でSoviet Woodbury派の幹部であるKatelyn Manamikoは自分達でModular Systemsのユーザーデータベースを違法に入手しながら、Modular Systemsの責任者であるFractured Crystalに逆襲を始めました。つまり、なんでそんな大事な情報なら漫然とサーバーに貯めておいたのか、またそれが外部に流出したとして何を恐れるのかという質問ですね。

Fractured:「なぜならその結果何が起きるかは予見できないからだ。それからある人達にとってはそれは他者から馬鹿にされる恐れのある微妙な情報でありうるからだね。」
　　　　　「しかし現在自分に分かっているところでも、それが公けにされた場合の結果を前以ってこうだと決め付けることはできないと言える。」
　　　　　「そのデータベースを盗んだ個人には今以上の大変な災厄が降りかかってくるだろう。我々とリンデンラボの手によってね。そしてお仕置きが公平に行なわれるなら、Woodbury Universityにだって及ぶはずだ。」
　　　　　「だから、WUはまさにリンデンラボと一緒に薄い氷の上に乗っかっている状況なのさ。情報によれば、その氷はとっても薄いんだ。」

Katelyn:　「状況があんたのいう通りなら、誰も勝者にはなれないってことだな。」
Fractured:「フフフ、tizzy（Woodbury のメンバーのひとり）にはこう言ってやるつもりだ。データベースの情報が流出したりすることはないと確約することが、彼等にとって最も得になることだとね。」

以上の会話はスカイプを経由して行なわれています。だってIMや通常の会話ではリンデンラボや他の者に聞かれてしまいますから。Fracturedは何とかTizzy達に盗まれた情報が公に流出しないように、Katelynを脅しているわけで、Katelynは表面上はひとごとのように余裕をもって受け答えしています。

次はjcool410とKateの会話です。Jcool410は自称18歳で、コピー機能つきのvLife
というビューワーを造った人物ですね。技術的にはそんなに高くないと思うけど、悪戯好きで、彼のサイトを見ると「いまチンチン触っているとこ」なんていう紹介があったりします。札付きのGrieferですね。KateはAlphaville Heraldの記者でしょうか？

このスカイプ経由の会話でjcool410はSoviet Woodbury派のTizzyというアバターがModular Systemのサイトをハッキングしてユーザー情報を盗んだこと、メンバーのCam Scientistというアバターも同様に禁止されている悪事を色々働いていること、自分自身も

「途轍もないことを好き勝手にやってきたけど、今後もますますやりたい放題にさせてもらう。自分のやり方を変えるなんて考えていない。おいらは問題に対処するときは頭から力ずくでいくのが流儀なんだ。」と述べています。

どうやらこの変が真相ですね。まとめて見ると、Woodbury Universityに巣食うGrieferやハッカーは何年か前に一度、不行跡のかどでリンデンラボからSimごとBanされました。その後再び一派は復活、再編されましたが、統制が取れていないため、再び同じような悪事を働くようになりました。

その一つとしてTizzyがModular Systemsのサイトから情報を盗み保有しているので、Fractured Crystalは他のメンバーに情報を公開しないようにアプローチをしているというのが一月前の状態です。

しかし、一連の出来事はリンデンラボの察知するところとなり、リンデン側のWoodbury復活という温情があっさりと裏切られたことが明らかになりました。そのためリンデンラボは4月２１日にSoviet Woodburyを含む10数個のWoodbury Univ.関連Simをオフラインにし、Woodburyのメンバー約25名がBanされたのです。

つまり、現時点では記事に登場したKatelynもCam Scientist,Tizzy,もjcool410も、そのままの名前ではログインできなくなっています。

4月29日にはSLのグリッドでは大規模長時間のシャットダウンがあり、またその後も同様のトラブルが続きました。またこれとは別にModular Systemsのユーザー情報が盗まれ、それが何者かによって一般に公開されました。

今のところ疑いのレベルですが、これらの災厄はリンデンラボからBanされたWoodbury一派の報復なのではないかという噂がしきりです。彼等は自分達の犯行だと認めてもいないし、否定もしていないという状況です。ただ、Heraldの保有しているスカイプの会話のログでは、Woodburyのメンバーが深く係わっていたことをが推認されます。

Woodburyからすれば「氷はとても薄い。」と脅しを掛けてきたFracturedもリンデンと同じ穴の狢だから、（どっちが悪いのかという発想はないのです。）やってしまえと感じたというのが発端となっているということですね。

「誰も勝者にはなれない。」という言葉が意味深長です。まあ、こうやってトラブルを起こしたり、Banされたりするのも彼等のゲームの一環なのです。かまって欲しいので悪戯を続ける子どもと同じです。

この他に何か参考になる情報があればご教示下さい。