リンデンの将来

Sophiee Winkler

2008年03月22日 10:13




リンデンラボのCEO(最高経営責任者)であるPhilip Rosedaleは先日、現在のCEOの地位を去り、改めてChairman(取締役会会長)に就任することを検討していると語りました。

Web MagazineのMassivelyの執筆者であるTateru Ninoは近頃現場から離れてユーザーや開発情報に疎くなっているRosedaleが再び現場に戻ってくるという予測を立てています。私は全く反対の見方をしていますが、それはまた明日。

Multiverse Networkという仮想世界のプラットフォームを製作している会社があって、これがGoogleと提携をしてGoogle Earthや3D Warehouseといったその他のモジュールを組み合わせて、昨年秋あたりから新しい仮想空間を作りつつあります。その責任者であるCorey Bridgesという人物が、このRosedaleのChairman就任について次のように語っています。

「SLにはできないが、Multiverseにはできることがある。さよならフィリップ、獲物を一杯残してくれてありがとう。結局SLは伸びが横ばいになってきたが、ユーザーの行動に関して明かされていない重要なデータがまだいろいろあるよね。株式を上場して公開企業になろうとすると色んな困難が待ち構えている。なぜなら何種類もの本当の数字を開示しなければならない。彼等の『放棄レート(ユーザーが使用を辞めてしまう割合)』は巨大だからね。」

このCorey Bridgesがいう「SLにはできないが、Multiverseにはできる」ことって何かしら?調べてみたいですね。Corey Bridgesは次のような慇懃無礼なコメントで最後を締めくくっています。

「我々全員はフィリップに心からお礼を言いたい。この業界に世の中の注目を集めてくれたことにね。さあ、これからは本当のテクノロジーが一歩を踏み出す番だ。」

Multiverseについて知りたい人は次の記事をご覧下さい。日本語です。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20358287,00.htm
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