月20万円稼ぐ人

Sophiee Winkler

2008年07月31日 13:31




昨日はものづくりの後で久しぶりにお友達と深夜にお喋りをして色んな事を教えてもらいました。

私は以前からSLの中で商売してても儲からないって言ってましたが、なんとある人はRLの生活費の半額くらいはSLで稼いでいるんですって。ガ~ン!

何をしているかというと、売れそうなものをどんどん仕入れてきてお店に並べるというただそれだけだそうです。で、お店を沢山持っている。つまり、私みたいにものづくりで一喜一憂しながら時間遣ったりしないで、ひたすら人の作った売れそうなものを物色してるんですね。専門のクリエーターも何人か抱えているみたいとか。

う~ん、一瞬羨ましいと思ったけど、これってRLの商人と同じですね。そうかー。SLでの儲け方なんて型にはまったこと考えてるからだめなのね。つまり、不動産屋さんでもそうですが、ベーシックなアイテムを淡々と供給する。RLでうまくいっていることをそのまま真似る。ものづくりの喜びなんてどうでもいいんですね。ものづくりで楽しんで、その上ビジネスで儲けようなどというのが厚かましくて、どっち付かずだったんです。

これってRLと同じ構図ですね。作るひとは面白さとか、チャレンジとか満足とか、思い入れがあるんだけど、それで儲けるのは安く仕入れて高く売る人なんです。でも何か詰まらない。それならRLで雑貨屋さんでもやればいいんですよね。何のためにSLやっているのか分からないし。

ポイントは徹するということ。一つ一つのアイテムが自分の趣味に合うとか合わないとかはどうでもよくて、そこそこのものを沢山揃えるということ。次に、面で抑えるということ。日本だけにこだわっていてはだめなのね。それからRLのベーシックを真似るということ。RLにあり、面白みはないけどSLでも必要とされるものを見つけるということですね。それを臆面もなく追求して、商人になりきるということ。売ったものは忘れる。私みたいにアフターサービスまでやっているのは馬鹿ということになります。

でも、そんな風にしてうまくいくのは初期の物不足の時代でしょうね。今みたいに商品の質を問題にされるようになると、やはり専門店が有利になって雑貨的量販みたいな商売は利幅を下げざるをえなくなるでしょう。それでも数で勝負かしら?

で、月20万円というのが微妙ですね。お小遣いとしては十分だけど、RLの仕事を止めるわけにはいかないし。この20万~25万円というのが他のビジネスでも分水嶺なんですね。例えばパチプロは平均すればこの程度で、家族は養えないし厚生年金もないので、だんだんジリ貧になるんだって。時間と体使っているんだし。これも食い扶持稼ぎということになると味気ないでしょうね。TVで華々しく月収150万円とか言っていても、病気もするし、負けるときもあるので均すとこんなものだとか。仮に生活費の全部をそういう所得で賄えたとしても、人生誤ってしまいますね。だから、本書いたりTVに出たりするわけだけど。

まあ、反省としてはビジネスがどうのと偉そうなことをブログで書いてますが、私は素人だということでした。素人が面白がって色んなものつくって、気に入った人が買ってくれたら喜んでいるということです。で、プロの商売人になりたいかって?あははは。そんな味気ないことはやりたくないですね。でも、とっても参考になりました。そういう道もあるんだな~って。今更だけど私は趣味でやっているのねって自覚できたわけ。

やっぱりSLならではのビジネスっていうのを編み出すのが夢があっていいです。まだ誰も見つけていないけど。
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