ZYNGOの増殖

Sophiee Winkler

2009年11月09日 13:06




いったい何時ごろから出てきたのか、最初は慎ましやかにしていましたが、今や我が物顔で増殖しています。はい、それはZyngoです。果たしてリンデンラボがどのような判断を下すのか?横目で見ていたのですが、いまのところ知らんぷりしていますね。

これが2年前に禁止されたギャンブルに当たるのかどうか、様々な議論があります。ある人はこれをSkill Gameと呼んで、100%の偶然性に基づく射幸性の強いものとは区別すべきだ主張しています。技術ってなんでしょう?サイコロをうまく振る方法?次はどんな目がでるか予測する方法?Gyngoでは沢山の数字のうちどれを消すかを選択することになるから、技術性が高い?なんて色々理屈を述べている人もいます。

でも、どんなギャンブルにも技術によって差が付く要素は含まれていて、それがあるから人気があるとも言えるのです。だからZyngoだけが特別だということはないでしょう。投資したお金が市場での売買等には関係なく何倍にもなって戻ってくるものは、押し並べてギャンブルといえるでしょう。

私はそれらの議論には興味はありません。問題はなぜリンデンラボがZyngoの跳梁跋扈を放置しているのか?何時突然に実はそれはギャンブルであると断じて、規制に乗り出すのかということです。

Zyngoが流行すれば、Zyngoパーラーがあちらこちらに建設されて土地が売れます。機械も売れるし、お金のやり取りも盛んになります。だから当面放っておいてもいいんだし、RLで問題視されればAdult Simに押し込めたり、最高限度額を決めて規制してもかまいません。だから、リンデンラボの従来のやり方でいくならば、当面は放置しておいて、利益を得る方針のように見えます。

リンデンラボの肩を持つとしたら、もしリンデンラボがZyngoを禁止したら、それを商売にする人々、ギャンブルをやりたい人々は別のGridに移っていく懸念があるということですね。

これらの見通しとは全く無関係に、お金の絡むところにはどこでも「詐欺行為」の余地があります。Zyngoのマシンを不正に操作して当たりを出させる不良ユーザーがいれば、どんなに頑張っても、鬼がウジャウジャ出てきて、ユーザーのポイントを奪ってしまうインチキマシンだってあるのです。

SLをやっているだけで、それなりのコストと時間を使っているのですから、RLで別のギャンブルをやった方が実感が得られていいと思うのですが・・・。ネットでタダで出来るところもありますね。もちろん賞金はありませんが、誰かのいう「技術」の習得には便利かもしれません。
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