2009年11月09日
ZYNGOの増殖

いったい何時ごろから出てきたのか、最初は慎ましやかにしていましたが、今や我が物顔で増殖しています。はい、それはZyngoです。果たしてリンデンラボがどのような判断を下すのか?横目で見ていたのですが、いまのところ知らんぷりしていますね。
これが2年前に禁止されたギャンブルに当たるのかどうか、様々な議論があります。ある人はこれをSkill Gameと呼んで、100%の偶然性に基づく射幸性の強いものとは区別すべきだ主張しています。技術ってなんでしょう?サイコロをうまく振る方法?次はどんな目がでるか予測する方法?Gyngoでは沢山の数字のうちどれを消すかを選択することになるから、技術性が高い?なんて色々理屈を述べている人もいます。
でも、どんなギャンブルにも技術によって差が付く要素は含まれていて、それがあるから人気があるとも言えるのです。だからZyngoだけが特別だということはないでしょう。投資したお金が市場での売買等には関係なく何倍にもなって戻ってくるものは、押し並べてギャンブルといえるでしょう。
私はそれらの議論には興味はありません。問題はなぜリンデンラボがZyngoの跳梁跋扈を放置しているのか?何時突然に実はそれはギャンブルであると断じて、規制に乗り出すのかということです。
Zyngoが流行すれば、Zyngoパーラーがあちらこちらに建設されて土地が売れます。機械も売れるし、お金のやり取りも盛んになります。だから当面放っておいてもいいんだし、RLで問題視されればAdult Simに押し込めたり、最高限度額を決めて規制してもかまいません。だから、リンデンラボの従来のやり方でいくならば、当面は放置しておいて、利益を得る方針のように見えます。
リンデンラボの肩を持つとしたら、もしリンデンラボがZyngoを禁止したら、それを商売にする人々、ギャンブルをやりたい人々は別のGridに移っていく懸念があるということですね。
これらの見通しとは全く無関係に、お金の絡むところにはどこでも「詐欺行為」の余地があります。Zyngoのマシンを不正に操作して当たりを出させる不良ユーザーがいれば、どんなに頑張っても、鬼がウジャウジャ出てきて、ユーザーのポイントを奪ってしまうインチキマシンだってあるのです。
SLをやっているだけで、それなりのコストと時間を使っているのですから、RLで別のギャンブルをやった方が実感が得られていいと思うのですが・・・。ネットでタダで出来るところもありますね。もちろん賞金はありませんが、誰かのいう「技術」の習得には便利かもしれません。
Posted by Sophiee Winkler at 13:06│Comments(3)
│ビジネス
この記事へのコメント
キャンプにしてもアダルトにしても商売の行為を次々禁止してビジネスの意欲を減退させるとの同時に、人口減少を加速させてるリンデンはその場しのぎの対応しかしてない気がします。
Zingoを規制して撤去する事態にまで発展したら、ギャンブラーや今ではキャンプ代わりのZingoでSL生活を遊んでる多くの人は去ってますますSLの規模は縮小するでしょうね。
Zingoを規制して撤去する事態にまで発展したら、ギャンブラーや今ではキャンプ代わりのZingoでSL生活を遊んでる多くの人は去ってますますSLの規模は縮小するでしょうね。
Posted by ぴーちゃん at 2009年11月10日 09:41
リンデンのギャンブル禁止の建前として「偶然性に基づいて賞金が支払われるゲームの禁止」というのがあるので、うがった見方をすればSkill Gameを主張するのはそういったものから区別することでギャンブル禁止の抜け穴を確保しようという意図もかいま見えます。・・・なんだか日本の賭博の禁止とパチンコ、パチスロの関係に似ていますね。あれもギャンブル機なのに玉を打つ/リールを止めると点において「技術介入要素のあるゲーム」であると主張してますから。
私感ですが、リンデンのギャンブル機撤去の実情は上記の建前よりも、むしろカジノっぽい雰囲気のゲームかどうかで判断してる要素が強く、かなり曖昧という感想です。数ヶ月前もリールが手動で動かせるNudge'em Outというスロットマシーンがリンデンから撤去の勧告を受けましたが、図柄をカジノを連想させないものに変えただけのものをリリースし直し、以降リンデンの警告を受けることなく、今も元気に稼働し続けています。
また、ソフィーさんがご指摘の通りZyngoが黙認(と言うか放置?)されている理由の一つとしてその莫大なキャッシュフローが挙げられると思います。
わたしも小さなZyngo屋さんを運営していますが、1回100L$というゲーム料金でもお金の出入りはそれなりに激しく、1日に1万L$くらいのキャッシュフローくらいだったら頻繁に出ます。
2000sqmの土地のzyngo屋でこれなので、他の大手さんのところも推して知るべしと言った感じです。
私感ですが、リンデンのギャンブル機撤去の実情は上記の建前よりも、むしろカジノっぽい雰囲気のゲームかどうかで判断してる要素が強く、かなり曖昧という感想です。数ヶ月前もリールが手動で動かせるNudge'em Outというスロットマシーンがリンデンから撤去の勧告を受けましたが、図柄をカジノを連想させないものに変えただけのものをリリースし直し、以降リンデンの警告を受けることなく、今も元気に稼働し続けています。
また、ソフィーさんがご指摘の通りZyngoが黙認(と言うか放置?)されている理由の一つとしてその莫大なキャッシュフローが挙げられると思います。
わたしも小さなZyngo屋さんを運営していますが、1回100L$というゲーム料金でもお金の出入りはそれなりに激しく、1日に1万L$くらいのキャッシュフローくらいだったら頻繁に出ます。
2000sqmの土地のzyngo屋でこれなので、他の大手さんのところも推して知るべしと言った感じです。
Posted by Yu Seda at 2009年11月10日 23:38
お二人ともコメントありがと~。Zyngoのキャッシュフローって凄いのですね。それがリンデンのいう「経済規模」を膨らましているので、彼らも規制する気にならないのだということがはっきりしましたね。綺麗な建前とずるい抜け道というのはアメリカのお得意ですね。裏表の激しいお国柄。ま、日本政府も核兵器は国内には存在しないと言って頑張ってましたので、同じなのかも。
Posted by Sophiee Winkler
at 2009年11月11日 01:04

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