2010年12月14日
アウトローの世界

Anonymous(匿名又は無名)と呼ばれるハッカーの集団があって、今回のマスターカードへの攻撃の犯人の一人であるとしてオランダの16歳の少年が逮捕されました。SLでも使われた古典的な手口であるアクセス拒否攻撃の手法によるものです。
Arphavill Heraldの記事で、シカゴのNorthwestern 大学の教授であるPeter LudlowへのインタビューがYouTubeに載っているのを転載しています。彼によるとハッカーというのは基本的には緩やかな繋がりしかなく、内部統制のルールもないので、これを取り締まるのは難しいとのこと。彼は数ヶ月前にシカゴで4chan やAnonymousのグループと会合したことがるそうです。
今はAnonymousのメンバー達は例のWikiLeaksと深いつながりがあり、また心情的にもWikiLeaksを支援したいと思っていて、RLで色んな騒ぎを起こしているのですね。これってSLで何ヶ月か前に起きたのと良く似ていますね。情報を不正に入手してそれを公開し、「品行方正」に振舞っていると思われている個人や団体の裏の顔を暴くというのが目的です。SLもそもそもがオタクやハッカーとは繋がりがあったので、これらの人々と完全に手を切るというのも難しかったようですね。
さて仮想世界ではあの程度のことで済んだのですが、RLで大規模に同じような振る舞いを続けていると、やがてグローバルな犯罪者、テロリストと認定されて逮捕拘留されてしまうでしょう。実際Anonymousの公称9,000人のメンバーの中には、中国やイランや、パキスタンのテロリストだって混じっているでしょうし。その根拠は何かと言われてもなにせ匿名の社会だから、そうであるともそうでないとも言えるのです。
今の状態というのはRLにしてもSLにしても、これらの破壊活動や犯罪行為を目的とする団体がグローバルに動き回っているのに対し、取り締まる側がローカルなので穴が一杯あるのです。彼等は総じて自らを無慈悲で専制的な振る舞いを止めない政府に対抗する自由の旗手、解放者と位置づけています。が、実際には彼等も他の人の情報を盗んで、隙あらば自らの利得に繋げようという連中もいるのです。
面白いのはSLのEmeraldの開発者グループも、その敵対グループも、RLのシーシェパードやその他の自由と解放を標榜するグループも、ロビンフッドもその主張や行動がとても似ているということですね。大きなものを相手にして庶民の喝采をえる一方、その活動の裏ではちゃっかりと自分達の金儲けに繋げているということですね。右翼や暴力団も同じ雰囲気があります。「アウトローの世界」とひとくくりにしてもいいでしょう。
そういえば歌舞伎も人間国宝や歌舞伎座などという御立派な道具立てを揃える前は、河原で小屋掛けをして芸を売っていたわけだし、「傾(かぶ)き者」とは異様な風体で常識外れの行動で人目を惹く人達のことだったのです。だからこの度「海老ちゃん」がアウトローの世界に惹き付けられていったのも、ある意味本能の呼びかけに忠実だったわけで、舞台を降りてまで私たちを楽しませてくれるエンターティナーの面目躍如というべきでしょう。
WSJの記事はこちら
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101213-00000013-wsj-int
Heraldの記事はこちらです。
http://alphavilleherald.com/2010/12/shock-uri-flacks-for-the-kremlin-again.html
Posted by Sophiee Winkler at
12:53
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2010年12月08日
最近の私

今年一年は体調が芳しくなく、それなのにRLでは忙しかったので、SLへのログイン時間は非常に減ってしまいました。昨年まではほとんど毎日ログインし、数時間を使っていましたが、最近ではメインのアカウントは週に3時間くらいになってしまいました。
時間が少ないとものづくりに集中するというわけには行かず、先日などは数ヶ月ぶりでスクリプトを組もうと思っても、組み方を忘れていたとか、あるいは複数プリムの結合のやり方を忘れるという信じられない事態が発生し、ちょっと茫然としてしまいました。ま、すぐ思い出すのですが。
ブログの方も全体としてブロガー達は元気がありません。ここでブロガーというのはリンデンラボやSL全体に関する比較的真面目な話題を取り上げているものを指します。ブロガーというのは良くも悪くもリンデンラボの大きな動き、SLでの目覚しい変化に合わせていろんな考えを述べるものなので、リンデンラボの最近の低調な活動、あるいはSL内経済のリセッションによって、書くものがなくなってしまったという状態になったわけです。勿論それにはリンデンによる内部情報提供者の排除といった問題も関係しています。
例えばブロガーのProkofy Nevaは相変わらず分量はすごいものの、SL以外のことについての個人的な話題に終始するようになってしまったようです。Tateru NinoのMassivelyだって、終わってしまいましたね。HeraldはハッカーやGreifer達の跳梁に関連する話題が多かったのだけど、リンデンラボが元気がなくなるのに合わせてハッカー達も何か別の攻撃対象を見つけたのか、弱い相手では張り合いがないのか、めっきり大人しくなりました。
かく言う私も自分の活動も低調だし、外国ブログも面白いものが減ってしまって、あえて皆さんにお知らせするほどの価値のあるものを見つけられなくなってしまいました。
もちろん新たなプレイヤーはどんどん参入してきているし、様々な試みも為されているはずなのですが、私自身それらに感動するということが少なくなってしまったように思います。つまり、飽きたということでしょう。まあ、この程度のものだと見切ったという思いを、真偽は別にして持ってしまったように感じます。
このように書くと、全くSLにやる気を失くしてしまったみたいですが、実は別アカでもっぱら女性アバター用のスキンとシェイプを作っています。これは時間を使えば使うほど良くなっていくのが分かるようになり、嵌まっている状態と言えるでしょう。最近では欧米流のグラマラスな体系ではなくて、ちょっとポッテリした中年女性のシェイプとスキンの組合せがとてもセクシーであることに気づき、それを追求している段階です。
纏まった時間があれば手持ち8体の仕上げを完璧に行なって、市場に出そうと思っています。やはり凡才には何事もコツコツと積み上げていくというのが必要なのだと実感しています。
2010年12月03日
新しい命名法

この間別アカをつくったら、間違えて苗字なしで登録してしまいました。昔はそんなことはやろうとしても出来なかったのですが、どうやらアカウントの命名のポリシーが変わったようです。
Arpherville Heraldはその記事のなかで、新しい楽しみが増えたのだからいいことだと肯定的にとらえています。また、Role Play でアバターの名前をどんどん変えたい人のために、表示される名前だけを変えられるようにもなっているとか?グループ名をいじるのか?あるいは新しい機能が加わったのか?私はいまのところそれには成功していないけど、ちょっと調べてみる必要はあります。SLの画面で表示されるのはDisplay Nameと呼ばれ、User Nameとは違う取り扱いになるということらしいのです。
ということで、いろんな名前がどんどん出てきて、「おいしいシャーベット」とか「コールスロー頂戴」みたいな名前のアバターがいるのだそうです。考えてみれば、今までの苗字はヘンテコなものが多くて、必ずしも満足のいくものではなかったですね。ずっと使うものだから、短くて特徴のあるものがいいでしょう。
その意味では自分で名前を考えられるというのは一つの進歩だし、リンデンラボにとっても人を雇ってへんな苗字のリストをつくって提供するよりも、各自で自由に考えさせた方が楽ですね。以前は反社会的な名前がつけられてRLからクレームが来るのを恐れていたようですが、今回はユーザー各自の責任と言えるし、問題があれば抹消すればいいので、運用上は簡単なのです。
でもさすがにRLに実在する芸能人の名前とか、ブランド名とかはまずいのでしょうね。「コカ・コーラは毒だ」みたいな名前だとどうするのでしょうか?消せば許してもらえるのかどうか?TOSに明記してあればいいというのともちょっと違います。
いずれにしてもただですぐ出きる工夫というのは、まだまだあるのかもしれませんね。