ソラマメブログ
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プロフィール
Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
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2012年10月29日

リンデンのサラリー



リンデンラボのエンジニアのサラリー(年収)が載っているサイトがありました。

(1)Senior Software Engineer  US$86,000~125,000 (平均値US$110,571) サンプル数7

(2)Software Engineer  US$80,000~115,000 (平均値US$98,750) サンプル数4

(3)Program Manager US$90,000~110,000 (平均値US$103,167) サンプル数3

US$100,000が約8百万円ですから、思ったより低いです。やっぱり若年労働者だからでしょうか?日本でDeNAなんかに勤めているほうがうんと高そうですが、日本のITエンジニアのWork Life Balance は相当悪いでしょうね。それに使い捨て度も日本の方が高いでしょう。

この他にも47の職種についてのデータがありますが、それが見たければ登録してログインすることで職を探すことができ、自分の情報も相手に提供するという仕組みですね。リクルーティングのシステムとしては低コストで手っとり早いと思います。上記のサラリーにはもちろんボーナスや福利厚生費は入っていません。  

Posted by Sophiee Winkler at 23:36Comments(0)生活

2012年10月29日

因縁の確執(3)



Tizzers Foxchase のインタビューを訳そうかと思いましたが、あまり大したことを言ってはいないんですね。それとそもそも本心をそのまま語るような手合いではありません。そこで私が要約したものを掲げることにしました。

要するに、戻ってきたのはやはり社会との関わりなんです。Blue Mars Grid で仲間とモノをつくっていたって、見てくれる人もいないのだし。ヤクザや暴走族だって、山の上に理想郷を作ってそこで気儘に生活するなんていうのはいません。やはり一般の人が沢山いる猥雑なちまたが必要なんです。

4回もBan されたことについては金銭的な損害は馬鹿にならないのですが、アカウントと言う意味ではIPアドレスを偽造するか、新しいPCを買って新しいアカウントを作ればいいだけの話です。今回追放されたのも全く違う名前のアカウントです。まあ、Woodbury というロゴのついた飛行船を飛ばしているくらいですから、隠れる気は更々ありません。

彼の見解ではSLというのは3Dの仮想世界の「踏み石」のようなもので、その世界は確かにSLから始まったのだけれど、やがてリンデンラボのような権威主義的な支配者がいない、理想の世界ができるまではまあ今のSLでやるしかないというものです。と、何やら恰好をつけたことを語っていますが、Foxchase は結局は悪ふざけ以外の何をやりたいのかは不明です。

そもそもリンデンラボは一般ユーザーの利益を守るという気はあまりない上に、技術的に違法コピーを防ぐ方法もありません。仮に違反者を追放したとしても匿名性を維持できるこのシステムでは何度でも別アカウントとして戻ってこられます。一方でリンデンラボと関係の深いJLUは何かと揉め事の種になるのにその活動を許しています。だからSLのガバナンスの状況は少しも変わっておらず、ユーザーの不満も変わりません。

リンデンラボはSLをどうしようと思っているのでしょうか?私たちにとってはそっちの方が大事なのですが、これについてもリンデンラボはSim の没収の際と同様意味あることは何も語ってはいませんね。
  

Posted by Sophiee Winkler at 00:41Comments(0)生活

2012年10月28日

因縁の確執(2)



さて、Sandvich Sim がリンデンラボによってBan された件ですが、Woodbury の一派がSim の超高空につくったLongcat 要塞でいろいろ如何わしいことをやってるのがJLUの気に触って、彼等がリンデンに垂れ込んだというわけです。

如何わしいことというのは翼の生えたおチンチンが飛び回っているとかですね。JLUは何か面白くないことを見つけると膝蓋腱反射のように反応します。結構面白いゲームもあってかなり人気の場所だったのに残念に思っている人も少なくないでしょう。

確かにLongcat 要塞に巣食っていたのはSoviet Woodbury と4Chan の関係者です。その中には3年前にJLUとリンデンラボの顔を潰してくれた悪名高きハッカーのTizzaards Foxchase も含まれています。彼は、SLでは女性に扮していますが、実際は男性です。リンデンラボにBan されたのはこれで4回目ですね。彼の別アカであHissyfits ResidentはUS$600相当の衣装を持っていましたが、これも没収されたのと同じになってしまいました。Hissyfits Resident というのは別アカの名前ですが、「癇癪持ちの住人」という意味です。

Secondlife Herald のPixleen Mistral はリンデンラボのやり方をKleptcracy (収奪政治)と呼んで非難しています。そして、Focchase に取材しました。その中身は次回。
  

Posted by Sophiee Winkler at 00:06Comments(0)生活

2012年10月27日

因縁の確執



リンデンラボは9月の下旬にSL内のSteam/Reddit に関するテーマパークであるSundvich Sim を没収しました。Steam というのは「蒸気」じゃなくて、ゲームの配信、管理のためのアプリで、Reddit はHave you read it? を短くしたもので、オンラインのニュースや面白い記事の一覧を提供するサイトです。

で、この原因はJLUとWoodbery Univ. グループの積年の血で血を洗う仇敵関係が原因であると9/30のSecondlife Herald の記事に載っていました。これを初めての読者に説明するのはとても厄介です。でも仕方ないですね。

JLUというのはJustice League Unlimited というRLのコミックヒーローが大集合する漫画に基づいて、色んなヒーロー(スーパーマンとか、スパイダーマンなんか)のコスチュームを身にまとった一団が、SLの中の正義の味方としてGriefer を排除したり、SL規約違反者を見つけて通告したりするという触れ込みのグループです。

「触れ込みの」というのは、実際にはSLのユーザーの個人情報を窃取して、蓄積し何かに利用しようとしていたです。そしてこのグループはリンデンラボから支援を受けていて、情報を流してもらったりしていたのでした。

そのことをWoodbury University が察知してSecondlife Herald 紙上でバラしたことから争いが始まったのでした。3年前くらいのことだったような気がする。Woodbury University というのは実際にカリフォルニアに実在する大学で、そこの出身者がSL内にも作った組織なんですが、最初は教育機関として子供アバターに扮してお勉強ごっこをしていたのです。

しかし、その実態はハッカー、Griefer の集団で、彼等もSL内で他者の創造物をコピーしたり、お金を盗んだり、Sim を故意に落としたり、その他諸々の悪事を重ねていたのでした。だからヤクザと暴走族の間の抗争みたいなものですね。

Woodbury Universityのグループはリンデンラボに追放され、土地もお金も没収されてしまいました。そこで彼等は復讐のためにWrong Hands Group という別動隊を組織して秘かにJLUに潜りこませ、彼等が一般ユーザーの個人情報を盗み取っていたこと、そして同様のことをリンデンラボのお気に入りのThid party でEmerald Viewer の供給者であるModular Systems が行っていたことを突き止め、公表したのでした。

最終的にModular Systems とEmerald ViewerはSLからban され、Woodbury University一派も再び資産を没収され、SLとは別グリッドであるBlue Mars Grid に活動拠点を移すことになったのでした。情報を漏らしていたリンデンラボの社員の何人かは折からのリンデンのリストラに紛れて解雇されました。詳しく知りたい人はこのブログの2010年の5月位からの記事を参照してください。

その彼等、Woodburyとその敵対勢力がまたSLに戻ってきているのです。と、背景を掻い摘んで説明するだけでこんなに字数が掛ってしまいました。今回の騒動は何を意味しているのか?それは次回。
  

Posted by Sophiee Winkler at 02:04Comments(0)生活

2012年10月22日

病める人たち(2)



前回のTenshi の記事の続きですが、ブログへの書き込みを見ると、けっこう批判的なものが多いです。「あんたの方がおかしいんじゃないの?」とか、「SLを見限っといて今更なんだ。」みたいなのですね。お話の調子も取材して記事にしたというよりも、自分が日頃思っていることや、別のところで見かけたテーマをヒントにしたという感じです。

私の勝手な想像では、Secondlife Herald の主筆であるPixceleen Mistral が最近興味を失っていて、ブログを閉鎖することもできないので、昔の記者で何カ月か前に引退した彼女に頼んで記事を一本書いてもらったのではないかと考えています。だからあまり気乗りしない書き方なのでしょう。

さて中身なんですが、彼女は二つのことを一緒にしてしまっているのではないかということです。まず、SLなんかやるのはだいたいは精神が病んでいるのだという、SLの初期からある世間、特にマスコミの偏見です。それともう一つはSLをやり続けると精神が蝕まれるという第二の見方で、彼女はどちらかというとこの後者の見解なのです。

でも彼女は記事では精神に問題のある人がSLをやると亢進する症状を書いたり、SLに耽溺した人が陥る精神の不均衡に言及したりと、原因と結果が逆である二つのことを並べて書いています。まあ、どちらも彼女の偏見というべきですが。

精神が病んでいるとか正常だとかいろいろ書いていますが、こういうのは人によって千差万別だし、精神病理そのものの研究がまだ不十分な現状では学者が10人いれば10通りの解釈ができてしまう分野なんです。正常とか異常とかどこで線を引くのかは難しい問題です。

私の考え方は、私たちは心の中に自分でもコントロールしきれない怪物みたいなものを飼っていて、それは通常は社会規範や理性や損得勘定で抑え込まれているのですが、それらのタガが外れると正常な立場からみれば理解できない形で噴出してくるというものです。

そのように怪物か猛獣か分からないものにときどき好き勝手にさせてやることも、大きな目で見れば必要なことです。それで私たちは趣味やスポーツに没頭したり、人が殺されたり血を流している場面を見たがったり、お酒を飲んで前後不覚になるのです。

それをしないで怪物の欲望を抑圧したままだと、突然暴発してもとに戻ることが出来なくなります。この状態をみて異常だと評しているわけですね。でもこんな人は沢山います。

スカートの女性を見るとどうしてもカメラを差し入れたくなる人、死んだら捨てられてしまうようなものを只管コレクションする人、お金があるのに万引きに走る人、ネットゲームが止められない人なんかですね。しかし、これらはすべて何かの代償行為としてやっているので、無理やり止められたとしても原因は解決していない以上、また別のもののアディクションに陥るだけなのです。

だから、SNSにだけ着目してユーザーの精神病理を云々してみても何の解決にもなりません。彼等は、私は、そして貴方も、やりたいからやっているのです。もっと他の意味あることをやればいいのかもしれませんが、意味あることをやるには才能がなく、才能があっても中途半端なもので一流にはなれないというのが世の中の多くの人の境遇です。

でも、他人からみておかしなことでも、突き抜けてしまえばそこに何か新たな道が開けるのですが、そんな幸運な人はこれまたほんの一握りに過ぎないでしょう。だから、まあ実害の少ないものはやらせてあげればいいのではないでしょうか?

上に掲げた私の撮ったスナップショットも、それら「病める産物」の一つと言えるでしょう。「椅子が無くても平気」なんていう些末なことだけではないことは私にも分かっています。

  

Posted by Sophiee Winkler at 23:52Comments(0)生活

2012年10月14日

病める人たち



Secondlife Herald は最近記事が更新されていなくて心配していました。でもかなり前に記者の活動をやめていた Tensi Bielli が戻ってきて記事を書いています。今月の上旬かな?

「あなたの知っている人が落ち目になっていくというのは悲しいことですね。その本当の名前や住んでいる場所をあなたが知らない、あるいはその人について何の真実のかけらも知らない人の場合は更に悲惨な感じになります。

これらの惨めな魂を救う唯一の方法は、問題を早めに発見して助けを求めるように促すことです。代表的なアラームのサインは次の3つです。

(1) 作りごとを本当だと感じる
精神疾患を患っている多くの人はSLにログインして止め処ない時間を使います。彼等はどんな活動にも首を突っ込みます。彼等はしばしば自分についての物語を人に語って聞かせますが、以前話したお話とは辻褄が合いません。彼等は事実を作り上げてそれを真実だと信じているのです。

(2) SLの中の関係を突きぬけて水のようなゴールを目指す
そのような人々は何か一つのことには集中できません。非常に多くのものに関与します。どのようなものに関係しているかをみれば問題を見つけることができます。

例えば性的なイベントに絶え間なく参加しているのであれば、それは深刻な性的倒錯を意味します。子供の時に性的虐待を受けたのかもしれないし、あるいはその人は自分を本当の『奴隷虐待愛好家(Gorean Practitioner) 』や獣だと信じているのかもしれない。あるいは女性または男性の性をモノ扱いするというのもその兆候でしょう。

(3) 感情的な過剰反応
SL内の精神的に問題のある人は自分自身の感情をうまくコントロールすることができません。彼等は前触れもなく頭に血がのぼり、言葉を間違えて誤った意味に解釈し、全く根拠のないことで喧嘩を吹っ掛けたりします。彼等は冗談が理解できず、人を激しく罵ったりする反面とても敏感で、自分は傷ついてコーナーに追い詰められているように感じているのです。

彼等が自分の張り巡らした絶望の罠に引っ掛かる前に助けを求めるように促さねばなりません。今週は『心の健全性週間』ですからね。」

私は彼女に賛成できないのですが、それはまた明日。
  

Posted by Sophiee Winkler at 12:36Comments(0)生活