2013年06月27日
SLブログの終焉

前にも同じようなことを書いたような気がしますが。
Secondlife の専門ブログであるAlphaville Herald は昨年の10月3日以来投稿がありません。元々は2003年に始められたSecondlife Hrald という名前Web紙がAlphaville Heraldに買われたのです。
Alphaville 自体は米NWUのピーター・ラドロー教授が始めたものですが、結局2012年にはSLはSNSのメインストリームにはならないと気が付いてやる気をなくしてしまったようです。
教授はシカゴ在住のため、カリフォルニアに度々出かけることはできず、リンデンラボの人達にコンタクトして情報を取ることができないので、もっぱらSL内の技術者、つまり、ハッカーやグリーファーから情報を取ることにしました。つまりリンデンを権力者に見立てて、それに対する反逆者の立場のものの見方に立ったのですね。
教授はSL以外にも4ChanやAnonymousやWikileaksとも親交があり、彼等のウェブ情報の自由主義運動に感銘を受けていたようです。つまり、情報は一部の国家や権力者や企業に独占されるべきでなく、真実は世界中に知らしめねばならないという考え方ですね。今、米政府から追われている元CIAの技術者もこの類いです。
もう一つの有力ブログであるDwell on It のTateru Ninoも今年の1月から投稿を止めています。Tateru Ninoは元々はMassivelyで他のオンライン仮想ゲーム等と一緒にSLを扱っていましたが、2008年頃からMassivelyはSLに特化し、その他のジャンルはDwell on It に移しました。
Massively は一昨年くらいに終わり、この時点でNinoはSLに見切りをつけたようです。その後SLはDwell on Itで扱われるようになりましたが、あまり力は入っていなくて、それと並行してリンデンラボの情報内部漏えい者の粛清や利益率向上のための大量解雇によりリンデン内部の情報がとれなくなって、結局は終わりを迎えたようです。
これらのブログの消長はこれらを参考としている私のこのブログに大きな影響を与え、結局私もあまり記事を書くことができなくなりました。この人たちに代わって私自信がSLの中を動き回って取材するというのはできないですね。何せSLの記事は基本的にはみんな無料だし、スポンサーだってほぼいないようなものです。
日本のSLブログのソラマメでも昔からの投稿者は随分姿を消したでしょう。もちろん新たにSLを始め、SLの魅力に感動を覚えて、ブログに充実した記事を載せている新規の参入者も多いでしょうし、ソラマメ以外でもSL関連ブログで活躍している人も次々に入っていきていると思います。でも、それらは時間の問題で、やがてはRLの事情も変化し、SLにそんなに時間を使えないようになり、去っていくことになるでしょう。
これは他のSNSも同じことで、Twitter も Facebook も基本的には同じ変化を辿るのではないでしょうか?なくなるわけではないし、それなりの役割はあるけど、RLの具体的な接触や既存のメディアを押しのけてしまうだけの力はないですね。
意味のあるコンテンツを継続的に掲載し続けること、それを支えるスポンサーがあって、投稿がビジネスとして成り立つことがブログ存続の基本条件なのですが、それはごく一部でしか実現していないと思います。
確かにSNSのお蔭で北アフリカでは革命が起きたし、中国をはじめとする情報管理下にある国家では自由に向けた活動の強い味方として貢献し続けると思います。30年位経ってみれば、今起こっている変化の本当の意味が分かるかもしれません。
今後SNSはどうなっていくのか?無数のブログに注ぎ込まれた投稿者の膨大な努力はどこへ繋がっていくのか?私にはまだ分からないのです。