ソラマメブログ
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プロフィール
Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
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2009年08月28日

い、息苦しい!



SLのGrid とは異なるGrid をOpensim と呼んでいます。もうかなり沢山増えてきたようです。ただ今のところものづくりの機能、アバターのデザイン、インベントリーのシステムなんかでまだまだSLには及ばないといわれています。

そのひとつのReaction Grid がOpensim のユーザーのためにe-commerce site をオープンしました。もちろん今までの他のOpnesim も同様のものは持っていたのですが、それはそれぞれのGrid のメンバーだけが購入できるものでした。OSGrid General Storeのというのが最大のものですね。今回のReaction Gridのものは誰でも買えるところが特徴です。
その名前はGridizens Market Sim です。

“HyperGrid Business” ではそこに売っている “Brain Board”が紹介されていました。これは何なんでしょうね?脳の代わりに板が考えてくれるのでしょうか?何かよく分らないので、どうせXstreet SL でも売っているだろうと思って検索したら、ちょっと苦労したけど見つかりました。どうやらSL内会議用のツールですね。



正式名はThe BrainBoard V1.0 で、基本的にはホワイト・ボードで、それに大きなPost-It みたいなノートを張り付けていくようになっています。コラボレーションのモードとモデレーターモードに分かれていて、アイデアを出すときには会議に集まったみんなが自分で文字を記入したノートを張り付けていきます。モデレーターモードではモデレーター(意見を取りまとめて方向づけをしていく人)が張り付けられた紙の位置を変えたり、文字の色を変えたりして、アイデアやコンセプトを整理していきます。

意見を集約するときにはそれぞれのアイデアに対して参加者が「投票」するということもできます。

考え方自体は昔から欧米にはあった方法で、マグネット使ったり、テーブルの上に大きな紙を広げたりしてやってきたことですね。日本でもKJ法とかいうアイデア捻出のセッションなんかには使われますし、ブラウンペーパー法等とも呼ばれます。きっと紙が茶色いからですね。

SL内会議を本気でやる以上はこういう文房具の大きなのも必要になってくるのですね。お値段はビジネス用なのでとっても高いです。L$16,000だって。SSの赤や青のプリムは何かのスイッチなんでしょうね。

何か私はSLの中まで入ってお仕事したくないんですけど。息つまりそうで。外でやろうと中でやろうと、イマジネーションもセンスもない人を集めても時間の無駄だと思いますけどね。TV会議だってそうでしょう?RLでチョイチョイってお話するだけで十分なんですけどね。まあ、遠隔地の人も参加してということでSLを使うのかな?

SL中にお仕事やっているのか、お仕事中にSLやっているのか分らなくならない?  

Posted by Sophiee Winkler at 13:09Comments(0)ビジネス

2009年08月27日

すきだから?



Geekというのは「オタク」に相当する英単語ですが、オタクかどうかの見分け方の一つに「飽きるかどうか」というのがあります。SLオタクかどうかは、飽きてしまうかどうかという点からみて判断できるという訳ですが、分かったような当り前のような、変な説ですね。

3年以上SLをやっていれば、それはもう立派なSLオタクです。だいたい普通の人は2年以内に飽きてやめるので、それを乗り越えているというのは、興味の対象をどんどん変えていったり、新しいグループに入ったり、何か違うことをやり続けているので続いているのでしょうが、普通はそこまではできないものです。

オタクは何か目的があってやっているのではなくて、それ自体をやりたいからやっているのです。一応口先では「ビジネスの勉強だ。」とか、「新しい出会いがある。」とか、「お金が儲かる。」とか、「自分の隠れた才能を目覚めさせることができる。」とか言って、まるでオタクでないようなことを言っていますが、その目的が果たされないことが分かっても、相変わらずやっているのはオタクの証拠です。

で、なぜそんなに飽きもせずにやっていられるかというと、それは何かの代償行為としてそれをやっているからなんです。本来的な人間の欲望が満たされないときに、その代わりとして何かをやり続けてしまうわけですね。

さてそうすると、普通の人は何かを目的としてやっているわけですが、今やっていることによって、それが満たされないことが分かったり、もっと他の手段で目的が達成できそうだったり、注ぎ込む資源や努力の割にリターンが少ないと思ったりすると、挫折したり嫌になったりするのです。

読者のみなさんの一人一人がどうなのかということは、それぞれ胸に手を当てて考えて戴くことにして、ブロガーについて考えてみたいと思います。ブロガーにもオタクとそうでない人がいます。SLが誕生して以来、ものすごい人数のSLブロガーが誕生して、今日もみんな機関銃のようにキーボードを叩いて文字を出しまくっています。でも何か目的があってやっていたブロガーはそろそろ飽きてきて、あるいは挫折して、やめる人が増えているような気がします。

私がよく読んでいたVirtual Judgement は今年の4月くらいで更新が止まっています。無体財産権専門の弁護士が始めたんですが、なんかブログ書いてても儲からないと思ったのかしら?以前何回かご紹介したDandon Sideways のVirtual Jungle は生活に支障が出たのでやはり今年になってやめてしまいました。Industry Standardはブログでないけど、ITやPC関連のスポンサーの広告が激減したので破産を申し立てています。これはまあRLの損得勘定の話だから関係ないのかも。でもその気になればブログ程度は書けるはず。

相変わらずものに取り憑かれたように書きまくっているのはProkofy Nevaですが、この人は一日にA4で5枚から10枚くらいの分量を毎日のように書きまくっています。正真正銘のオタクブロガーと言っていいでしょう。SLのオタクというよりも、ブログのオタクですね。私のほうが最近ではついていけなくなりました。気まぐれな上に難解で、お話がどんどん内向していくので、物理的、精神的に疲れてきますね。

まあ、何事も最初にオタクありきで、それをビジネス化できるとブレークすることになるわけですが、ビジネスの世界の住民は、リターンが割に合わないと思うとあっという間に退いていきます。今SLについてはこの辺の分岐点に来ているような気がします。

何か目的をもって努力し続けるというのは、大変つらいことです。「目的があれば頑張れる。」というのは、実は嘘なのではないかと思っています。何がつらいのかというと、そこには計算があり、評価があり、見栄があり、欲望があり、生活があるからです。そんなことは関係なしに、いつまでも嬉々として続けていけるとき、あなたは本物のオタクであり幸せの只中にいるのです。

引退のときに、「あなたは何故そんなにも沢山のヒットを打つことができたのですか?」と聞かれたマリナーズのイチロー選手が、余計なことは言わずに、「それはただ、そうするのが好きだったからです。」と答えたら、清々しくて素敵だと思いますね。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:11Comments(0)生活

2009年08月25日

知らぬが仏



毎日チキンにまつわる話題ばかりだと胸焼けがしてしまいますね。ちょっと話題を変えて見ましょう。

公式ブログは色んなジャンルに分かれていますが、そのなかにTechnologyという区分があります。これは主にGridのメンテナンスや新しいアプリケーションの開発についての話題が中心です。仕事の性質上新しいプロジェクトとして華々しくキャンペーンが行なわれるものもあれば、ひっそりと誰に気付かれることもなく進行し、使命を達成して終わってしまうものもあります。

Sardonix Lindenはそんな縁の下の力持ちの活動の一端について語っています。

「SLのような複雑なシステムに責任を持つ者が達成感を味わう最大の機会は、プロジェクトがリリースされ、そして誰もそれに気付かないという場合だね。特にそれがコアシステムである場合には一層そうなんだ。」

で、最近彼が関わったのはL$の集計、ハンドリングシステムだそうで、昔とくらべてうんとシンプルにしたのだとか。Linden Dollar APIと呼ばれる内部ソフトで、APIというのはApplicaition Programming Interface の略です。つまり、L$に関するソフトウェアを今後も色々作らないといけないけど、常に最初から作っていたのでは大変だから、基本的なところは標準化してしまうということなのかな?

地デジTVを買ったら、それは全く新しいシステムなので、今までのコンセントや電線は使えないので、みんな発電所までTVを持って行って、そこで電気もらって観てねということにならないようにするという意味なんだそうです。

う~ん、私はITの専門化でないのでとっても難しくて分かり難いですね。これはちょっと真剣に読み込んでみないと。

「インフラチームの活動をちょっとしか耳にしない場合でも、僕ら現在の栄誉に甘んじて何もしていないなんて思わないでね。近い将来もっと面白い変化について話すから。」ってS.Lindenは語っています。
  

Posted by Sophiee Winkler at 12:47Comments(0)ビジネス

2009年08月24日

トラフィックの変更



リンデンラボがRegionのトラフィックの計算方法を変えるようです。というのはトラフィックの計算というのは一日が終了してすぐに表示するわけですが、Regionが3万を超えて、また同時ログイン人数も増えてきた今日、従来の方法が非常に重荷になってきたのだとリンデンラボはブログで告白しています。

そこでもっとシンプルで正確な方式とアルゴリズムを考えようということになったのです。トラフィックというのは前日にその土地ですべての訪問者が費やした時間の総計ですね。これを60で割って四捨五入して、翌日の太平洋時間午前1時に掲示するわけです。

でも現在すでに高いトラフィックに到達している人気のあるRegionの数字はあまり変わらないだろうという予想です。それよりもBotsを使ってトラフィックを上げようとする動きの方が問題だと思いますが、リンデンラボはこれは許されるべきでないとして、今までよりさらに厳しく取り締まっていくということを明らかにしています。

まあ、それはそれでいいんですけど、実際にこういうポリシーの変更を検討するときには、考えていることのマグニチュードを確認しておく必要がありますね。つまり、現在アクティブなアバターのうち何%がBotsなのか、そしてそれはトラフィックの高いとされるRegionにはどのように分布しているのか、実際にどこに何匹いるのかをサンプルベースでいいから明らかにしておくことが必要だと思います。

そうすると、ログイン人数の40%が実はBotsだったなんて分かるかもしれないし、それがトラフィックというものが目当てでなされているとすれば、トラフィックシステムそのものの存在まで含めて見直すか、Bots狩りのシステムをつくるかなどという対策が出てくると思います。

Bots狩りなんてイタチごっこで、とてもリンデンのスタッフではコスト高でできないというのであれば、賞金稼ぎを公募して、Botsを隠していた人がBanされたときに、実質的に没収されたのと同じになっているL$を賞金とするなんていうことができますね。そこまでやれば本物だけど、実際にはBotsはいなくなっては欲しくないと思っているのではないでしょうか?

これに対抗してBotsを使う側により観光客や買い物客を装った高仕様Botsが多用されるのかもしれません。

トラフィックの新しい計算方法はまだ明らかにされてはいませんが、8月31日から適用され、9月1日には新たな方式に基づく数値が掲げられます。  

Posted by Sophiee Winkler at 19:37Comments(0)生活

2009年08月23日

第二次チキン戦争(6)



さて、この辺でSion Chickenのテーマについて一応自分なりの考えをまとめておきましょう。まだ全容が分かったわけではありません。自分で農場を経営したことはなく、飽くまでこれまでにブログ等で得た知識しかありません。

農場主たちの感想を見ても明らかですが、やはり私が初期に感じていたようにSionはChicken Farmを完全にビジネスとして割り切っていて、それも一度入ったお金はライセンシーには二度と返さないというポリシーがあると判断していいでしょう。

農場主の中には一種の利殖と考えている人と、チキンが可愛いとか育ってくるのがうれしいとかいう遊びの部分がほとんどの人もいますね。この割合がどれ位なのかよくわかりませんが、案外後者が多いのではないかと想像しています。

鳥に餌を与えるというのは考えてみれば時間単位でゲームにお金を払っているのと同じで、その鳥が増殖すればゲームの時間単価は加速度的に増大していくわけです。もしチキンが可愛いというのであれば、餌もいらない、増殖もしないペットを買ってくればいいのですね。

また利殖目的の人にとっても、仮想の卵や鶏を珍しい色合いのものにして市場で転売できるまでには、相当のL$を注ぎ込んでいるはずですし、今までの投資を上回るような対価を得るためには相当な値段にしないと引き合いませんね。そうすると実需とは別に色合いなどが変わったものを無理やり高値で取引するというようないびつな市場になっていくでしょう。つまり一種のバブルです。恐らくSion研究所かあるいはその配下が市場から適当に卵を買う、あるいは珍しいものを高値で売り買いするという形で市場を成り立たせていて、そのようにして投資意欲を煽っているのだと思います。

仮想社会のなかでも需要と供給に基づいて市場が形成されることは間違いありません。しかし、この卵市場は実際には需要なんか存在しない架空の市場なんではないでしょうか?だからあるとき結局はビジネスとして成り立つものではないと農場主達が気がつけば、市場は崩壊してゲームはそこで終わりになります。でもそうなってもSion研究所には卵やチキンを買い取る義務は全くないのです。小さな子供のころにお札を絵に描いて遊んだおまま事ゲームのようにみんなで「振りをしている」間しか存在しない世界なのではないでしょうか?

Sion Chicken の世界がいつ崩壊するのか?私はそこにとっても興味を持っているんです。



でも、SLの経済そのものにもかなり怪しげな部分もあり、いつL$がRLの$に換えられなくなる日がきてもおかしくはありません。その懸念を私たちは無視したり過小評価したりしてSLの中で生きているのです。そのようにして自分で自分を騙すことが出来る人達がSion Chickenで利殖を企んでいるのでしょうし、たとえ失敗しても「別に自分はお金儲けで始めたんではない。チキンってこんなに可愛いし、卵が孵るって幸せな気分になるでしょ」と自らが傷つかないように、自分の本心を押し殺してしまうのでしょう。

人間って生まれたときから誰かを騙したり、嘘をついたりして生きているわけだけど、多分自分で自分を騙すのが私たちの一番の得意技なんでしょうね。騙しているのか、騙されているのか、何が本心なのか、そんなことを突き詰めて考えないで、ピンク色の雲の中をポヨヨ~ンって漂っている私たち。それが幸せ?う~ん、そうかもしれない。

  
タグ :Sionチキン

Posted by Sophiee Winkler at 09:15Comments(2)ビジネス

2009年08月21日

第二次チキン戦争(5)



Sion 研究所とArphervilee Heraldの記者のPixceleen Mistralの返品・返金請求のやり取りを読んで、あるいは第二次チキン戦争の状況に他の人や農場主はどう考えているのかを見て、それから私がどう考えるのかをお伝えすることにしましょう。

今回の第二次チキン戦争のテーマについては主にHerald のPixceleenの記事を訳しています。それから昨日のChicken のスペックについては”Unofficial Sion Chicken Blog” というサイトを参照しています。

Sim 経営者X:
「そう、これが典型的なSionの手口だよね。彼とはいい関係を持つことができていないんだ。あるときSionが僕の経営するSimにやってきて、僕のテナントでChickenを買った人達に、チキンは問題があってうまく動かないが、それは僕のSimの管理の仕方が悪いからだって決め付けて以来のことだね。

僕はスクリプターだけど、自分のシステムに問題があってSimで大規模にトラブルが起きたときに、それを地域のせいにしようなんて夢にも思わないね。これこそが責任転嫁の言い逃れというやつさ。」

Sleven Hathaway:
「この記事を書いた人はSionが嫌いか、彼の作った製品が嫌いかなのね。私はSion Chickenは素晴らしいと思うし、誰が見てもこんなに本物らしくものを作るためにすごく頑張ったんだろうと思う。私はライセンスに同意したわ。だってどんな製品でももし誰かがそれを悪用したりコピーしようとしたりするときに、作った人は法律やルールを味方に付けないといけないでしょ?彼の製品が気に入らない人は泣き言を言わないで、それを愛してくれる人にあげればいいのよ。」

Susan Tsuki:
「この手のいまいましい手続きっていうのは何時でも遅れるものよ。でも確認できたのは、貴方がずっと買い続けないといけない餌は『アクセサリー』だったってことね。」

Ann Otoole:
「Sionの顧客サービスの惨めな歴史を忘れてはダメよ。製品にVersion Numberでマークをつけておくという単純なことをしておけば混乱もないだろうに。アップグレードをリリースする前に、それを色んな実際の環境で使って、育てて、卵を産ませてというようにテストするのが普通でしょ?例えば最近出された『水アレルギー』特性のあるものなんて、水の近いところにある土地ではチキンは固まってしまって、餌も食べずに死んでしまうのよ。それで多くの鳥が死なないようにするためにはアップグレードのアップグレードが必要になる。このことが予め農場主に知らされていたら多くの問題は解決していたのかもしれない。

それに悪党によるChicken殺しが流行していた頃に、それにお構いなしにアップグレードするので、死んだのがSion のせいなのか、Grieferが殺したのかが分からなくなるわけ。

またライセンス契約では農場主はリリース後1週間以内のアップグレードを受け入れないといけないけど、その期間が満了する前に次のアップグレードが出るんだけど、それは別の致死的な欠陥が発見される前のことだったりした。

少なくない数のクレームがSLの公の場に寄せられるけど、ライセンス契約ではSionは何の咎めも被らない。反対に会社は貴方がルールを破ったとして、何の正統な手続きなしに、貴方にChicken を生かしておくために必要な餌を提供することを拒否し、他の人にそれを譲ることもできないようにし、鳥や餌場やその他のSion製品に貴方が注ぎ込んだお金を回収できないように仕向けるのよ。

少ない数だけどこんな反応をする農場主もいる。『お~、ライセンスは悪い奴等を身動きできないようにするためにあるんだろ。それは私には適用されないんだ。』でも、大多数の私のような農場主、Sionの数度に上る製品アップグレードを生き延びてきた者たちはそんなにお気楽じゃないわ。少なくない数の農場主がV12の受け入れを拒否して餌の供給を止められ、Sion Chickenから撤退したわ。」

Jessica Holyoke:
「ライセンスが後から出てくるというのは陰険なやり方ね。でも返品をしないかぎり返金がされないからといって大騒ぎするのはちょっと馬鹿げている。私も店を持っているけど、誰かが別の人に何かをギフトにしたいというときには、お金は先に払ってくるわね。別に書いたものがあるわけじゃないけど、そんな風にして貴方からお金を騙し取ってビジネスが得るものなんて何もないというのが常識でしょう。いずれにせよ、担当者はボスのガイドラインに従っているだけだし、問題を必要以上にややこしくしているのは貴方(Pixceleen)ですね。」

Rawst Bweey:
「こういうことがあったので僕もV12にアップグレードしないで、先週グループチャットで飼っていた56羽の引き取り手を捜してあげてしまったよ。貰い手がなければSLの上空にある偉大な鶏小屋(ソフィー注:Botsを詰め込んだ箱)に送っていただろうね。Sionがこんなにユニークなものを作ったというのは素晴らしいことで、お蔭で短時間にせよ僕は興味を持つことができた。でもすぐに気が付いたんだ。Sionが僕らに期待しているのはとにかく金を払うことで、彼は顧客によって支えられているとか、僕らは毎日財布と相談しながら彼を支持するかどうかを決めているなんて考えるのは嫌いなんだ。だからSion ChickenにもSion研究所にもさようならだ。この商売はMood Ringみたいなまやかし商品と同じ道をたどると思うね。」

(ソフィー注:Mood Ringとは液晶でできた指輪で、体温や体の電磁波によって色が変わるのでその人の精神状態や体調を表しているという触れ込みで売れたアイテム。室温や他からの電磁波にも影響されるので根拠は薄弱。)

Darien Caldwell:
「貴方はChickenにお金を払い、それからずっと餌を買い続けないといけないのですね。そしてその類のものにもっと多くのお金を払い続けないといけない。珍しい鳥を育てて、お金儲けをするチャンスがあるかもしれない。でも、何の理由もなしにBanされることもある。

Sionの従業員を責めてもしょうがないでしょう。でも、ライセンスというものがあると知らされずに、作り上げ育ててきたものが何の警告もなしに取り上げられてしまうなんて、その構図そのものがこれが詐欺であると声高に訴えていますね。

もちろん貴方が多くのお金を失うリスクや、特に悪意さえ感じられる卵の破壊を伴うアップグレードを気に掛けないというなら、まっすぐに突き進んで、お金を使うことですね。そう、これは貴方の楽しみなんだし、まだWorld of Warcraft をやって(泥沼に嵌まっている)人もいるくらいですからね。」
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:08Comments(3)ビジネス

2009年08月20日

第二次チキン戦争(4)



Sion Chickenのスペックを簡単に書いておきましょう。これも自分で飼えばすぐわかるのでしょうけど、私のPC今故障しているので。

(1) チキンには成長アルゴリズムが内蔵されていて一月で成鳥になります。
(2) 羽の色は遺伝します。雄鶏が青で雌鳥が赤の場合は子供は紫になるなど
(3) 障害物を避けるアルゴリズムが内臓されていて、オブジェクトやアバターを避けて動きます。
(4) それが生まれた土地を離れることはありません。
(5) 踏まれたり、突き飛ばされたりすると覚えていて、そのアバターには近寄りません。
(6) 群れになって眠ります。
(7) 雄鶏同士は闘います。
(8) 強く押すと小屋に帰っていきます。
(9) 9プリムからなっています。
(10) 本物の泣き声や音をたてます。
(11) 地域にラグが発生するとスクリプトは停止します。
(12) 卵を買ってくると雌鳥が暖めれば15分で孵化し、産んだ卵では2時間掛かります。
(13) 平均寿命は1年
(14) 生殖年齢には孵化後2週間で到達
(15) 餌なしでは4日で死亡します
(16) マイナス5度Cから35度Cまでの環境で活動可能
(17) 卵が孵ると半分ずつの確率で雌鳥と雄鶏になります。
(18) 買ってきた卵はコピーできないが、産まれた卵はコピーです(?)
(19) Sion製のBiological Foodしか食べません。
(20) 餌がボール4個分あれば、3羽のチキンが成鳥になります。
(21) 雌鳥と雄鶏がいないと卵は産まれません。
(22) チキンはインベントリーに入れると壊れます。(だからRezしたままで餌をやり続けることになります。)
(23) チキンは武器によって死にます。
(24) 卵の色や鶏の色は掛けあわせによりコントロールでき、珍しい色模様の卵やチキンは市場で高値が付きます
(25) 卵は市場で売ることができます。

随分細かく工夫して作ってありますね。こういう風に書くと何だかやって見たくなる人もいるでしょうね。次回はそれでは一般の人や実際に農場を経営したことのある人は今回の騒動やPixeleenの記事をどのように見ているのでしょうか?それは次回ですね。
  
タグ :チキンSion

Posted by Sophiee Winkler at 13:09Comments(5)ビジネス

2009年08月19日

第二次チキン戦争(3)



さて、Sion Chicken Starter Kitを購入して、同梱されていたライセンス契約の条項があまりに一方的だったために、返品を決心したPixeleen Mistralですが、Sion 研究所のGreen Shamrock Mcmahonという長い名前の担当者にIMが繋がりました。

P M: スターターキットを買ったんだけど、買うまでライセンス契約がついてるなんて分からなかったよ。ライセンス契約の条項には同意できないので、お金を返してもらいたい。

GSM: フン、いいですよ。それに同意できないのであれば、開いていない箱を送り返してもらえば、お金を返すことはできます。取引情報の詳細をノートカードにしたものとセットを送り返してもらえればね。

P M: どうして取引情報の詳細を送らねばならないのか?あんたの会社は私がチキンのスターターキットを買ったことを知ってるんだろ?

GSM: 何時買ったのか、買ったSIM、ベンダのオーナー、日にちと時間、そういうものを知らせもらえば、私はボスに実際にあった購入に対する返金をしたんだと証明できるんです。私は従業員で、Sionの個人のアカウントにはアクセスできません。

P M: 返金をもらえるのにどれくらいの時間が掛かるんでしょ?
GSM: 情報をもらって、私がサーバーにアクセスできれば、返金されます。でも今は忙しいので。

P M: どうして買う前にみんなにライセンスのことを知らせないの?そうすればこんなやりとりは全部不要なのに。
GSM: フン、あなたに不便をお掛けするのは申し訳ないですが、私はただの雇われ人ですから。

この後Pixeleenは6つの情報を伝えました。

GSM: ありがとう、それからアイテムを返却できますか?
P M: どうやって返却するの?
GSM: 他のインベントリーのアイテムと同様に私のプロファイルのところにドロップしてください。

P M: でもそうなると、私はお金もないし、キットも持ってないということになるよ。遠隔操作でチキンをアクティブでなくすることができるでしょ?
GSM: フン、できませんね。私は商品のクリエーターじゃないし、チキンはサーバーの上で動いているわけじゃないので。未使用のスターターキットを送り返してもらえば、返金を手続きできます。

P M: つまり、未使用のスターターキットを送り返さない限りは私を信用しないってことだね。
GSM: それは信用とは何の関係もないことです。Sionはとても大きな会社で、私が従わなければならないポリシーというものがあるのです。

P M: しかし、私は買って初めてライセンス契約が飛び出してきて、それまではそんなことは全く分からないようにしている会社なんて信用できないよ。まったくペテンじゃないかって思うね。
GSM: 一万人を超える顧客がいるのに、その誰かをペテンに掛けようなんて思いませんよ。

P M: 餌の商売を独占しているのだから、L$440くらいの金のリスクは取って、評判を良くした方がいいんじゃないの?
GSM: Sionはチキンのクリエイターで、その餌のクリエイターで、もちろんチキンに餌を供給できる唯一のクリエイターです。SLでは自分の創造物のアクセサリーを他人に渡すようなクリエイターはいないですよね。たとえ洋服のデザインだとしてもです。あなたが自分のジャケットに合うパンツを欲しいと思えば、そのジャケットを買ったところに行くでしょう。競合他社のところへ行って同じデザインのものを探したりはしないでしょう。

P M: 私のSLでの衣服はすべての権利をクリエイターに与えるような隠されたライセンス契約付きで売られたりはしていなかったね。不思議なんだけど、チキンに餌を食べさせるためにSionに永久に金を払い続けるという権利以外に、Sionチキンのオーナーは一体何を買っていることになるのかね?
GSM: フン、私は一日16時間これをやってます。Sionがログインしてきたら、すべてのやり取りをノートカードに書いて、彼に送りましょう。私はSion研究所が定めた方針と手続きに従わねばなりません。私は雇われの身で、オーナーでもなければ、クリエイターでもありません。御不便をかけて申し訳ないですが、お元気で、お気をつけてお過ごし下さい。

P M: 私はまだ返金してもらいたいんですが?
GSM: ではスターターセットを返送して下さい。
P M: 返金してもらったら送り返しますよ。
GSM: フン、残念ながら駄目です。Sionの返金を待つことはできるでしょう。私は会社の方針に従わねばなりません。

P M: 彼はいつ帰って来るんですか?どれくらい待たないといけないのかな?
GSM: Sionは今日はRLで活動しています。来週の月曜には帰ってくるのではないかと思います。
P M: たまげたね。

まあ、どちらかというとPixceleenが挑発していると言っていいでしょう。でもお蔭でいろんなことが分かりましたね。考えて見ればリンデンラボが私たちに課しているTOSだってSionと似たり寄ったりの感もあります。ただ、リンデンの方にはお金儲け以外の目的や夢があると信じたいのですが。

いろいろ言われていますが、Sion Chickenはとても人気があるんです。それに実際にどんな動きをして、どのように農場が経営されるのかなってことも今のところ私には分かっていないんです。それはまた次回。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:11Comments(0)ビジネス

2009年08月18日

第二次チキン戦争(2)



Sion Chickenの続きです。私がどうしてSion Zaiusを「業突く張り」と呼ぶのかというと、例えば昨日お示しした第二次チキン戦争の際にZaiusが対抗措置として「チキンの餌を供給するのを停止する」と脅したのは、争っている相手に対してだけではありません。「紛争の相手方の農場主が謝らないかぎり、すべての農場主に対する餌の供給を停止する。」と言ったのでした。このような非道が許されるでしょうか。まあ、Zaiusも損するのですが。

でも、こんなことを平気で言えるって正気じゃないと思ってはいけないのです。確かに普通では何の根拠もない主張のようですが、ちゃんと根拠はあるのです。それがEULA(End User License Agreement)というもので、ここでSion側はほとんどなんでもやりたい放題であることが規定されているのです。

EULAはStarter Kitを買うまでは知らされていません。買って初めて分かる次のような一方的な条項を見て、多くの人は途中で読むのを諦めてそれを受け入れ、最後まで読んだ人はとても馬鹿ばかしくて受け入れられないので、返品しようとするのです。EULAの概略を箇条書きにすると、

(1) Sion 研究所はいつでも理由なしに農場主に付与したライセンスを終結させることができる。またブラックリストに載せて、その他のSion製品を購入できないようにすることができる。(つまりチキンは全部餓死することになります。)
(2) これは別アカウントや同じグループのパートナーにも適用される。事前の通告は行わず、補償もしない。
(3) チキンを回収する必要があるとSion研究所が認める場合には、農場主の占有するチキン、その他の関連製品を補償なしに取り去り、破壊し、殺すことができる。
(4) 家禽愛好家(農場主と趣味でチキンを飼う人)は新しいバージョンのチキンがリリースされたときには7暦日以内にアップグレードに同意しなければならず、そうでない場合は民事と刑事の訴訟を起こす権利を放棄して、直ちに自動的にライセンスの終了を受け入れなければならない。

これを見るとSion Zaiusはチキンを愛するとか、また他の人にもチキンを愛してもらおうなんてこれっぽっちも思っていなくて、またSLを楽しい場所やワクワクする実験場にするという積もりもなくて、ただひたすらお金儲けに邁進していることが分かります。Sionってユダヤ系を連想させる単語でしたね。だからどうという積もりはありませんが。

Pixeleen Mistralもどうやら私と同じように感じたらしく、Sion 研究所にIMして返品と返金を求めました。ところが出てきたのは「フン」と鼻を鳴らさないとしゃべれないというどうしようもないバイトで、いつ果てるともしれない会話を延々と続ける羽目になったのでした。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:09Comments(0)ビジネス

2009年08月17日

第二次チキン戦争



「チキン戦争」というのは最初はSion Chicken Farmというゲームを巡る、ゲームのプレイヤー(農場主)とその周辺のSL住民との間に勃発したSimのラグを巡る争いだったのですが、どうやらこれが別の形に変質というか、意味が違ってきたようです。

Sion Chikcken のクリエーターであり、ビジネスのオーナーであるSion Zaiusが第一次チキン戦争を放置すると自らの収入(主に餌と付帯設備の販売)に翳りが出ると考え、原因であるチキンと卵によるSimのラグ問題を解決しようとしたことが、新たな紛争の火種となったのです。この間の事情はこのブログの過去の記事に詳しいですね。

つまり、現在の戦争はZaiusのミスによって多くの卵を失ってしまった、そして卵は市場で販売できるので、つまり多くの金銭上の損害を被ってしまった農場主とZaiusの間で起きていることなんです。

農場主の一部はRLでZaiusを訴える構えを見せ、Zaiusはそれらの農場主にチキンの餌を供給しないという脅しを掛けました。餌がないとチキンが死んでしまうので更に大損害が発生することになります。そもそもがZaiusが自らのミスで起きた損害を賠償しないことにしたのが原因ですので、これは農場主側に理があると思います。これを第二次チキン戦争と呼ぶことにします。

ところで、ずーっと気になっていたのが「餌」ってどれくらいの値段で、どの位の頻度で必要になるのかということで、これがなかなかXstreetやブログでは出てこないのです。でも売っているところの情報を入手したので一度行ってみようと思います。(私のPCが直ってSLにログインできればのお話)チキンは全部で約10万羽いるそうなので、餌がL$10だとしても100万L$になります。そのうちこのビジネスのエコノミクス(儲けの仕組みと損得計算)も解明したいですね。

Secondlife Heraldの記者のPixeleen Mistralは自分でSion Chikcken Starter Kit を購入してチキンを育て卵を産ませて、卵を市場で売ってみる気になりました。でもKitを開けると全く一方的なライセンス契約が入っていて、彼(彼女?)はそれに同意できないので、Kitを返却して返金を請求することにしました。ところがここでもSion一家はその貪欲さを如何なく発揮してトラブルとなったのです。



詳しいお話は明日以降。PCが直らないとブログを書く気にもならないかもしれないので、先を知りたい人はお祈りして下さい。どうか私のPCの気分が変わり、SLにログインできますように。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:31Comments(4)ビジネス

2009年08月16日

知的財産権の取扱(5)



コンテント・セラー・プログラム(Content Seller Program)の一環として、Xstreet SL
のリスティング・ガイドラインが更新されるということです。リスティング(Listing)とというのは、分かったようで分かりにくい表現ですが、要するにある一定の要件を備えたものとして表形式で掲げられたものということで、Xstreet SLの場合には商品のリストそのもののことになります。同じようにカテゴリー分けしてして表になって掲げられているものでも、広告の場合はクラシファイド・広告と言いますね。この辺の使い分けは私には分かりません。Listed Company というと「上場会社」になります。

まあ、こういう面倒なことを考えないで素直に訳すとリスティング・ガイドラインというのはXstreetに売り物として載せるときの表記の基準ということになります。私はそろそろXstreetに出品しようかなと考えていましたので、その場合には以前からあるガイドラインとこの更新版をよく読まないといけません。

直感的にわかることでブログにも書いてあるのは、RLに存在しているブランドや商品名を使わないということです。たとえば私が「31アイスクリーム・スタンド」を作って売ろうと思っても、これはRLのブランドの侵害になりますのでできません。また実際には存在しない「31オマケ・コレクション」という名前の雑貨を売ろうとしてもやはりRLのブランドに便乗した商品ということでかなり危ないですね。アイスクリームを連想させるような画像がなければギリギリいけるかもといったところです。

次に”Keyword Spam”の問題があります。これは検索に引っ掛かるように、商品に関係のない言葉を商品名や説明に入れてしまうということですね。たとえば扇風機を売るのに”sexy movement” とか” money"とか”free" なんていう言葉をいれておくとヒットする確率は高まります。それで売れるとは思いませんが、検索する側としてはこんなのが多いと効率が悪くなってしまいますね。

リンデンラボは現在出品している人に新しいガイドラインに従って、必要があれば現在の表記を修正するように求めています。期限は9月14日です。修正するといっても今までのものを取り下げて、新しい表記のものを登録し直すということなんでしょう。そうすると今まで支払っていた「出品料」が無駄になるので、残り期間についてはpro-ratedで返金されるとか。そうか~、お金掛かっていたんですね。

脱線しますが、このような場合伝統的なビジネス用語では「pro-rata(プロラタ)で計算する」と書くものですが、リンデンのスタッフはそのような経験がないか、あるいは一般人の世界ではそれは分かりにくいと判断したということですね。意味はproportional なrate でということで、均等日割り計算をするわけです。Pro-rataは英語ではなくてラテン語です。ビジネスが盛んになったのは大航海時代ですし、商人が契約で文字を盛んに使うようになったのもそのころですから、地中海を中心にラテン語が幅を利かせていたんでしょうね。また契約は一種の法文ですから、やはりラテン語が中心だったわけです。

もし、9月14日を過ぎてしまい、リンデンラボが表記上問題ありと判断した登録は消されてしまいます。返金もありません。

詳しいことを英文で読む場合はこちらです。

https://blogs.secondlife.com/community/community/blog/2009/08/11/updates-to-xstreet-sl-listing-guidelines

昔のガイドラインはこちら

https://www.xstreetsl.com/modules.php?name=Content&pa=showpage&pid=22

  
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Posted by Sophiee Winkler at 12:29Comments(2)ビジネス

2009年08月14日

知的財産権の取扱(4)



(1)~(3)で述べた他にリンデンラボは知的財産権を尊重することについての教育に力を入れることを考えています。今までもSecondlife Wikiでコピーライトやブランド等について説明がありましたが、それを充実させるとともに、Xstreet SLでも商品の登録について、あらたに詳細な記載方法のガイドラインをつくることにしました。裏を返せばXstreetではけっこう便乗的な表現が使われているということですね。

いずれにしてもこれらの取り組みは今年の末くらいにならないと具体化しないようなので、それまでは今の状態に耐えていかないといけないということですね。

実際にコピーボットの被害を受けたクリエーターでお店を経営されている方から次のようなメッセージを戴きました。

「bilder botの件は大変参考になり、興味深く拝読いたしました。
最近では、毎日、copy botがどこの店で使われたという情報が流れてきますし、私の店でも今年に入って、2度copy botにやられてしまいました。
copyrightの問題は、まずcopybotにリンデンが積極的にならないかぎり、次のステップに進めない感が、現場のクリエイターにはあり、他のクリエイターが作った服を真似すること自体も、人によっては『インスパイヤーされた』で許されている風潮さえあります。
逆にcopyツールに関しては、ブログでもありましたとおり、SIMを丸ごと、PCのソフトを使ってcopyできるツールも存在するようで、なんともやるせない気持ちになることがあります。
SLは、RLでも存在しないデザインにトライ出来る世界でもありますので、厳格な方向にルール作りで進んでくれればと思っています。
私の英語力では読み切れない部分もありますので、そちらのブログには大変助けられています。
大変でしょうが、これからも楽しみにしていますのでがんばってください。
以上、感謝のメイルといたします。」

このように実際にSLで暮らし、クリエーションやビジネスをしている方の実体験を教えていただけると、参考になりますね。ありがとうございました。  
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Posted by Sophiee Winkler at 10:10Comments(0)ビジネス

2009年08月13日

知的財産権の取扱(3)



Content Seller Programですが、簡単にいうと信頼性とコンテントの品質の面である資格標準を満たしているSellerを明らかにして、購入者が知的財産の侵害に加担することなく、また無駄にお金を使うことのないようにしようという取り組みです。一種の「優良店舗(ブランド)認証制度」とでもいいましょうか。

現在これに似たものとしてGold Solution Provider Program for Solution Providersというものがリンデンによって示されていて、SLで成功しまたお客に満足を与えているグループや企業を表彰しています。これに似たものを全体に押し広げようということなんでしょう。

これによって私たちが何かの商品を買うときに、その売り手の情報を参照することで、それが法的に問題ないものであることが確認できるわけです。どのようにして何を見るのかはまだ考えられていませんが、恐らく現在の「検索」の延長線上でSellerに関する記録が参照できるのだと思います。

ただ、このプロセスとしてそのような評価を得るために、商売をしている側からリンデンラボに対して申請をして、様々な情報を開示して審査をうけなければなりません。そうすると、中には生まれたてのビジネスで認証が受けられない場合も出てくるでしょうし、良心的な小規模なSL内企業が、既にブランドを確立している大企業にお客を奪われてしまう懸念が出てきます。

また、他者の知的財産権を侵害するような人は、そのようにして認証されたブランドなり商標なり、店舗デザインや店名を剽窃して、自分の盗品だらけの店に貼り付けるということも考えられます。このような問題をどう乗り越えるのか?枠組みは立派でも簡単にバイパスされてしまうようであれば却って混乱を招くでしょう。

リンデンラボもこれから考えるところなので、住民にも参加して欲しいそうですが、基本線としては以下のものを押さえておきたいということです。

(1) リンデンラボに対する支払い記録を明らかにすること(要するに土地持ちか?)
(2) 評判がよく、SLの規約違反でサスペンションにされたことがないこと
(3) コンテント取引の最低限の実績があること (商売の実績がそこそこあること)
(4) 売り出すコンテントの全てについて必要な知的財産権とライセンスを獲得していることを明言すること(自分で作ったのでもフルパーで獲得したのでもない部分が存在しないということ)

プログラムの製作はまだ始まったばかりなので、この他の重要なクライテリアなんかまだ住民の意見をいれる余地は沢山あるそうです。何かいいアイデアがあればリンデンラボのContent Seller Programにメールしましょう。
  

Posted by Sophiee Winkler at 14:25Comments(0)ビジネス

2009年08月11日

知的財産権の取扱(2)



3.コピーツールに関する標準的な産業活動

リンデンラボに対してSLからコンテンツをコピーできるようにして欲しいという要望が多く寄せられています。それに対してリンデンラボは知的財産に対する侵害行為を防止するような業界標準がつくられねばならないと考えています。

つまり、SLからコンテンツを外に出すことは認めているのですが、その出す先をOpensim
とは言わずに、”Stand-alone, behind the fire wall Second Life solution” と表現しています。つまり、企業のファイアウォールの向こう側にあるリンデンと繋がりのあるSL同様のフォーマットのグリッドをイメージして欲しいわけですね。まあ、SLの息の掛かったお得意さんで、何らかのお金が入ってくる関係を想定しているわけです。

具体的には以下のような標準仕様を備えたものを開発してもらいたいと要望しています。

(1) ツールのユーザーをSLにおける対象物のクリエーターに制限すること
(2) SLのインベントリーをまるごとエクスポートしないようにすること
(3) クリエーターの名前とオリジナルがSLにおいて作られたという情報をコピーに残すこと。

現在のSLのパーミッションのシステムがSLの外部に持ち出されたコピーに対してまでも援用されるものか、クリエーターがそもそもそこまで予定していたのかという問題に答えるものとして上記の(1)があります。

また、通常各人のインベントリーの中には他の人の作ったもののコピーが多く含まれているので、まるごとコピーすることにより、やはり対象物のクリエーターの意図に反した持ち出しに繋がる可能性が高くなります。これが(2)が言っていることです。

最終的にはコンテントのクリエーターの意図がコピーマシンを使用するときにも受け継がれ、尊重されることが望ましいと考えているというのが(3)に当たります。

現状で、コピーマシンはかなりの割合で他者のコンテンツを盗み取ることに使われていたり、自分のものと区別しないでコピーしてしまっている現状を大変深刻に受け止めています。なぜならばそれらは知的財産権の侵害に他ならないので、将来リンデンラボはコピーマシンを製造している者にコンタクトすることを予定しています。

米国のコピーライト侵害の罰則は一件あたりUS$30,000であり、意図的な場合はその5倍が課されます。また、リンデンラボは改めて次のように警告しています。つまり、Copy Bot
やそれと類似のコピー装置を使用して他者のコンテンツの権利を侵害することはサービス規約違反であること。罰則として別アカウントを含めてアカウントをBanし、またサスペンションに処するとしています。

更に、違法なコピー行為が大規模になされる場合には、リンデンラボはSLのコミュニティーの利益を防衛するためにあらゆる手段をとることを宣言しました。それは技術的なブロッキングだけでなく、RLにおける法的な措置をも含めたものとなります。

その一方で、リンデンラボは直面するすべての課題に対して答えを用意しているとは言えないが、コミュニティーとともに知恵を出し合い、コンテンツオーナには便利な、権利侵害者には厳しい、バランスの取れた解決策を探りたいと述べています。

このようにリンデンラボが包括的な取り組みに動き出したのは、やはり先日来私が8回に渡って取り上げたBuilerBot に大きな危機感を抱いたからに違いありません。最後の方は明らかにそれを標的とした書き方になっていますね。その意味でこの問題に関しては私もかなりタイムリーにフォローできていたんだなって、自画自賛しています。

次回はコンテント・セラー・プログラムについての方針です。これ何なんでしょう?
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:12Comments(0)ビジネス

2009年08月10日

知的財産権の取扱(1)



リンデンラボのSL内の知的財産に関する新しい運用方針についてです。ブログを読んでみましたが、長さの割には中身は乏しいことがわかりました。従ってエッセンスのみ記しておきます。

(1)知的財産侵害の訴えに関するプロセス
SLの中で主に自己の知的財産権が侵害された場合には事後的にDMCA違反の訴えを起こすことになっていました。DMCAとは(Digital Millennium Copyright Act )1998年10月に成立し2000年10月に施行された、アメリカの著作権法です。1996年12月にWIPO(世界知的所有権機関)で締結された「著作権条約」「実演・レコード条約」に基づき制定されたもので、デジタル化された情報の著作権のあり方などを規定しているものです。詳しくはこちらをどうぞ。

http://e-words.jp/w/DMCA.html

しかし、SLではこの過程に大変な手間と時間が掛かっていたので、これを迅速化するというのが今回の方針の一つであるのです。今まではコンテントのオーナーとリンデンラボとの間でかなり長いやり取りがあって、リンデンラボがそれに基づいて調査をし、侵害が証明された場合には、その盗まれたモノをSLのグリッドから消し去り、またインベントリーからのRezを無効にすることになりました。また、侵害が常習的であり、程度がひどい場合にはその侵害者のアカウントを取り消すことにしていました。

今回の改正方針では訴えのフォーマットが定められるということですが、それ以外にプロセスがどのように改善されるのかは明らかではありません。現在、盗まれて売られたり、配布されたりしているモノ(スクリプトやテクスチャーを含む)をGrid 上から消し去るプログラムを開発中だということです。今までは盗まれたモノが独立して存在している場合は消すことが出来たのですが、子プリムとして他のものとリンクされている場合には検知できず消すことはできませんでした。また、スクリプトなどは文字をコピーして改めてコンパイルされてしまえば、まったく検知できなかったのです。こんどはテクスチャーにしてもスクリプトにしてもどの程度まで盗難品と認定できるのかが焦点ですね。

リンデンラボは、これは技術的に非常に難しいテーマなので、開発は今のところ順調だが更に時間を掛けてこの技術を完成させなければならない、しかし先端技術にありがちなことだが、すべての侵害行為を検知して潰していけるかどうかは、やってみないと分からないと述べています。今年の終りごろには立ち上げられそうだとか。

(2)コンテント・ライセンシングについて
知的財産権のもう一つの側面はパーミッションのシステムです。現在私達がSLの中でモノをつくるときには、それを次に手にする人がそのモノに対してどのような運用をすることができるのかをクリエーターとして規定することができます。具体的には修正、コピー、再販売または再配布ができるかどうかを定めることができるのです。通常は販売用のものはコピーができれば、再販はできないというように、あるいは逆にコピーはできないが人にはあげられるというようにしています。また使う人が色や大きさを変えたり、その他の要素を修正したい場合には修正可とします。修正可、コピー可、再販可であればフルパーミッションといわれ、すべての権利を譲渡したのに等しいと考えられています。

これも今後はさらに細かい運用が可能になるようです。たとえば無料配布は可だが、有償で配布できない、つまり売れないというような制限をかけられたりするというような点です。今のシステムにはこのような機能はないので、個々のクリエーターが商品にライセンスの範囲や意味を記載したカードをつけたりしています。

また、今後はSLの中での製作物がコピーされ、あるいはライセンスされる場合に、その使用がSLの外、RLや他のグリッドで行われることも想定しておかねばなりません。つまりビジネスの観点からなんとかSLとRLをつなげようとしている人は大勢いるのですが、どうもこの知的財産の権利侵害やライセンスの運用といった面が先行する形でRLとSLの関連付けがなされてしまいそうな見通しですね。

今考えられているコンセプトの一つに「粘着性ライセンス」というものがあって、特に商品がXstreet 等を経由して閉鎖的なグリッドの持ち主に売られて、ファイアウォールの向こう側まで確認しに行けない場合に、商品のライセンス情報をさらに上位のメタデータとして商品にくっつけて、SLのビューワーからその買主企業のサーバーにアクセスしてライセンスの遵守状況をモニターできることを考えているようです。これも今年の遅くに実用化される予定です。

と、ここまで書いてきて、なかなか単純に要約できないテーマなのだということが分かってきました。上記は経緯を知らない人でも理解できるようにかなりの補足を入れてあるので分量が多くなってしまいました。ここでちょっと一休み。次回はコピーツールの取り扱いについてです。

追って、先日素性の分からない人から「お前の書いていることは噂やデマだけで根拠がない。」というコメントを戴きました。確かに海外のブログやニュースのすべてが本当のことだけを述べているとは思いませんし、事実の確認がとれないまま書いていて、それを私が訳していることもあるでしょう。しかし、嘘が本当かは一つには常識で、また多くの場合は今までの関連テーマを正しく理解し、また複数のソースに当たることで自ずから分かるものです。そのような努力をせずに、具体的に反証がないまま批判する人は、単なるGriefer というべきでしょう。

面白いことに、そのような人は例外なく、纏まった自分の見解というものを述べることができません。それはその人のSLの実体験と知性やイマジネーションの欠如によるものだと考えています。従ってそのような人は、そもそもこのブログを読む必要はないし、また他の読者に対しても何もAdd Value 出来ないので、その書き込みをここに載せて閲覧可能にするということはしない積もりです。

このブログは基本的にはSLを始めとするマルチバースの可能性を信じ、限られた時間を割いて、その新しい世界を拓いていくために日々自分なりに努力をしている住民のためにあります。今までもこの方針で来ましたし、今後もそれは貫いていく積もりです。長い読者の方は一々述べなくてもよくお分かりになっていることだとは思います。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:12Comments(4)ビジネス

2009年08月07日

リンデン動く!



先日、私は「Copy Bot問題を始めとする仮想世界における無体財産権を今後どう取り扱っていくのかという方針がリンデンラボから明らかにされていないのは問題だ」って趣旨のことをこのブログに書きましたが、なんと5日にリンデンラボからSLのための「コンテント・マネジメント・ロードマップ」が発表されました。リンデンも私のブログを読んでいるのかしら?ww これは将来知的財産権をどのように取り扱っていくかの概要を述べたものです。MassivelyのTataru Ninoの記事です。

「なぜ今頃?なぜ知的財産権のロードマップじゃなくて、コンテンツ・マネジメントなんだ?って思う人もいるだろう。思うにこれはリンデンラボが知的財産権の問題はプラットフォームレベルではそれがコンテントの運用ということに行き当たる考えているということだろう。

ロードマップは5つの主要なセクションからなっている。そのうちの3つは正直な仲間が正直であり続けられることを助ける方法を含んでいる。それから1つはその知的財産が非常によく売れている(みんなに使われている?)人達を認識し、報酬を与えるもの、それからもっとテキパキとどんどん、財産侵害行為にノーティスを出すことをカバーしている。

今のところこれがどれほどのものかは不明である。先行き6ヶ月足らずのことについてだし、プロジェクトはほとんんど完了しているという記述もある。そうは言っても、面白い読み物であることには違いない。」

Tateru Ninoも全容は理解していないようなので、仕方がないので直接リンデンラボのブログを読んで理解に務めたいと思います。でもそれにはちょっと時間が掛かりそう。A4で7ページくらいありますから。

自分でお読みになりたい方はこちらで、

https://blogs.secondlife.com/community/community/blog/2009/08/04/our-content-management-roadmap

今現在こちらの方への本国人読者の書き込みもゼロですね。みんな必死で読んでいるところなんでしょう。
  

Posted by Sophiee Winkler at 12:49Comments(0)ビジネス

2009年08月06日

続チキン戦争



ニワトリと卵を増殖させる形で農場経営のゲームを行うSion Chicken Farmを先日ご紹介しましたが、その続報です。

農場主はニワトリを撃ち殺すならず者やSimのラグに怒った隣人の仕掛けるワナに苦しんで来ましたが、今度は思いもよらぬ角度から彼らの経営を危うくする事態が持ち上がりました。

Sion Chicken FarmはSion Zaiusという人物が開発し、専用の餌を供給することで儲けていますが、先頃あろうことかこの御本人がとんでもない事をしでかしてしまったのです。Proteggtorと呼ばれる卵の置き台、ゆで卵を載せる食器に似た形をしているのですが、これは「卵を販売するとき、あるいはInventoryに格納するときに」安全のために使用されるものとして、一個L$30~40で売られています。全く商魂逞しいですね。そんなもの普通はいらないでしょ!

で、このProteggtorはちゃんとテストされていなかったために、全く反対の作用をすることになってしまい、卵が壊れてしまったのでした。そもそも卵が壊れやすく作ってあるというのは、単にリアルにするためだけではなくて、ならず者に攻撃させたりして卵を減らし、益々餌が売れるようにするための企みではないのかと思ってしまいます。

それで農場主たちは普通なら市場で売れるはずの卵が、かなり壊れてしまうという損害が出たために、その賠償をSion Zaiusに求めました。当たり前のことですね。しかし、Zaiusは高い値段でニワトリの餌を売っていながら、農場主達、つまり彼にとっての商品のユーザーからの正当な賠償請求を拒否したのです。

彼はこんなアナウンスメントを出しました。

「親愛なるチキンコミュニティーの皆様へ
日曜日にSion研究所はSimのラグの発生防止機能のついていない卵を取り除くために、改良型のProteggtorをリリースしました。この措置はラグ防止機能のないチキンがSimのパフォーマンスに及ぼす影響についてリンデンラボに対し多くの不満が寄せられたことに関して取られたものです。従ってコミュニティの健全な発展のために、ラグの原因となるチキンはもう生み出されることはないのです。

しかしながらコードにバグがあったために、ラグの無いニワトリから生まれた卵を含むどのような卵も取り除いてしまうという事故が起こったのです。ニワトリがアップデートされたのでなかったことが誤りでした。

これによってコミュニティーに生じた混乱と損害に対し申し訳なく思っています。しかしどのような確認された損害に対しても、市場価格で賠償することはできません。なぜなら私達は市場価格をコントロールすることはできないからです。しかしながらこの間に悪いProteggtorを買われた方には修正したものを差し上げます。

この問題に対して迅速に対応できなかったことをお詫び申し上げます。私達は何が起こったかを理解するのに手間取ってしまったのです。

Sion Zaius , Sion 研究所  」

少なくともProteggtorの料金を返還して、新しいものを無料で配布すべきでしょう。それもしないのですから、かなりいい根性してます。農場主達ももういい加減に彼の手のひらの上で踊らされるのを止めたらどうなんでしょう?そもそも卵そのものはニワトリになる以外には利用価値がないのですから、卵を増やして利益を得ようとするのは、いわゆるピラミッドビジネス、つまりネズミ講方式のインチキビジネスではないのでしょうか?そんなものに時間や手間をかけていると、そのうち破綻してしまうと思いますが、どうなんでしょう?

ProteggtorというのはSion Zaiusの造語ですね。だいたいそんな機能のものはRLには存在しないでしょう。単なるパッケージで十分なはず。悪意を持って眺めると、いよいよ破綻が近づいてきた卵・チキン市場の延命策として、あるいは餌をもっと売るために、卵を減らそうと思いついたのではないでしょうか、誰かが。もしそうでないなら、ちゃんと賠償するか、それだけの卵を配るべきでしょう。

次にお届けするのは卵市場のバブルの崩壊のニュースのような気がします。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:09Comments(0)ビジネス

2009年08月05日

中国接続事情



Massivelyによれば、China TelecomのADSLでSLにログインできなくなっているのだそうです。同じ条件で中国の都会のオフィスからはOKなのですが、大学や家庭からはログインできないということなんです。

China TelecomではTuitter とYouTubeはイランにおける反政府騒動が起きたあとブロックされています。それから対戦型のネットゲームも「人々を安全に保つ」ためにブロックされています。

SLは全般的にログインできたり、できなかったりで、これはSL自体がそれほど人気がないため、当局の検閲が行き渡っていないのでしょう。

まあ、偏見なのかもしれないけど、中国の人が一杯来たらますますCopyBotが横行しそうな気がする。中国のブログには「コピー行為は正当な権利だ。」と書いてありましたからね。新幹線も自分達の開発したものとしてアメリカに売ろうとしているし。当分入ってこなくていいです。

で、中国の人が沢山アクセスするようになったらどうするのか?それは私一人の力で止められるんです。簡単ですよ。Simに「天安門(Tiennamen)の真実」って名前をつけて、天安門事件の詳細を伝える写真や文書を英語で掲げておいたり、動画を見られるようにしておくのです。そうすると中国政府はSLへの接続を完全にブロックするようになること請け合いです。全く面倒な国ですね。  

Posted by Sophiee Winkler at 13:11Comments(1)ビジネス

2009年08月04日

ビルダーボット(8)



Copy BotはSLの誕生直後に出現しています。それはコピーボットがSLのバックアップ用に作られたプログラムが不用意にオープンソースのまま放置されていたことに起因しています。ハッカーによりコピーボットとして作りかえられたものはSLの中でばら撒かれてしまったのでした。2006年11月のことでした。

被害が拡大していったにも拘らず、リンデンラボは当初事態を静観していました。それは自分達に関係するグループの落ち度を認めたくなかったからなのか、あるいはコピーであれ、それをRezすることにより土地が売れ、偽物の売買でも経済の発展と見做すことができると考えたのかもしれません。また、テクスチャーのみの窃盗であれば、それはコピーボットでなくても、通常のスクリーン・キャプチャーによっても可能であるということもあるでしょう。ひょっとすると本心ではSLの中のクリエーションなどオリジナリティーや価値は低い保護に値しないものだと思っていたのかもしれません。

しかし、住民の猛烈な抗議活動により、ついにリンデンラボもCopy Botを使用する行為をTOS(サービス規約)違反と宣言せざるを得ませんでした。ただ、それはコピーライトの侵害行為がなされた場合に、証明がなされれば罰則を適用するということで、侵害行為そのものは減ることはなかったのです。

更にリンデンラボがコピーボットの実態についてほとんど何も開示しなかったために、人々は噂に怯え、本当かどうかも怪しい「Copy防止装置」を買い求めたり、SLを止めてしまったりしたのでした。様々な流言が飛び交い、やがてスクリプトも、アバターもコピーできるCopy Bot2.0の誕生の噂によって人々はパニックに陥りました。幸い日本のSimはコピー常習犯から注目されることは少なく、被害は限定的でしたが、これは私達が気がついていないだけかもしれません。

リンデンラボの本音はおそらくIn-worldの侵害行為はRLで問題にされる段階になってから対処すればいいというものでしょう。つまり現段階では「ごっこ遊びの内輪もめ」としかRKでは認識されないだろうと高を括っているのです。それよりもRLの大企業のロゴを誰かが無断でSL内に掲げる方がよほど現実的な脅威で、そちらの方に目を光らせている筈です。現にRLの企業から商標侵害で訴えられたこともあるのです。

さて、コピーボットは益々進化し、ほとんどすべての要素を短時間に盗むことが出来るようになりました。また今まさにSimをまるごとコピーできるBuilderBotがリリースされようとしています。それに対しリンデンラボも含めて、現時点で私達のできる対抗措置はほとんどないに等しいでしょう。さらに最も問題なのは、このデジタルな無体財産権とその侵害に対し、どのように考え、今後どのようにそれを守り、運用していくかについて、まとまった主張、ポリシーというものを誰も述べていないし、どこにも掲げられていないことでしょう。

リンデンラボがこの問題の解決に対して積極的に取り組んでいないように見える理由は上に掲げたように様々なものがありますが、実は最大のものはこの問題がSLというよりもRL上の大問題であるということです。一言で言うと、この何十年かの間にRLで蔓延して解決の目処が立っていない、RLの創作物に対するコピーライトの侵害問題が仮想世界にも及んでいるに過ぎません。したがって今のところ解決の方向は示されていないのです。いや、剽窃の対象が電子的な情報として匿名性の高いネットワークの中で処理してしまえる仮想世界においてはその防止は更に困難なのかもしれません。

理屈では私達ユーザーの倫理性を高めることでそれらの違法行為が行われないようにするという選択肢もあるでしょう。しかしRLの現状はそのような試みはまったく意味をなさない観念的な自己満足に過ぎないことを証明しています。従って他のRLでの犯罪の抑止策と同様に、物理的、技術的に窃盗が行われないような仕組みを作るか、あるいは非常に重い罰則を掲げて犯罪行為を割に合わないものにすることが現実的です。

また、一部のヨーロッパ諸国では大麻を合法化したり無料で配ったりして、犯罪行為にともなう経済的利益をなくしてしまうことで、犯罪組織の資金源を絶つという対処の方法もありますが、これは個々の権利を犠牲にして社会の安全を保とうとする苦肉の策で、とても賛成しかねるものです。

リンデンラボが本気で解決を図るのであれば、様々な技術的対策が考えられます。商品・作品に電子的な透かしを入れるというのはまず考えられることです。プリムの製作やテクスチャーの適用にかかわるソースコードを違うものに作り変えてしまうということもできるでしょう。また、専用のビューワーをつくりアイデンティティーを証明・登録されたアカウントに限って商品の販売・購入を認めるという方式もあるでしょう。

人間が作ったガードは人間によって破られるといわれていますが、破ることに手間や時間や費用が掛かるのであれば、かなり有効な対策といえるでしょう。もし、リンデンラボが今まで通りの中途半端な対応を続けているのであれば、ハイエンドのクリエーターやユーザーは自分達だけの閉鎖的なGridを作ってそこでものづくりと消費を楽しむという道を選択するかもしれません。

マルチバース(複数のバリエーションに富んだメタバースが共存する世界)の時代が訪れつつあります。リンデンラボは土地を売ってレベニューを最大化することを考えているだけでなく、自分達が何を提供しようとしているのかをしっかりと定義し直す必要があるでしょう。そうすれば今何をなすべきかは自ずから明らかになってくるはずです。
  

Posted by Sophiee Winkler at 16:03Comments(0)ビジネス

2009年08月03日

ビルダーボット(7)



Rimbaudは自分のサイトで次のように述べています。

「我々のBuilderBotリリース計画について建設的なコメントやEmailをくれた人々に感謝したい。明らかにみんなはソースコードをオープンにしてリリースすることはトラブルの元で、自分達のコピーライトを守るのがさらに難しくなると考えているね。我々はこういったコメントを受け入れ、計画を変更することにした。

ただ、我々はSimの建設者にとってBuilerBotのようなツールは必要なものだと考えている。我々には我々が過去にそうだったように、大規模な建設を依然としてSLでやっている人々や会社が今どれくらいいるのかは分からないが、Secondlife Inventoryというソフトを使うのは幾つかのアイテムを除いては理想的な解決策とはいえない。」

このあといろいろウダウダ言ってますので、読んであげてください。ほとんど本質とは関係ないと思うけど。「テクスチャーをアップロードするのにお金を取ってやらせているのだから、逆にSLの中のテクスチャーを外に出すことも出来ていいはずだ。」なんて言ってます。あまり説得力がないですが、そんなこと聞いたらリンデンラボのCEO,Mark Kingdonが喜んでお金とってそれをやろうと思いついてしまいます。

http://rezzable.com/blog/rightasrain-rimbaud/reviewing-builderbot-release

で、彼はコンテントの窃盗についてどう思っているのかが最後に述べられています。
「一つの道具あるいは何かをコピーするということは必ずしも窃盗が行われているということにはならない。知るべき重大なことは誰かが違法なコピーをしたのかどうか、またそれを使って何かライセンスを得ていないことをしたのかということだ。

だから出来合いのもののある面をコピーしてそのまま売るのは明確に違法だし、許されることではない。でもこれを検知するのは難しいので、売主の評判が考慮すべき重要なものとなってくる。誰から買うのか調べなさいということだ。

Gridのオーナーの側からもやるべきことは幾つかある。我々の見解ではSLにおけるDCMAファイルというのは人にコピーを思いとどまらせるほどに強力な取り扱われ方にはなっていない。未来のメタバースは窃盗者たちにとっては安全な天国というわけではないだろう。もしそうだとするなら、それを知った心配性の人々はそんなところにはいくべきではないし、それに金を使うべきでない。

結局のところライセンスの無いコンテントを取ることに少しの価値しかないとしたら、窃盗者たちはそのことに努力を払うこともないだろう。消費者は彼らの時間と金をどこで使うかについては選択権がある。」

う~ん、これがまとめの言葉ですか?普通私は日常的に意味のある英語ばかり読んでいるので、こんなロジックや構造がない文章を見せられるとすごく気持ち悪くなります。日本語って意味ないことでもダラダラ書けるだらしのない言語だと思っていたけど、英語でもそれができるんですね。

Rimbaudは悪い人ではないでしょう。なぜならお金を儲けるためにBuilderBotを売るのであれば、誰にも相談しないでサッサとやってしまえばいいんですから。でももう少しちゃんと理論武装してやって欲しかったですね。

仕方がないので、次回はCopy Botをめぐる一連の問題について私の考えをまとめてご披露したいと思います。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:12Comments(0)ビジネス