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プロフィール
Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
オーナーへメッセージ

  
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2009年05月29日

リンデンの失敗(2)



個人的側面
私の最初の反応はSLと競合する仮想世界を見てみようということでした。私はOpne Life Gridにアカウントをつくって、private clusterを注文しました。

最初の計画は私の土地であるCondensation Land群島とOpen Lifeをつなげて、できるだけいろんなことを学び、後になってC社に対して適切な助言ができるようにすることでした。私は自分の費用でSecond Inventoryのコピーを購入し、まず私の持ち物の中に私の作った全てのもののコピーを収納し、それからすべてを私のハードディスクにダウンロードし始めたのです。

(ソフィー注:Second Inventoryとは貴方の創作物を何でもハードディスクにコピーしてしまえるソフトです。価格は29ユーロです。詳しくはこちらです。
http://www.secondinventory.com/)このメリットはSLにおけるあなたの創作物をRLで保管でき、万一のトラブルに備えたり、別のGridにそれらを移し変えることができるということですね。)

この過程で分かったことは、SLでいろんなユニークなオブジェクトをつくることと、頭のなかでそれを幾つかの世界で作ることとは全く別のことだということです。もし貴方がコピーしたものを別の仮想世界に移そうと思うならば、あなたはとっても頭が整理されていないといけないし、プリムは適切にリンクされており、統一のとれた名前をつけておかないといけないということです。(そう、私はだらしない工作者なのでね・・・)実際、ものを作る一番いい方法は自分自身のGridを使うか、独立したSimでやるかなんだけど、このことについては後でまた述べましょう。

16日間あくせく働いてわたしは漸くかなり完璧な形でOpen LifeのなかにCondensation Landを復元しました。全ての仕事は私の空いている時間を使ってやり、また様々なテクニックやプリムのリンクの仕方などを学ばなければなりませんでした。

建設の経験はすばらしいものでしたが、その他のOpen Lifeにおける物事はとてもそうとは言えなかった。スクリプトの動作は気紛れで、InventoryやAssetの動作も同様でした。たった一つの駄目なスクリプトが4つのRegion全体のスクリプトエンジンを動かなくすることがありました。これは特に貴方がOpen Lifeのメインランドにも土地を持っているときには惨憺たることになります。というのはその土地に隣接する住民が悪玉スクリプトを使っていると、貴方のスクリプトは動かなくなってしまい、その障害はどうやっても打開できないからです。

また、持ち物の装着も一度出来たからといって、次も出来るとは限らない。持ち物の名前をランダム付け替えたりすると、それは無くなってしまいます、等々。

顧客サポートはとっても親しげなんですが、(リンデンラボの人達のロボット的な対応と比べればすごく嬉しい変化なんだけど、)しかし全体的なOpen Lifeの印象は、これはやっぱり一人の人物の作ったもので、バックにしっかりした会社なんかないなと。だから、全ての卵をこのバスケットに入れてしまうことはできない、特にSLのOpenspaceの大失敗の後ではそれはできないということでした。

Open LifeにおけるSefcond Inventoryソフトの使用には制限があります。貴方の創作物はOpen Lifeの中でしか使えないようにロックされています。

この過程で分かったことは、貴方のものを同じ世界であるいは他の世界で使用するためにバックアップしたり保存したりするのに、簡単で、明確で、扱い易いツールを供給してくれないような世界では決して何かを建設したり、創造したりしてはいけないということです。

特に仮想世界の開発者にとってはポケットの中の一つのpendriveの中に創作物をコピーしてしまえることが欠かせません。Opensimにはバックアップや保存のためのとっても良いツールがあります。これについてはまた後で。

Open Lifeが期待通りのパフォーマンスを示さず、また私はOpen Life はOpensimの技術に基づいたものだと何かで読んでいたので、こんどはOSGridにアカウントを作って調査を始めました。他のOpen Gridについても同様に調査しました。

2008年の12月18日に私は第二回のRezzable crash partyに参加して、Rezzableの気持ちよい人たちのお蔭で、私は彼等のGridで遊んだり実験したりするためにアカウントをつくることを許されました。そこで私はOpensimに基づいた小さなプライベートGridがどのようなものかという感覚を掴むことができたのです。

私がそんなことをしている間にも、SLの土地の分量は(沢山の人がOpensapaceを返上したりして)速い勢いで縮小していきましたが、リンデンの人達は何事も起こっていないかのように振舞っていたのです。

(ソフィー注:pendriveとはボールペンの形をしたUSBメモリーです。ボールペンとしても使えます。詳しくはこちら。http://www.pendrive.co.jp/products/

ここで殆どの人には必要ないかもしれないけれど、用語について念のために確認しておきましょう。Open GridというのはSLに使われているリンデンラボのサーバーのソースコードが公開されて、あるいはそれをリバースエンジニアリングによって解読したものが公開されて、それに基づいてつくられた仮想世界のグリッドです。今のところアバターやお金や持ち物を無条件にグリッド間で移し変えることはできません。Open Lifeとは初期につくられたOpen Gridの一つです。Open GridはSLの外にあります。

OpenspaceとはSLのなかでリンデンラボより供給される通常のSimよりも低いパフォーマンスのSimで、主に海や森といった景色、簡単な建物、空間のために使用されています。)

この後、ビジネスの側面、Hyper Gridと話題は続いていきます。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:06Comments(4)ビジネス

2009年05月28日

リンデンの失敗(1)



さて、Zonja CapaliniさんのOpnespaceを巡るブログについて、久しぶりにじっくり訳してみることにしました。長いので幾つかに分割します。投稿は4/30/2009です。

「6ヶ月前に私はOpenspaceの大失敗とそれがビジネスのお客と創造的な住民をどのように同じくらい怒らせたかについて自分のブログに書きました。

それを読んでいない人のために簡単なサマリーを書いておきましょう。私はSLでは『C』という名前の会社のために働いていて、その会社はC1と呼ばれる普通のSimとC2,C3,C4と呼ばれる3つのOpenspaceを所有していました。同時に私自身個人的にCondensation Land (縮合土地)群島という名の土地を所有していました。それらはCondensation Land,Condensation North, Condensation Beach, Condensation South, Condensation Southwest です。Condensation Land以外の土地はすべてOpenspaceでした。

理不尽なOpenspace管理費の66%の値上げが発表されたときに、C社の役員達は私にSL以外の選択肢を研究し始めるように頼みました。リンデンラボは彼等の信頼を失ってしまったのです。私はまた自分自身のためにも別の場所を探すことを余儀なくされました。何故ならほとんどの私のテナント達は値上げを受け入れる余裕がなく、嫌気がさして、SLを止めてしまったからです。」

ということでZonjaさんはSL以外のGridを体験してみることになったのです。と、ここで昨夜のRLの大宴会の疲れが出て私はダウンしました。また、明日。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:08Comments(0)ビジネス

2009年05月27日

土地って難しい



Zonja Capaliniさんのブログを読もうと思っていたら、Alphervill Heraldに「個人の土地オーナーと取引することの危険性」という投書があって、これも結構長いのにそっちが面白くて読んでしまいました。

掻い摘んでいうと、さる5月14日にJohanna Renfordという女性が友達のHeather Frimonと一緒にBell Terre Estate(BTE)というところからL$17,000で土地を買って、それを転売しようとしてBTE OwnerのStormi CapaliniからBanされて土地を取り上げられてお金も返ってこない、これは窃盗に等しいのではないかという訴えなんです。

ここでちょっとややこしいのは、「土地を買った」とありますが、それは飽くまで賃貸で、だから二人は借りた土地を又貸ししようとしたということですね。

ここに住民やら野次馬やらHeraldのライバル誌の記者であるDana Vanmoerなんかが首を突っ込んできて、結構お祭り状態になってしまいました。Danaの取材では隣接する土地で住民が遊んでいると、Johannaがやって来て自分の土地を買わないか(肩代わりして借りないか)と持ちかけてきて、また周辺に広告のビラを撒いたそうです。でもこの辺り一体はBTEの持ち物なので、BTEの土地の借主に対して勧誘したということになります。

で、OwnerのStormi Capaliniがやってきて、Johannaとちょっと会話したあと、JohannaはBanされてしまい、何週間が後には抗議したパートナーのHeatherもBanされて土地は取り上げられ、家賃は返って来なかったのです。二人はこの土地を借りたあとに、もっといい土地が見つかったので、BTEの土地を肩代わりしてくれる人を探していたんですね。

問題はBTEの土地が「転貸できない」ということはどこにも書いてなかったということです。まあ道義的に他の住民に又貸ししようというのは問題ないこともないし、最初に直接オーナーと交渉すればよかったのですが、こっちは一度払ったお金は戻ってこないと明文化してあったので、それしかないと思ったようです。

Heraldで「悪徳不動産屋」として名指しされたStormi CapaliniはJohanaにコンタクトしてきて家賃を返還することを申し出たようですが、二人はそれを拒否していまも抗議活動を続けています。

以上が大体のお話で、これに色んな人の解説が加わるわけね。StormiはBanの理由として二人が「粗暴で礼儀知らず」だからと述べていますが、別の人の解釈ではそれは「二人はレスビアンで、その行為がオーナーには気に入らなかったから」なんていうのもあります。

Danaの取材ではBTEの住民はStormiを悪徳不動産業者とは思っていなくて、特に不満なく暮らしているそうです。まあ、どっちもどっちで、両方に悪いところはあります。当事者は全員女性なので、一度こじれるととことんまで行ってしまうようですね。貸主はちゃんと転貸禁止と契約に書いておけばよかったし、気に入らない行為を具体的に禁止して置けばよかったし、借主は大っぴらに広告せずに、他の土地の人をグループにいれて共同所有にしてお金をもらうということでも良かったのです。

まあ、私も同じようなことはあって、一月ほど前にモールを探していて、ほとんど借りそうになったんですが、マネージャーと称する男性が何かと知ったかぶりして「指導」したがるのと、「信頼関係」という言葉を振り回すのにカチンときて言い争いになってしまいました。この人よれば初対面の人のいうことを何でも信用するのが「信頼関係」なんだそうです。2時間くらい言い争いをしていましたね。

オーナーは常識ある人だったけど、このようなマネジャーをパートナーにしているのが問題。相手方は相手方で私が「2ヶ月くらいで止めてしまうかもしれない。」と言ったのが気分が悪かったみたいです。気分が良い悪いで決まるのはオママゴトの世界なので、一応SLにおけるビジネスの実験を心掛けている私としては、事前に考え方が全く違うことが分かり、相手も自分の思うように扱えないアバターだと分かったらしく、お別れしました。

まったくSLってRLと同じじゃないですか?面白いですね。



あ、それから、浅草108Sim一周年記念フォトコンテストの一応の締め切りは本日ですので、皆さん奮ってご出品ください。

浅草108一周年記念祭 フォトコンテスト概要 応募要項

趣旨:
SLの生活の実感をSLを知らない人にも伝えるための映像を住民から募り展示します。SLの楽しさ、美しさ、可能性を表現することがテーマです。後日ウェブにもアップされます。奮ってご応募下さい。

期間:

受付は5月14日より行い27日に締め切ります。
展示は5月25日より6月7日までとします。

展示開始から一般観覧者による投票を受付ます。
審査結果は6月5日に発表、授与式を行います。授与式には事前連絡により代理の出席を認めます。受賞者には事前にIM等でお知らせします。

規模:

アバター部門50点、景観(自然、建物・街並み他の人工物)部門50点の計100点。先着順打ち切り。

方法:

担当別にSL内で撮影したSSをテクスチャー化(修正可、コピー可、転送可)したものを送って戴きます。次にあらかじめ用意したスクリプト入りボードに張り付けて、展示します。

ボードのサイズは3.2M X 2.4M(4:3)、横使い、縦使いとも可 ただし余白は設けません。

来場者がSSを貼ったスクリプト入りパネルにタッチすることにより投票が行われ、集計して順位を決めます。

賞金等:

優勝者、上位者に賞金を差し上げます。

総合優勝   1名:L$5,000 (部門優勝賞金L$2,000を含む)
部門優勝   1名:L$2,000
部門準優勝 各1名:L$1,000 X 2
優秀賞    3名:L$500
審査員特別賞 1名:L$500
参加賞    出品者全員(賞品)

審査方法:

審査員(外部2名と108Dragon数名)とボードの得票を合わせて評価します。最初に掲げたテーマにそったものであること、および外部審査員の技術評価等を加えて決定します。「講評」を展示作品とともに掲示します。


応募方法:

SSをSLでアップロードしてテクスチャーの形にして下記の担当にSL内で送付してください。

  アバター部門:Dianne Hynes
  景観部門:  Ami Rayna

注意:

1.作品は飽くまでSLのビューワーを使ったスナップショット(SS)に限ります。
2.レタッチソフトで解像度等を定式化することはかまいません。
3.展示会場はMatureですが、PGのSimと同様の健全性を保って下さい。
4.1アバターあたり1作品の出品とします。
5.戴いたテクスチャーは返却致しません。(フォトコンテスト以外の用途には使用致しません。)
6.撮影対象物との権利関係は応募者の責任でクリアして下さい。通常は問題ありませんが、稀にSS
  厳禁の場所等もございます。

展示期間中は一般客用にもフリーアイテムを用意する予定です。浅草のLMは次の通りです。

http://slurl.com/secondlife/ASAKUSA%20108/100/131/22

  

Posted by Sophiee Winkler at 12:50Comments(0)ビジネス

2009年05月26日

ビシッとね



Zonja Capaliniという人が自分のブログでリンデンラボのOpenSpaceを厳しく批評しています。

「スカイプの音声の品質はSLの音質と比べものにならないくらい、遥かに上をいっている。とりわけ3D空間音声(ボイスチャット)は教育の場面では公害でしかない。(なぜなら貴方は話している人の声が十分に聞こえないときは、常に仮想教室空間をそこらじゅうズームしてうろつくことを余儀なくさせられるから。)そしてスカイプのダイナミックなフィードバックとノイズキャンセレーションのアルゴリズムはとてもすばらしいので、授業に出席しているほとんどの仮想の生徒達は自分のマイクのミュートボタンを弄くりまわす必要がない。」

これって別にOpenSpaceに限った話ではないと思うけど。私が前後の脈絡なく抜いてしまったのかも?また「彼女はSLのサポート体制の弱点にも言及しています。

「もし貴方がどうしてもリンデンラボとビジネス取引をしなければいけなくなったら、私の経験ではそれは絶対勧めないけど、リンデンラボの誰かが貴方や貴方のビジネスについてそのうち知ってくれるなんて考えてはいけない。1年当たりUS$3,540プラス付加価値税を払っているからといって、お客さんみたいに扱ってもらえることにはならない。

彼等は貴方がいったいどれ位の数の島を持っているかのリストすら用意していないし、貴方が毎月どれ位のお金を使っているかも知らない。だから彼等は貴方を適切にケアしたりアドバイスを与えたりはできないの。もしそんなリストがあるとしてもそれは出てこない。

だから彼等の先回りをして計画を立て、彼等のサポートシステムが非効率であることを計算に入れないといけない。そうでないと、結局あとで貴方がその代償を払うことになるからよ。(例えば誰かに島を譲り渡すとして、しばらくの間は貴方も買い手もその島を使うことはできない。でもその期間については貴方がお金を払っていることになる。そして実際に譲渡が有効になされるまでにどれ位の時間が掛かるかについては何の保証もないの。もしリンデンの持っている「順番待ちのリスト」が飛んでしまったとしたら、そのトラブルに対しても貴方はお金を払うことになるわけ。)」

ぶっ叩きは続きます。

「SLは大体において過大な価格がついているし、プロダクトは単一で教育や企業の使用のためには柔軟性が掛けている。どこへ行っても変らぬ世界というアイデアは素晴らしいけど、そこまでの必要はないしやり過ぎね。それにエコロジー的に駄目。何よりも他のOpensimに比べて信じられないくらい値段が高い。

Opensimは必要な時にスイッチを入れて、そうでないときはスイッチを切っておけばいい。また、専用機やパワフルなマシンすら必要はないから、ハードウェアのコストはほとんどゼロで済んじゃう。例えば経理課からお古のデスクトップをもらってきてもいいんだもんね。貴方に必要な唯一のもの、そしてそれにはお金を払わないといけないもの、それはBandwidthだけ。そしてこれは時間の経過とともにこれからどんどん安くなっていくわ。」

さて、この人のお話というか、不満というか、提案というかはずーっと続いて、A4で17ページもあるので、私が最後まで読むのをちょっとお待ち下さいね。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:51Comments(0)ビジネス

2009年05月25日

アウトソース?



Secondlife HeraldのPixeleen Mistralというペンネームの記者がSLのトラブルシューティングがリンデンラボからComsysに下請けに出されているという場面を実見したとの記事を書いていました。

「Comsysをラストネームに持つ新しい一派がゲームの神の神殿に加わった。」

うーん、どうしてこう大袈裟な表現をしたがるのかしら?この手の表現を全部訳しているときりがないし却ってわかりずらいので、内容だけをまとめることに方針変更。

内容は「ゴムの木Sim」という少なくとも30分はクラッシュしていたSimの近くで、2人のComsysのアバターが地上で作業していたというものです。体が大きくて強そうなクリスJが何かを確認していて、もう一人のペドロがなぜか黒いゴムの手袋をしていたそうです。

何をやっているかを尋ねてもどちらも答えてくれなかったけど、それはやっていることが公けになるのが嫌だったからか、リンデンラボの新しいネットワークに些細な問題が起きたことが分かったからかのどちらかだったと記者は感じました。

最終的にゴムの木Simは復旧して、クリスJとペドロはお祝いするみたいにSimの上を二人で飛び回っていたけど、やがて消えてしまったそうです。

今まで内部でやっていた作業をコスト削減のためなのか、今後はアウトソースするようだけど、どこまでいくのかが気になるんだって。Mリンデンによるリストラ策の一環と考えるわけね。

さて、まるでRLとSLがゴチャ混ぜになったような記事だけど、Simの復旧って中からやるんですね、知らなかった。でもどうして「ゴムの手袋」って分かったんでしょうね?それからComsysって日本にもあるけど、何か関係あるんでしょうか?Webで検索すると埼玉の方の個人でやっている会社も同じ名前でしたね。確かにつけたくなるような名前ではあります。

更に、Comsysという名前だけで別の会社だって判断するのは早計のような気もします。お話してもらえなかったんですからね。
  

Posted by Sophiee Winkler at 12:53Comments(0)ビジネス

2009年05月22日

お魚とお金



Twofishという会社があって、ここが何日か前に仮想世界のなかで事業をやっている人たちのために、分析的な経理システムのソフトを発売したんです。何の役に立つのかというと、まず仮想世界における自分の商品やサービスに正しい値段をつけることが出来るようになるんだとか。正しいというのは需要と供給の関係とか競合他社との価格と比較して安すぎず、高すぎず、ちゃんと売れて、利益も出るとういことでしょうね。でも、商品の質が分からなくても判断できるのかしら?

次に複式簿記で帳簿がつけられたり、お金や商品の管理を行うアプリケーションがついてるとか。もちろん売り上げの情報をアイテムごとに分析したり、来店客のデモグラフィーやプロフィールとその人たちの購買行動が分析できるんです。さらに色んな発展可能なアプリがついてます。それからこれらのサービスはSLだけではなくて、様々の仮想ゲームやSNSで使えるらしいですね。

でも、なんでTwofishなのかな?確かヨハネ書に魚とパンの奇跡というのが載っていて、キリストが2匹の魚と5つのパンで5千人の飢えた人々のお腹を満たしたというお話でした。わずかなものでも十分に満足できるほと内容豊富っていう寓意でしょうか?

ローマ皇帝に迫害されて地下に潜っていた時代の原始キリスト教はまともに十字架を掲げられなかったので代わりにこの「イクトゥス」をシンボルにして、信者かどうかの確認に使ったそうですね。画像の文字は古代ギリシア語でしょう。

それからBlowfishという暗号化のアルゴリズムがあって、その考案者がつくった秘密鍵暗号化の方式がTwofishでしたね。

こういう詮索は嫌いだけどTwofishのサービスに興味のある方はこちらです。

http://www.twofish.com/

http://jp.techcrunch.com/archives/twofish-announces-micro-transaction-engine-for-games/

あ~それとぜんぜん関係ないけど、浅草108Simの一周年記念の催し物の一つの「フォトコンテスト」の出品の締め切りもだんだん近づいてきました。要項を掲げておきますので、ご検討ください。賞金も高いですよ!



浅草108一周年記念祭 フォトコンテスト概要 応募要項

趣旨:
SLの生活の実感をSLを知らない人にも伝えるための映像を住民から募り展示します。SLの楽しさ、美しさ、可能性を表現することがテーマです。後日ウェブにもアップされます。奮ってご応募下さい。

期間:

受付は5月14日より行い27日に締め切ります。
展示は5月25日より6月7日までとします。

展示開始から一般観覧者による投票を受付ます。
審査結果は6月5日に発表、授与式を行います。授与式には事前連絡により代理の出席を認めます。受賞者には事前にIM等でお知らせします。

規模:

アバター部門50点、景観(自然、建物・街並み他の人工物)部門50点の計100点。先着順打ち切り。

方法:

担当別アカを決め、そこにSL内で撮影したSSをテクスチャー化(修正可、コピー可、転送可)したものを送って戴きます。次にあらかじめ用意したスクリプト入りボードに張り付けて、展示します。

ボードのサイズは3.2M X 2.4M(4:3)、横使い、縦使いとも可 ただし余白は設けません。

来場者がSSを貼ったスクリプト入りパネルにタッチすることにより投票が行われ、集計して順位を決めます。

賞金等:

優勝者、上位者に賞金を与えます。

総合優勝   1名:L$5,000 (部門優勝賞金L$2,000を含む)
部門優勝   1名:L$2,000
部門準優勝 各1名:L$1,000 X 2
優秀賞    3名:L$500
審査員特別賞 1名:L$500
参加賞    出品者全員(賞品)

審査方法:

審査員(外部2名と108Dragon数名)とボードの得票を合わせて評価します。最初に掲げたテーマにそったものであること、および外部審査員の技術評価等を加えて決定します。「講評」を展示作品とともに掲示します。


応募方法:

SSをSLでアップロードしてテクスチャーの形にして下記の担当にSL内で送付してください。

  アバター部門:Dianne Hynes
  景観部門:  Ami Rayna

注意:

1.作品は飽くまでSLのビューワーを使ったスナップショット(SS)に限ります。
2.レタッチソフトで解像度等を定式化することはかまいません。
3.展示会場はMatureですが、PGのSimと同様の健全性を保って下さい。
4.1アバターあたり1作品の出品とします。
5.戴いたテクスチャーは返却致しません。(フォトコンテスト以外の用途には使用致しません。)
6.撮影対象物との権利関係は応募者の責任でクリアして下さい。通常は問題ありませんが、稀にSS
  厳禁の場所等もございます。

展示期間中は一般客用にもお楽しみ商品を用意する予定です。浅草のLMは次の通りです。

http://slurl.com/secondlife/ASAKUSA%20108/100/131/22
  

Posted by Sophiee Winkler at 16:19Comments(0)ビジネス

2009年05月21日

ボイチャに思う



リンデンラボによればボイスチャットのサービスが提供されてから18ヶ月が経過し、累計で150億分以上がボイスチャットに費やされたそうです。う~ん、こんなこと言われてもちょっと想像できないというか、意味がわからないというか……。ちなみにこの数字はボイスチャットが使える状態になっていた時間の総計ではなくて、実際にボイスチャットしていた時間なんだそうです。でも、どうやって計測したんでしょう?何でもお看通しなのね。

有識者のご指摘では、日本人は外国人に比べてボイスチャットを使う人の割合が決定的に低いんだそうです。国民性ですね。だいたいRLでもしゃべるのが億劫な人が多いから。私が思うのは、SLってRLと違う世界ということで入ってきているのに、そこでRLと同じ声で話していたのでは夢がないと感じてしまうのではないかってことですね。会社の会議をSLでやっても、生々しい、場合によっては気に食わない声が聞こえてきたのでは、興ざめですね。

この辺は本当に難しいというか、微妙なものがあります。たとえばRLの人間そっくりのアバターが沢山いて、みんなボイチャで話すようになったりすると、結構気持ち悪いんじゃないかなって思います。SLやっている意味もどっかに飛んでいってしまうような気がするんじゃないでしょうか?

確かに授業なんかで先生が説明するときは効率の点ではボイスチャットがいいです。そこは生徒として慣れてしまったので、逆に先生がタイプでチャットするとイライラ感が出てきたりします。

ただ、ボイスチャットってRLと同じ感覚でしゃべるわけだから、だんだんどうでもいいことを、だらだら話すという風になってしまうような気がする。私なんか、中身のない会話を生の声で聞くと、気分悪くなってしまう方ですね。タイプでチャットするときの方が、内容を考えて、まとめてからしゃべっているような気がする。それから、生の声って迫力あるので、アバターがかなり後ろに追いやられてしまって、SLっていう感じも減ってしまいますね。

自分達だけの世界でまったりなんていうのはボイチャはぴったりかもしれない。その輪に入っていくのは一瞬で同程度の脱力度に到達しなければいけないので、大変ですけどね。

ボイスチャットの欠点の最大のものはログが残らないということでしょう。授業もそのときはボイチャで分かったような気になっても、2、3日すると、何だったっけ?ってなりますね。ログってとっておけば一覧性があって便利です。

皆さんはどうですか?ボイチャ派?それともノン・ボイチャ派?
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:35Comments(4)生活

2009年05月20日

エコの裏側



Massivelyに面白い記事がありました。最近話題のCarbon Footprintについてです。直訳すると「炭素の足跡」ですが、使われている意味としては、「商品のライフサイクル全体にわたり排出された温室効果ガスをCO2排出量に換算して表示したもの」ということになります。企業なんかが自分達の生産活動のエコ度合を表現するのに使っているのですね。確かにこういうものの見方は大事です。

で、記事の方は掻い摘んでいうと、「四半期ごとに流布している噂があって、それはSLのアバター一人当たりのカーボンフットプリントはブラジルの国民の平均値に等しい」というものです。

数値としてはどれくらいのものか明らかにされていないけど、ブラジルの国民の平均値というのは、全ブラジルのエネルギー消費量を人口で割った数字ではないでしょう。平均的な国民が生活に使っているエネルギーのことなんでしょうね。だからそこには産業や公共の場所で使われているエネルギーは入っていないし、ましてや次から次へと森林を燃やし、破壊していることによるマイナスのエコ活動の影響なんて計算されていないはずです。

わたしは去年リンデンラボの全サーバーが消費しているエネルギーを計算してみたことがあります。具体的には当時SIMは11,900あって、このサーバーの消費電力を賄うためには175W×11,900=2.08メガワットが必要です。風力発電機の大きなのがちょうど2メガワットの発電量ですから、リンデンラボはカリフォルニアに自前の風力発電所を1基つくればよかったのでした。

でもこの数字にはメインランド分は入っていないし、また実際にはサーバーの運転には仕事のための消費電力とほぼ同じだけの電力が「冷却」のために必要になります。サーバの置いてある部屋を冷やすのかな? だから島の増えた今では多分大型の風力発電機数台は必要でしょう。

更に私たちがそれぞれのPCを動かしているエネルギーもあるので、この何倍かの電力を使っているのでしょう。まあどこで区切るかによって計算なんて幾らでも変わってくるし、ブラジル人じゃなくて、バングラデシュの人ならアバターの方が多く消費していることになってしまうでしょう。

リンデンラボはこの指摘に対応して(ではなくて多分コスト削減のため)、テレマークという外部の事業者にワシントンDC郊外にデーターセンターを運用させることに決めて、もう運転は開始されたようです。また、サーバーのクラスを5から6にすればもっとエネルギーの節約になって、リンデンラボは利益を出すことができますね。テレマークについてはこちらで。

http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/foreign/2008/06/06/13111.html

今のところ、この手のエコ論議は正しいものと怪しげなものの玉石混交の状態で、マスコミなんかも何も考えずに、いい加減な学者や研究者の発表した数字を鵜呑みにして垂れ流しています。たとえば自動車の排気ガスによる大気汚染や地球温暖化については誰でも言及するけど、毎日何千フライトも飛んでいるジェット機による汚染や温暖化について言及しているマスコミなんてありません。地上と高空ではその効果だってかなり違うので、研究が追いついていないということもあるでしょうが、ジャーナリストが自分の頭で考えてないということも大きいでしょうね。

「意識の高い」家庭の主婦は資源を大事にすることがエコに繋がると思ってペットボトル集めたり、牛乳の紙パック洗ってまとめて回収してもらって喜んでいますが、実際にはついこの間まではその恩恵を受けていたのは中国の業者だったり、また紙パックを洗うことで紙の再生業者は助かりますが、下水処理には余計にエネルギーが掛かってしまい、汚染にもつながるのです。トータルで社会が受けるメリットとデメリットを比較してやっているわけではないということですね。

これって「エコ」を商売にして儲けようとしている人に庶民が乗せられているという図式ではないでしょうか?「私はそれでもいい。」とか「何もやらないよりはましだ。」という人達は自分の頭で考えることを放棄したまことに都合のよい人達です。売り出し中のハイブリッドカーだって、第三者がちゃんと検証したデーターを見てから購入するという人は少ないでしょう。だから売れているからといって「エコ意識が高い」とか「エコに熱心なメーカーの姿勢が支持されている」とかいうのは早計ですね。流行っていると言われれば意味なく買ってしまうのが現代の日本の消費者です。本当の情報というのは手に入れるのにお金も時間も掛かるので、それを使えるのは一部の人達だけです。私たちはその残りカスに味付けされたものをタダでもらって、ああでもないこうでもないと言い合っているんです。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:12Comments(0)ビジネス

2009年05月19日

7つの理由



Yahoo Newsにかつて「SLが不人気な7つの理由」が今ではどのように変化しているかという記事がありました。そこそこ分析してあるけど、実際に中でヘビーに遊んでいる者から見ると浅いな~という感じです。またこの記事に対して一般の書き込みがあるんですが、こっちの方は全く経験しないで書いている人が多いのでお話にはなりません。記事はこちら。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090518-00000029-zdn_n-sci

(1) 始めるまでの手続きが面倒
(2) 要求PCスペックが高い
(3) 操作が難しすぎる
(4) 何をしていいか分からない
(5) 何をするにもお金がいる
(6) 右も左も広告だらけ
(7) 人気の場所はエロかギャンブル

と、こんな具合だったんですね。今更これにコメントしても仕方ないでしょうが、(1)と(3)はこの程度で止めるのなら中に入れてもやっぱりすぐ止めるのかなって思いますね。(5)はまともなPCを買った時点でお金かかってますね。今でも真剣に受け止めないといけないのは(2)と(4)くらいでしょう。

いずれにしても結構癖のある、敷居の高い遊びなので、やる人よりやらない人が断然多いのだから、不人気といえば不人気なんですね。でもお蔭で中高生が入ってこないし、そこそこ自然なフィルタリングができていて、中の住民としては快適なんです。

さらに客観的に評価している度合いが強いものとして、次の記事があります。私としてはこれでも、ちょっと違うなっていう部分は幾つかありますけどね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090518-00000027-zdn_n-sci

昔「7つの習慣」っていう本があって、とってもよく売れてたという話だけど、今では誰もそのうちの一つだって挙げることはできませんよね。この辺もそのうち消されてしまうのかしら?
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:12Comments(0)ビジネス

2009年05月18日

脳の悩み



脳科学というテーマで一般人を迷わせてTVに出たり、本書いたりしている学者もどきの人達がいますが、脳そのものの研究はまだまだ初期の段階なので、何を言っても反証が少ないので許されてしまう状況です。庶民は血液型でも遺伝子でもイオンでもコラーゲンでも何でも、分からないことは有難がるので、これもその類かなと思います。50年くらい経ったら、あのときあのオジサン達は随分無責任なことを言ってお金儲けしてたなっていうことだと思います。この人達はそのうちメッキが剥げるでしょう。

10年位前には「脳内革命」なんていう本も出たけど、今の高齢者なんて電話一本で操られて何百万円もATMで振り込んじゃうんだから、こっちの方はよっぽど「脳の神秘」なんですけどね。つまり、脳は使わなくてもATMは使えるということではないでしょうか?脳がないと使えないけど、猿+αくらいであれば騙されるのには調度いいのかな。あ~歳はとりたくないな~。

自称「脳科学者」は何でもかんでも脳のせいにしますが、脳を持っていない生物だって一杯いますよね。例えば最近流行の新型インフルエンザのウィルスだって、粘菌だって、脳はないけどちゃんと危機管理システムや攻撃システムを持っていて、相手によって自分を変身させてしまいます。動物のように意思決定しているかのようです。

脳死だって最近の研究では「脳死は人の死」というのが本当かどうか、かなり怪しくなってきています。そう決めると助かったり、儲かったりする人が多いということでしかないでしょう。

ちょっと前に「霊能者」と称して、「あ、あそこに霊が!」ってやってたオバサンがいましたが、病気で死んでしまいましたね。そのオバサンの霊はどうやら誰にも見えないらしくて、「あ、あそこに例の霊のオバサンの霊が!」って誰にも言ってもらえないのです。

お釈迦様の立場では、死後の世界をあれこれと論じるのは意味がないということです。なのに敢えて論じ人がいるのは目的があってのこと。誰も知らないことを知っているかのように言いふらして、人を騙して何かをさせようというのが落ちですからね。

でも一般庶民としては地獄とか、極楽とか、生まれ代わりとか、祟りとか、呪いとか、ご利益とか、そういう土着的宗教の教えの方が、なんか夢のない現実よりよさそうな気がするということで、お祈りしたり、お墓つくったり、供養したりするのです。まあ、これが文化ということなので否定することもないのですが。

で、お釈迦様が今の「脳科学」ブームを見たらなんとおっしゃるのでしょうか?多分、大事なのは「脳一般」ではなくて、お前がその脳で何を考えて何をするか、それを正しくできるか、また自分の心の動きが自分で分かっているのか、そっちの方が変な知識や理屈より大事じゃないのって、言われてしまうような気がする。「脳科学」者は「脳は凄い!」っていうけど、この人達を含めて個々人として「凄い脳」の持ち主はそんなにはいない。だから「脳科学」で言っている脳の凄さって、犬の脳でも豚の脳でも凄いっていうことでしょ。お釈迦様の代わりに、犬の脳を台座に据えて褒め称えているというのが実態だと思いますね。

あれ~きょうはSLに紐つけられなかったですね。人の悪口も程ほどにってこと?
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:28Comments(0)生活

2009年05月14日

魔法の言葉



先日このブログで取り上げたスタンガン製造販売の会社の件ですが、法律専門ブログのPatent Arcade によれば、先頃商標権の侵害でリンデンラボ社とその幹部を訴えていたアリゾナのTaser(テーザー)社は、突然その訴えを取り下げた模様です。

私は弁論の維持は難しいのではないかと言っていましたが、やはりSL内の侵害行為がリンデンによるものだと主張するのは無理だと判断したのではないでしょうか?ただ、今回の取り下げには“Without Prejudice”という魔法の言葉が添えられています。

これは何かというと、一般的に法文に添えられて「この行為や発言は基本的な立場を撤回したり放棄したりするものではない。」と釘をさしておくという意味があるのです。つまり、今回は訴えを取り下げるが、これは今後訴えないということではないし、この件で新たな証拠や論拠を示して後日再度権利行使することは有り得るぞ。」という条件付留保を示しているのです。

法律でも外交でも交渉による妥結を図る場面があるのですが、そのときに明らかに自らの主張に反する譲歩案を出す事だってあります。で、結局合意に至らない場合は、いろいろ交渉案を出したけれども、そんなものはチャラで決して原則的立場を放棄したのではないといいたい時にこの魔法の言葉を書いておけば、その主張が認められるという英米法の慣習ですね。

ということで今回は取り下げられたけど、また新たな証拠を集めて、さらにお金になりそうなポイントにフォーカスして再度訴えを仕掛けてくることは有り得るわけです。

あるいはリンデンラボとちゃんとお話し合いができて、リンデン側がSL内の取締強化をするとか、Taserに半年タダで島を貸すのでどうぞそこで商売するなり、広告するなりして下さいなんて譲歩案出したのかもしれない。まあ真相は分かりませんが。だいたい民事の訴訟というものは訴えが提起されたときは華々しくマスコミでも取り上げられるけど、その後は当事者間で「合意内容については公開しない」という条件で手打ちをしてしまうことが多いので、最終的な顛末は不明の場合が多いのです。

Patent Arcadeを英文で読みたいという人はこちらです。
http://www.patentarcade.com/2009/05/case-update-taser-v-linden-research.html  

Posted by Sophiee Winkler at 13:18Comments(0)ビジネス

2009年05月13日

マシニマ上映会



先日MoonCatのコミュニティでマシ二マの上映会があって、呼んでもらったので行ってきました。映画を6本くらい上映して、それぞれに制作者によるプレゼンがついていたりして、本格的な上映会でした。

画像はこのSimの関係者でRLで歌を歌っている女の子のプロモーションビデオです。なんかトントンを人間にするとこんな感じになるのかなって思いながら見てました。実際は別人なんですが。唄は結構上手でした。



この幻想的な風景は映画をSSしたものではなくて、観客席の周辺の景色なんです。スクリーンの中も外も同じ人が作っているのでおなじような幻想的でイマーシブな感じ。



結構盛況で、デジアカのIn Yan学院長も登場。映画そのものはコスチュームとダンスを中心としたもので、私達が作ったもののようにセリフが一杯出てくるということもなく、音楽と映像のファンタジーといった感じでした。毎回思う当たり前のことですが、作り手によって全然違う傾向のものになるんですね。

ということで今日はセクシー画像は封印。一緒にならべると叱られてしまいそうですから。今回は第一回で、次もあるそうですから、興味のある人はMoonCatに来て、猫をみつけて聞いてみるといいですね。

普通の商品とかお店とかもそうですが、他の人が作ったものというのは自分の発想とは全く違うので、参考にもなるし、考えさせられることもあります。

それからこの上映会の作品はかなり専門的なソフトも使われていて、私のようにフリーのソフトしかなくて、美しく撮ろうなどという野心なしに作ったものとは比べ物になりません。  

Posted by Sophiee Winkler at 13:16Comments(0)イベント

2009年05月12日

これもビジネス



何週間か前にリンデンラボがBotsの取り締まりに乗り出したというニュースをお知らせしました。そのときにも実効性は疑わしいと予想していたのですが、どうやらその通りで実際に摘発が行なわれたのがどうかは別にして、Botsの跋扈の状況は変わっていないみたいです。

一方私が原宿で借りている土地のうち、何もない区画のトラフィックが700とかになっているらしくて、友達から指摘されてビックリ。上に自宅や作業場があるし、この間までマシ二マで集会所になってたし、別アカ一杯出してるもんね。家をちょっと移動して、店の真上に来るようにすれば店のトラフィックが増えるのかしら?土地をまとめてしまうという手もありますね。でも700ぐらいだと、トラフィックの数字見て来店ということはないでしょう。

え~お店の改装を始めたと思ったら、浅草でフォトコンテストをすることになってしまいました。なんでも何ヶ月か前に私が提案したことなんだって。本人は薄っすらとしか覚えていないのに。

ということで昨日までに予算取りをして、概要を定めて、土地を確保して、SS用展示パネルも作りました。このパネルは誰でもタッチすることにより一回だけ投票できることになっています。この得票をコンテストの審査ポイントの一部にするんですね。あと残っているのは告知用のサインボードと、実際にブログとか看板とかその他の方法で告知して募集することですね。審査員も確保しないと。

一応頭で考えている分には順調に進んでいますが、ものごと思わぬ障害が出てくるのが普通ですから、それをまた乗り越えないといけません。でもこういうのもまた一興ということで、経験が積まれていくのです。こういうのもビジネスだと思うの。明日には一般に告知して募集開始したいですね。賞金総額はL$10,000を超えるので、なかなかのものですよ。

展示会場はPGなので上に掲げた画像みたいなのはだめですね。ちょっとピンボケだし。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:18Comments(0)ビジネス

2009年05月11日

SLの道



リンデンラボや日本の3DSNSビジネスを推進する事業者達が主張しているSLとRLの更なる融合の可能性、簡単にいうとSLのブレークということですが、その具体例として上げていることを見てみるとあることが分かります。それらは教育とかビジネス会議とかコストを抑えたものづくりのシミュレーション、マシ二マを始めとするメディアコンテンツ制作ということに集約されています。

考えてみればこれは当たり前のことです。SLが3D・SNSであるということに起因するものが殆どで、これが他の種類のプラットフォームとの違いであるからです。つまり、3次元仮想空間のなかで同時双方向にコミュニケーションや制作を行なう場であるということですね。単なる音楽制作・配信ならSLの外でもできるし、教育なんか色んなメディアを使った方法があります。でも、場を共有しながら意見を交換したりシミュレートしたりするということではSLは他にない優位性を有しています。

マシ二マそのものはSLで作る必然性はないけれど、コンテンツを外に出して他のメディアで多くの利用者からアクセスしてもらえるというメリットに着目しているわけです。

このような認識と自分の好みから私はSLにおいては「ものづくり」がかなりのウェイトを占めていると思っていて、先日モビエで公開したデジアカの卒業制作のマシ二マの脚本もそういうようなストーリーになっています。デジアカのIn Yan学院長も「SLはもの作りに適した空間で、その比重はかなり大きい。」というのが持論です。

でも同時にSLは抱擁力のあるプラットフォームで、そのように考えない人だって十分に活動していける場でもあります。確かに「ものづくりしないと駄目だ。」とか「遊んでばかりいると止めてしまう。」とかいう発言は私を始め、多くの人から出ています。でも本当にそうなのか、また仮にそういうことが言えるとしても、それが絶対的なことであるかのように極め付けてしまっていいのかという問題があります。

もの作りをしないのは怠けているとか、ものづくりできるのは偉いんだという認識や態度は確かに傲慢です。そんなRLまがいの押し付けをSLに持ち込む必要はありません。RLで疲れた神経をSLで癒やしたい人も多いだろうし、本物のクリエーターはRLで嫌というほど作業しているので、SLの中でまで何か作りたいとは思わないでしょう。だからクリエーターとしてはSLの中で作業する気も起きないほどRLが忙しくて、ときどき生き抜きというか気分転換にログインするという状態の方が幸せなのでしょう。

もちろんSL内でクリエーターとしてRLを上回るような収入を得られている場合はいいのですが、これって実は凄くリスキーだと思います。リンデンがちょっとスペックをいじったことで膨大なデザイン在庫を全部手直ししなければいけないとか、SLそのものが斜陽化してしまうと、また新たな3D仮想世界を求めて彷徨っていくことになります。ただ、RLの仕事もいつまでも安泰で高収入ということはないのでしょうが。はい、今日からL$とUS$は交換停止、なんてなっちゃうと手にしていたのは膨大なプラスティックのチップだけだったなんていうことになりかねません。

さて話を戻して、これほどまでにもの作りのプロやアマが寄り集まって素晴らしいものを作り続けているのに、それでも飽きたり、嫌になってしまう人がいて、特に日本人SIMが痩せ細ってしまうというのは、そういう「生産者」、「土地所有者」、「技術者」優位の認識が誤っていたのかもしれない。あるいは、それらは初期においては主要なIn-worldの構成単位であったけれど、それとは違うものも求められる段階になっているのかもしれないのです。

SLはその名の通り自己の投影であり、Simは仮想現実をSimulateする場です。だから私たちはSLの創世以来ひたすらRLの模倣物によってSLを埋め尽くしてきたのです。RLにあるものはSLにだってあるべきだし、RLと同じように動いたり、音を出したりしたらそれだけで面白い、またリアルであればあるほどいい、というように。でも、RLと同じものを作って意味があるのでしょうか?同じものならRLにあるものの方が優れています。触ったり、匂いを嗅いだりできますからね。SLってそんな「ごっこ遊び」の世界だけなのでしょうか?

でも私たちって限られたイマジネーションしか持っていなくて、仮に天才が現れてそのコンセプトや作品を披露してくれたとしても、すぐには理解できなかったりする。50年ほど掛かるとかね。だから作るものといったらひたすら現実世界を模したものでしかない。小説、映画、スポーツ、アニメそしてSL。

もちろん技術の進歩によってRLではできない特殊な効果とか、低コストの制作とか、時間の短縮とか、世界規模のリソースの糾合とかのメリットはあるんですけど、そのようなRLから見たメリットだけでなく、RLと根本的に質の違う新しいものやアイデアというものを生み出す力をSLは持っていると思っています。ただ、それが何なのかはまだ分かりません。それはドレスを500種類つくって、それをメタバース中で売りまくって儲けているとか、土地長者になったというのとは違う次元のものです。

SLの道は私たちがその果てを見通すことができないくらい遥か彼方に続いていっていると思うのですが、それは店で売るドレスにつけるプリム製のボタンを如何にリアルな質感で効率よく作るのかという努力の延長とはちょっと違うような気もするのです。SL自体そんな日々の積み上げだけで作られたわけではなくて、人間のイマジネーションの飛躍にリードされる形で、それをみんなで追いかけていったということですからね。

魯迅は「元々道などというものはない。通る人が多くなってそれが道になるのだ。」と言いました。高村光太郎は「僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる。」と言いました。アントニオ猪木は「この道をいけばどうなるものか。案ずれば道はなし・・・行けば分かるさ。」って言いました。

要するに吟じたかったのは、SLはもの作りだけじゃないけれど、大きな意味でのクリエーションは続いていく。それは今は見通せない。ただ駄弁るのもいいし、あくせくと何かつくっているのもいいし、RLと結び付けてビジネスにしたいというのもいいけど、どうもそのどれでもない道が、上手く表現はできないけれどあるような気がする~~ということですね。誰か、「あると思います。」って言ってくれないかな?
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:31Comments(4)ものづくり

2009年05月08日

賑わいの島講座



私は自分の土地というものはメインランドに512M2持っているだけで、あとは借りているものばかりです。だからSimをまるごと持ったことがないので本当のところは分からないのですが、Simを維持していくというのは大変だと思います。

管理費を月々払っていくというだけならお金がある人にとっては何の造作もないことですが、そのSimに人を常時呼び寄せてくる、つまり賑わいのあるSimとして維持していくというのが難しいのです。

人間というのは飽きる動物なので、どんなに素晴らしいつくりのSimがあったとしてもそう何度も行くものではありません。何度も通うとしたらそれはそこに次々に変化する魅力ある対象があるからでしょう。RLのショッピングセンターやテーマパークやホテルだってリニューアルを定期的にやっていかないと、やがてお客は新しいスポットに惹かれてそっちに行ってしまいます。

RLではよい立地にある施設だということだけで、集客はかなり楽になります。駅や幹線道路があるところですね。銀座のように名声が確立してしまった街も魅力があります。商売やっている人は誰でも最後は銀座に店を出すのが夢だそうですから。でもSLではTPでどこでも行けてしまうので、場所に関する優位というのは少ないでしょう。せいぜい隣に有名なSimがあってそこから人が流れてくることもあるというくらいかしら?SLでは「銀座」という名前だけでは無理のようですね。

新商品を出す、内装をリニューアルする、イベントやセールを行なう等々、Simやショップのオーナーは涙ぐましい努力を続けないといけません。でもそうすると店舗や賃貸料で利益を上げられたとしても、RLの自分の時間を注ぎ込んでいるので、決して儲かっているとはいえなくなります。

また、RLの仕事を投げうってSLのビジネスにシフトしてしまうのは、かなり危険なことです。RLなら会社を上場して何百億円かの創業者利得を得ることもあるけど、SLではそんなことはないでしょう。だから一見大金が儲かっているようでも、実は自分の人生を賭けの対象にした膨大な機会損失が発生しているかもしれないのです。

自分はそんなに必死になってないし、儲ける積りもないという人、つまり遊びに徹している人は気が楽だけど、その分注ぎ込む努力は少なくなって、賑わいは維持していけなくなるでしょう。かといって人を雇ってSim経営をさせたのでは、自分が面白くないということになります。

そもそもSimを維持していくというのは、店を経営するとか、イベントを行なうというのと同じで「マネジメント」が必要になってきます。簡単にいうと齷齪(あくせく)遣り繰りするということですね。心を労するということです。だから、面白い部分はあるかもしれないけれど、基本的には辛いことです。本来楽しいはずのことが繰り返すうちに苦痛になってくるということですね。よくスポーツ選手とか芸能人が「楽しんでやりたい」って言ってるけど、これは「どうなるか分からないし、自信ないし、苦しくて辛いけど何とかやってみます。」ということをマスコミ向けに言い換えた言葉です。なにしろ殆どの人は妥協したり挫折したりするわけですからね。

誰でも知っている夢幻境のSvargaは売りに出され、Shinanoやリリアン学園は消滅してしまいました。私の愛していたAzitoだってもうありません。どんなグループにだって終わりは来るのです。RLではお金や名誉ということを目的にすり替えてしまうことで、活動を維持していくことはできますね。でもSLだとそれらの効力はちょっと弱いような気もします。

「売れるショップ講座」は参考になるけど、「賑わいのSim講座」というのは更に難しそうですね。誰かやれる人いるのかな?

ということで、関係ないけどSimのPR




  

Posted by Sophiee Winkler at 13:16Comments(0)ビジネス

2009年05月07日

男か女か?



Second Life Herald または Arphervill Heraldと呼ばれるSL専門ブログにTenshi Vielleという人がこんなことを書いてました。

「SL Forumでムカついた状態から、リンデンラボの公式JIRA(セカンドライフの様々なバグ・機能要望を登録して情報をまとめ進捗管理をするシステム)を見て更にムカついて、もうここしか泣き言をいう場所がないんです。

たとえばSLのレスビアンが、彼女のSLでの女性パートナーがRLでは正真正銘の男性だったことが分かって、レイプされたみたいな気分になることを考えて見てください。こんなことは大したことじゃないっていう人は毛皮獣のコミュニティで特別なSLのユキヒョウだと思っていたものが全く別のものだったときの怒りと傷心が想像できますか?

JIRAには年齢認証システムを利用して自発的に性別を証明して、男性によって女性アバターが不正に使用されることを防ぐことが提案されていました。女性のレスビアンの多くは男性が女性アバターを使って本当の女性アバターと行為することをサイバーレイプであると考えています。」

う~ん、レスビアンの気持ちは分からないので、何ともいいようがないですが、とても多数派の意見とは言えないですね。私も知らないうちにレスビアンのSIMに紛れ込んでしまったことがあって、結構怖いお姉さんたちがたむろしていましたね。この次にJIRAへの投稿が引用されていました。

「よく起きることだけど、私もこの手の詐欺にあったことがあります。ドイツ人の女の子ってどんなのだろうと思って結婚したんですよ。結婚式はその他の費用にかなり沢山のお金を払ったあとで、彼女は実はRLでは男性だと告白しました。私はRLのお金を失ったのです。」

いったいこの投稿の書き手は男性なのか女性なのか、多分前後の関係から女性なのでしょう。

ここでVielleはこんなことを書いて馬脚を現しています。

「それで貴女は口で言っているのとは違う人に会ってしまって、お金を返して欲しいんですね。彼らはどうするんでしょうか?パンツを脱いで股ぐらの写真をとってリンデンラボに写真を送るのでしょうか?股間検査員に見てもらうんでしょうか?知ってるわ、USBデバイスよね。日本人がその手の検査装置を開発したんじゃなかったかしら?」

つまり、Vielleって別に女性の味方でもレスビアンの味方でもないみたいですね。この文章を読んで、意見を寄せている人が何人かいました。

「恋をしている相手が本当の性別であるかどうか確認したいなら、RLでデートすること。」

「何ていう馬鹿か、インターネットの女性の80%は実際は男なのに。」

「性別を自由に使い分けている人にこんなことしたって影響ないだろう。いろんな法的な書類を出させるのかな?このJIRAへの投稿には誰も関心持たないと思うな。」

SLって言うのは世の中の縮図だから、こんなことが気になる人もいるし、真剣に考えている人もいるんですね。でも、そもそも「仮想」なんだから、そこからRLを手繰って突き止めるというのは態度としては間違っているし、意味がないでしょう。RLだって自分の思い込みが裏切られてしまうことは幾らでもあります。男らしい人だと思って結婚しても、もの凄いケチだったりするし、かわいい女の子が淫乱で浪費家なんていうのもあるでしょう。SLにだけ透明性を求めるのはおかしいし、自分で自分を甘やかしているに過ぎないと思うんだけど。

こんなこと要求する人に限って、自分に都合の悪いことはしっかりと隠しているんじゃないかしら?

画像は別アカに高空まで飛べるリングを埋め込んで(指輪だったけど、デザイン悪いのでお尻に入れ込んでしまいました。)星しか見えないところまで上がってみたところです。最近作ったチェイン製のスキャンティが綺麗です。ヒールが・・・もう一つ。


  

Posted by Sophiee Winkler at 13:17Comments(0)生活

2009年05月06日

記者会見



先週SL内でリンデンラボによる記者会見が行われました。話題の中心は新しく設けられるAdultカテゴリーについてです。私の懸念はAdultと既存のMatureの区別をどうするのかということですが、一般の関心はそうではないみたい。質問が集中したポイントは「今回のカテゴリー増設によって、近い将来子供専用グリッドと通常グリッドが合体されるのではないか?」ということでした。

答えはノーなんだけど、それなのにリンデンラボは今まで以上にこのカテゴリー違反に目を光らせるようです。住民の通報を奨励し、またパトロールが強化されるみたい。

技術的には検索が100%機能するのか、言葉によっては検索者の意図とは異なる結果が出てくるのではないかということですね。たとえばPGと指定したのにAdultの項目が出現したり、Matureで検索するとPGが落ちてしまうのではという心配です。具体的にはPhotorealというスキンなどのリアルさを強調する単語はCGなどのリアルさを表す言葉として評価されてしまうらしく、混乱が生じる恐れはあります。

かなりの部分は技術的、表記面で問題を防げると思います。ただ、やはり年齢認証の問題は残るので、現在のように未成年が大人を偽装してMatureで遊ぶことも可能だし、RLの大人が子供の振りをして教育目的で管理費が安く抑えられたSimで大人として遊ぶという問題は残るでしょう。これを監視するというのは結構人手とコストが掛かるでしょう。終りのないモグラ叩きになりますね。

この問題はさらにややこしい論点が含まれているようで、もう少し考えてみたいと思います。  
タグ :AdultMarure

Posted by Sophiee Winkler at 12:13Comments(0)ビジネス

2009年05月03日

メタバース概論(終)



デジタル・アカデメイア学園の校長先生主催の課外特別授業である「メタバース概論」の最終講が昨日ありました。本当はとっくに終わっているはずだったのですが、先生の要望で一回おまけがついて、その間に先生の海外出張が挟まっていたのでした。で、先生はシンガポールかどっかに出張予定だったのが、例の新型インフルエンザを避けて今は日本なんだそうです。

で、先生はこのようにパンデミックのようなことがあると、SLなどのメタバースの便利さがよくわかるので、これをPRに使おうなんておっしゃってました。確かに長い時間乾燥した飛行機に閉じ込められることもなく、感染の危険もなく世界中の人と一緒にお仕事が出来る環境なんて他にはありませんからね。

さて、昨日の課題は今までの授業の総括のようなもので、次のような問いに答えて自分なりの意見を発表するということでした。

各人で、メタバースにおいてコミュニティーの集合体から、社会構造として進化するのに必要な

・サービス(ビジネス、公共事業)
・必要な機能(ライセンス管理とか)
・メタバースに対する啓蒙活動など
自分なりに、考えて、発表してもらいます。
発表内容に必要なこと
1.現況に関して、問題定義
2.それに対するソリューション提案
3.実現に必要な、要素マクロ(市場、経済、法律、技術)
4.実現に必要な、要素ミクロ (人材、お金、現存技術など)
5.実現した場合、どのような世界・社会になるか
6.まとめ

順番は、発表しやすい方法でいいですが
世界的なビジョンで、考えてもらえるとうれしいです。

ということで、とっても難しいと思いませんか?

で、授業では各人が自分の意見を発表し、私も画像のような手製スライド画面を持ち出して簡単にプレゼンしました。





この授業は世界的な視点で実際にRLのお仕事としてメタバースの発展に努力している先生の識見や世界観を伺うことができてとっても刺激になりました。先生はフランクな人柄で、いろんなことを包み隠さず教えてくれたし、バランスのとれた見方が参考になりました。わたしのように付き合いの少ない1アバターとして針の穴からメタバースを眺めているだけでは陥りがちな独りよがりで偏ったものの見方も幾分か是正されてよかったです。

このブログを見て何人かの方からご自分もこのような話し合いに参加したいという要望があり、直接In Yan校長にIMしていただくようにお願いしましたが、先生は今回はデジアカの生徒でつくる少人数のグループで深く話し合いがしたかったそうです。それはデジアカはSLにおける一つの社会構造であって、学校、先生、生徒という仮想の設定のなかで実りある討論ができるという考えに基づいています。つまり、通りすがりではなくて、SL中でなんとかよりよい生き方をしたいと思っていて、相当な時間をつかって研鑽に勤めている「生徒」であってこそ経験と責任に根ざした議論ができるというわけです。

次回、4期にもこの授業はありますので、希望者はどうかデジアカ生徒として何かの授業を履修しながら、あるいはOBとして、「メタバース概論」に参加してください。得られるものはとっても多いと思います。生徒であれば希望すれば誰でも参加できます。ただ、概念的にややむずかしいチャレンジの部分もありますので、そのつもりでね。今回は13人のエントリーがあって最終的には9人くらいが残り、昨日は連休の中ということもあって参加者は7人でした。

デジアカに入学希望の方は以下のサイトを時々チェックしてください。次期募集はは7月くらいかな?第3期の卒業式は今月中旬に予定されていて、学園祭は16日くらいだったかしら。

http://digiaka.dhsl.jp/

ということで最後に記念撮影をしてこの授業は終りました。






  

Posted by Sophiee Winkler at 10:29Comments(0)ビジネス