2014年01月09日
SIM の減少の実態

久しぶりにHerald の記事を覗いてみたら、それなりに重要なことが載っていました。まあ、みなさんもうご存知なのかもしれませんが、知らない人もいるかもしれないので書いておきます。
SLのPrivate Sim,つまりリンデンが所有しているMain Landでななくて、個人がリンデンに管理料払って使用しているSIMのことですが、これは2009年には22,699個ありました。そして2010年には24,033に増え、2011年には遂に24,843と25,000個にあと一歩と迫ったのでした。
しかし、これがSLのピークであり、それ以降はもの凄い勢いで契約者は減少して行きました。2014年11月には19,756にまで減ってしまったのです。今までは住人が減ったとか言って騒いでいたのですが、これはリンデンラボの収入が減ることであり、本当の意味で退潮が顕在化したのです。
こうなることは誰にもわかっていたし、当然の結果です。何故ならリンデンラボはユーザーを個別に捉えることをせず、古いユーザーに不利なことを平気で繰り返し、新しいユーザーが入ってくればいいという考え方に立っていたからです。SL内の個人経営の店舗と競合するようなSecondlife Marketplaceからの利益を追求しました。結果としてわざわざ高いSL内の土地を借りて店舗経営をする人は減り、ウェブ上に店を構える人が増えたからです。店舗の減ったSIMには魅力なんかありません。
今の利用者の関心は、一体どこまで減ったらリンデンラボはSLを閉鎖するかということです。ある日突然、あなたのL$が使えなくなり、US$とも交換できなくなる。SLのオーナーがいつの間にか中国の成金資本家になっていたなんて、もう笑い話ではなくなりつつあるのです。
Posted by Sophiee Winkler at 22:05│Comments(0)
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