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プロフィール
Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
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2009年12月31日

ログインの減少



Concurrent Log-in つまりある瞬間にSLにログインしている人数が最近下がり始めているということです。M.Linden が就任した頃にはそれがいつ7万を超えるのかが話題になり、なかなか越えられなかったのですが、その後の土地政策なども関係したのか、7万を突破して順調に伸びていたのが、この半年くらいで息切れをしてきて、ついに6万台くらいになってしまったのです。もちろん変動はあるので7万を越えたりはするのですが、平均値としてはピークアウトしたように見えます。

この原因としては色々なことが考えられると思います。一つはBotsを禁止するということが公式に表明されたことですね。各地でMallやSimの閉鎖が相継いだこともこのBots禁止が関係している部分はあると思います。巨大Sim群ではBotsは50とか150とか居ると思いますので、それが閉鎖されたり、Botsを使うのを止めたとしたら、Concurrent Log-inの数字にはストレートに効いてくると思います。

次に実際のアカウントの滞留時間が減っているということが考えられます。これはSLを初めてから止めてしまうまでの時間の平均値が減ってしまった、つまり始めたけれどすぐに飽きて止めてしまうということですね。私の周囲を見回しても、アカウント年齢2~3という人は多いけど、それ以上の人はほとんど居ません。また、それ以下の人も少ないのです。以前は1,2年は何となくタラタラやっていたという人も居ましたが、それが半年から1年くらいになってしまっているのではないかということです。

RLの不況というのも影響しているのでしょう。RLで必死に仕事や勉強をして生活の基盤を失わないように努力するという方に力を入れざるを得なかったということかと思います。

今や「SLは金儲けができる。」などというのは幻想だということが知れ渡って、そういう意図でアカウントを作る人は激減し、他にやることがないから、あるいは、SLそれ自体の性格が好きなのでやっている、惰性でやっているという人が主体になっているのではないでしょうか。

以上の記述は全くの想像というか思い込みで、数字的な根拠はありません。ただ、私がないどころか、実はリンデンラボも正確なところは分かっていないというのが本当ではないでしょうか?リンデンは個々のユーザーの姿を掴むということには当初は興味が無く、また今になってそれはちょっと失敗だったと気がついたのですが、今更どうしようもないのです。だから頭数とか、ログイン時間とか、土地の管理費とかそんな数字でユーザーの動態を押さえた積もりでいくしかないのです。

もっとも、この点はSL以外の新興グリッドも似たりよったりで、そのため頭で考えたニーズを設定して、こういう風にすればSLに満足しないユーザーを引き寄せられるのではないかと考えながらやっているので、もう一つうまく行っていないのです。

もちろんこういうことは運営しながら分かっていくしかないのですが、SLが自らのユーザープロファイルをしっかりと把握しておらず、また従ってそれが外部に公表できないということが、皮肉にもSLのCompetitor達にも暗中模索を強いている結果になっているのではないかと思っています。

さて、私の述べていることがどれくらいいい加減かというと、たとえばRLが大好況になって、人々が自分の時間やお金をRLの投資し始めると、結果的にやはりSLへのログイン時間は減るでしょう。だからこの手のことは実際の生データを持たないで書いていても意味はないのです。

SLの発展にとって一番大事なのは、やはりSLをやることで色んな意味で豊かなリターンがあるという状態を作っていくということでしょう。それはとりも直さず、SLの中での活動がRLの活動に結びついているようなモデルを作るということであって、現在のようにRLのイミテーションアイテムを3次元仮想世界の中に山ほど作るということではないのです。
  

Posted by Sophiee Winkler at 00:01Comments(0)ビジネス

2009年12月24日

Metaplace閉鎖



ポストSLと評判の高かったブラウザベースの仮想世界Metaplace はついに本格稼動しないまま、今年一杯でクローズされることになりました。要するに集客ができなかったということです。

一時は1万人を超える登録者があったとか、40分でゲームが作れるとかいう触れ込みで関心を集めたのに、何がいけなかったのでしょうか?

07年月にアルファ版が発表されたのだからまだ2年余りということで、ちょっと決断が早かったかなとも思います。構想としては悪くなかったのだから、もう少しこじんまりとした規模でもいいから、SLに欠けているものを手作りで探していくような、地道な取り組みが必要だったのではないでしょうか?

ガーンと大きく行って、うまく行かなかったら止めてしまうというやり方は投資としての割り切りであって、新しいニーズを発掘していくというのとは少し違うでしょうね。その意味では先日のBlue Mars も同じようなことがあるかもしれません。まあ、どっちもやったことがないので本当のところは分からないです。

SLを意識すると、どうしてもSLが満足させてくれないニッチなサービスを提示したくなるのでしょうが、そうすると多用なニーズを最初から排除してしまうことになってしまうのではないでしょうか?

翻ってSLは未だにどういうものなのか分からない部分があり、それがいろんな人を色んな形で惹き付けているのかもしれません。それが嫌でやめてしまう人も多いのですが。
  
タグ :Metaplace

Posted by Sophiee Winkler at 15:50Comments(0)ビジネス

2009年12月21日

スクリプト制限



リンデンラボの公式ブログに「スクリプト制限」という題名の投稿がありました。これは新しいビューワーの採用に関係していると思うけど、個々のユーザーに対してその人が使っているスクリプトに関したメモリーを通知して、ある一定限度を超えないようにさせるという構想なんです。

スクリプトによる土地のメモリーの使用状況については、現状ではユーザーとしてはそのRegion 全体については知ることができるのですが、自分が動かしている特定のスクリプトについてどれ位の負荷を与えているかは分からなかったのです。もちろん土地のオーナーであれば分かったのですが、クリエーターがオーナーでないことの方が多分多いので、実際に作ったものの負荷というのはクリエーターには分かり難かったのですね。

今度は住民というか、アカウント毎にその人に属するスクリプトがRegionに与えている負荷が分かり、思いがけずRegionを落としてしまったり、重くなったりすることが減るのではないかと期待できます。

それからもう一つの要素としてはアバターが身に着けているスクリプト入りのいろんなアイテムですね。髪とか洋服のヒラヒラとか。色や形を変えるのにスクリプトが使ってあるものです。

スクリプトは動いていなくてもそれなりに負荷は与えているらしいのですが、私は512M2の土地しか持っておらず、自分で土地の所有者という意識が希薄なので、調べてみたことはありません。

問題は物理的に何らかの制限を設けて、例えばスクリプトをSaveできなくするとか、動かなくするとかの措置を取るのかどうか?確かに何らかの強制力がないと、悪意の人が得をして、善意の人が割りを食うということになりますね。でも、見方を変えれば、スクリプトを自由に動かそうと思うと、自分でSimを買うということになるので、これもリンデンラボの収入が増える方向の変更ということになるのかもしれません。
  

Posted by Sophiee Winkler at 14:52Comments(0)ものづくり

2009年12月18日

青い火の星



Blue MarsというSLとは異なるGridがあります。売りはハイエンド向けのセキュリティの高さ。グラフィックの美しさ。没入型の高解像度+様々な処理のアプリですね。SLのいい加減さや猥雑さに嫌気が差している人は新天地を求めて移住中だとか。本当?

自分では加入していないので、正直どんなものかは分かりません。プロモーションなんて幾らでも綺麗に格好よく作れますしね。去年辺りに出来たんでしょうか?より高いレベルのクオリティを求めるプロフェッショナルなクリエーターなんかは喜ぶのかもしれません。

でもプロモーション画面見ているとアバターは2,3種類しかないように見えるけど、まデフォルトだからその段階でバリエーションが多い必要はないですね。

Avater Reality社が運営していて、本社はハワイにあるのだとか。うろつくだけならSLと同じでタダだけど、土地を持つにはお金が掛かるし、ものを作るときには「パートナー契約」が必要なんですって。

リンデンスクリプトはそのままは使えないので、私にとっては観光地の意味しかないのかも。ともかく一度いってみようかしら?

グラボはGeForce 9600が必要ということなので、私のマシンは動きそうです。でもVistaなんですよね標準は。7にしてからかな?デモを見てみたけど、アバターはかなりリアル、でも可愛くない。

大事なのは全体のバランスとか、取り扱いの簡単さですね。ここに結構分かりやすくまとめられていたり、解説へのURLが載っていたりします。

http://ameblo.jp/ebiichi/entry-10247008584.html

まだ、何も分かっていない私ですが、直感的には技術主導でどんどん突っ込んでいくだけではSLの課題を克服したことにはならないと思うんだけど・・・・・・。まあ、実際は見てのお楽しみということで、今は口を噤んでおくことにします。
  
タグ :BlueMars

Posted by Sophiee Winkler at 13:10Comments(0)ビジネス

2009年12月17日

はかなきもの(2)



昨日の記事は反響は大きかったのですが、受け止め方は人様々でしょうね。信用ならないいい加減な話を私が大袈裟に表現しているだけだと思う人から、そんなことは当たり前だというものまで。ということでもう少し丁寧に書いておくことにしましょう。

まず、私は一昨日まではSLにおける所有権というのはRLのそれとは同じではないにしても、かなり近いものとして認識していたのです。つまり、私がSLの中で作ったものは私のもので、私はそれを自由に売ったりタダで配ったり、一部の権利を譲り渡したり、消滅させたり出来ると思っていたのでした。それは別に間違ってはいないけれど、だからといって私が私の作ったり、購入したりしたものの「所有権」を持っているのではないのだということが驚くべき発見だったのです。「そ、そんな~・・・」って感じ。

では何が真実なのか?まず、SLのTOS(サービス規約)を見てみましょう。英語で小さな字でゴチャゴチャ書いてありますが、ポイントだけ抜き出すとこんな具合です。

「リンデンラボは理由の如何、有無を問わず、あらゆるアカウントIDまたはアバター名を削除または変更する権利を有する。」
「ユーザーは作成したコンテンツに関する特定の著作権または知的所有権を保持していても、サービスにアクセスするアカウントは保持せず、リンデンラボがサーバーに保管するいかなるデータも所有しないことに同意する。」
「ユーザーはリンデンラボがいかなるコンテンツも理由の如何、有無を問わず、また通知の有無をとわず、一切の責任なしに削除する権利を有するが義務は有さないことを理解し、それに同意する。」

他にも一杯この手の事が書かれているのですが、これくらいで十分読む気を無くしてしまいますね。難しいのは2番目の規定で、これはある前提が分かっていないと理解できません。

それはユーザーはSLを始める前にすでにRLであるデザインやモノに対して知的所有権を持っていて、それをSLの中で使用して同じものを再現するという場合をも含むことを想定しているのです。

だから、ここでリンデンラボがいいたいのは、あんたはRLではある知的所有権を持っていたとしても、それをSLで再現したからといって、当然にプラットフォームの中のそのデータにアクセスすることはできないし、RLの権利と同じものをSLで持っていると思うなよ、ということなんです。

全体の書き方は、SLのユーザーはSLの中で作ったものに対して知的所有権を持っているけれども、それは非常に限定されていて、如何なる時でも理由なしにその権利は消滅させられてしまう程度であるということです。

でも、所有権の本来の意味はその権利を有する者が、それを排他的に行使できることがポイントですから、このようにリンデンラボに死命を制せられている権利は「所有権」とはお世辞にも呼べない弱い力しか持っていません。せいぜい「使用権」とでもいうべきものでそれも全くリンデンラボに対しては法的な主張力、対抗力を持たないのです。そのようなものを「権利」と呼ぶことができるのでしょうか?

つまり、総合すれば私たちはSLで作ったものに対して「所有権を持っていない」ということが正しい解釈なのです。

次に、TOSとは別に論理的な帰結としてどうなるのかということを考えてみましょう。そもそもSLの中で私がモノを作るということはどういうことなのでしょうか?

例えば私が借りている土地の上に1プリムのキューブを出現させたとしたら、それはリンデンラボから見ると、自らが所有するプラットフォームの一部である土地を構成するサーバーに僅かな変更が加えられたということになります。次に私がそのキューブを自分のインベントリーに格納したとすると、それはリンデンから見れば、自らが所有するプラットフォームの一部である個々のアカウントに紐つけられたサーバーの一部に僅かな変更が加えられたことになります。それだけなんです。

私が持っているのは、その加えた変更を再現するのに必要なデータですね。しかしそれは独立して存在しているのではなくて、リンデンラボの所有しているサーバーに加えられた変更という形で存在しているにすぎません。私はその情報に更に変更を加えたり、他の人にその情報を譲り渡したり、その情報へのアクセスを放棄したりすることが出来るのです。これがSLにおける「所有」の実態なのです。

また反対にSLにおける様々なアカウントや作られたアイテムがリンデンラボの所有物でないとしたらどうなるのでしょうか?プラットフォームは不可抗力でダウンしたり、内容の一部が失われることがあります。もしプラットフォームに加えられた変更を含めてそれがリンデンラボのものでないとすると、それらの情報が失われた場合にはリンデンラボはそれに対して損害を賠償する責任を負うことになります。

しかし、実質的にプラットフォームに加えられた多くの変更、1日辺り新たに何百万件も付け加えられる変更をリンデンラボが承知することは不可能です。グリッドとしては認識していても個別にそれらをすべて評価することはできないのです。だから失われたものを再現するということも、バックアップを取ることが技術的に可能であり、実際それをやっているにしても、それを義務とすることを認めるわけにはいかないのです。ある3D仮想世界を設定して、それにユーザーが変更を加えることを許すサービスを供給して対価を得ているリンデンラボとしては、どんなに変更が加わろうとも、それらを含めてプラットフォームはリンデンラボの所有物であるとの立場を崩すわけにはいかないのです。

つまり、実態面からも、論理面からも、SLのなかで作られたものの所有権はリンデンラボにあるということが、このサービスの根幹を成しているのです。そうして、この前提に立って、SL内での知的所有権の保護などの取り扱いも決まってくるのです。RLで実体的な権利として認められている知的所有権に対するリンデンラボの保護の姿勢と、しょせんユーザーがリンデンの所有物に加えた僅かな変更にすぎないものに対するものとの間には取り扱いに大きな差があるというのは、極めて当たり前のことなのです。

リンデンラボはこの辺りを実際には声を大にしていいたいのですが、それを言ったら幻滅を感じてしまうユーザーが多く出てくるだろうし、それを言って何も得がないので、なんとなく有耶無耶な感じで放置していて、その態度に対して私たちがときどき怒っているということなのですね。一々いわなくても考えれば分かるはずだし、察して欲しいなというのが本音なのではないでしょうか?

もちろんこれに対して、このような従来のRL中心の見方ではなくて、自らが提起したプラットフォームの中における知的財産権をどう位置づけるのがあるべき姿なのかという議論は出てきます。これは関係者が更に一段上の立場から、未来に向けて議論していくべき事柄で、今回は私はカバーできていないイシューなんです。  
タグ :所有権

Posted by Sophiee Winkler at 13:16Comments(0)ビジネス

2009年12月16日

はかなきもの



所有権というものはRLの社会の根幹をなす概念で、人類の文明の何千年かの歴史のなかで今のように形作られてきたものです。一言でいうとあるものに対して、排他的に利用したり、譲渡したり、滅失させたりする権利で、場合によっては政府によって多少制限が加えられることはあっても、通常は法律や実力によって保護されています。

RLのシミュレーションであるSLにおいても所有権は認められているのですが、実はそれはRLみたいに強固なものでない、あるいは錯覚に過ぎないというようなことがMassivelyに載っていました。

例えば私はいろんなアイテムを作ってそれを売って、SLの中で借りている土地のお家賃を払ったり、別の人から服やその他のものを購入したりしています。だから私の作ったものは紛れもなく私のもので、それに対する排他的な権利も私が有しているのだと信じています。

でも、どうでしょう?例えばリンデンラボが突然私のお店のあるSimをサポートしているサーバーを誤まってイニシャライズしてしまったら、あるいは私のインベントリーを保持しているサーバーをイニシャライズしてしまったら、私は私の所有するアイテムが奪われたことに対して、何らかの賠償を請求できるのでしょうか?あるいは私そのもの、私というアカウントそのものの情報を失ってしまったら、賠償請求できるのでしょうか?

答えはとっても簡単、Noです。TOS(サービス規約)ではそうです。で、そんな一方的なサービス規約ってどうなのよって思うでしょ?でもリンデンラボが私に対して賠償しなくていい理由はそれだけではなくて、根本的には次の実態というか事実が存在しているからなのです。

「すべてのアカウント、製作されたアイテムはリンデンラボの所有物である。」

えっ?え~~~?エエ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!

つまり、私は私の作ったり、買ったりしたものを利用する権利は認められているけれど、その根本にある私自身のアカウントや持ち物の所有権はリンデンラボにあるのです。え~~~~~?本当なの?信じられな~~~い!!

じゃあ聞きますが、私が作ったものを、私が勝手に消滅させたら、それは私がリンデンラボのものを勝手に消してしまったことになるから、私が賠償責任を負うわけ?

いえいえ、私は自分のつくったものにアクセスする権利を放棄しただけで、リンデンラボの所有物は私の知らないところで存在しているのです。少なくとも概念的にはね。私の所有しているのはそのアカウントやアイテムに関する情報であって、それを利用して複製を作ったり、それを再利用する権利を売ったりしているだけなのです。

う~ん、なんか途轍もないペテンに掛けられているような気分。MassivelyのTateru Ninoは次のように説明しています。CDや電子ブックのコンテントを考えるとき、個々の作品を構成するデータ、情報はクリエーターのものです。それを加工してメディアに載せて商品として売るとき、その商品そのものは出版社や発行者の所有物です。そしてそれらを購入して利用する人は、そのコピーについてのみ排他的な利用権を買っているに過ぎないということになります。

クリエーターが気分が変わって、自分の楽譜を焼いてしまっても、商品としてのCDには何の変化もありません。クリエーターがその音楽を世界から抹殺しようと思うなら、販売されたCDを買い占めて、出版社からコピーライトを取り戻さないといけないのです。

したがってリンデンラボの立場では、私が私の作ったものを何らかのソフトを使って複製してSLの外部でバックアップを持つことは公式には認められないことです。なぜならリンデンラボが所有するもののデータを所有者でないものが複製しているからです。こんなふうにクリエーターの権利が守られているといっても、中身を見ていくと、なんかとってもはかないのですね。まあ、「仮想」の世界だから・・・・・・。みんな納得できる?
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:02Comments(0)ビジネス

2009年12月14日

FTCレポート



米国には消費者の権利を擁護するものとして連邦取引委員会(FTC)という政府機関があります。この度FTCが米下院に対して仮想世界で行われている性的なあるいは残虐なあからさまな表現について報告書を提出しました。対象となったのはSL, Gaia, Twinity, My Diva Doll,Pixiehollow などです。要するにそういうあからさまな表現が年少者の精神的な発達に悪影響を与えるという懸念が基本にあるわけですね。

で、どういう形式でそういうあからさまな表現がなされているかについて割合が円グラフで表現されていました。一番多いのは文章の形式で調度50%に当たります。次が静止画で24%、動画が17%、音声9%となっています。

FTCはこの報告書のなかで幾つかの提言を行っています。一つは「言語フィルター」を装備すること。子供の使用するビューワーにつけるのかしら?それから、専門の調査員を雇って取り締まりを行うことですね。表現はMentorとなっているので、もう少しソフトな表現になっています。表現の自由との兼ね合いもあるので、その程度にしてあるのでしょう。

FTCの報告書そのものはあくまでサービスのプロバイダーの自主性を重んじており、法律で何かを禁止するというようなことは言っていません。

まあ、RLでいろんなことが野放しになっているので、仮想世界だけ取り締まるのはおかしいし、子供にどうやって悪影響を与えないかだけを考えればいいということですね。

特にこのレポートで何かが変わるというものではありませんね。予算あまったんでしょうか?
  
タグ :FTC

Posted by Sophiee Winkler at 13:05Comments(0)ビジネス

2009年12月10日

迷子かゾンビか?



Massivelyによれば過去24時間の間に、数週間前から数ヶ月前に渡って発信されたけれど、配達されなかったIMが突然到着するという事件が起きているということです。

これは受け手と送り手が連絡を取って始めて分かることで、見掛けは通常のフレッシュなIMと全く代わりはありません。それだけにビジネスの分野では非常に深刻で厄介な現象と考えられます。

これとは別に本来の受け取り手以外の人に配達される事態も起きており、これも原因がわかっていません。

どこかにIMが迷い込んでしまうサブシステムがあって、何ヶ月もネットワークのなかをさまよい続け、突然墓場や地下室から飛び出してくるゾンビのように、苦しみ悶えているのでしょうか?

リンデンラボはこの問題を認識して調査を続けていますが、はっきりとした声明は何も出されていません。

私はある日突然、使ったはずのリンデンドルが大量に戻ってきてしまうような事故はないものかと密かに期待しています。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:07Comments(0)生活

2009年12月09日

平らじゃ駄目?



MassivelyのTeteru Ninoの記事です。SLの最近の統計を見ると、どうやらこの3次元仮想環境も実質的な成長の台地のひとつに差し掛かった(成長が止まった)ように見えるそうです。具体的にはユーザー間の取引金額、アクティブユーザー数、週次・月次のログイン数などがフラットになってきたということです。

もちろん今でも毎日9,000の新しいアカウントが作られているけれど、その定着率は異様に低くて、既存ユーザーベースから見てほとんど取るに足らないレベルだとか。やはり一般住民の規模というのは大きなファクターで、これに対して沢山の進出企業の経済に対する影響というのはマイナーなのです。

古いユーザーの機嫌を取るというのも一策だけど、それは結局は成長には繋がらないので、やはり新しいユーザーを開拓して、そのリテンションを上げるというのがあるべき戦略でしょう。リンデンラボはそれをしないで、まるで魚を食べようと思っているのに、魚を釣り上げると、それをどんどん後ろに放り投げてまた海に返してしまうというようなことをやっていたわけですね。海も無限で、魚も無限、まだまだ中国人もインド人もいるよ~ってな感じ?

何らかの痛みを伴う改革が必要なわけで、それはあるいは既存のユーザーのお気に召さないことかもしれないし、リンデンにとっても今まで築き上げたブランドや経験の一部を捨てるということになるでしょう。それがどの程度に必要なのか、また一過性のものにしない覚悟があるのか、例えばセカンドライフという名前まで変える気があるのかとかね。その辺りが問題になりそうです。

リンデンラボがあまり大っぴらにしていないデーターはこちら。

http://dwellonit.taterunino.net/sl-statistical-charts/

土地だと台地みたいに平らなところがあると家が建てられて嬉しいけど。でも人間の成長だってこのように努力しても結果が出てこない時期というのがあって、それが次の発展の準備になっていたりします。リンデンは努力しているのかな?
  

Posted by Sophiee Winkler at 14:16Comments(0)ビジネス

2009年12月08日

スピードの記憶



Alphaville Heraldの6日の記事です。レースドライバーで有名なGreg Draymanが11月の最後の日にリンデンラボによってBanされました。また、レース場であるKokopelli Raceway Park(KRP)のオーナーも同様にBanされたのです。リンデンラボに対する彼等の抗弁は2日に棄却されました。

容疑はCopyBotを使用したこと、あるいは「別のやり方でパーミッションシステムを免れようとしたこと」だそうです。後者は分かり難い表現ですが、要するに何かを違法にコピーしたということですね。DraymanはCopyBotの使用の事実を認めましたが、それは個人的な用途のためだと反論しています。

レース場でCopyBotを大量に使うと何がいいのでしょうか?ちょっと分かりません。観客がそこそこいないと寂しいですからね。かといってBotsが多すぎると車が動き難くなるでしょうから、自ずから限度があるはずです。むしろ万一レースを使った賭け事などをやっていたとしたら、そちらの方が問題であるはずですが。

Gregをよく知る人は今回のリンデンの措置は不公正で、実際に犯した罪とその罰との関係がバランスを欠いていると非難しています。

このレース場でのレースは大人気で20名以上のレーサーが複数のクラスに分かれて週2回、1日6時間以上もぶっ通しでレースを繰り広げていたのだそうです。

よく考えないでこのようなエンターテインメントを取り去ってしまうのは、利口な決断とは言えないし、その結果がリンデンラボ自身を含んだ誰に利益をもたらし、損失を与えるのかもろくに考えないで、サービス規約の強引な適用だけを優先するというのが今のリンデンラボの考え方なんだろうと、記者は結んでいます。


  

Posted by Sophiee Winkler at 14:26Comments(3)イベント

2009年12月07日

プレアカ新特典



長い間放って置かれたプレミアムアカウント、いったい入っているメリットあるのかないのか分からなかったですね。社長のM.リンデンに至ってはプレミアムアカウントが減少しても、経済的なインパクトはないと言い切っていました。

ところが最近その減少速度が速まってきたために、ついに防止策をとることに決めたのです。相変わらずなぜプレアカを維持したいのかというポリシーは不明なままなんですけどね。

さて、その方策は、プレミアムアカウントの保持者のうちランダムに選んだ人について、新しいコンセプトの土地の区画を与えることを検討しているということなんです。土地は512sqmなので最小単位といえますが、なかには管理費を払ってもっと広い土地を手に入れることもできるかもしれませんね。

今、このための新しい大陸が建設途中です。特徴としては個人の所有する区画が隣接しないで、あいだに公有スペースが挟まっているのでトラブルがおきにくいということでしょうか。

この土地は売ることはできないし、地形を変えることもできません。分割も統合もできません。また、クラシファイド広告の対象にもならないし、イベントの登録もできません。Light Useということで余った古いサーバーを当てるんでしょうね。

全くのランダムというのもおかしいですね。やっぱり長くやっている人から順番に割り当てていくべきでしょう。まあ、その辺は明らかにしてありません。どんな土地が割り当てられるのか、楽しみですね。  
タグ :プレアカ

Posted by Sophiee Winkler at 14:07Comments(2)ビジネス

2009年12月04日

パンダマート閉鎖



MetaLIFEの話はひとまずおいて、昨日聞いた緊急なお話。あのパンダマートが閉鎖されることになりました。すでに撤退期限は来ていますが、リンデンラボが住民やテナントのために猶予期間を与えているようです。(最初に表記を誤まってMagSLとしていました。)

私は二、三度しか行ったことがありませんし、オーナーの人ともお話したことはありません。あの困ったような悲しげな風貌のパンダに何故か近寄りがたくて・・・。あのお顔だけでももっと楽しげなものにすれば、プラスのオーラが一杯出てくるのではと思ってしまいます。



名前は聞いていたのですが、一時はトラフィック世界一となり日本人Simの成功例として取り上げられたこともありました。Danbo Auerさんが、「あのトラフィック世界一はどう考えても理解しがたい。何かあると思いませんか?」って質問してきたので、そこで初めて見に行ったわけですね。私はその頃はもの作りに没頭していてあまりSimの経営とかには興味なかったのでした。

行ってみると30人以上の人がキャンプをしていました。そういうことかと思いましたが、それでもトラフィック世界一の人数としてはまだ少ないので、その当時は思いつかなかったけど、どこかにBotsの大基地があったのでしょうね。世界一を達成した頃にオーナーがブログで、「トラフィックを爆発的に増やすのには方法があって、自分はそれを発見したのだ、だから幾らでも増やせる。」と豪語していたのを覚えています。すでにこの時点で悪魔のサイクルに入っていたのかも。そんなに多くのキャンプやBots詰所があると、Simが重たくなって本来のお店での買い物ができなくなるんですけどね。(オーナーはBotsはあまり使わなかったとおっしゃってます。)

モールの造りは広大な敷地を生かしきるだけの技術とセンスが伴っていないというか、まあ雑然とした感じでしたね。このあたりはオーナーだけで仕上げるのは無理で、数人の有能なクリエーターが力をいれて始めて世界水準のものができるのだと思います。私だって今1Simを任されて独力で設計しろといわれたら、かなり困りますね。



キャンプによるトラフィック嵩上げの手法はパンダマートの発足当時からのもので、現在のメインモールを建設する前に2007年の9月には、今は亡き「名古屋栄」のSimに進出したときにも同じ手法をとったため、Simがフリーズ気味になって、近隣住民との間でトラブルになって、オーナーから一方的にBanされてしまうという事件がありましたね。この栄のオーナーにもいろいろ問題はあったのですが、今は昔の話なので、「SL今昔物語」でも書くときの話題としてとっておきましょう。

ご本人の説明は次のブログに詳しく書かれています。
http://www.pandamart.net/

要するにRLで大金を失われたために、Simを維持していけないということのようです。私の目にはSL内の活動だけでもSimを維持していくのには無理があったのではないかと映ります。複数のSim 賃貸料の月々の支払いが30数万円というのは、それに見合うレベニューがないのであれば度を超えています。



でも、SLを長くやっている人であれば誰であれ何かしらの無理をしていて、RLに悪い影響を及ぼしていることは間違いないでしょう。家族から白い目で見られたり、友達付き合いが悪くなったり、運動をしなくなったり、昼夜逆転して不健康になったりですね。その極端な延長が経済的破綻になってしまうのでしょう。デジアカの先生達だってかなりの割合で病気に罹ってしまってますからね。

だからパンダマートのオーナーさんが自分なりの夢をもって、この何年かもの凄い努力をSLに注ぎ込んできたことはよく理解できます。そして、それがこのような結果を迎えたことは、とても悲しいことです。

土地の賃貸業が高収益のビジネスモデルであるフェーズはもう終わりました。2年くらい前にはそれは成り立たなくなっています。だからSLの土地で一攫千金という幻想はもう誰も持っていないはずです。自分のお金や時間を投資していると考えるならば、ある時点で「損切り」をして、しばらく休んで次を考えることが必要です。株は「塩漬け」できますが、SLの土地はお漬物にまで月々コストが掛かるので、RL以上に頭の切り替えが大切なのかもしれません。

昨日飛んで行ったらオーナーさんと住民の人が中央のホールでお話をされていました。住民は慰める側で、オーナーさんは悔しさ一杯という感じでした。さすがに部外者の私が声を掛けるのは憚られ、辺りを一周して帰って来ました。



でも、間違いなくSLを楽しく、豊かな場所にしてくれたんですよね。パンダマート、ありがとう。

この投稿後、オーナーさんから訂正が入りましたので、事実が誤まっているところは訂正し、また書き込みなどで修正しています。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:05Comments(3)ビジネス

2009年12月03日

メタLIFEインタビュー



HeraldのインタビューでmetaLIFE のRobbie Kiamaは次のように話しています。

「多くの出品者から様々な(スペックや使い勝手に関する)リクエストが来ていて、それらの特徴のうち、どんなものを採用するかの優先順位をつけないといけないのです。僕らがやったことはまず、全ての商人の主張に耳を傾けたこと。そしてそれらの要望のなかには顧客に不満を与えたり、混乱させるようなことも含まれていることが分かったのです。だからこれについては時間を掛けて考えて、我々のサービスを改善していく上で何がベストなのかについて内部で議論したいと考えています。

手数料計算を単純化するということは結論として出てきました。今はウェブサイト経由の全ての販売について手数料はゼロですね。紹介者がフラットに5%手に入れるだけで、我々には何も入ってこないのです。

昨日metaLIFE ZEROというのを立ち上げたところなんですよ。だからその結果について云々するの早すぎるかもしれないが、多くの人々が『手数料ゼロで生き残っていけると思っているの?』って尋ねてくるんです。そしてその答えは『Yes、僕達はやっていけるよ。』ですね。

僕らは(ウェブ通販ではなくて)依然としてIn-worldに設置されたVendorからの販売に応じた手数料で稼いでいる。そして将来metaLIFEの発展を支える更なるサービスを心に描いています。

だから、ウェブのセールスは今もこれからも手数料はなしで、それから屑モノやタダのアイテムに値札をつけるのではなくて、もっとうまい対処の方法も編み出していく積りです。

それからつい最近のことですが、商人(出品者)がその商品のアフィリエイトに対して好きなレートで手数料を設定できるような機能を設定しました。これはIn-worldのアフィリエイト式のセールスと同様に魅力あるシステムとして作用するでしょう。多くの人々がmetaLIFEに移動して以来、それらを再販するアフィリエイトとしてのブランドの参加も多くなっています。」

この他にもIn-worldの商人がmetaLIFEのウェブサイトに入ることなしに、SLから直接出品する方法も検討中であり、また商人達がコラボしてサブモールのようなものを形成できるようにする計画もあるそうです。

記者はmetaLIFEの将来性について話題を転じるために、metaLIFEのチームのバックグラウンドについて尋ねました。

「metaLIFEのチームはすべてリトアニア出身で、PaulyとAuris と僕は幼馴染なんです。同じ学校に通って、同じ大学に行った。Auris SurfaceとSaltasAlus2 Carterは二人ともITの修士課程を修了しました。Pauly Richezはマーケティングと経営管理の修士(MBA)だし、僕は経営戦略の修士で、ITの学士で、この両分野は僕の中で上手い具合に補完しあっています。」

(因みに、米国では経営学修士-MBAの過程のなかに経営戦略論やマーケティングやファイナンス、オペレーション等といった分野が含まれていて、そのなかから専攻を1つか2つ決めて履修するシステムです。リトアニアの彼等はいろいろ跨って履修したということでしょう。ちょっと摘み食いっぽい感じ。)

次に、記者は盗品について質問しました。

「metaLIFEは盗品を貴方のウェブサイトで売ろうとする人達に対してどういうポリシーで臨むのですか?リンデンラボは彼等のサイト(XStreet)ではDMCA違反の訴えが起こされない限り放置しておくようですね。たとえ誰の目にもそのアイテムが他の人の商品のカーボンコピーということが明白であったとしてもです。」

Robbie Kiamaの答えです。

「う~ん、と。人々はものを盗まれたらそれをレポートすることはできますね。将来はもっと精密なものにしてフラグを立てるとか、自動で規制するというような方式にしたい。でも一旦metaLIFEがもっと大きくなってしまうと、我々は全ての出品アイテムをトラックすることは出来ないでしょう。今のところ我々は初期の発展段階にいてまだ十分小さいので、すべてのことを手作業でやることはできるけれど。でもコミュニティというものは僕ら少数の人間の考えることよりももっと利口で色んな経験を持っているので、必要性が出てきたときは自動取締装置のようなものが設置されるでしょう。」

「metaLIFEを盗品を売るために利用した商人が現れたらどうなるのでしょう? 同業者のslapt.meはDMCAで定められた手続きなしに商品と商人を撤去、追放すると言ってますね。そうすると長い間には、盗品を売って儲けているXStreetよりも人気が高くなると確信しますけどね。」

「まだ決めてはいません。僕は我々はまずこういうケースについてどうすべきなのか、コミュニティの意見を聞くべきだと考えてます。コミュニテイが決定したことであればそれに沿って行動するつもりです。」

「それはすばらしい態度ですね。」

ここのところは、はっきり言ってまだあまり考えていないということですね。あ~~まだ9ページも残っています。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:05Comments(0)ビジネス

2009年12月02日

お傘をありがとう



先日リンデンラボがXStreetの出品料と手数料を有料化するという発表をして以来、他の類似のサービスを行なうVirtual Goodsの通販業者は大忙しです。出品者が大挙して乗り換えを行なっているからです。業者というのは例えばSlapt.meとかmetaLIFE ですね。

Alphaville Heraldの記者がその経営者の一人、metaLIFEのRobbie Kiamaにインタビューしました。彼によればリンデンの発表以来しばらくの間は新規入会者への対応のために寝る間もなくて、ほとんど死にそうになったそうです。デモを見せたり、質問に答えたり、Vendor(出品用マシン)の取り扱い方の確認とか常時10本のIMが来りで手間が掛かるのです。

でもそのお蔭でユーザーは33%増え、Vendors(出品用マシン)は2倍以上になり、過去24時間でGrid全体では1,200のVendorsが新たに出現したそうです。また、取り扱い商品数も倍以上になって、インタビューの時点(28日)には17,536になったそうです。

metaLIFEの経営者グループはすべてRLのリトアニアの出身で大学の同窓生が多いとか。様々な企業で働いていたけど、05年にはこの事業のアイデアを思いついて、08年から会社を辞めて100%このために働いているんですって。

この人達はリンデンラボやその関連企業の職員とは違ってまだあまり擦れていないので、記者の質問には幾らでも素直に答えてしまい、その記事の長さはA4で13ページにも上ります。コピーライトの侵害行為にどう対処するかなんて質問にまで答えているので、長くなってしまったのです。詳しい内容は明日以降。私が知らなかったこともいっぱい含まれていそうで楽しみです。

このようにある商品・サービスの大手の供給者が無料のものを有料化したり、現行の価格や手数料を値上げすると、そこに新規業者が参入したり、シェアを増やしたりする余地が生まれます。これをマーケティングの世界では「プライス・アンブレラ」効果と呼びます。弱小業者のために傘を差し掛けてあげているという意味ですね。

反対に大手が現行商品を半額以下くらいに一挙に値下げして、弱小業者を潰してしまうという戦略もあります。全部潰れたら、そのあと値上げするのですね。もちろんこれは独占禁止法に抵触する恐れがあるので、捜査や審査の対象とされる可能性はあります。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:05Comments(0)ビジネス

2009年12月01日

一同、頭が高い!



Princess Yaximixcheと呼ばれる方は主にFacebookやTwitterで活躍されていましたが、このたびSLに進出なさって、SL漫遊の旅をはじめられました。この方はYaximixche王室の王女様なので、呼び掛けるときもHow are you?では駄目で、How are your Royal Highness?と言わなければなりません。つまりダイアナ妃と同じ扱いなんですね。

このHRHはHer (His) Royal Highnessと言って、日本語では「(妃)殿下」に相当します。「彼女のハンドバッグ」というときもher handbag ではなくて、Her Royal Highness’es handbagと言わないと王国の臣民から軽蔑の眼差しを投げかけられてしまうでしょう。本当に面倒です。



彼女のファーストネームはManqoです。カタカナで書かないようにしましょう。また呼びかけるときも、ファーストネームを叫ぶと変態の狼藉者だと勘違いされて、衛兵に槍で突き殺される恐れがあるので、Your Highness,と呼びかけましょう。

因みに、国王や皇帝の二人称の尊称はYour Majesty(陛下)、大臣、将軍、大使、知事にはYour Excellency、枢機卿に対してはYour Eminence(猊下)となります。三人称ではYourをHis またはHerに代えます。



王女は早速SL Gridの各地で住民と対話をはじめられ、リンデンラボの横暴に大変心を痛められ、先頃リンデンラボに対し住民をもっといたわり、財務状態について透明化するように申し入れられたとか。水戸黄門様みたいですね。

王女の活動の主目的はCharity、慈善です。また、王国の公式サイトからYaximixche王国の臣民になることも可能です。SLでは早速王女様に土地を献上した者が現れたようです。

SLにおける住民は核になるコミュニティーやリーダーが不在でしたが、今回の王女の活動をきっかけに、王女をオピニオン・リーダーとする運動が展開されるのではないかと期待されています。

一方で、王女に対しSLのGriefer達が様々な悪戯を仕掛け、王女の親衛隊との間で闘いが勃発するのではないかと懸念もされます。

Princess Yaximixcheとその王国に対する情報を得たい人は以下のURLから。

http://princess-manqo.blogspot.com
http://www.ireport.com/docs/DOC-127483
  

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