2009年12月04日
パンダマート閉鎖

MetaLIFEの話はひとまずおいて、昨日聞いた緊急なお話。あのパンダマートが閉鎖されることになりました。すでに撤退期限は来ていますが、リンデンラボが住民やテナントのために猶予期間を与えているようです。(最初に表記を誤まってMagSLとしていました。)
私は二、三度しか行ったことがありませんし、オーナーの人ともお話したことはありません。あの困ったような悲しげな風貌のパンダに何故か近寄りがたくて・・・。あのお顔だけでももっと楽しげなものにすれば、プラスのオーラが一杯出てくるのではと思ってしまいます。

名前は聞いていたのですが、一時はトラフィック世界一となり日本人Simの成功例として取り上げられたこともありました。Danbo Auerさんが、「あのトラフィック世界一はどう考えても理解しがたい。何かあると思いませんか?」って質問してきたので、そこで初めて見に行ったわけですね。私はその頃はもの作りに没頭していてあまりSimの経営とかには興味なかったのでした。
行ってみると30人以上の人がキャンプをしていました。そういうことかと思いましたが、それでもトラフィック世界一の人数としてはまだ少ないので、その当時は思いつかなかったけど、どこかにBotsの大基地があったのでしょうね。世界一を達成した頃にオーナーがブログで、「トラフィックを爆発的に増やすのには方法があって、自分はそれを発見したのだ、だから幾らでも増やせる。」と豪語していたのを覚えています。すでにこの時点で悪魔のサイクルに入っていたのかも。そんなに多くのキャンプやBots詰所があると、Simが重たくなって本来のお店での買い物ができなくなるんですけどね。(オーナーはBotsはあまり使わなかったとおっしゃってます。)
モールの造りは広大な敷地を生かしきるだけの技術とセンスが伴っていないというか、まあ雑然とした感じでしたね。このあたりはオーナーだけで仕上げるのは無理で、数人の有能なクリエーターが力をいれて始めて世界水準のものができるのだと思います。私だって今1Simを任されて独力で設計しろといわれたら、かなり困りますね。

キャンプによるトラフィック嵩上げの手法はパンダマートの発足当時からのもので、現在のメインモールを建設する前に2007年の9月には、今は亡き「名古屋栄」のSimに進出したときにも同じ手法をとったため、Simがフリーズ気味になって、近隣住民との間でトラブルになって、オーナーから一方的にBanされてしまうという事件がありましたね。この栄のオーナーにもいろいろ問題はあったのですが、今は昔の話なので、「SL今昔物語」でも書くときの話題としてとっておきましょう。
ご本人の説明は次のブログに詳しく書かれています。
http://www.pandamart.net/
要するにRLで大金を失われたために、Simを維持していけないということのようです。私の目にはSL内の活動だけでもSimを維持していくのには無理があったのではないかと映ります。複数のSim 賃貸料の月々の支払いが30数万円というのは、それに見合うレベニューがないのであれば度を超えています。

でも、SLを長くやっている人であれば誰であれ何かしらの無理をしていて、RLに悪い影響を及ぼしていることは間違いないでしょう。家族から白い目で見られたり、友達付き合いが悪くなったり、運動をしなくなったり、昼夜逆転して不健康になったりですね。その極端な延長が経済的破綻になってしまうのでしょう。デジアカの先生達だってかなりの割合で病気に罹ってしまってますからね。
だからパンダマートのオーナーさんが自分なりの夢をもって、この何年かもの凄い努力をSLに注ぎ込んできたことはよく理解できます。そして、それがこのような結果を迎えたことは、とても悲しいことです。
土地の賃貸業が高収益のビジネスモデルであるフェーズはもう終わりました。2年くらい前にはそれは成り立たなくなっています。だからSLの土地で一攫千金という幻想はもう誰も持っていないはずです。自分のお金や時間を投資していると考えるならば、ある時点で「損切り」をして、しばらく休んで次を考えることが必要です。株は「塩漬け」できますが、SLの土地はお漬物にまで月々コストが掛かるので、RL以上に頭の切り替えが大切なのかもしれません。
昨日飛んで行ったらオーナーさんと住民の人が中央のホールでお話をされていました。住民は慰める側で、オーナーさんは悔しさ一杯という感じでした。さすがに部外者の私が声を掛けるのは憚られ、辺りを一周して帰って来ました。

でも、間違いなくSLを楽しく、豊かな場所にしてくれたんですよね。パンダマート、ありがとう。
この投稿後、オーナーさんから訂正が入りましたので、事実が誤まっているところは訂正し、また書き込みなどで修正しています。