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プロフィール
Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
オーナーへメッセージ

  
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2008年08月29日

ちょっと早いけど



8月はまだ終わっていませんが、昨日私のお店の売上状況をざっと見てみました。というのは、9月からAzitoのお店のお隣のスペースも借りることになったからです。今までプリムが少なくて店名の看板も掲げられなかったけど、これを機に考えましょう。でも一方でコストが2倍になるので、果たして利益がでるのか心配になったんです。

というのも、お隣の敷地はお隣の人のものなのに、その人からOKをもらって私のお店の商品を展示してあるからです。つまり、事実上既に広くなっていて、そのコストを今まで負担していなかったのを、本来の形にして負担するということになったからです。

その土地のオーナーはShuchan Junさんですが、事情があって長い間SLにInできないため、ご親切にも私をグループにいれて私の商品の展示を許可してくれたんですね。そのオーナーさんの賃貸期間も8月一杯で切れて、幸いなことに私が引き継ぐことができるようになりました。永いことありがとうございました。ご本人にもIM入れますが、この場を借りて御礼を申し上げます。

で、果たして経営的に大丈夫なのかということですが、7月の売上が浅草も合わせてL$9000たらずで、8月はこれとほぼ同等のレベルまで来ています。そうすると外見上は問題ないんですが、実際にはトータルは同じでもその中身には消長があるんです。

例えば7月は「カキ氷マシン」が14台くらい売れてこれが稼ぎ頭になっていましたが、さすがにお盆以降は売れ行きが落ちて、まだ10台を超えていません。それは予測できていたので、「流し素麺セット」と「月見空間」を新たに投入して、これが5台ほど売れてカキ氷マシンの落ち込みをカバーしました。さらに「レトロ檜風呂」と「エアコン室外機」が思ったより売れて、完全に先月のレベルにまで回復したんですね。

お家賃が月に合計L$3000となりました。だから利益は文句なく出るんですが、このL$3000を常に維持していくというのは大変でしょうね。商品単価は安いので、もっといろんな商品を投入していかないといけません。秋って世の中ではいろんなイベントがあって、自然も稔り豊かないい季節なんですが、景観商品ということになると意外に商品化するのは難しいと感じています。

何かまるでRLの商売と同じですね。RLの雑貨店の商店主さんなんかも、こんな風にそれなりに心を砕いて頑張っているのかなって思いました。お友達に言わせると、RLの時間使ってそういうチマチマしたことをわざわざやっているのはおかしいということですが。まあ、商売の原則はRLでもSLでも同じということが確認できたみたいです。つまり小さな商売は新商品の投入等の手数が大事、大きなビジネスはモデルやフォーマットとが大事ということです。季節変動もちゃんと考慮に入れて、消費者の気持ちになってみることがポイントなのね。当面は「あそこに行けば何か新しいものがある」お店というイメージを維持していこうと思ってます。
  
タグ :拡張

Posted by Sophiee Winkler at 13:35Comments(0)ビジネス

2008年08月28日

プレアカの減少



久しぶりにSLの経済の統計をのぞいて見ました。これは公式ブログのEconomy Statisticsのところを開けば見ることができます。結論からいうと経済は拡大していて、土地もどんどん増えています。でも夏休みももう終わるので、経済の数字は多少悪化するでしょうね。

土地は全体で17億1千4百万平米に拡大し、そのうちメインランドは13%の2億2千3百万平米にすぎません。土地の値段を下げるというリンデンラボのマーケティング戦略は成功したというべきでしょう。もちろんそれは既存の土地所有者の大きな犠牲の上に成り立っています。

全体として問題は特にないように見えますが、強いて言うならConcurrentなログイン人数が7万人を超えることがないまま停滞していること、これは土地面積の増大と比較してみると少し変です。恐らく定着してきた層が沢山の時間を使い、土地を買って非常にヘビーなユーザーへと変身してきたのでしょう。

もう一つは最初に掲げたように、プレミアムアカウント数の減少に歯止めが掛からないことです。リンデンラボはプレミアムアカウントから概算で年間7億円以上の収入を得ています。しかし、プレミアムアカウントの特権というものがほとんどなくなった現状では、止む終えないことかもしれません。メインランドに土地を512平米だけは管理費タダで持てるということだけですからね。

Botsがどうのこうのと裏読みをすることはできますが、決定的な証拠がないので憶測を積み重ねてもあまり意味はないでしょう。経済統計というのは言うまでもなく全体の数字の推移ですから、それに自分がどう関係しているのかなんて全くわかりません。お店が黒字化してリンデンドルのフローがプラスになった人たちの末端に私もいるんですが、そういう数字を見ても全く実感が湧きませんね。むしろ今月もアップロードチャージをL$700くらい払ってしまったとか、結構長いことリンデンドルって買っていないわ、というのが実感できることで、このレベルでの変化しかわからないのです。でもお家賃を纏めて払うと、あっという間にキャッシュは底をついてしまいます。
  
タグ :プレアカ

Posted by Sophiee Winkler at 13:31Comments(0)ビジネス

2008年08月27日

私たちはどこへ?



私たち日本人ってRLでもSLでもかなりお気楽で、大抵のことはその場になるまで考えてないし、けっこう諦らめがいいですね。オリンピックで金メダル採った人はそうではないと思うけど。

だからSLでもこの先どうなるかっていうことを心配する人なんて少ないですね。何を心配すればいいのか分からないし、心配したからといって対策ができるわけでもないし、そもそも遊びなんだから、駄目になったらなったで別のとこに行ったり、別のことやればいいのよ、何て具合にね。

私たちは長い間言葉を始めとする文化の壁と周辺の大きな海が私たちを守ってくれたお蔭で、災難は時たまあるけど、それはやがて去っていくと思っているんです。

さて、どんどん出てくる新しいSNSは、何でもありますという百貨店やスーパーのようなSLに対抗して、色んな工夫やフォーカスで独自性を高めようとしてますね。でも、これも含めてSL他の3D・SNSってどこに行くのか?将来何と融合して、社会のなかでどんな位置を占めるのか?ということが外国では気になっているんです。でもそんなことに言及する日本のSL専門家はいないですね。これってオリンピックで誰も傷つけないように、お仕事なくならないように、適当なことしかしゃべらなかったスポーツ評論家とか解説者と良く似てますね。SNSだって結局日本では村社会的に使われてしまうのかしら?

技術や情報には詳しいけど、将来はこの方向に進むとか、この点を革新していかないとSLは危ないとかいう人がいないわけ。これは欧米から見ると、「考えていないか、頭が悪いかだ。」ということになります。あ、両方でもいいですけどね。

で、リンデンラボはまるで全てのユーザーや評論家が日本人であるかのように、自分の考えを明らかにしないんです。今までにないチャレンジしてるんだから、あんまり深刻に考えないでよ、っていうことですね。

例えばいったいどの層の顧客をターゲットにしているのかすら明らかにされていません。追及されれば「全ての人間です、PCの操作が可能ならイルカやオウムやチンパンジーでもいいですよ~。」って言うでしょうね。ということで実績からいうとアメリカでのベビーブーマー(1940年~60年生まれの世代)の後の方の世代と、その後のジェネレーションX(1960~80年生まれ)と呼ばれる世代の前半くらいですね。つまり30歳から60歳くらいというところがメインのユーザー層なんです。

ライプチヒ大学で11歳から22歳までの被験者にSLを見せたところ、彼等はほとんど関心を示さなかったそうです。彼等が通常慣れ親しんでいるゲームやアニメの世界からすると刺激が少ないんですね。「リアル」の意味が違えば、「仮想」の意味も変わらざるを得ません。だからこの世代が成長してくるにつれSNSも今とは違う内容になっていくのかもしれない。

あるいは遊びからビジネスが始まるように、SNSもビジネス社会に組み込まれて、当たり前の面白くもない世界になっていくのかもしれませんね。昔の人は新幹線や飛行機に乗るのにもワクワクしたそうだから、それと同じにまるでEメールを見るように欠伸をしながらSLをするということになるのかしら?

それも含めて自分達で考えて、自分達でつくるのがSLの世界でしょって言われると反論もあまりできない。とりあえず何か新しいものを作って市場の反応を見るというのが今の私にできることですね。  

Posted by Sophiee Winkler at 13:03Comments(0)ビジネス

2008年08月26日

売ることの難しさ



ものづくりの結果を自分で楽しんでいる分には何の問題もありません。多少扱い難くても、面倒でも、手抜きがあっても、見てくれが悪くても、自分でつくったものだから要領は分かっているし、ダメなとこも許せてしまえますね。

ところがこれが商品ということにそうはいきません。複雑な設定を必要とするものなんかいくらノートカードで説明してもトラブルのもとです。可動部分があると、それをリンクするわけにもいかず、かといって失くされてしまう恐れもあり販売者としては気を使います。部品によってコピーや修正が出来るようになっていた方がいいものもあるでしょう。

例えば「流しそうめん」では最初はプリム製の湯掻かれた素麺玉が樋の中を流れていくように、素麺玉にツアーライドの設定をして問題なく動かしていました。でもこれは自分の敷地で幾らでも再設定できるからいいので、購入者が新たに自分の土地の座標を拾って設定していくのって、出来るかもしれないけど面倒なんです。使っていたのはトレインのスクリプトで、移動させるプリムを少しずつ動かしながらプリム自体に場所を覚えこませていくという方法でした。

いずれにしてもものの移動は普通は土地の座標を検出してやっているので、それではないオブジェクトの位置を検出して動くようにしないといけません。ま、これは私が関数をしらないだけなのでしょうけど。

昨日売り出した「秋の音」のボールは修正可にしてあって購入者がボールの色や大きさを変えられるようになっています。「月見空間」の山は購入者の土地に合わせて修正できるようになっていますが、大きさを変えるとテクスチャーがずれてしまうので、その修正ができることが前提になっています。でも中にはやり方がわからない人がいるかもしれません。

そういう気遣いが必要な一方で、自分の作品を見ると細部はかなりいい加減だなって思えるところもありますね。でもこれも製作者の独りよがりの部分があって、必要以上に部分的に細かかったり、プリム使ったりしていることもあります。外国のものはこのあたりのバランスがよくて、細かいものは徹底して細かくつくってあり、単純なものは思いっきりザックリと作ってあって、それはそれでバランスがとれています。

そういうものと比較すると自分はまだ素人臭さが抜けないなって思います。本当に丁寧につくってあって、それを感じさせないシンプルなデザインのものって少ないですね。蚊遣りブタとか、消火栓、レトロ街灯、レトロ扇風機あたりでしょうか。

既存のありふれたもの、例えば服とか、タトゥーとか、ポーズとか、そんな標準化された使い方のものは問題はありませんが、今までにない全くあたらしい発想のものだと、購入者にそれを分かってもらうのが大変ですね。文章では限界があるので、実物を展示して動かすというのがいいでしょう。そうしないと自分で振動する「エアコン室外機」なんて全く想像できないし、カキ氷マシンだって説明では限界がありますね。

Azitoでは9月以降お店を拡張できそうな感じなので、このあたりを踏まえて映像による展示、紙芝居方式のベンダーなんかの設置も検討してみたいと思います。商品によってどういうプロモーションがいいのか、ちょとずつ異なってくると思いますが、それも店舗経営のノウハウのお勉強ですね。

お話変りますが、最近機械をつかってブログに猥褻な書き込みをする手合がまた出てきましたので、当面ご意見は掲載前に承認のプロセスが入るように設定してあります、悪しからず。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:10Comments(0)ビジネス

2008年08月25日

やっぱり恐いRL



SL内での交際が原因でRLでの誘拐未遂に発展した事件がアメリカで発生して、マスコミはこぞって「人間の異常性を引き出す仮想現実の世界」というスタンスで囃し立てているようです。

事件は21日にノースカロライナに住むKimberly Jerniganという33歳の太った女性がSLでのボーイフレンドである52歳の男性の家に侵入するという形で発生しました。二人はRLでも付き合うようになっていたんですが、男性から別れを告げられて、女性のストーカー行為が始まり、男性のペンシルベニアの職場や以前住んでいた場所に現れました。

男性は住所を移しましたが、Jerniganは郵便配達の恰好をしてうろつき新しい住所を突き止めることに成功、BB銃等で武装して彼の家に侵入して待ち伏せました。男性は自宅に入ろうとしたところで、彼の胸にレーザービームが照射されているのに気付き、逃げ去って難を免れました。女性は逮捕され、テープで縛られた彼の犬がバスルームから発見されました。目的は彼を誘拐することにあったのですが、アバターの操作よりRLで自分の操作をする方が難しかったみたいですね。

男性のアバターはライオンで、女性のアバターは普通の女性だったそうです。SLの世界とRLの世界の区別が付かないようになるのは危険ですね。匿名性だけがその二つの世界の均衡を保つバリアーなので、よほどのことがない限りそれをかなぐり捨ててしまうのは問題です。SLがどうのこうのということでなく、別にメールでもブログでもペンフレンドでも同じようなことは起きるでしょう。男女の出会う切っかけなんてどこにでもあるんだから、SLが問題だというなら、町内会のパーティーだって、オリンピックの応援だって問題になっちゃいますよね。
  
タグ :ストーカー

Posted by Sophiee Winkler at 13:11Comments(0)ものづくり

2008年08月22日

撤退は厳しく



お店出しませんかって言われることはけっこうありますね。お祭りの屋台なんかの一時的なものから、モール形式のお家賃払うところまであります。お祭りの屋台は基本的には出品は無料なので、フリーアイテムを幾つかつけて賑やかにするとともに、販売用のアイテムも置きます。今、夏祭り用に2箇所の屋台に出品しています。そのうちAzitoの夏祭り用には5つのフリーアイテムを出していて、一週間でフリーが180個出ました。有料のものもそこそこ売れてます。

問題はお家賃払って店を置く場合ですね。お家賃は安そうに見えても確実に出て行くので、商品が売れないとすぐに赤字が積み上がってしまいます。だから試験的に出店して、お家賃をカバーできないか、トントンだと閉店することにしています。以前懸賞で江東区にブースを出す権利を貰って6週間ほど無料で場所を使わせてもらいましたが、レトロ扇風機1台しか売れず、撤退しました。同時期にAzito店や浅草店ではちゃんと売れているので商品の魅力がないということではないでしょうね。

基本的には私の商品は景観商品なので、実際に見てもらわないと買う人にイメージが湧かないものが多いです。だからプリム使って展示をする形で販売しています。小さなブースだとそれが出来ないので売れないのね。それから商品自体がそもそもAzitoという特殊なSimに合わせて作ってきたので、昭和レトロの街並みの中で売るにはぴったりなんですが、太陽の降り注ぐビーチとか、ヨーロッパのシックな街並みとか、現代的なモールにはあまりフィットしません。その意味ではAzitoや浅草という場所が合っているんです。

きのうも残念ながら依頼があって出店していた場所から撤退しました。4週間のうちに買ってくれた人は1人だけで、アイテムは3つでした。これではとてもお家賃は賄えないので止むを得ません。土地のオーナーさんには申し訳ないけど、商品は作るのにもテクスチャーや、スカルプ、音のアップロード代とか有料のアニメや音声などでコストが掛かっているので、それで赤字を出しているというのは製作者兼経営者としては失格になってしまいます。

もちろんRLの時間を使って作っている段階で既に赤字ですが、ビジネスという設定で始めた以上、最小限の目標を置いておかないと自律性がなくなってしまいますね。そもそも出店の方はお得意様に要請されてというナマクラなパターンが多いので、退店の場合は厳しく判断することになるんです。  
タグ :撤退閉店

Posted by Sophiee Winkler at 13:16Comments(0)ビジネス

2008年08月21日

知らないところで



Tateru Nino って女性だったんですね。Prokofy Neva のブログでNino はShe と表現されていました。私はずっと男性だと思っていました。確かにアバターは女性ですね。ちょっと堅苦しい30代女性の見かけです。でもアバターやブロガーの性別を云々するってあまり意味ないです。

さて、彼女がSL以外のGrid の使い道についてブログで書いてました。まず現在私たちが使っているSLのGridからTPによって新たなGridに移動できることの狙いあるいは意味は何でしょうか? 私たちは単にSL以外の第三者が受益者となってアバターにとっての新たな活躍の場ができるって思いますね。でもそのときリンデンラボにはどんなメリットがあるのでしょうか?

結論から言うと少なくともリンデンラボが考えている第三者のGridというのは名もない個人が経営するものではなくて、飽くまでも大企業によって運営されるものなんです。では企業にとってSL 内のSimではなくて自分のGridを持つ意味はどこにあるのでしょうか?わざわざFirewallの外にそういうものを作る意味は何なのかですね。

以前IBMはSL に膨大な投資をしてビジネスの可能性を探っていた時期があり、それがあまり見出せないことから一転して社内Gridの構築に動き始めたのが07年の後半です。でも、これだと社内の人間がアバターになって会議しているだけで、付加価値は低いんです。外との情報交換が必要です。というわけで再度IBMはリンデンラボに接近して社内Gridでもない、SLGridでもない第三のOpenGridを選択したんですね。

このGridのメリットは既に私が指摘したプアなTPに関係しています。アバターがTPすると名前も見掛けも変り、お金もインベントリーも持ち込めないし、何もRezできないっていう状況ですね。もうこれはTPとは呼べない。でもこの欠点がメリットに転換されるんです。

安全で清潔で静かな世界、ビジネスの目的だけに捧げられた効率的なGrid、そんなものを企業は望んでいるんです。だからそこにはMatureなSimから卑猥なことばや動作で周りを呆れさせるようなアバターは入ってこれません。例のプアなTPシステムがフィルターの役割を果たすわけです。入って来た後で変身しようとしてもボタン一つで消滅させられちゃいます。

清浄な環境の中で教育やマーケティングや情報交換が行われる3Dの空間、淡々と作業の目的が達成され、成果が伝達されていく空間、それに必要な能力のあるアバターだけが存在を許される場所なんですね。そのような世界とアプリケーションこそが3DSNSの次世代の姿だとリンデンラボは考えているわけです。そしてそれはIBMにとっても紛れもない情報システムサービスの一つのオプションになるのです。

でもお仕事ということになると、ご飯食べないといけないので、必死で無理をしたり面白くもない作業を繰り返したり、無茶振りを我慢したりしないといけないですね。それって単にRL。ちっとも楽しくないような……。

私たちが蠢いているSLGridとは別のこんな世界が知らないうちに増殖していくんでしょうね。

  

Posted by Sophiee Winkler at 13:15Comments(0)ビジネス

2008年08月20日

SLの技術(その2)



昨日の続きです。私はアニメーションの技術は全く持っていません。Avimatorでしたっけ?最近はもっと違うソフトがあるんでしょうね。食わずぎらいということもあるけど、多分アニメーションってやり始めると凄く時間が掛かって、それで満足のいくものはなかなか出来ないような気がする。でもいつかは手をつけるんでしょうね。大体私は何でも手を出しているので、時間的にまた意欲の面からもアニメに手を出すことができないんですね。これだけやるんならいいけど。

そういう素人の立場としてはもっと長い一連のセットのアニメってないのかなって思います。例えば朝起きて顔洗って、歯磨きして、タオルで顔を拭くアニメが一本になっているとか。ダンスでも音楽一曲分踊るものとか。オリンピックの種目別の演技とか。そういう纏まったものって多分技術的な問題で無理なんでしょう。今のところ単純な動作の繰り返しが多いのでもう一つ魅力に欠けますね。短いアニメを繋いで連続して動作するという機能はビルトインというか、すでにあります。あまり使い方が分からないというか、使う気がないというか。

スキンについては始めると長くなるので割愛。シェイプは相変わらずいいものは売ってないような気がします。自分で調整できるからいいけども。最近はスキンにシェイプが付いている場合が多いですが、これが全くダメです。販売用の看板のシェイプとは明らかに違います。こんなものなら付けなくてもいいのにというようなシェイプが付いてます。もっとも自分だけでやっていると好みが固定化してくるので、ときどきは人の作ったものをみて、こういうバランスもあるんだなって感じるのも大切かも。

スカルプも奥が深いですね。私は基本的にはロクロとかトコロテンというソフトで基本的なものをつくっているのですが、先日は「お月見セット」用のお供え餅を置く三方が八角形なのでこれにトライしてみました。まずササラという総合スカルプソフトのなかのロクロで回転体の三方を作って、これをワッパというサブのアプリで八角形に直していきます。結構うまく行きました。ササラは有償でSLの中で販売されています。色んなサブのアプリがついていて可能性も高そうです。レトロ街灯の女性的なカーブなんかはこれで作りました。

スカルプも熟達すればかなりいろんな形状ができるようになるでしょう。この分野は楽しみながらすぐ商品化につながるヒントが一杯あると思います。でも、これものめり込むとすごく時間を取られそう。

音楽、映像は全く弱くて何の技術ももっていません。まあ自分の製作したものくらいはYouTube で見られるようにしたいなって思ってます。これからですね。

全ての技術を極めている人っているとは思うけど、多分誰でも得意、不得意があって、そのうちの幾つかの技術を極めている人というのが多いと思います。欲張りな私でもカバーしていない分野がまだ多く残っています。反対に初心者の人でも何か一つのものを選んでそれを追求していけば、それでビジネスしたり有名になったりするのは不可能ではないと思います。

  

Posted by Sophiee Winkler at 13:16Comments(0)ものづくり

2008年08月19日

SL内の技術



一口にSLの技術といっても多岐に亙っています。サーバーやビューワーといった主としてリンデンラボの守備範囲に属するもの、SIMの設定や運用に関するもの、人やイベントを組織するマネジメント系のものなど様々です。今日は私たちがアバターとして日々の生活やもの作りのなかで獲得していく技術について、もっと具体的にいうと私個人としてこんな技術を高めたいなっていうものについて述べてみたいと思います。

ベーシックなプリムを使ったものづくりというのはビルトインされた機能でそこそこできます。でも作ったものを売ったり、人に見せて驚かせるということになると更にいろんな技術が必要になります。

まずテクスチャーの使い方。これがうまくできるとプリムが節約できる場合がありますね。もちろんオブジェクトを本物らしく見せることが目的ですから、いかにリアルな画像を集めてくるか、それをどのように組み合わせるかといったことは試行錯誤で高めていかないといけません。複雑な形をしたオブジェクトに対し、一枚のテクスチャーで上手に塗り分けるためには勘と経験が必要です。お椀やカップなどの容器で試してみるのがいいでしょうね。これは結構自信があります。でもパーティクルなんかに使う光るテクスチャーなんかはまだ不勉強。

別アカのスキャンティーやブラを作る場合には、薄くて透けていてもしっかりとした質感を持たせたいですね。陰影のない単色では塗り絵みたいになってしまって、せっかくのデザインや雰囲気が台無しになってしまうこともあります。この辺りはやり出すとけっこう時間が掛かってしまいます。高級品をお手本にするといいですね。

次にパーティクル。水や雨や煙は上手く出せるようになりましたが、爆発や花火なんかはやってみたことないのでできません。あまりやりたくないというのもあるかも。パーティー会場などで見る様々な輝くパーティクルもできません。要するにRGBでしかないのですが、それに大きさと形をつけてセンスよく見せるのも技術です。

それからスクリプト。パーティクルもスクリプトで出しているので、スクリプトの技術に属するでしょう。スクリプトは多岐に亙っていて、これが使えるようになるとものづくりの幅と魅力が飛躍的に増加します。素人はゼロから書くということではなくて、公開された既存のものを自分なりに修正しながら覚えていくのがいいでしょうね。大事なのは難しいスクリプトが書けるということではなくて、簡単なスクリプトを自分なりに組み合わせて複雑なもの、予想外のものを作れるかということですね。

例えば今いじっている素麺を湯掻いて冷やすという工程ではお湯の対流、沸騰の泡、沸騰音、お鍋を傾けて中身を取り出し冷却するという動作を6つのスクリプトを組み合わせてやっています。かき氷マシンでは氷が削れるところ、氷の回転、機械の回転音、氷が積もっていくところなどを5つのスクリプトで表現しています。個々のスクリプトはウェブで公開されているものをちょっと修正したものに過ぎません。最初に持っているイメージをどのように簡単なスクリプト単位に分解できるかということで、これは自分で試行錯誤で覚えるしかないです。でも、やれば出来るようになるので、最初はまずオブジェクトの回転から始めることですね。

音は技術というよりいかにイメージ通りのものを見つけるかが重要です。例えばカキ氷マシンの氷をシャリシャリ削る音なんてウェブでも見つけることは至難の業です。自分で録音するのが普通ですが、私の場合は何と「ドアをスライドさせる音」を流用しています。だって似てるんだもん。一見関係のないような音でもイメージにぴったりの場合もあるので地道に拾っていくことです。

他にもアニメーション、スキン、シェイプ、スカルプ、音楽、映像、商品の開発等でそれなりに工夫しないと向上していかない技術というものがあり、それを避けていては未熟なままで終わってしまいます。これらについてはまた別の機会に。私のレベルはどうでしょうね?だいたい総合すると中級の下の方ではないかと自分では思ってます。で、何をどうしたいのか?それも次回ですね。
  
タグ :ものづくり

Posted by Sophiee Winkler at 13:51Comments(0)ものづくり

2008年08月18日

五輪雑感



オリンピックもメインの種目は終ってしまって、残りわずかです。なんかもう夏も終ったような気分。まだまだ暑いんでしょうけどね。このお盆休みはSLはあんまりやらないでTVばっかり見てました。

オリンピックとか大きなスポーツイベントでいつも感じることが二つほどあります。一つは以前にも書いたけど、どうして私たちは同じ日本人だという理由で感情移入してしまうのかってことです。高校野球でもそうだけど、どっちかに肩入れしてしまいますね。それまでは見ず知らずの人たちに、笑顔が可愛かったり、涙なしには聞けないエピソードを知ったり、その他どうでもいいようなことで、私たちは片方を応援してしまいます。

オリンピックではもっぱら日本人のプレーヤーを応援するんですね。ちょっと前まではその種目のことなんか名前だけしか知らなかったのに。彼等が勝ったり負けたりすることと、自分とは何の関係もないのに。人の成功を祈り、喜ぶことには何の問題もありません。でもその一方で敗者は必ずいるので、その人たちのことは無意識のうちに「どうでもいい」と思っているのですね。これって大学の心理学なんかで勉強した覚えはないですね。教養ではなくて学部に行ったらもう少し専門的に勉強するのかしら?

まあ、私は「自我の延長」という言葉しか浮かばないけど。自分との何らかの関係を見つけると私たちは進んで錯覚して感情移入しようとするんです。この状況は分っても、何故なのかというのが難しいですね。

もう一つは、ゲームを見ていてこうなるんじゃないかなって不安に思うことは、大抵的中してしまうということです。監督やコーチってみんな馬鹿じゃないのって思ってしまう。もっと早めに手が打てたのにって。でも実際は馬鹿じゃないんでしょうね。素人の予測が当たる場合と、当たらない場合の両方があって、当たらない場合は多分私たちは忘れてしまい、当たったときだけ監督やコーチを罵るのでしょう。でも明らかに玄人が間違っている場合もありますね。監督の場合は特定の選手と心中してしまうことが多いようです。心中するのは自分たちだけしか見えなくなっている状態に陥ったときですね。

負けるときというのはどうやら思い込みに捉われて、客観的に自分を見られなくなったり、不安から逃れるために過度に練習したり、余計なことをやったりしてしまうもののようです。沢山の優秀なスポーツマンがこの罠に嵌って膨大な時間と努力を無駄にする結果になってしまうのは悲しいことです。自分に克つというのは苦しさに負けずに努力することと、自分の不安に克つということの両方があるんですね。

体力、技術、精神力、チームワーク、戦略、情報力、環境、資金力、いろんな要素が絡み合っていて、ビジネスと同じなんだなって思いました。



  

Posted by Sophiee Winkler at 13:11Comments(0)

2008年08月13日

スキンをどうしましょ?



最近別アカの洋服をショッピングしてると、安いスキンが目に付きます。試しに買ってみると結構いい品質なんですね。無料のものでもいいものはありますが、更にもう少し上のものがL$200とか100とかで売っています。そうすると特にスキンに凝るという人でない限り、これでいいかなって思うでしょうね。

別アカの持ち主としては安く気分転換ができていいんですが、スキンつくるというお話になると、こんなに安く売っているのに自分で作って意味あるのかって思っちゃいますね。だから自分が使うために趣味としていいものを作るというスタンスでやるしかないです。

最近思うのは日本人のつけている女性スキンがだんだん洋風化してきて、和洋の差が埋まってきたことですね。数字で裏づけられないけど。以前のやたら白っぽいのっぺりした陰影のない日本人特有のスキンは店舗での売りも含めて数が減ってきたように思います。まあ夏ですから、色の濃いほうが似合うからかもしれません。

個性的なスキンというのはICスキンとか色々ありますが、味はあるけど自分でつけるのはどうかなって感じ。どう見ても美しくない容貌のものも多いですね。スキン全体としては段々似てくる方向にあるように思えるので、時として思いっきり変ったものも必要ですね。マーケットの豊かさというか、厚みとしては必要です。

その意味では先月でしたかデフォルトのスキンが新しくなったけど、内容的には個性的でおもしろいものが多いですね。問題は水着までデフォルトとして貼り付いているので、首から下は自作のスキンに代えて色を合わせて使ってます。

ビューワーが新しくなったので、それに合わせた高級スキンってどうなったのか興味はありますが、お値段4千L$とかするので、これはお店の売上の半月分ちかいものになってしまうので、何か気分的に買えません。消費者100%のときは随分気楽にお金を使っていたけど、商売でお金を稼ぐようになるとお金の大切さが分かってしまうということです。4千って、10L$のホーロー看板400枚も売らないといけないし、カキ氷マシンだって10台売っても追いつかない額ですね。というように何かしみったれた金銭感覚が身についてしまったわ。でも、「Demo」という強い味方もありましたね。

ということでやっぱり安物は買い、上等のものは自分でつくるということになります。でもこれやり出すと他のことが出来なくなるのが困ったところ。流しそうめんとかツアーライドとか、作りかけのものも一杯あるし……

さて、作るとなると一通り市場の商品をお勉強しないといけないし。楽しいことのはずなのに、どうして大変だな~って思ってしまうのかしら?
  
タグ :スキン

Posted by Sophiee Winkler at 14:07Comments(2)スキン&シェイプ

2008年08月12日

公的地上げ



リンデンラボにより何週間か前に発表されたメインランドの土地のゾーニング(用途区分)と広告に関する新ルール策定への動きですが、一向に具体化しないのでTateru Ninoがブログで批判しています。

彼は去年のギャンブルの禁止措置が対象となる施設の数が多くないにも拘らず、なかなか徹底できなかったことを指摘しています。つまりそれよりももっと多くの対象地域があるゾーニングや広告の問題では、実際にルールの改正を執行して違反を取り締まるマンパワーがないのではないかということですね。それからどういう広告が対象となるのかもいまだはっきりしないことも批判しています。

でも、RLでも駐車違反やスリが全部捕まっているわけではないですね。だけど多くの人は捕まる可能性があれば、悪いことには手を染めないものです。問題の本質はマンパワーにあるのではなくて、土地の最低取引単位を低いままにしてあることです。これはRLでも同じなんですが、人間やアバターがやっと立てる位の「経済性」のない大きさにまで分割できるということが諸悪の根源なんです。

アバターを好きなときに理由なしにBanすることは平気なんですから、細切れになった土地はどんどん市場価格を払って没収して、公的地上げをやればいいんです。これによって土地を集約して、今後土地の最低売買単位を512平米くらいにしてしまう。それに加えて取引単価の上限を市場実勢の1.5倍位に抑えてしまい、違反者はBanするということにすればもっとすっきりするでしょう。土地売却用の割安なクラシファイド広告の仕組みをつくるのもいいかもしれません。

今の事態はリンデンラボが土地の取引を盛んにして、見掛けの単価を増加させるために土地の細分化を認めていることにより引き起こされたものです。ライブドアが100倍の株式分割を繰り返したのに似てますね。それによってSimやメインランドへの「土地投機」を煽った面があります。投資家は幾らでも増やせるものに投資するなんて常識ではおかしいのに、最後は自分よりもっとぼんやりした愚図を見つければいいのだという発想で結果としてリンデンの意図に乗せられたという面があります。欲と二人連れならなんでもやってしまうのが人間。今回の一方的なSimの値下げに伴う土地価格の低下で悲惨な目に遭った人もいますね。

広告看板の大きさの上限と、回転しないとか、パーティクル出さないとか条件を決めてしまえば済むことを、時間掛けて悩んでいるのは、真面目なのかもっと欲深いことを考えているのか分かりませんね。広告を出す権利だけ分離して売買できるマーケットなんか作ったりしてね。そんなことでなく、本当に暮らしよい美しい景観をつくりたいならすぐやれることです。
  

Posted by Sophiee Winkler at 12:44Comments(0)ビジネス

2008年08月08日

感情移入の季節



SLは第二の人生とか生活と訳されていることが多いのですが、本当は「第二の生命」というべきなんでしょうね。ログインするときに、”Second Life logging in……” って表示されます。これはログインしつつある私のことを意味しているのですね。字面はセカンドライフにログインしつつあるという意味ではないでしょう。

昨日オリンピックの開会式に先立って行われた男子サッカーの日本-アメリカ戦を見ていたんですが、両チームの余りのレベルの低さに途中でチャンネルを変えてしまいました。解説者もとぼけたコメントを出すばかり。明らかに日本のサッカーは退化の一途を辿っていて、今や「サッカーに良く似た球技」のレベルにまで下がってきています。世界との違いの本質を本気で突き止めてこなかったため、大部分のスポーツジャーナリストやサポーターとともに日本全体が大きな勘違いの海の中を漂流している感じです。トラップすらまともに出来ない人達が日本代表だなんて・・・・・・。

この小学生の段階で身につけるべき基本技術ができないままに育ったプレーヤーで構成されたチームは永久に世界に手が届くことはないでしょう。南米でも欧州でもそのことには気がついていても言ってはくれませんね。自分と関係のない人に面と向かって「あなた不細工ですね」とか「頭わるいですね」という人はいませんからね。普通は自分で気がつくことなので。

さてオリンピックが始まると、日本中の家庭が叫び声に包まれるでしょう。過剰な期待と、マスコミの振りまく幻想、そして私たちの感情移入。

そもそも、どうして自分でない人を同じ日本人だからといって応援するのでしょうか?その人が勝ったり負けたりすると、どうして自分のことのように一喜一憂するのでしょうか?実際にお付き合いしてみると、とっても嫌な人かもしれないのにね。宇宙でオリンピックをやったら、私達は地球人だという理由でテロリストでも応援するのかしら?この辺のメカニズムが不明です。

SLで自分のアバターに感情移入しているのもこれに似てますね。あるいはもっと重症かも、なにせ第二の自分です。更にSLの中のアバターは自分で動かしていて、他の人との区別ははっきりついています。お話もできるしね。だから、RLのスポーツ観戦より感情移入が強いのは当然かもしれない。

スポーツ観戦でもプレーヤー達をまるで自分のアバターのように思ってしまって、思い通りに行かないと嘆いたり、叫んだりしてしまいます。でもアバターじゃないので時には思いもよらないプレーをして素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることもありますね。だからスポーツ観戦は勝手な感情移入と、それが次々に裏切られることの意外性や、もどかしさ、時たまの一体感などが魅力なんです。

もし100試合連続で完全試合ができる超人投手がいても誰も見なくなるでしょうね。なぜなら彼のパフォーマンスは観客である自分とは何の関係もないということが100%明確に示されてしまうからです。

SLの場合はアバターに関して言えば意外性というのは新しいスキンを付けて見るときくらいでしょうか。意外性はむしろ他者や他のオブジェクトとの関係で感じることが多いですね。きょうは全く取りとめがなかったです。

お話変りますが、今晩祖父のお墓参りのために西の方に旅をします。あした飛行機で帰ってくる予定ですが、もし事故が起きたりするともうSLにはIn出来ないし、ブログも更新することができません。そういうことも有り得るので、皆さんちょっと頭の片隅にそのことを置いておいてくださいね。また日曜日にお会いできますように。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:31Comments(0)イベント

2008年08月06日

土地の再開発



リンデンラボが漸くメインランドの再開発に手をつけるようです。不動産担当のJack Lindenが公式ブログで、近い将来に行われる住民の集会に向けて意見をまとめておくように求めています。

メインランドは03年に327regionしかなかったものが、今では5000region,327平方キロメートルに拡大しています。端から端まで突き切るのには、800マイルも飛ばないといけません。地中海のマルタ島より大きくなったんだって。

でも、今年のバレンタインデーの前に私が指摘したように、当事のメインランドの現状は「掃き溜め」と呼ぶに相応しいものでした。詳しくはこのブログの2月15日の「広告規制発動」という記事をご覧下さい。そのような誰も住みたくないような荒んだ景観は、バレンタインの広告規制で一応は緩和されたんですが、根本問題が解決されていないので見かけも人気も回復しないままに放置されていました。

その問題とは所有者が幾らでも土地を細分化できてしまうということです。RLでもこのようなことを認めてしまうと、景観はどんどん悪化していきます。日本でも田園調布駅の近くに鉛筆みたいな建物が建ってしまっていますね。相続税が払えないので分筆して売ると高く売れるということが原因です。



SLではRLよりもさらに細かく区分けされて、アバターが漸く立てるくらいの広さくらいまで分けられてしまいます。で、こんなに小さな区画が何の役に立つのかというと「広告」です。普通の広告ではなくて、ケバケバしい回転看板が「この土地を買いませんか」と四六時中勧誘してくるわけです。つまり強請りたかりの一種なんですね。隣人に対し落ち着いた景観が欲しければこの土地を10倍の値段で買えということです。リンデンの広告規制はこの土地の区画の問題をそのままにして、市場価格を大幅に超えて土地買取を要求する不快な広告だけを規制するものだったので、効果が限定的だったわけです。

今回リンデンラボが考えているのはゾーニング(Zoning)と呼ばれる方式でRLでは一般的ですね。ネットコンテンツなどにも援用されています。普通は空間をPublic Zone, Private Zone, Service Zoneに分けて街づくりをするのですが、リンデンラボはResidential Area とCommercial Areaに分けるようです。実質的な違いはないでしょう。

これはいい考えだと思いますが、ただ分けるだけではなくて、住宅街には歩道や街路樹や公園が欲しいですね。それがなくてただ2分割するだけなら魅力ある街にはならないでしょう。9月末には何らかの方向が打ち出される模様です。

最近リンデンラボは以前より住民の意見を取り入れてSLを変えていこうという姿勢が見られるようになりました。これはいいことですね。ブログでも大方は歓迎しています。

思い出しましたが私は「メインランドの景観改善に着手するのはリンデンがSLを売りたくなったときだ」と以前のブログでは書いてましたね。女性と同じでお化粧するというわけです。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:31Comments(0)ビジネス

2008年08月05日

難航しています



一昨日はミルクウサギのチェーンのオーナーさんが遊びに来てくれました。早速ツアーライダーに乗ってもらって、墨田区のミニ散歩。ジェット音を2種類にしたのでけっこう迫力あって、喜んでもらいました。



で、購入者のルート設定用のスクリプトはかなりいい線までは来ていますが、あと一歩のところでエラーが出てしまいます。産みの苦しみといったところですね。この段階で色々工夫するので理解が進むということです。でもやっぱりちゃんと一からお勉強しないといけないのかしら?

  

Posted by Sophiee Winkler at 13:31Comments(0)ものづくり

2008年08月04日

Opensimの認知



リンデンブログにIBMとリンデンブログのコラボの結果としてSLからIBMのつくったOpenGridにTPできることになったことが発表されていました。逆もできるんでしょうね。でも制約は多いです。例えばお金や持ち物は持っていけません。服やその他の装着物も駄目です。貴方がその新しいGridにある、とあるSimに到着したときに発見するのは、見慣れたあなたではなくてRuth(ルース)という名のハダカの女性アバターです。

でもこれってTPといえるでしょうか?明らかにアバターの同一性は失われています。別にTPしないでもそのGridに独自に登録したのと変わりないですね。

さてIBMとリンデンラボの輝かしくも麗しいコラボの成果であるこの現象は、すでに07年の6月にはDeepGridにより達成されています。このあたりの詳しいお話は私が6月14日に取り上げた「新しい世界へ」という記事をご覧下さい。ここではDanton Sidewaysさんが複数のOpenGridを探検する話が載っていて、そこでも無一物のRuthになった自分というものが登場しています。違いがあるとすれば、IBMのGridは不毛の大地ではなくて、整地されて草が植わっていることと、いろんな手続きなしにSLからIBMのGridにTP(?)できるということでしょうね。(本当かしら?)

意義としては、リンデンラボはもうSLが単独で存在し続けることはできないということを結果的に認めたということ、実際は厭々ながらなんだけど、いかにも時代を積極的にリードしているかのように言ってますけど。Grid間の移動が可能になるとリンデンラボのビジネスモデルが壊れてしまうのではないかという心配がありましたが、この分では当分大丈夫ですね。  

Posted by Sophiee Winkler at 13:31Comments(0)ビジネス

2008年08月01日

私の7月



さて、SLで1千万円儲けた人とか、月に20万円儲けた人のお話の後としては、とってもみすぼらしいお話ですが、私のお店の過去1ヶ月の売上を纏めてみました。正確には6/30から7/30までです。

売れたアイテム数:136
その売上:L$8,860
平均単価:L$65 (安いです)

これとは別にフリーアイテムの出荷
カキ氷とアニメ:36
「安っぽい透け透けパンティ」:16
その他:1

まあ、お家賃は十分に出ていますね。

主な売れ筋は
①ホーロー看板   18枚
②カキ氷マシン   14台
③レトロ扇風機   11台 等です。これだけで数量ベースで32%に達します。

売れた品目数は24でコンスタントに出ているといえるでしょう。全く売れていないのはタイヤ単体と「何でもポール」です。これは奇しくも小物製造第1号と第2号です。商品寿命が尽きたということでしょう。

数量ベースで77%がAzito(JOB)Simでの売上です。浅草は18%、その他は5%です。

コストとしてはこの間にお家賃を$1,500+70(寄付)と、アップロードチャージにL$770掛かっています。ほとんどが製作用のテクスチャーと、スカルプテクスチャー、ビルトイン用の音声なんかです。コストには浅草Sim用の屋形船製作費といった非売品のためのものも紛れ込んでいます。

当たり前ですが、基本的に一人でやってます。小物を作り始めてから4ヶ月経ちました。SLをちょっとだけ面白くできているのではないかなって自画自賛してます。こんな実態ですね。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:31Comments(0)ビジネス