2008年08月25日
やっぱり恐いRL

SL内での交際が原因でRLでの誘拐未遂に発展した事件がアメリカで発生して、マスコミはこぞって「人間の異常性を引き出す仮想現実の世界」というスタンスで囃し立てているようです。
事件は21日にノースカロライナに住むKimberly Jerniganという33歳の太った女性がSLでのボーイフレンドである52歳の男性の家に侵入するという形で発生しました。二人はRLでも付き合うようになっていたんですが、男性から別れを告げられて、女性のストーカー行為が始まり、男性のペンシルベニアの職場や以前住んでいた場所に現れました。
男性は住所を移しましたが、Jerniganは郵便配達の恰好をしてうろつき新しい住所を突き止めることに成功、BB銃等で武装して彼の家に侵入して待ち伏せました。男性は自宅に入ろうとしたところで、彼の胸にレーザービームが照射されているのに気付き、逃げ去って難を免れました。女性は逮捕され、テープで縛られた彼の犬がバスルームから発見されました。目的は彼を誘拐することにあったのですが、アバターの操作よりRLで自分の操作をする方が難しかったみたいですね。
男性のアバターはライオンで、女性のアバターは普通の女性だったそうです。SLの世界とRLの世界の区別が付かないようになるのは危険ですね。匿名性だけがその二つの世界の均衡を保つバリアーなので、よほどのことがない限りそれをかなぐり捨ててしまうのは問題です。SLがどうのこうのということでなく、別にメールでもブログでもペンフレンドでも同じようなことは起きるでしょう。男女の出会う切っかけなんてどこにでもあるんだから、SLが問題だというなら、町内会のパーティーだって、オリンピックの応援だって問題になっちゃいますよね。
Posted by Sophiee Winkler at 13:11│Comments(0)
│ものづくり
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