2010年05月06日
Q1の統計

リンデンラボにより2010年の第一四半期のSLの経済数値が発表されました。まずDowntime(ユーザーがSLのシステムのトラブルのために使えなかった時間)は0.22%と低いレベルに押さえられています。でも直近の29日の長時間のダウンには参りましたね。これは3月末までの数値には含まれていないので、Q2はもう少し悪化するでしょう。原因がよく分からないというのが問題ですね。いつも原因を明らかにしないので、私みたいにそれはWoodbury Univ. Group がBanされたことの報復だなんていう解釈が出てくるんです。
User 間取引は08年のQ1以来右肩上がりで増えてきて、2010年のQ1にはUS$160百万(日本円換算で約150億円)に達しています。一月当たり50億円で、一日だと1.67億円くらいになります。これとは別にXstreetは前四半期に比較して21%も伸びています。買い物を探してSimをうろつくよりも、カタログで買ったほうが楽ということでしょうか?
Lindexの取引も再び増加傾向に戻りました。Q1はUS$31百万(28億円くらい)ですね。これが実際に為替取引でリンデンラボに入っていくお金なんでしょうか?一方でNew Currency の売上は58%ダウンしたとあります。だから単純に考えるとリンデンドルをUS$に換えて回収した人に比べて、新たにUS$を売ってリンデンドルに代えた人が減ってきたということですね。
さて、公式の発表を解説していても意味はないので、この発表に関する一般の人の受け止め方を見てみましょう。
Hiro Pendragon
「SLの経済が不調だと言う評価には同意できない。僕にとってはL$の取引量なんてどうでもよい。だってそんなものいかようにも調整できるからね。大事なのは次の3つの数値なんだ。
(1) L$がUS$に代えられた量(住民から見て)
(2) 所有されている土地の量
(3) アクティブな住民数
上の二つが実際のSLへの投資額を表していて、最後のものが時間の投資額を表している。Lindexの取引量と土地の保有量は増加している。唯一下がっているのはLindexを通じてリンデンラボが販売したL$の量だ。これはUS$に対してL$が減価していくリスクがあることを意味しているが、今のところそれは現実化していない。
(ソフィー:最後の一文は意味が分かりにくいですね。SLの中にあるL$が減りつつあるわけだから、逆にL$の価値は上がるはずです。でもこのL$や土地の市場はRLの中国の株式、土地市場と同様に本当の意味では自由市場ではないので、理屈をこねても意味は少ないと思います。
例えばリンデンラボが土地の管理費を上下させれば、土地の保有量やLindexの取引量は直ぐに影響を受けます。Lindexの交換比率をいじるだけでも変化は大きいでしょう。)
Rznkain
「数字を細かく分けてもらって有難いけど、例によってリンデンラボはお化粧を施しているんだろうな。SLの中でもの作りをしているほとんどの人達はSLの経済はこの何ヶ月かはどん底状態にあるということを知っているよ。」
Sered Woollahra
「現状について誰が正しい評価をしているかなんて人に言えるほどの経済通じゃないけど、私のささやかなレンタルビジネスはこの2月から3月に掛けて結構うまく行っているわ。」
iggyono
「放棄された土地の量とか、メインランドやZindraや他の島々の土地の価格なんていう数字はどこかに載っていないの?それを見れば随分神経にこたえるものになると思うけど。」
Tateru Nino
「リンデンラボから公式に発表されたところでは、メインランド1平米当たりの価格はL$1.0以下で、現在は0.8まで下がっている。」
Gwyneth Llewelyn
「不思議なのはこれらの経済統計が、ほとんど12時間に渡るこれまででも最も長いダウンタイムの後に発表されたということね。偶然の一致なのって思ってしまう。」
(さすがにSL一の女傑で論客のGwynethですね。悪いニュースを打ち消す良いニュースを間髪を入れず発表したと解釈しています。)
Posted by Sophiee Winkler at 13:20│Comments(0)
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