2011年09月25日
何で止めちゃうの?

Tateru Nino によればSLを止めてしまう原因の多くは些細な問題なのだそうです。SLはとても素敵なプラットフォームなのですが、問題は大小色々あります。大きなものでは他のSNSやゲームに比べて随分手間が掛るということ、あるいはRLとの結びつきがいまのところ弱いといったようなものがあります。使用するにあたってそこそこの環境が必要だというのもあるでしょう。
でも今のSLのユーザーというのはもうそういった大きな障害は乗り越えた人たちなので、そんなことでへこたれて止めてしまう人は少ないのです。でもそんな人でも止めてしまうのは、実は些細な問題にあるとTateru Nino は主張しています。
それは靴に入った小さな石のように、最初は我慢できないものではないのだけれど、一足ごとにわずかな痛みに襲われるので、長い間にはそれが大きなダメージとなって耐えられなくなるのだそうです。具体的にはリンデンのスタッフの対応ぶりだったり、持ち物が突然なくなったり、ログインごとに股座に頭髪が装着されてしまうといった、それだけとりあげれば別に問題視する必要もないことなのですって。
RLの世界では靴に入った石ころは靴を脱いで振れば簡単に取り除けます。でもSLの石ころは多くの場合自分で取り除くのは難しいのです。もちろん自分で治せることも一杯ありますが、それが面倒だったり、その方法が分からなかったりするので、やがて嫌になってしまうのです。
私自身はどちらかというとSLをやる場合の環境といった大きな問題、構造的な問題の方が困りますね。RLの仕事が忙しくて時間がとれないとか、家族が反対するとか、SLの経済が低迷してモノがあまり売れないとか、売れるものを作るのにはとても時間が掛るので、根気が続かないというようなことです。
土地を持っている人の一番の悩みはやはり管理料がとても高いということではないでしょうか?Griefer とか、Simが落ちるとか、リンデンのスタッフが態度が悪い(多くの場合何の反応もない)というようなことは大したことではないと思うのですが、その大したことがないことが原因だとNino は言っているんですね。
まあ、SLやっている理由も人それぞれだろうし、止める理由もそれぞれあるはずで、何もこんな風に大きいとか小さいとか決めつけても仕方ないと思うのです。大きい問題も問題だし、些細なことでも積み重なっていけば個人にとっては大きな問題になるというのが本当のところではないでしょうか?
人はなぜ結婚して離婚するのかとか、なぜ転職を繰り返すのかとか、なぜ犯罪を犯してしまうのかとか、理由な色々あってそれを分析するのはとても難しいし、できたとしても解決できるということにならないのがRLとSLの定めのような気がします。
2011年09月21日
自分を作る

今、自分をつくろうというキャンペーンがリンデンラボによって行われています。これはユーザーが自分の写真と自分に似せて作ったアバターを公開して、そのそっくり加減を比べるというものです。
http://secondlife.lithium.com/t5/Featured-News/Casting-Call-Apply-to-Star-in-a-New-Second-Life-Video/ba-p/1090165
なんかSLをFacebook 化することでユーザーを広げようという意味なんでしょうか?確かに面白いと思うけど、SLでRLの自分ではない存在になりたいからやっている人の方が多分相当に多いので、大きな潮流にはならないのではというのが私の思い込みです。
私は久しぶりにRaqloqi(今はなんていう名前なんでしょうか?)のあるRac Cityで自分の作ったシェイプに合うスキンを見つけて買ってきました。お金出してスキン買うのは何年振りでしょうか?確かに指折りの一流メーカーだけあって、一段と素晴らしい出来栄えになっています。なかなかこんな風には作れないですね。これを一つの目安としてまた頑張っていきましょう。(最初のSS)
でもシェイプはこのスキンに合わせて別のところで売っていたシェイプよりも私の作った方がぴったり来てますね。因みにそのシェイプをつけるとこんな風になってしまいます。

このシェイプL$300もしました。シェイプには毎回騙され続けています。これはRaCのこの特定のスキンに合うという触れ込みだったのにね。やっぱりシェイプは自作するしかないみたい。
2011年09月11日
ご無沙汰です。

最近ますますログイン時間が減ってしまっています。場合によっては土日にもお仕事をしていたりして。
だから今はログインンできてもスキンやシェイプ、アクセサリーを作っていることが多くなりました。
このブログはSLの中の色々な問題を考えるというのが本来の目的だったのですが、今はRLの方が問題が山積していて、私の中ではSLのことは相対的に重要性が低くなってしまいました。
昔、SLのなかの知り合いがどんどん止めていくのを、「なぜなんだろう?」と不思議に思っていました。だいたい長くても3年位で姿が見えなくなってしまう人が断然多いのです。いまでは2006年生まれの人に合うのなんて、なかなか難しくなってしまいましたね。
止めてしまうのはいろんな理由がありますが、一言でまとめてしまうと「他に時間を使うことが多くなった」ということでしょう。その理由人によって様々にあるということです。
本当に今の日本のRLは酷い有様ですね。昨日も大臣が一人辞任しましたが、なんかもう「幼児性」のかたまりみたいな政治家ばかりで、とてもリーダーとは呼べません。こんな人たちに政治を任せていては世の中がよくなる筈はありませんね。
翻って街角をみれば、ブレーキのない自転車を乗り回したり、アイスクリームを食べながら歩いている若者を見かけます。子供を放ったらかしにしておしゃべりしているお母さんたち、煙草を投げ捨てるおじさん等々、とても中国人を馬鹿にすることのできない「民度」の低さです。
「漢字検定」などより、それぞれの人間の常識や行動様式や倫理観を検定する「民度検定」でもやったらどうでしょうか?一定以上の人となりの人だけ入れる欧州のプライベート・クラブのようなものが必要なのかもしれません。そんな俗物根性丸出しのものなんか意味ないという考え方も可能ですが、実際の私たちの社会のなかの「バラつき」がとても大きくなっていると思います。社会の中にバリエーションがあるのと、品位が無い部分が拡張していくのとは意味が違うのではと最近思っています。
で、上のSSは品位があるのか?う~ん、あると思いたいです。