2010年10月25日
頑張ろう!

最近はあまり面白いニュースがありませんね。外国ブロガーも低調だし。Simの閉鎖も幾つかあって、ユーザーとしても元気が出ないというところでしょうね。モノも売れないし。
そうは言っても、まだまだSLのなかで新しい試みにチャレンジしている人達は沢山います。今のところ三次元で色んなことを追及しようとするとやはりSLになりますね。私だってブツブツ言いながらスキンとかシェイプを弄っていて、やればそれなりに質が上がっていくので止められません。マシニマの製作や、音楽のライブコンサートで頑張っている人も一杯います。
だから悪いところや弱いところだけに目を向けて、あれが駄目これが駄目と悲観的なことばかり言っているのも良くないと思いました。ブロガーというのはどちらかというとそういう面に目が向いてしまうものですが。
最近スキンやシェイプ、アバター用の衣類以外はほとんど作っていないのですが、どうしてなんでしょう。ものづくりに飽きてきたのか、新しい発想が湧かないのか、集中できないのか。2年前は思いついて30分で結構複雑な商品をリリースしたりとか出来ていたのに。また、とても出来ないようなもの、例えば流し素麺セットとか、首振り扇風機とか、カキ氷マシンとかにも果敢に挑戦して何とか造ることができていました。あの頃は凄かった。
今考えているのはスキンショップのデモ用にアニメが自動で次々に変わっていくポーズスタンドです。手動で変わるのは出来ていて何年も前からフリーで配布しているから、今度も出来そうな気はします。でも、どこをどうするのかはイメージがなくて、ちょっと手をこまねいています。まあ、始めればそれなりにやる気が出てくると思うけど。
2010年10月23日
メッシュのこと

昨日はIzumoのCaféでみんなとおしゃべり。TontonにMeshのことについて教えてもらいました。
Meshというのは最近リンデンラボが開発、導入を進めつつある新技術で、一言でいうと今までみたいに、プリム式に引っ張ったり伸ばしたりしものの形を加工していたのを、普通の3D表現のようにソフトを使ってポリゴンを自由に組み立てて、それをそのままSLのGridに持ち込めるようにするということらしいのです。
3Dの技術という意味ではこっちの方が普通の考え方でしょうね。だから今SLの外でお仕事でいろいろ3D映像や加工を行っている人、例えば自動車部品やメガネの設計、デザインをしているなんていう人達はこっちの方が親しみやすいわけです。だから新技術というわけでもない。
お蔭様でやたら精密な東京駅とかベルサイユ宮殿なんかができるようになるのでしょうが、それはマーケティング的には今までのセールスポイントがさらに強調されるということです。もちろん質的な変化もともなっているので、これによって新しいユーザー層を取り込めるかどうかが成功の分かれ目になるでしょう。
いずれにしても技術者集団の発想ですので、技術さえ優れていれば利用者を魅了できるという思い込みがあります。 考え方は以前と変わっていないし、それでいったいどうするのというところは抜けているのです。どう使うかは利用者がよろしくというのは、建前としていうのはいいけど、ビジネスとしてのサンプルはちゃんと提示しないとね。
2010年10月22日
またですか?

またまたPhillip Rosedaleは辛抱ができなくなって、リンデンラボのCEOを他の人に譲るべく探しているところだそうです。Rosedaleは彼の会社であるLovemachineに全力投球したいのだそうです。それは結構な判断ですね。なぜなら彼にはSLの人気を挽回させることはできないからです。結局私の言った方向に動いていますね、ちっともうれしくないけれども。まあ今のままよりはいいかもしれない。
考えてみれば会社を売るとか売らないとかって、実質的にはとっくの昔に投資家のものになって、第一世代の創業者層はみんないなくなっていたのですね。それがまた人手に渡るとしてもいったいどんな意味があるのでしょうか?少なくとも私やその他のユーザーには関係がありません。
今までだってリンデンラボは何事でも自分達の好きなようにしてきたのだし、これからも新しい経営者は大して変わらない発想で望んでくるのでしょう。そして今まで以上に利用者に対する配慮を欠くようなことがあれば、今までの人達は去っていくでしょう。首尾よく新しい利用者層が開拓できたとして、それはSLとは似て非なるものになるのでしょう。
有能な新経営者ならSLの建て直しは可能かもしれない。でもそれは極めて有能な人に限られます。今のところRLでビジネスをやるのに忙しくて、仮想世界にまで進出してくる気も、メリットもないような気もするけど。
Google やYahooであれば新しいビジネスモデルや自分達の既存サービスとの組み合わせが可能だと思えれば手を出してくるでしょう。でもそれもなかなか難しいのではないかなと思います。
2010年10月19日
リンデンの背中

気かつくのが遅かったのかもしれないけど、以前はログイン時に出ていた最近何週間かのログイン人数とコンカレントなログイン人数(今この瞬間に何人がログインしているか)の表示がなくなってしまいましたね。すごく落ち込んだので表示しなくなったのかもしれないと思ってしまいます。いずれにしてもこれからはSLの稼動状況が益々分かり難くなってしまったということです。
考えてみれば利用者として今どれくらいの人がログインしているかという情報は、実際には役に立ちません。それによって行動が変わるわけではないですからね。自分にとって大切なのは自分がちゃんとログインできるか、リージョンがちゃんと稼動しているかです。全体の数字がわかったところで、ああ全グリッド規模のシャットダウンが起きているなとか、部分的なんだなとか思うだけです。
しかし、ビジネスとして考えた場合、ここにきてそれらの経営関連数値を隠すというのは稚拙といわれても仕方ないでしょう。着々と伸びているときは公表して(それが本当だとして)、減少に転ずれば止めてしまうというのはどうなんでしょう?ここに注目して売却は近いと読む人もいるようです。どこかにこれに関した公式の説明は載っていないのでしょうか?うん、でも自分で探す気はないのです。こういうときにいまだかつて本音が語られたことはないからです。
これとは別に現在リンデンラボはハロウィン用のSimを売り出し中ですね、すごく割安になっていますが、すべてのSimの管理費をこれくらいにしてもらいたい。ハロウィン用というからには何か基本的な出しものや建物のサービスはついているのでしょうね。サンプルは見れないのかな?買わないんですけどね。
2010年10月18日
神の救い

15日のHeraldの記事です。
「教皇ベネディクト聖下はメディア一般や取分け仮想世界に対し正面攻撃をお掛けになっていたのですが、教会はこのたびSLで自分の競争相手になるかもしれないものを許可なさったのでございますよ。
ローマの発行許可付きのクライアントソフトを使って “ExCathedral“というゲームを間もなく楽しめるようになるのでございます。それはimmersive( 没入)型のシミュレーションゲームで、皆で行ける中世カンタベリーへの巡礼の旅とか、十二使徒の系譜の再構築だとか、吸血鬼狩りとか、プリムに書かれた信仰の言葉とか、若者向けの面白くも畏れ多い『誰が十字架からイエスちゃんを落っことしちゃったのか?』というゲームも含まれておりまする。
カトリック関連ゲーム愛好者達はついにバチカンもやっと21世紀に突入したのだと喜んでいるとか。」
これによって敬虔なカトリック教徒であり且つSL愛好者(そんな者いるか?)はSLのなかで大聖堂にお参りしたり、異教徒を苛めたりできるようになるのですね。RLでは表立って出来ない異端審問や魔女狩りもやらせてもらえるのかもしれません。バチカンの意図とは別にどうしてもそっちへ行ってしまい、またまた物議を醸すことになるのではと一抹の心配はあります。まあ、こういう悪ふざけもSLの大事な要素であることは間違いありません。
神の恩寵はあまねく世界を蔽い、仮想世界にまで救いの手を差し伸べて戴けるということでしょうか?勿体無くも有難いことでございます。
2010年10月16日
元気がない

今日は土曜日だというのに働いています。外国からのお客様なので。でも彼等は時差ボケでホテルに帰っちゃいました。ということで時間ができたので、お仕事の残りをやってから久しぶりにProkofy Nevaのブログを読んでみました。相変わらず難解ですね。
最新の記事では彼は色んなニュースやリンデンの措置、例えば教育Simの将来的な値上げとかその他の技術的なパフォーマンスを見ていると、そろそろゼンマイのネジも巻き戻って、SLも衰えが目立つようになったと述べています。
そうなってくるとSL大好き人間である彼も、リンデンはもうSLを誰かに売ることに決めたのだろうか、それは何時ごろかなどと、根拠もなしに詮索してみたくなるのだそうです。
今のところ名前が上がっているのはAOL(私は勝手になくなったのだと思っていた)、Google, Yahoo, CNN, CNET等の名前を挙げています。でも儲かるビジネスと分かっているなら買いたい人は多いでしょうが、何か自分達の現在のサービスとうまく組み合わせてシナジーを追及できるのでなければ、進んで買いたいという人は少ないでしょうね。
このシナジーというのは曲者で、M&Aとか事業部の統合とかいうときに必ず出てくるのですが、これは概念であって、実際にシナジー(相乗効果)が追求されて企業体が儲かったということは少ないのです。むかしヤクルトが三菱商事の勧めでヤクルトおばさんに化粧品も売らせようとしたというのがありました。つまりロジスティックス上のシナジーの追求ですね。でも女性であれば誰がヤクルトおばさんから化粧品を買いたく思うでしょうか?オジさんが頭で考えるシナジーというのはこの程度のものです。
さてNevaはPhillip Rosedaleは一応CEOに復帰したが、実際にはあんまりログインしていないので、多分彼は自分の頭脳の所産を守りたかっただけなのではないかと述べています。つまり、何か新しい技術や戦略は出てきそうにないと思っているのですね。
軽くて安いユーザー端末、確かにそれは必要ですね。それからもの作りの容易さや、登録のし易さ、画像の美しさも必要でしょう。でも多くのブロガーやユーザーが気付いているように、SLのコンテンツをどんなに魅力的にしてみても、操作を容易にしてみても、それが復活に繋がる大きな要因だとは誰も思っていないわけです。
どうやってRLの仕事を代替し、またRLにない付加価値を産み、SLを生活の必需品にするかということこそ、この7年の間ずっとリンデンに突きつけられていた本質的な課題だったのですが、残念ながら彼等はそれを考えることなくプロジェクトを見切り発車させ、発車した後もそこから目を背けていたということです。私はTwitterももう何年も続かないだろうと思っています。でもユーザーは無尽蔵にも思えるので、実際の状況は見えづらいかもしれない。SLはこのままでは限られた贅沢なユーザーのための趣味の世界としてしか生き残れないでしょう。
でも残ったユーザーというのはほとんどが何でも自分で出来てしまうオタクやセミプロなので、SLのなかで何かものを買うということは少ないでしょうね。中途半端な商品は誰も欲しがらないでしょう。またRLを繋ぐモデルを考えるというような人もいないでしょう。どうせRLを何かを繋ぐのであれば、もっと安価でお手軽なメディアが色々考えられるからです。
まあ、もっと経営的に有能な人なり組織なりがSLを引継いで、新しい価値を生み出してくれることを期待したいですね。そのとき私たちがどういう取り扱いをされるのか、私たちが何年かに亘って築き上げたものがどうなるのか、それは今はまったく想像ができないのです。
相手かまわず喧嘩を吹っかけていた、あのProkofy Nevaも何だか元気がないみたいです。
2010年10月13日
努力してるの?

リンデンラボが新しい土地価格に関して公式に発表してから10日ほど時間が経っていますが、私はあまり関心がなかったので言及していません。大きなポイントは教育に対する今までのような優遇措置が近い将来なくなることです。
もっともこれはいろんな意味が込められていて、10月一杯はまだ駆け込みで買うことができるので優遇措置が欲しければ今のうちにという意味もあるし、結局教育やNon-Profitを支援してきたけれど、大きなビジネスには育たなかったと判断したという意味もあるでしょう。
でも、私はそもそもリンデンの管理費(サーバー使用料)や初期費用(Sim 用サーバーの購入、設定費用)が高すぎることが、SLの伸び悩みの一因なのではないかと思っています。利用者からみればこれ以外にも自らのPCや時間といった投資も必要になります。またアバターを飾ったり、ものをつくったりするにも、一定レベル以上のセンスや集中を要求されます。つまりSLは利用者にとって非常に敷居が高い遊びなのです。
その上に毎月かなりの現金が出て行くのですから、中長期的にはSLから明確な利益や自分なりの満足を得ているのでない人が退出していくのは自然の流れでしょう。
リンデンラボはもっとコストの低減に努めるべきです。不要なスタッフを削減したり、サーバーの調達コストや運営コストを見直すことが出来るはずです。例えば現在のようにすべての土地をサポートするサーバーを常時稼動させているのではなくて、1日16時間だけ決まった時間に稼動するというサービスもあり得るでしょう。
ものを販売するには24時間顧客を迎える必要がありますが、地球の裏側から人を呼ぶ必要がなくて、米国限定、欧州限定の活動であればその必要な時間帯だけ稼動させればいいわけです。それ以外は電気を切ってしまうかスリープさせればリンデンの支払う電気代も減るし、サーバーも長持ちします。Simの管理費が今の半分程度になれば、まだまだ土地を買う人もいると思います。
また、土地を収益の基本においている現在のエコノミクスを見直すということも可能かもしれません。実際にアップロードチャージやLindexに関する為替レート、広告等の収入もありますね。
こういう議論をリンデンラボ自らはほとんどしないので、これも憶測を呼ぶ原因になっています。
2010年10月07日
ヘラルドから読者へ

一昨日は北陸、昨日は九州、今日は関東と日本中をウロついている私です。まあこのご時勢にお仕事があるというのは有り難いことですね。でも疲れてきてお得意の移動中のSLブログ読みも出来なくなってきました。夜遅く初めての土地で重い鞄を抱えて、予約したホテルを探して歩道橋を何度も登ったり降りたりしていると本当にくたびれます。
で、こんなときのために取って置いた短い記事がありました。これで勘弁して。それは「Arphavill Heraldの編集者から読者へのお知らせ」という記事で、副題は「鏡の広間と現実世界」となっています。9月26日付けです。
「2003年にArphaville Heraldが始まって以来、私達は他の誰もが及ばないくらいにオンラインの世界や、その社会をカバーしてきた。皆さんはGriefer(嫌がらせをする連中)や詐欺師や仮想マフィアや準軍事的な仮想の組織や、叙事詩に出てくる巨人の世界や、変態野郎や、毛皮獣、奴隷の主人や、こびと、仮想のコミュニティーや汚い取引をする政治家達、えこ贔屓や腐敗のストーリーを楽しんできたはずだ。
それらのすべてを通じてある一つの原則は変わらないままだった。それはこのウェブの世界の中の『鏡の広間』では私達は何一つとして真実を知らないということだ。これをたわごとだと思ってはいけない。
7年にわたって私達は幾つかの仮想世界が成長し、そして死滅するのを見てきた。それらにはSims Online,Lively, Metaplaceといったものも含まれていた。そして私達は今SLの死への発作に御付き合いしているところだ。
私達がようやく判ったのは、問題の所在が仮想不動産を売りさばく際に、いかに高級そうなブランドに仕立てあげるかというところにあるのではなくて、むしろ遊牧民のように動き回り、仮想世界の垣根を越えて移民し、より広いネットに足を伸ばし、そしていわゆるReal Worldへと去っていく人々、ユーザー自身にあるということだ。
もちろん私達は自身を特定のブランド名で飾られた空間に押し込めていたのではなくて、主題や聴衆を求めて時にはRLにさえ取材を掛け報告を行った。苦しくて辛いのはWikiの情報が漏らされたとかハッキング活動がどうしたとか、これらのRLの出来事について記事をいくら書いたとしても、私達は『鏡の広間』から抜け出すことはできなかったと気付くことだ。
時々私達は伝統的な取材方法が斯くも切れ味が悪いのは何故なのかと自問する。多分それは煙の充満した鏡だらけの世界ではうまく機能しないのであろう。そこでは皆がアバターとして動いており、本当に何を意図しているかは不明なままだ。
この『鏡の広間』を縦横に闊歩しているとは言い難いが、私達はここに住んでいるのだし、私達の天職はHeraldの追及の手を、確立されたブランドの世界を超えて、拡大された分野にまで伸ばしていくことだと心得ている。
私達は好んでハッカーやどこかの回し者や正体不明の人々の怪しげな世界に進路をとってきた。報告の中心をなしているのはまさにこの領域だ。この過程で私達が文明を守ることさえ出来ているのかどうか、それは誰にも判らない。」
リンデンラボ内部の情報の入手は元々あまり得意ではないし、リンデンは相変わらずピリッとしないし、SLの将来展望はないし、真実を明らかにするのは限度があるしということでちょっと徒労感に襲われているのでしょう。気持ちはよく分かります。Massivelyもなくなってしまったので、Heraldには引き続き頑張って欲しいですね。
読みようによっては、これからはSL以外にも対称を拡大していきますよという宣言みたいなものですね。
2010年10月05日
リンデンの手詰り(4)

Herald の記者も私もリンデンラボに対する実効性のあるアドバイスはできませんでしたね。Heraldの記事に書き込みをしているITオタク達も、あまりいいアイデアはないようです。リンデンに戦略がないといっても、私達にもないのです。ただ問題を単純化して見れば、ある程度のことは言えると思います。その代わり具体性はなくなるのですが。
例えば電話や自動車やインターネットのように、あるサービスやツールが社会に受け入れられてそれが定着し永く発展していくためには、どうしても必要な条件を満たす必要があります。
それは、それらのツールやサービスが提供する利便性や効用が、他のものでは置き換えられないくらいユーザーにとって魅力がなければならないということです。SLで言えば、それは何が何でもSLにログインして行わなければならず、その他のGridやSNSでは代替できないというものが必要なのです。
Rosedaleは「教育」がSLとRLを結びつける重要な要素であると考え、大きな期待をかけて来ました。しかし私のブログでは水を差すようで申し訳ないのですが、当時「教育は昔からあるサービスで、特に通信教育は多くのメディアが使われているので、わざわざSLの中でやらなければいけない要素は少ない。」とコメントしていました。その考えは今も変わっていません。
つまりRLで既にあるものを再現する一方で、今までにないものを生み出すことがなければSLは世の中に定着していかないのです。この今までにないものを生み出すことを、一般のユーザーやITオタクに期待しているだけでは駄目なのです。
コンテンツとして何かいいものが出来てくるはずだというのはいいのですが、ビジネスモデルとしていいものをひねり出してくるのはユーザーではなくて、経営側の方なのです。「SLはプラットフォームだ。」というのは間違いなくても、そのプラットフォームのさらに下部構造にあるモデルはリンデンの守備範囲なのです。
この点で私達にもリンデンラボにも混乱があり、今も混乱し続けています。リンデンはプラットフォームを用意し、ユーザーがコンテンツをつくる素晴らしい世界。それは本当です。でもそのことと、SLをビジネスとして成功させるための様々な企みを施すことは別のこととして経営者が追求していかなければならないのです。ごく当たり前のことですが、リンデンラボはこの点で迂闊というか、横着だったのではないでしょうか?
2010年10月04日
リンデンの手詰り(3)

「私はFull collada-compatibel mesh supportがSLに一撃を与えてから、OpenSimに登場しつつあるという事実は気に入っている。また、リンデンラボが後押ししているOpen Sourceの推進ということもいいと思う。2006年にリンデンがこの活動を始めなかったとしたら、今頃はリンデンは競合他社の後塵を拝していたところだっただろう。しかし、もしリンデンが全てのSLの特性を世間に公開してしまえば、いったい何の優位性が残るというのか?最新流行のコンテンツや、もっと優れたマシンくらいしかないだろう。」
Collada について知りたい人はこちらをどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/COLLADA
対話型3次コンピュータグラフィックスのアプリケーション間の交換用ファイルフォーマットだとか。"COLLAborative Design Activity" の略。
「
《OpenSimのいいところ》
・ SLでは土地のオーナーは何でもかんでもリンデンにお願いして土地を管理運営しなければならなかったが、OpenSimはどんなことでも自分でできてしまう。
・ 貴方の好きなマシンの上で走らせることができる。
・ 上等の機械で走らせれば、特にローカルネットワークに限定すれば、SLの性能を陵駕できる。
・ 異なるグリッドのアーキテクトをサポートできる。最近インテルがちょっかいを出している一つのSimで千人のアバターを動かせる技術も登場している。
・ ソフトを操作することで、開発者が特別なアプリケーションを動かすことも可能だ。
・ Sim当りの参入コストは安い
・ ライセンスフィーなんか不要
・ コミュニティで今後の発展のロードマップをシェアする。リンデンのやtっているブラックボックスのような、自分で調べないと何も分からない方式とは大きく異なる。
リンデンラボってどうしてこういうのに対抗して自分を変えていかないのかな?
《マーケティングなんだよ!》
はいはい、リンデンラボはお金を持っていますね。だからSLをもっとうまく売ることはできるはず。リンデンは主要なマーケティングの人材を近頃失った。(ちまたの噂では彼女は有能だったそうだが、両手を縛られて何もさせてもらえなかった。)
そして彼等のここ何年かのマーケティング戦略は100%現実逃避の産物だった。まあ受け入れられそうなのはSLはファンタジーゲームの世界だということくらいだ。彼等は『SLに入ってバンパイヤになろう!』というプロモーションを今年の末に掛けてやるのだそうだ。本当にマジで!?
ということで、もしリンデンラボが彼等自身をゲームの供給者として位置づけるなら、もっと大きなリーグに入っていかないといけない。EAやBlizzard,Activision,そして2Kといった、もっとどっちゃり金儲けをしている連中と肩を並べてね。
リンデンラボははるかに短いサイクルで市場調査をし、開発をし、マーケティング活動をすることができるだろう。まあ、娯楽分野に出て行くというのは間違いだとは思うが。彼等は自分達がベストだと思った、また他のプラットフォームよりも合理的だと思う分野で頑張るべきだ。SLが最もいろんなコミュニティーに跨っていることは確かだ。
《Facebookの後を着いて行く?》
SLはプラットフォームとしてコミュニティを形成する方向へ持って行けた。Metaplaceが未熟な経済システムと3D没入型のインターフェイスを供給できなくてそれに失敗したが、SLはそこを起点に輝きを増すことができるはずだ。
しかしまた残念なことに、リンデンラボはこっちの方向も見限るつもりのようだ。彼等はつい先頃AvaterUnitedを閉鎖した。それは複数の仮想世界のアバターのSocial networkだったのに。
これを違う表現で述べてみるとこうなる。アバターコミュニティにおいてそれを試したり、市場を切り取ったりするよりも、例えばFacebookがアバターを使うことをサービスの柱から排除することを公式のポリシーに定めたのとは違い、リンデンラボは自分達を塀のなかに隔離して、もっと多くのコミュニティに発展して繋がっていけたはずの彼等の唯一のリソースを他と断ち切ってしまったのだった。
《それでビジネスモデルは何?》
私には彼等が何かのビジネスモデルを追求しているとは見えないが、誰か分かる人はいる?私はSLのファンだ。この何年かこのプラットフォームにどっぷりと浸かっている。だからリンデンラボが賢い決断をするときには、それはそんなに少ない数ではないだろうが、その時はちゃんと誉めようと思っている。はっきり言って、SLはプラットフォームとして成功して欲しいんだ。
最近思うのは、プラットフォームが生き残っていく一方で、リンデンラボは自らの戦略をよく考え直した方がいいということだ。もし、彼等が生き残りたいと思っているなら、マジシャンがその袖の中に隠していた何かを取り出すのは今このときではないだろうか。 」
2010年10月01日
リンデンの手詰まり(2)

Herald の記事は10日ではなくて、28日でしたね。ということは、ほぼ同じ時期に同じようなことを考えていたということです。記者はRon T Blechner です。
「非ゲームの仮想世界としては最も人気のあるSLの創造者であるリンデンラボはどうやって金を儲けているのか?それは簡単、土地と市場からの収穫だ。それでは彼らはその収益を継続的に手にするためにどのようにしているのか?それも簡単、両耳に指を突っ込んで、あたかも競争相手なんて存在しないかのような振りをしているのだ。(つまり何もやっていない。)
《教育と企業ユーザーへの思い入れの消滅》
仮想世界での見本市だって?統合されたファイルシェアリング・ソフトに支えられたビジネスの会議スペースだって?よしよし、それではまともに考えてみようではないか。リンデンラボはそれらには決して非常に熱心というわけではなかったし、熱心だったとしてもそれはSLEnterprise、企業のファイアウォールを内側におく頑丈なソリューションだったが、それを廃止したことで放棄してしまった。
今年の早い時期には社員の3分の1をレイオフした。これには企業担当チームの文字通り1,2名を除いた全員が含まれていた。私は依然としてリンデンラボからSLEが売り上げ目標に達しなかったということを聞き出そうとしているが、これは話が脱線するのでここでは止めておこう。
さて教育の方はひどく扇情的な話だ。SLはみんなでつくる教育的な空間で、科学や歴史のシミュレーションや、安全な環境下での社会的実験の場であるとぶち上げられてきた。多分リンデンラボはカレッジや総合大学をSLに呼んでくるのに、自分達で金を使う必要はないと計算していたのだろう。そしてSL内の教育者たちをサポートするためのほんのわずかな関係を持っている人々は誰でも(リンデンの)外へ放り出してきた。そしてリンデンはTeen Gridを廃止した。それは中学生レベルに対するプロジェクトを停止したということだ。
《OpenSimと直接の競合相手》
私は最近直接OpenSimの仕事に関わる機会を得た。OpenSimの一つであるReaction Gridにも関与した。これらは両方とも作業しやすい環境だが、多くのOpenSimを束ねるHyperGridにはリンデンラボがSLで供給している二つの鍵が欠けているのだ。
無かったのはまず、コンテントクリエーターのためのIPの保護機能のついた統一的な経済のシステムと、大きなコミュニティの存在だ。しかし、どんなに違う意図と目的があったにせよ、この二つの点の他はOpenSimはSLと同じものだ。確かにOpenSimはやや安定性に欠ける。しかしSLの2005年から2006年かけてのSL状況と比べたら、それより悪いとは言えない。OpenSimの幾つかの機能はちゃんと動かない。例えばグループの機能だが、SLだって結局はグループ機能はうまく動いていないのだ。25という加入グループ数制限はいったい誰のために必要なんだろう?しょっちゅう壊れるチャット機能やSpamのようなグループ加入への勧誘はコントロールの方法はない。
しかし、先に掲げたSLの優位性はそんなに何時までも続くものではない。仮想アイテムを対象とする経済はリンデンラボの独占ではない。こういうことだ。人々の数が増えてくるに従い、金儲けのポテンシャルも上がっていく。そうなると、極小規模の取引を取り扱うニーズを満たすためにの会社が自然に入ってくるのだ。
大きなコミュニティといってもそれは人々がどこにいるのかだけの問題で、そもそも人々は自由に動けるのだ。新しい技術が手に入るようになれば、人々は何度でも乗り換えるのだ。だから新しくて恰好いい特質が手に入るようにしておくことだけが、リンデンラボがSLのコミュニティを維持していけると期待できる根拠なのだ。」
次回に続きます。でもこの人の投稿って初めてなので、なんだか途中の理屈がすっ飛ばされたみたいな感じがします。よく読むとわかるんですけど、脈絡を自分で繋げて読んでいく必要のある文章ですね。