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Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
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2009年05月29日

リンデンの失敗(2)

リンデンの失敗(2)

個人的側面
私の最初の反応はSLと競合する仮想世界を見てみようということでした。私はOpne Life Gridにアカウントをつくって、private clusterを注文しました。

最初の計画は私の土地であるCondensation Land群島とOpen Lifeをつなげて、できるだけいろんなことを学び、後になってC社に対して適切な助言ができるようにすることでした。私は自分の費用でSecond Inventoryのコピーを購入し、まず私の持ち物の中に私の作った全てのもののコピーを収納し、それからすべてを私のハードディスクにダウンロードし始めたのです。

(ソフィー注:Second Inventoryとは貴方の創作物を何でもハードディスクにコピーしてしまえるソフトです。価格は29ユーロです。詳しくはこちらです。
http://www.secondinventory.com/)このメリットはSLにおけるあなたの創作物をRLで保管でき、万一のトラブルに備えたり、別のGridにそれらを移し変えることができるということですね。)

この過程で分かったことは、SLでいろんなユニークなオブジェクトをつくることと、頭のなかでそれを幾つかの世界で作ることとは全く別のことだということです。もし貴方がコピーしたものを別の仮想世界に移そうと思うならば、あなたはとっても頭が整理されていないといけないし、プリムは適切にリンクされており、統一のとれた名前をつけておかないといけないということです。(そう、私はだらしない工作者なのでね・・・)実際、ものを作る一番いい方法は自分自身のGridを使うか、独立したSimでやるかなんだけど、このことについては後でまた述べましょう。

16日間あくせく働いてわたしは漸くかなり完璧な形でOpen LifeのなかにCondensation Landを復元しました。全ての仕事は私の空いている時間を使ってやり、また様々なテクニックやプリムのリンクの仕方などを学ばなければなりませんでした。

建設の経験はすばらしいものでしたが、その他のOpen Lifeにおける物事はとてもそうとは言えなかった。スクリプトの動作は気紛れで、InventoryやAssetの動作も同様でした。たった一つの駄目なスクリプトが4つのRegion全体のスクリプトエンジンを動かなくすることがありました。これは特に貴方がOpen Lifeのメインランドにも土地を持っているときには惨憺たることになります。というのはその土地に隣接する住民が悪玉スクリプトを使っていると、貴方のスクリプトは動かなくなってしまい、その障害はどうやっても打開できないからです。

また、持ち物の装着も一度出来たからといって、次も出来るとは限らない。持ち物の名前をランダム付け替えたりすると、それは無くなってしまいます、等々。

顧客サポートはとっても親しげなんですが、(リンデンラボの人達のロボット的な対応と比べればすごく嬉しい変化なんだけど、)しかし全体的なOpen Lifeの印象は、これはやっぱり一人の人物の作ったもので、バックにしっかりした会社なんかないなと。だから、全ての卵をこのバスケットに入れてしまうことはできない、特にSLのOpenspaceの大失敗の後ではそれはできないということでした。

Open LifeにおけるSefcond Inventoryソフトの使用には制限があります。貴方の創作物はOpen Lifeの中でしか使えないようにロックされています。

この過程で分かったことは、貴方のものを同じ世界であるいは他の世界で使用するためにバックアップしたり保存したりするのに、簡単で、明確で、扱い易いツールを供給してくれないような世界では決して何かを建設したり、創造したりしてはいけないということです。

特に仮想世界の開発者にとってはポケットの中の一つのpendriveの中に創作物をコピーしてしまえることが欠かせません。Opensimにはバックアップや保存のためのとっても良いツールがあります。これについてはまた後で。

Open Lifeが期待通りのパフォーマンスを示さず、また私はOpen Life はOpensimの技術に基づいたものだと何かで読んでいたので、こんどはOSGridにアカウントを作って調査を始めました。他のOpen Gridについても同様に調査しました。

2008年の12月18日に私は第二回のRezzable crash partyに参加して、Rezzableの気持ちよい人たちのお蔭で、私は彼等のGridで遊んだり実験したりするためにアカウントをつくることを許されました。そこで私はOpensimに基づいた小さなプライベートGridがどのようなものかという感覚を掴むことができたのです。

私がそんなことをしている間にも、SLの土地の分量は(沢山の人がOpensapaceを返上したりして)速い勢いで縮小していきましたが、リンデンの人達は何事も起こっていないかのように振舞っていたのです。

(ソフィー注:pendriveとはボールペンの形をしたUSBメモリーです。ボールペンとしても使えます。詳しくはこちら。http://www.pendrive.co.jp/products/

ここで殆どの人には必要ないかもしれないけれど、用語について念のために確認しておきましょう。Open GridというのはSLに使われているリンデンラボのサーバーのソースコードが公開されて、あるいはそれをリバースエンジニアリングによって解読したものが公開されて、それに基づいてつくられた仮想世界のグリッドです。今のところアバターやお金や持ち物を無条件にグリッド間で移し変えることはできません。Open Lifeとは初期につくられたOpen Gridの一つです。Open GridはSLの外にあります。

OpenspaceとはSLのなかでリンデンラボより供給される通常のSimよりも低いパフォーマンスのSimで、主に海や森といった景色、簡単な建物、空間のために使用されています。)

この後、ビジネスの側面、Hyper Gridと話題は続いていきます。

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Posted by Sophiee Winkler at 13:06│Comments(4)ビジネス
この記事へのコメント
こんにちは。
はじめまして。
5/29のブログ「リンデンの失敗(2)」を拝見しました。
セカンドライフの持ち物のバックアップができるソフト"Sefcond Inventory"の購入を考えています。
英語のページで、翻訳したのですがちょっと分からないことがあるので、ご利用されているということで、ご迷惑かとは思ったのですが、何点か質問させていただいてよろしいでしょうか。

Q.1:セカンド・インベントリーは、SecondLife内の持ち物のバックアップを取れるとお聞きしましたが、『Copy不可』の購入等した商品もバックアップ取れるのでしょうか?


Q.2:X Street SLで、購入するとき、2アカウント所有していて、(※バックアップ使用するのは、1個のアカウントのみです。シングル用)1個目のアカウントで使用するものを、2個目のアカウントで購入して、1個目のアカウントで使用することはかのうですか?
Posted by はじめました。 at 2009年06月15日 17:41
コメントありがと~。え~っと、全体を読んでいただくと分かると思いますが、Second Inventoryを使っているのはZonja Capaliniさんなんです。私はそのブログを訳したわけですね。だから私もご紹介したメーカーのサイトを見るしかないのです。今日は無理だけどそのうち分かればお知らせします。
Posted by Sophiee WinklerSophiee Winkler at 2009年06月15日 19:00
最初の質問はSecondInventoryのサイトの「詳細」のところに説明がありました。結論として、このソフトでバックアップできるのはフルパーミッションのあるものか、自分で作ったものに限られます。そうでないと違法コピーできてしまうことになりますからね。第二の質問については、私はこのサービスを知ってはいますが、使ったことがない(多分)のでお答えすることはできません。しかしウェブサイトを見れば載っているのではないでしょうか?知っている人は教えてあげてください。
Posted by Sophiee Winkler at 2009年06月15日 19:20
すみません^^;勉強不足でした。

でも、お答いただき、ありがとうございます^^
やっぱり、販売されている商品(フルパーミッションでないもの)は、バックアップできないのですねToT
持ち物紛失などのために、自分の持ち物のバックアップを取りたかったのですが・・・

現状では、持ち物の数を減らして、防止するしかないみたいですね^^;

ありがとうございました^^
Posted by ありがとうございます^^ at 2009年06月16日 00:05
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