5月11日のHerald の記事です。
http://alphavilleherald.com/2010/05/emerald-site-security-broken-data-mining-shocks-linden-lab.html
「Modular Systemsからリークされたと思われる文書によれば、Emerald Viewerの開発者達はModular Systemsのサイトを経由して SLアカウントを作ったユーザーのAvatar Name, IP address, 地理的ロケーションなどをデータベースの形に纏めることに成功した模様だ。」
この流出文書にはDatabaseの一部やデータマイニング用のソフトとともにModular SystemsのスタッフとM Lindenを含むリンデンラボの幹部が大きな会議室で面談をしている写真も添えてあります。
リークは匿名のファイル交換サイトになされたようなので、こんな写真を見せらて一般の住民は心配になるだけです。Soft Lindenは次のように語っています。
「私はVPとこの問題についていかに対処するのがベストなのかを話し合っている。これは極めて深刻な問題だ。」
Joe Lindenは次のように述べています。
「この問題は非常に重大だと思っており、Modular Systemsとの話し合いはまだ終わっていない。次のステップとしてはPrivacy Policy に変更を加える必要があるか、また彼らのユーザーに対してどう説明するかなどになるだろう。
誰がリークのソースになっているのかは分からないが、もし貴方が知っているのなら、彼らにそれらのデータを公けにしないように要求してもらいたい。こういう問題を我々が軽々しく扱うということはあり得ない」。(それなりのお仕置きはするということ。)
Heraldの記者はこの問題についてEmerald Viewerの開発者であるJcoolに、またの名をFractured Crystal と呼ばれますが、スカイプでコンタクトしてコメントを求めましたが、拒否されました。まあ、自分の首を絞めるそんなストレートな質問には答えられないというところでしょう。
念のために言っておくとリークそのものも大きな問題なのですが、それよりもModular Systemsがどういう意図かそのような個人情報を十分に保護していなかったことの方が問題なのです。
さて、以上をどう見るか?非常に難しい問題です。リンデンラボはこの状況を好ましからざるものと見ているかのように報道されています。でも、実際のリンデンラボとModular Systemes なりFractured Crystalの関係がどういうものなのかは分かっていないので、色々なケースが考えられます。
そもそもSLは物理シミュレーションの専門家のサークルみたいなものから始まっているので、リンデンラボとその周辺には種々雑多な人々が存在していました。法令やビジネス常識を守るという姿勢の人から、面白ければ、エキセントリックであればいいじゃないかと言う人まで含まれているのです。
それらの中からLibsecondlifeグループのようなCopy Botを生み出してしまった人々や、オープン化されたビューワーコードを元に独自の変更を加えたサードパーティもいるわけです。それらの人々にまた非合法活動というか、好き勝手な開発なり行動をするグループが繋がっていたりして、白黒の色分けをするのは困難な面があります。
つまり、リンデンラボが何時でも被害者面をしているのが本当なのかという疑問を拭い去ることが出来ないのです。人材の流動性が非常に高い世界なので、情報や技術も拡散していくのは簡単です。
今悪いことをしている人が、先月まではリンデンのスタッフだったということもあり得るし、このリークだって、悪いことには違いないけれど、何かの内部告発という面もあるのかもしれません。リンデンラボだって同じようにユーザーの情報はバッチリ、データベース化して持っている筈だし、ビューワーの開発を第三者に認めた段階で当然起きることでもあるので、今更何を言いたいのかみたいな面もあります。ユーザーとしてはサードパーティのビューワーを使うことに決めた段階である程度覚悟すべきだったとも言えます。IPアドレスだって厳密にいうと個人情報とはいえないかも知れない。
更に今回のことに先日のWoodbury Univ.のSLからのBanが関係しているのかどうかについてリンデンラボのスタッフが言及していたりして、真相はまだ霧のなかにあると言った方がいいのかも。もう少し考えてみましょう。
正しい情報、認識をお持ちの方は、ご意見下さいね。私自身はまだこの問題の本質を理解できてはいないんです。