Sophiee Winkler
2010年05月21日
13:26
コンテンツの入手法と言う見出しの記事がHypergrid Businessに載っていました。このサイトはOpensimを応援しているので、コンテンツをどうやって入手するかというのは、どうやってOpensimに外部からコンテンツを持ってくるのかという意味になります。
「Opensimを運営したりそこで遊んだりしている人にとっての共通の不満は、何でも自分達でスクラッチから作らないといけないことだ。私も従業員にアバターのヘアを作ることをさせないといけなかった。これが何年か前の状況だった。
しかし今では事情は違う。コンテンツをSLから持って来り、オンラインで購入したり、Hypergird Teleportという方法で他のグリッドで買ったものを自分のグリッドに運んでくることができるようになった。」
SLからモノを持ってくるためにはSecond Inventoryというソフトを使うか、MeerkatというツールまたはHippo Viewerを使ってもいい。具体的な使い方のビデオはこちらで見られる。
http://www.youtube.com/watch?v=z1sd7UdP9TI
http://www.youtube.com/watch?v=ph00oV0Y5v4
Imprudence viewerは以前はそういう機能を持っていたが、最近のリンデンラボのサードパーティViewerに対する方針変更のために、もうその機能をサポートするのは止めたと、先週明らかにされた。
Emerald Viewerもアイテムを外部に取り出す機能を有しているが、それは自分が作ったものだけでなく、フルパーミッションを得ているものも取り出すことができる。
もし貴方がSLの中でサードパーティのデザイナー達が作ったコンテンツをSLの外に持ち出そうとするのであれば、追加ライセンス料金を余分に支払う必要がある。そうしてデザイナーからExport Fileを貰うか、彼等に自分がそれを置きたいグリッドに移動させてもらうかのどちらかをしなければならない。
もしコンテンツにスクリプトが含まれているなら、それが新たなGridで動くかどうかのチェックもやってもらわないといけない。場合によってはちょっとした修正が必要になるだろう。」
お話はこの後オンラインショッピングによる方法、SL内のショッピングによる方法、一般的な著作権の問題へと展開していきますが、それはまた次回。
わたしが疑問に思うのは、リンデンラボの基本姿勢として「SL内で作られたものはすべて所有権はリンデンラボに属する」という立場があることと、以上の内容は矛盾しているということです。つまりリンデンラボの立場ではそれらのコンテンツのGrid間の移転はリンデンラボの許可がない限り、違法であり無効であるということになります。
なぜ貴方や私がSL内で作ったものに対し、リンデンラボが所有権を主張できるのか、そうだとして、私や貴方が持っている権利は何になってしまうのかについてはこのブログの次の記事をご参照下さい。
http://sexyblondegirls0912.slmame.com/d2009-12-16.html
http://sexyblondegirls0912.slmame.com/d2009-12-17.html
つまり、この見解の相違は仮想世界の中で造られたコンテンツに対する権利をどのように捉えるか、RLと同じと考えるか、あくまで私的財産(SLのグリッドはリンデンの財産です。)に加えられた変更と見るかによって異なってくるわけです。
ただリンデンラボのこの基本的立場をリンデン自身が今のところ声高に主張していないということもあり、このような誤解が一般的に為されているのだと思います。あるいはOpensimといった別のグリッドが登場してからリンデンラボが言い出したという可能性もありますね。