2011年04月13日
コンカレンシーの低落

コンカレンシーというのはSLではその瞬間に同時にログインしているアカウントの数を言います。つまり瞬間瞬間の利用者数のことですね。昨年の夏から今年の2月に掛けてユーザーのログインの長期低落傾向に歯止めが掛っているように見えていました。実際新しいCEOのRod Humbleもそう言っていましたから。
でも2月以降は再び低下しつつあります。具体的な数値でいうと、昨年の5月には52,000から57,000の間を上下していたのですが、これが夏ごろには49,000から55,000のレベルにまで低下して、その後は横ばいを続けていました。この上下の幅というのは、土日や休暇シーズンにはログインが落ち込み、週の半ばにかけてログインが上昇するという傾向があるからです。で、この4月には48,000から53,000程度になっています。
新たにサインアップ(アカウントの登録をすること)する人は一日当たり10,000から11,000です。今まで登録されたアカウントの総数は22,800,000に上ります。
Tateru Nino は次のように語っています。
「SLは技術が問題なのではない。もちろんそれは技術に結びついているものだが、SLは人々が実際に使わないのであれば存在はしない。だからログインのコンカレンシーの低落はSLの将来にとっては憂慮すべきことだし、それが長期的に続いているのは尚更問題だ。
このことは回りまわってSLの経済に関係していくるし、長期的にはリンデンラボの収益性そして彼らがサービスを続けていけるかどうかに関わってくる。ユーザーにとっての経験の豊かさにも関係してくるものだ。あっぱれなことにAlphavill Herald 誌(ブログ)もこの点を突いていて、既に記事を書いている。」
それでそっちを見ると、
「コンカレンシーは過去1年に12%も減少した。残念だが回復の兆候は見られない。明らかにSLはニッチの世界に入り込んでいる。(中略)でも何故毎日11,000アカウントが登録されるのに、ログイン・コンカレンシーは下がり続けているのか?」
Herald はそれをビューワー2.0や高い土地賃貸料(管理費)や昨年のリンデンのスタッフの30%レイオフや低レベルのガバナンスに求めようとしています。そして
「リンデンラボは土地代を下げる余地はないのか?なにより問題なのはユーザーとの間に敵対的な関係を作ってしまったことにあるのだろう。」と述べています。
このHerald の記事に対しては多くのユーザーの書き込みがなされています。時間があればそれも見てみましょう。
Posted by Sophiee Winkler at 13:01│Comments(0)
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