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プロフィール
Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
オーナーへメッセージ

2011年12月11日

天使の本音(3)

天使の本音(3)

2回に亘って掲げたTenshi Vielle のSL の感想に対しては多くの書き込みがなされていいます。「よく言った。」というものもあれば、「そんな敗北主義的な見方を態々載せるなんて結局最後までカス・ジャーナリズムの道を全うするのか!」というような非難も少なくありません。

当然のことながら、Tenshiの元気のない追憶に対し賛意や非難が出てくるのは、それぞれの人がSLにどのように関わっているかに大きく影響されます。

SLがこの世に姿を現したばかりのときは、人々はその限りない地平線と同様に、仮想世界はどこまでも発展していき、そこでの経済は現実世界を上回ることだってあり得るといった壮大な夢を描きました。

いままで出来なかったクリエーションができ、少ない投資でお金持ちになれ、世界中の知らない人に出会える場、それぞれの人が思い思いの夢を膨らませることのできる空間だったのです。

私はTenshi Vielle の投稿を見て本音で語っているなと思いました。私も4年以上SLをやっていて共感するところが少なからずあったからです。

もし、私たちのReal Life が楽しく刺激的なものなら、あるいはカツカツの苦しいものなら、私たちはそれだけで手一杯で、とてもSL をやる気にはならないでしょう。もっと面白いことがあればそちらをやるし、もっとお金が稼げることがあればそれに夢中になるでしょう。

だから、SLをやっている人はその中間程度の人、お金を掛けて暇つぶしをする余裕のある人、他にやることのない人、RL で完全燃焼していない人なのです。そして人の境遇は長い間には必ず変化します。恋をしたり、仕事で大成功したり、逆にとんでもない不幸に遭ったりするのです。そうすればSL の代わりに他のことをすることになります。

そうではなくて、ずっとSL をやり続けている人はそんなに激変が起きていないということなのです。それはいいことかもしれないし、何かに縛り付けられて動けないのかもしれない。それほどいいことではないのかもしれません。

何を書いているのか分からなくなってきましたが、SLから去っていく人々の背中をみて、それが何かに敗れてSLに失望して去っていくのならとても悲しいことだし、RLにもっといいものがあって私たちが置き去りにされたのなら、それも寂しく遣る瀬無いことですね。

RLがいつでも誰にとっても楽しいものとは限らないように、RLのシミュレーションであるSLもまたいつまでも誰にでも楽しいところであり続けるということはないのです。そしてそれは他のゲームやSNSだって同じことです。

Posted by Sophiee Winkler at 22:51│Comments(0)
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