2008年02月05日
フリーアイテムの配布(その2)
昨日の続きです。商品が有償で売られているときは、その後の配布の問題は比較的簡単ですね。通常はNo Transferだから問題なし。フル・パーミッションの場合は更にその先にもフル・パーミッションで出していいか、一部制限をつけるのかに分かれます。
制限とは例のコピー可、修正可、移動可にするかどうかですね。コピー可だけでは自分で楽しめるだけですから意味ないようですが、集会所とか学校の椅子なんか同じものを同じ場所に大量に出せると嬉しいです。修正可は自分の好みや必要に合わせて色やサイズを変えられるので便利です。移動可であれば人にあげられます。
これが全部可能であればフル・パーミッションで、その分お値段が高かったりします。ポーズだとL$500から1,000、スキンだとL$40,000からL$80,000位ですね。もちろんこれにはフォトショップのレイヤーの付いた画像とか、テクスチャーとかついてます。フルの場合は購入者がそれでビジネスをすることを想定しています。通常は売主は買主だけにフル・パーミッションを与え、その先には限定をつけるように契約書等で要求します。そうでないと、たちまちそのアイテムは「無料」になってしまうからなのね。
私の場合、写真集の土台になる「ページをめくれる本」は有償でフル・パーミッションでもらいました。ただ、フルかどうかは説明がなかったので、製作者にIMしてお伺いをたてて、フルで戴いたんです。販売のときは限定つけました。
場合によって製作者が自分の作品を世界中に広めたいとか、みんなに使って欲しいという場合には、全く限定なしでフリー、フル・フルで出しちゃいます。コーヒーやカクテルといったベバレッジなんかそうですね。ちょっとしたアニメやポーズなんか、みんなで楽しむものはフリーでフルが多いです。フェイスライトもフリーが多いですね。
問題はスキンや、本来は高額商品のものをフリーで入手した場合、特に製作者に断っていないのにコピーして配布していいのか、お金とっていいのかということです。私は文化祭用にフリーでフルで入手したスキンを、シェイプつけてフリーで配布しました。この場合そのアイテムが世の中にフリーで溢れているので、付加価値はシェイプでつけているとの判断でフリーで配ったわけなの。
考え方としては、フルフル(つまり、譲渡先まで含めて無制限)に見えるアイテムはフリーで配るのは問題ないでしょう。製作者が制限をつけるか、契約書等の文書で限定をつけることを要求するのが正しいと思います。次に、値段をつけて売っていいのかということですが、それはその人の倫理観の問題になります。RLでは人からタダでもらったものを売る人は沢山います。でも、税金使って、大勢の人のために無償で提供されているものを、大量にもらってきて有償で売ったりするとモラルが低いと判断されるでしょうね。
SLでも同じようにタダで手に入れたものはタダで配るのが限度で、それでビジネスしないというのがマナーだと思いますね。もっとも私もこういうことはあまり考えてなくて、文化祭のときに実行委員と相談して初めて考えたというのが実情かしら。フリーで入手したものでも、箱代、土地代、宣伝費用が掛かっていると理屈をこねる人はいるでしょう。まあ、そんなこと言ったら、SLではいつでも電気代が掛かっているのでいいじゃないかということになってしまいます。これも倫理観と常識の問題ですね。
Posted by Sophiee Winkler at 13:31│Comments(0)
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