2008年02月16日
IBMの失策
最近IBMがアメリカのTVで流したCMがちょっと物議をかもしているとか。内容はアニメタッチで描かれた二人の人物の会話なんですが、片方がSLに一生懸命になっているもう一人の人物に向かって、そんな負け犬の遊びやってたって何もならない、IBMでリアルなビジネスをやらなきゃっていうお話らしいんです。
これに対してSLのプレイヤーたちが反論しているんですね。IBMはSLの将来性を信じていたんではないのか、SLは失敗者の逃げ場所って言うのか、というわけね。まあ、IBMって大きな会社だから、SLで何やっているか知らない部署も一杯あるだろうし、実際のビジネスはRLでやってるんですからね。
昔私が墨田区に落ち着く前には、実はIBMの研究所をねぐらにしてたんです。ある日IBMのセールスマンが現れて、私にIBMの情報システムを売りつけようとしたんですね。アバターにRLの機械を売ってどうするんでしょうね。
というように、IBMはけっこうSLにお金を掛けたんだけど、会社全体からみればほとんど意味のない道楽の類だったのね。未だにSLをRLに繋げられないんだし。だから、TVでそんなCM流すのもSLのことなんか意識してない証拠ですね。
少なくとも、CMを作った広告代理店はSLは負け犬の逃げ場っていうサブのメッセージが、世間一般では十分受け入れられるという認識を持っていたということです。で、SLのことをあまり知らない多くの視聴者も、特に意識もせずにCMを眺めていたんでしょうね。
この間までYoutubeで見られたんだけど、今は削除されてしまったんです。残念!
アメリカでもSLはまだまだマイナーな存在。でもそこが本当に落伍者が慰め合う場所なのか、それとも明日の新しい世界をつくるチャレンジの場なのか、それを決めるのは私達一人ひとりなんです。
Posted by Sophiee Winkler at 17:48│Comments(5)
│ビジネス
この記事へのコメント
セカンドライフは大いなる可能性を秘めています。しかし遍く知れ渡るには、本当の面白さを実感している人たちがいくら頑張って広報活動しても難しいと思われます。それじゃあ、どういう方法があるのか。パソコンではだめだと思います。パソコンを使い慣れていてもセカンドライフは「敷居が高い」と言われています。それならパソコンを使わない人にはもっと敷居が高いし、無いのも同然の世界です。いまだにパソコンを敬遠する人は多くいます。
わたしはテレビにブラウザ機能を搭載させてリモコンかゲームコントローラーで操作が出来るようになれば、敷居の高さなんてなくなるのではないかと考えてますが、どんなものでしょうね。
誰でも簡単に使えるようにと言われながらもパソコンはまだまだ誰にでも使える家電になっていません。使うための必要最低限の知識自体が多すぎてネをあげる人が多いですね。パソコンはなくてもテレビはたいていの家にあります。これを使わない手はないとわたしなんかは思います。PCにこだわるあまりIBMなんかは勘違いをしているのでしょう。たぶん家電メーカーあたりはテレビとインターネットの合体を考えていると思いますが、売りにする目玉が見つからない状態で模索しているのかもしれません。その人たちが早くセカンドライフの面白さに気付くべきでしょうね。
わたしはテレビにブラウザ機能を搭載させてリモコンかゲームコントローラーで操作が出来るようになれば、敷居の高さなんてなくなるのではないかと考えてますが、どんなものでしょうね。
誰でも簡単に使えるようにと言われながらもパソコンはまだまだ誰にでも使える家電になっていません。使うための必要最低限の知識自体が多すぎてネをあげる人が多いですね。パソコンはなくてもテレビはたいていの家にあります。これを使わない手はないとわたしなんかは思います。PCにこだわるあまりIBMなんかは勘違いをしているのでしょう。たぶん家電メーカーあたりはテレビとインターネットの合体を考えていると思いますが、売りにする目玉が見つからない状態で模索しているのかもしれません。その人たちが早くセカンドライフの面白さに気付くべきでしょうね。
Posted by Qたま at 2008年02月17日 03:34
長くて肩の凝るコメントありがとーございます。SLのブレークのポイントはおっしゃる通り、ハード的にもソフト的にももっと敷居を低くすることですね。でも、今私達がやっていることはそのための準備になっているんでしょうか?イマジネーションが少ないのでわかりません。自分ではやれることを頑張るくらいかしら。
Posted by ソフィーウィンクラー at 2008年02月17日 10:31
長くて申し訳ございません。以後、慎みます。慎みついでにいいいですか?ソフィーさんとかとんとんちゃんとかアクティブユーザーの存在意義は大きいです。先駆者です。開拓民です。一般人はそのあとからやって来て先駆者の苦労を知らずに生活したり遊んだりします。なので現在頑張っている人を抜きに先のセカンドライフは語れません。広報の役割はそこでビジネスを展開したいという人たちがやるべきだと私なんかは思いますが。
Posted by Qたま at 2008年02月17日 12:50
長いの歓迎です。だいたい私の文章が長くて肩が凝るものなので、共感を感じるという意味で書きました。お気を悪くされたらごめんなさい。私はまだ技術が低くて、先日ようやくスキンがつくれるようになったところです。これからはスクリプトとか、ドレスとかに挑戦したいと思ってます。でも、最先端を走っている人はどんどん新しいものを出されるので、付いていけるかどうか分かりません。私が心配してるのは、みんなの創造性を育てるというSLの側面が、ブレークすることで失われてしまわないかということです。こういう難しいテーマはまた別に考えてみましょうね。
Posted by sophiee winkler at 2008年02月17日 13:52
気を悪くはしておりません。ご心配無用でございます。私は単語・文章主義者ではなく、文脈主義者なので(主義というほど大袈裟ではないですが)、大意に悪意のない文章ならどんな言葉表現をしてもいいのじゃないかと考えるタイプなので、ソフィーさんの文章の一行目にユーモアを感じてそれを受け大いに頭を下げるふりをしました。顔文字を使えば簡単にニュアンスが伝わるってことは分かりますが、どうもなんだか使う気にはなれませんね。なんでもかんでも言葉を縮めて使う風潮が嫌いなのと同じでその安直さに抵抗をおぼえます。それはともかく…、(ここから長くなる恐れがあるので今日はやめます)。
Posted by Qたま at 2008年02月18日 00:23