2008年05月28日
定着率アップ(その2)
SLの定着率が悪いことに関する問題点は、原因を数量化してとらえていないことです。やめた人の何割かから事情を聞いてまとめたものというのは存在しないでしょう。だから周囲の人でやめる人がいるときに気持ちをちょっと教えてもらうくらいね。
具体的には「RLが忙しくなった」というのが断然多いし、その内訳では仕事や育児がメインですね。でも本当に好きであれば完全に辞めてしまうことはないでしょう。どんなに忙しいといってもTVは見ているはずです。まあ、TVは「流せる」メディアで、SLはそれは不得意なんだけど。
いずれにしても、統計的なデーターとして捉えられていないので、事実の把握の段階がもう出来ていないということですね。昨日私が書いたこともそれぞれの原因は飽くまで概念的な推測で、大きさがとらえられていないので、実際に対策をとる場合には不十分ですね。
今のSLというのは顧客ベースでいえば完全な「焼畑農業」です。狩猟に例えればちっちゃな網を張っていて来たものだけが獲れるという感じ。今の登録者数が13.7百万人でRLの人口は60億人だからまだまだ大丈夫と思っているのかしら?でも60億人にSLができるPCがいきわたることなんか有り得ないし。ひょっとするとやりそうな人はもうやってしまっていることも考えられます。ビジネスやるときには潜在的なマーケットの大きさを考えて始めるんですが、どうやらそれもやってないのと同じような程度の大雑把な見通しなんでしょう。
ユーザーにプラットフォームを与えて、それから後はユーザーの自由で自主的な取り組みに任せるという基本コンセプトは素晴らしいと思います。でもそれがユーザーに対する洞察を放棄することになってはいけません。ユーザーは実際には一様で均一のものではありません。背景となる文化もPCやITの技術のレベルも、イマジネーションもまちまちです。
だから、放っておいてもいいセグメントと、かなり手厚く導入してあげないと辞めてしまうセグメントがあると思います。それを考慮しないで今まではザルで水を掬うみたいに捨ててきたんですね。91%は捨ててきたんです。このうち一割でも定着させることができれば、今のSLの活動人口は2倍になるんですよ。
世の中を変えるという意気込みはいいけど、ついて来れないものは仕方がないという態度では、ブレークは程遠いですね。結局ITエンジニアの遊びの世界を肥大化させたものに過ぎないってこと?口で色々立派なことを語っていても目的はお金儲けだけだったって言われちゃいますよ。今こそリンデンラボがプロジェクトのコンセプトを見直すときです。もしそれができないのなら、それができるものに取って代わられてしまうでしょう。
では、どうするのかまでは行きませんでした。明日ですね。
Posted by Sophiee Winkler at 13:31│Comments(0)
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