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プロフィール
Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
オーナーへメッセージ

2008年07月24日

事業者の皆さん!

事業者の皆さん!

さて、このように住民が目減りしていくなかでSL内の事業者はどのようにすればいいのでしょうか?私がここで何か言ってそれがいいアイデアなら、とっくの昔にもう行われているはずなので、そんなものが出てくる可能性は低いですね。

例えばMagSLではSimにゲームの要素を取り込もうと戦闘の出来るSimとかサスペンス調の物語が楽しめるHudを開発しました。また、Simの値下げとOpenspaceの発売に対応して、Openspaceの賃貸も大規模に始めたんですね。こっちの方はある意味背に腹は代えられないという面がありますが。とにかく色々頑張っているんです。

でも、Openspaceは安いので、友達が何人か集まれば協同で持ててしまいます。4人で持てれば、プリム数にしても広さにしても結構なものじゃないでしょうか?事業者としては競争相手が増えたのと同じだし、同じ収益をあげるのに多くのユニットを管理しなければいけなくなります。収益が圧迫されてしまいますね。

問題の本質は土地とその付帯サービスがなかなか差別化しにくいというところにあります。明らかに変った設定のSimというのは作れますが、それは一部の人を激しく惹きつけても、多くの人は魅力を感じません。また、自分の趣味に合うと感じて借りた人でも、一通り建物を建てて何かを設置してしまうと、安心するのか飽きるのか、ほとんど出現しなくなります。結局Simの魅力というのは半分は事業者が作れても、残りの半分は住民が創っていくものなのです。

私はAzitoのレトロな設定に魅了されて、そこを第二の拠点として日本のレトロなアイテムを作り始めました。それは街並みに合うものを作ろうと思ったからですね。自分もSimの景観の魅力を増すお手伝いをしようと思ったわけです。だから客観的には事業者の意図と、住民の意図が合致していて、その結果私は定着をして、Sim自体の魅力を高めるのに貢献していると思っています。もっともこれはオーナーには理解されていなくて、評価は戴いていないみたいですけどね。まあ、お客から支持されているのが客観的な評価だからそれでいいんです。

でも、私のようにSimのコンセプトに合わせていこうという人はむしろ少数派でしょう。大抵の人は建物を建てて飾りつけをすると、出現の頻度が極端に下がってしまいます。だから不動産業として特色のあるSimを作るという戦略は賃貸スペースを完売するという意味では成功ですが、その後住民を定着させコミュニティーの魅力を向上させていくという意味では、まだまだ応用問題が残っていると言えます。つまり、SLの不動産業はRLよりも手間が掛かってしまうということです。

もっとも、ビジネスモデルとしてはSL内の住民に土地を貸して利益を得るということではなくて、それを囮りにして、(言い方が悪ければ住民を人寄せの目玉、あるいは「賑やかし」として)RLの企業を誘引して、SL進出サービスを受注して儲けるという構図だったのですが、それも企業自身がRLの商品・サービスをSLに売ったり、PRしたりするという一方通行の発想しか持たなかったので、一時の話題性が薄れていくにつれ、徐々に関心が下がってきたというところですね。

まあ、ヒントとしては住民を実質儲けの対象とはなっていない「賃借人」として十把一絡げに見ているということを止め、個別に相対するということをやれるかどうかということでしょう。北海道の旭山動物園の例でも思い出してもらって、動物がハッピーであれば、それを眺めている人もハッピーになるということで考えてもらいたいですね。抽象的で分り難いかしら?


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Posted by Sophiee Winkler at 13:31│Comments(3)ビジネス
この記事へのコメント
こんにちは。
最近は本当に過疎化が厳しいですよね。
私もマグスルさんに土地をお借りしているんですが、周囲がどんどんと撤退してしまって、ぽつんと取り残されたような形になってしまいました。

これではSIMの維持費も出ないでしょうに、
どうするのかなぁと、凄く心配しています。
もし、SIM単位での空き地の活用のような話があれば、引越しを含めた協力はいつでも出来るつもりです。

個人的には、今の空き地ばかりの土地を遊ばせておくよりは、まだ住人がいる間に再開発事業に着手をして、たとえばデザイナーに空間デザインまでを依頼した、建売マンションを発売したり、一階をモール化したり、モールに出品したアイテム類をウェブ販売に結びつけるベンダーあたりを開発して、付加価値をあげるとか、ロープリムのベンダーを、販売マージン徴収タイプにして貸し出しし、下がるユーザビリティ分の補完をウェブ連動によって補うなどすれば、もしかして逆に英語が苦手な日本人だからこそ、exchangeに対抗できるんじゃないかとか、いろいろ妄想だけは浮かんだりいたします。
そういう意味で、今度のソラマメさんのメタコマースなんかも、密かに楽しみなのですが…

何をするにも今は圧縮されて硬直しつつある業界、なかなか動きにくいんだろうなぁとか、冒険するのも難しいのかなぁなどとも思うんですが、どこかしら「なら自分こそ」と乗り出して、成功してくれたら気持ちいいのになーと思っています。
Posted by Yukishiro at 2008年07月25日 14:41
Yukishiroさんのおっしゃるように、SLは、まだまだWebとの融合が十分ではなくて、リアルビジネスと連動出来る余地は、たくさんあるのではと感じています。
SLを通してwebサイトで買い物すれば、アバターにL$バックしたり、特別アイテム渡したりというのが普通の事になればいいのに。
音楽の販売や、物販、サービスの販売で、成功事例として企業がメディアで取り上げられるようになれば、また注目度がアップする(新規登録する人が増える)でしょうけど、SLの閉じた中で、土地の付加価値をアップする努力だけでは、住人の増加には繋がらないのではないかなー。それだと、パイの奪い合いに過ぎないような・・・
SL参入が、ステータスのように感じられるときが、また来ると良いですね^^
Posted by Kurokuro3rd Giha at 2008年07月25日 17:39
お二人とも建設的なご意見ありがとうございます。なかなかいいアイデアですね。MagSLを始めとする事業者の人も企業の方を向いているだけでなくて、住民の発信するこういうアイデアの実現を検討したり、住民に本気で意見を求めるということをしていただきたいですね。そうすれば活路は開けると思います。
Posted by Sophiee Winkler at 2008年07月25日 21:26
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