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プロフィール
Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
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2007年10月05日

SLのビジネス(その9)

SLのビジネス(その9)



少し大化けしそうなことを考えましょう。たとえば、私たちアバターには私たちを操っている人がいるんだけど、もし御主人さまが死んでしまったら、私たちはどうなるのかしら。誰かがご主人様の遺志をついでくれない限り、私たちはもう二度とSLに現れることはありません。遺産があっても計算上はリンデンラボのものになるの。

でもご主人様のなかには自分が死んだあとも、アバターには生きて欲しいって思う人がいるでしょうね。そういうときにSLの中で保険に入っておけば、保険会社が契約期間の間は動かしてくれるの。それでお友達に挨拶周り。「実は私はこの度RLで交通事故で死にました。生前にはお世話になりました。」ってね。このサービスを「アバター保険」って命名します。形見分けしたり、お葬式もできるかも。

この考えを突き進めていくと、もっとすごいサービスが発想できます。例えば幼い子供さんを失くしたご夫婦のために、その子そっくりのアバターをSLでつくって、両親が動かしたり、あるいは子供役の人が時間を決めて両親とSL内で会話したりするというサービス。こんなサービスは今はないけど、潜在的な需要はあると思うわ。RLでできないことをSLでやるっていうパターンね。

以上のアイデアにはもちろん乗り越えなきゃいけないハードルが一杯あります。技術的に生前の写真からアバターにおこすハードを開発しないといけないし、心理的な反発や、倫理的な問題もあるでしょう。保険の場合は事前にアカウント情報をもらわなければならず、また本人以外がアバターを動かすことはリンデンは承服しないかもしれない。第一生前に知り合いに頼んでおけばいいという考えの人もいるでしょうね。でも、潜在的な需要は期待できる。すぐ真似されるけどね。このビジネスのうまみはパソコンやソフトの販売ともセットに出来て、その後もコンスタントにチャージできるってことね。

で、実際こういう労働集約的なサービスが儲かるかどうかなんだけど、ビジネスが大きくなる場合には、こういうものが引き金となって開発されたテクノロジーやビジネスモデルがまた別の需要を生み出したりするわけ。例えば死んだ人を蘇らせるだけでなく、生きてる人、自分をそのままSLに再現したり、好きな女優やタレントを再現してしまう技術ね。それを私は3Dプリクラって呼んでるんだけど、説明は要りませんよね

でも、こういう技術的ブレークスルーはすぐに悪用されるの。たとえば3Dプリクラ技術が完成したら、それはすぐにRLのアダルトの派遣業なんかに使われてしまうでしょうね。そうなるとSLがほんとにRLのアダルト産業に組み込まれてしまう。ヤクザが「うちの女の子を勝手に載せられて顔を潰された。」なんて言いがかりをつけてきたりして。こういうの嫌なんだけど、いつの時代でもアダルトは最強のキラーコンテンツですから、止められないわ。

でもこうなると、今私たちが楽しんでるSLとは違う世界になってしまう。多分専用SNSを作ってそちらで御自由に、ってことになるのかしら?あーん、だんだん気分悪くなってきた。もう少しお上品なことを考えるので、しばらく時間を頂戴ね。


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Posted by Sophiee Winkler at 10:20│Comments(2)ビジネス
この記事へのコメント
初耳wwwwめっちゃおもれえww
Posted by DIO at 2007年10月05日 23:52
コメントありがとー。みんなで新しいビジネスを考えようね。
Posted by ソフィー・ウィンクラー at 2007年10月06日 00:36
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